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第三章 モテ期到来?の章
第十一話 魔獣襲来!
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ノワールたち一行は…ジコククーニ王国から旅立って、テスタレディシア王国に向かっていた。
初めの2日間は、大して何事も無く進んで行ったのだが…
3日目になり、キャンプから出発したアルマはある異変に気付いた。
「おかしい? 鳥の声がしない…」
「言われてみればそうね…鳥の声はおろか、虫の声も無いわね?」
ノワールはアルマと一緒に当たりを見渡した。
すると、左前方の方からきげ音をたてて崩れる音がした。
いや寧ろ、こちらに向かって来る音がしている。
アルマは護衛全員に叫んで危険を知らせた。
すると、左前方から現れたのは…上半身は腕が4本ある熊で、下半身はトカゲ、さらに体は硬い鱗に覆われている…スケイル・グリズリザードという魔獣だった。
「あれは…魔獣グリズリザードの変異種のスケイル・グリズリザードだ⁉︎」
「ケンタウロス…には程遠い姿ね。 あんなのでまともに動けるのかしら?」
「皆、戦闘態勢を取れ‼︎」
アルマは号令を掛けると、騎士や冒険者は武器を構えて威嚇していた。
すると、スケイル・グリズリザードは私達の元に一瞬で差を詰めると、4本の腕を振り回して騎士と冒険者をなぎ払おうとしていた。
だが、前衛の騎士と冒険者は、盾を上手く使って攻撃をずらした。
新人冒険者ならともかく、Bランクともなれば戦い方は心得ている。
ただ…
「攻撃は防げても、こちらの攻撃は通らないんだよな!」
スケイル・グリズリザードは、ただでさえ筋肉で防御力が高い上に鱗で覆われている為に傷を付ける事自体至難の業なのだ。
私が魔法で援護出来れば良いんだけど…これ以上騒ぎになるのは遠慮したい。
それにこの馬車には王子が乗っている。
王子が国王に私という魔法が使える存在を話すと、ジコククーニ王国の二の舞になり兼ねないからね!
とはいえ…?
攻撃の手段が無ければ、ただのジリ貧だ。
すると、アルマが私に小声で聞いてきた。
「コイツには攻撃が通じない…ノワール、魔法は使えないか?」
「アルマにだけ見られる分には良いけど、他の人に見られるのは遠慮したいわ!」
「なら、私とノワールが引き付けている間に、馬車には離れて貰ってから魔法を使うというのはどうだ?」
「それしか方法がないならやるけどね…バレないかな?」
「バレたらその時はその時だ!」
「他人事だと思って…」
アルマは盾を使ってシールドバッシュを繰り出して行き…スケイル・グリズリザードに喰らわせた。
その隙にアルマは、私と2人が囮になるから馬車に先に進む様に言った。
騎士達は共に戦うと言い出したのだけれど、上司命令として言い聞かせると、騎士達が先導して馬車と女冒険者達が馬車を進ませていった。
「では、私が合図を出すから…派手な魔法をぶっ放せ!」
「派手な魔法って…」
魔獣とは本来…空気中の魔素が過剰摂取する事で体内の魔石に影響を与えて急激な変化をするものである。
その為に、魔獣は特定の魔法には異常に抵抗力があるが…弱点になる魔法には異常に弱かったりと極端なのだ。
なので、一見毛に覆われた体を見ると、炎魔法で燃やした方が…と考えるかもしれないけど、炎耐性に異常に強いという個体もいる。
ノワールは魔女時代に、海で採取を行っていた際にタコの魔獣のクラーゴンに襲われた事があった。
炎属性や雷属性が苦手な海の生物の筈なのに、それらの耐性が物凄く強くて、逆に真水に弱いというあり得ない弱点で倒す事が出来たという。
「鑑定魔法みたいな物を使えれば良かったんだけどねぇ? この時代の私には使えないからなぁ…」
魔女時代と聖女時代には、鑑定魔法は使えたのだった。
魔女時代は薬草や毒草などに大いに役に立ち、聖女時代は病魔や障害についての判断が出来るという物だったが…この時代の私には、まだなのか使えなかった。
「よし、馬車は離れた! ノワール‼」
「なら、派手なの行くよ…凍結魔法…」
「まて! 馬車が戻って来た。」
ノワールは馬車の去った方を見ると、迂回して戻って来たのだ。
しかも背後には、スケイル・グリズリザードが2体を引き連れて…
「アルマ…魔獣ってそんなにボコボコ生まれるものなの?」
「いや、こんな事は初めてだ⁉ ここは私が責任を持つから、奴等も一緒に葬ってくれ!」
ただの凍結魔法なら、1匹なら仕留められるけど…複数同時はさすがに無理。
なので、私は久々にあの子達を呼び出す事にした。
あの子達は、私が魔女時代に処刑されて死ぬ前に…来世でも呼んでくれと頼まれた事があったけど…結局、魔力が備わっていた時代は、今と魔女時代だけだったから呼び出せなかったのよね。
「精霊召喚! 地の上位精霊・ベヒーモス! 雷の上位精霊・イクシオン! 氷の上位精霊・セルシウス! 盟約に従い我の元に姿を現わして!」
すると、大地から巨大な角を持った像の様な魔獣が…
天からの雷が落ちて、雷で象られた馬が…
地面から氷柱が突き上げてから、砕けた中にいる青い髪をして肌が薄い青の女性が現れた。
『『『我ら…主の命で参上致しました!』』』
「久しぶりね、皆! 早速だけど、魔獣をお願い!」
3体の上位精霊は頷くと、それぞれの魔獣の元の前に立ちはだかり…ベヒーモスは巨大な足で魔獣を一撃で踏み潰し、イクシオンは魔獣に突っ込んで行き…電撃を全身に浴びさせてから黒焦げにし、セルシウスは吐息で魔獣を花の様に凍らせた。
私は3人を労おうと近寄ったのだが、セルシウスが3人の代表となって行った。
『久々に呼んでもらえた主様と語り合いたい所ですが…マナが薄いのでこれ以上具現化出来ませぬ。 またどこかの地でいずれ…』
「あ、うん。 わかったわ!」
3人は頭を下げると、消えていった。
残った者達は、唖然としていた。
「えっと…終わったよ!」
「いまの…は、一体⁉」
アルマの問いに、私は笑って誤魔化した。
騎士達も冒険者達も、魔獣の死体処理を行っていて何も聞いてこなかったので助かったのだが…
馬車の中にいたディルという…王子サマ?は目を輝かせながら近寄って来た。
あ、これ…また不味いパターンになるな…?
私は厄介な事が起きようと予感した。
初めの2日間は、大して何事も無く進んで行ったのだが…
3日目になり、キャンプから出発したアルマはある異変に気付いた。
「おかしい? 鳥の声がしない…」
「言われてみればそうね…鳥の声はおろか、虫の声も無いわね?」
ノワールはアルマと一緒に当たりを見渡した。
すると、左前方の方からきげ音をたてて崩れる音がした。
いや寧ろ、こちらに向かって来る音がしている。
アルマは護衛全員に叫んで危険を知らせた。
すると、左前方から現れたのは…上半身は腕が4本ある熊で、下半身はトカゲ、さらに体は硬い鱗に覆われている…スケイル・グリズリザードという魔獣だった。
「あれは…魔獣グリズリザードの変異種のスケイル・グリズリザードだ⁉︎」
「ケンタウロス…には程遠い姿ね。 あんなのでまともに動けるのかしら?」
「皆、戦闘態勢を取れ‼︎」
アルマは号令を掛けると、騎士や冒険者は武器を構えて威嚇していた。
すると、スケイル・グリズリザードは私達の元に一瞬で差を詰めると、4本の腕を振り回して騎士と冒険者をなぎ払おうとしていた。
だが、前衛の騎士と冒険者は、盾を上手く使って攻撃をずらした。
新人冒険者ならともかく、Bランクともなれば戦い方は心得ている。
ただ…
「攻撃は防げても、こちらの攻撃は通らないんだよな!」
スケイル・グリズリザードは、ただでさえ筋肉で防御力が高い上に鱗で覆われている為に傷を付ける事自体至難の業なのだ。
私が魔法で援護出来れば良いんだけど…これ以上騒ぎになるのは遠慮したい。
それにこの馬車には王子が乗っている。
王子が国王に私という魔法が使える存在を話すと、ジコククーニ王国の二の舞になり兼ねないからね!
とはいえ…?
攻撃の手段が無ければ、ただのジリ貧だ。
すると、アルマが私に小声で聞いてきた。
「コイツには攻撃が通じない…ノワール、魔法は使えないか?」
「アルマにだけ見られる分には良いけど、他の人に見られるのは遠慮したいわ!」
「なら、私とノワールが引き付けている間に、馬車には離れて貰ってから魔法を使うというのはどうだ?」
「それしか方法がないならやるけどね…バレないかな?」
「バレたらその時はその時だ!」
「他人事だと思って…」
アルマは盾を使ってシールドバッシュを繰り出して行き…スケイル・グリズリザードに喰らわせた。
その隙にアルマは、私と2人が囮になるから馬車に先に進む様に言った。
騎士達は共に戦うと言い出したのだけれど、上司命令として言い聞かせると、騎士達が先導して馬車と女冒険者達が馬車を進ませていった。
「では、私が合図を出すから…派手な魔法をぶっ放せ!」
「派手な魔法って…」
魔獣とは本来…空気中の魔素が過剰摂取する事で体内の魔石に影響を与えて急激な変化をするものである。
その為に、魔獣は特定の魔法には異常に抵抗力があるが…弱点になる魔法には異常に弱かったりと極端なのだ。
なので、一見毛に覆われた体を見ると、炎魔法で燃やした方が…と考えるかもしれないけど、炎耐性に異常に強いという個体もいる。
ノワールは魔女時代に、海で採取を行っていた際にタコの魔獣のクラーゴンに襲われた事があった。
炎属性や雷属性が苦手な海の生物の筈なのに、それらの耐性が物凄く強くて、逆に真水に弱いというあり得ない弱点で倒す事が出来たという。
「鑑定魔法みたいな物を使えれば良かったんだけどねぇ? この時代の私には使えないからなぁ…」
魔女時代と聖女時代には、鑑定魔法は使えたのだった。
魔女時代は薬草や毒草などに大いに役に立ち、聖女時代は病魔や障害についての判断が出来るという物だったが…この時代の私には、まだなのか使えなかった。
「よし、馬車は離れた! ノワール‼」
「なら、派手なの行くよ…凍結魔法…」
「まて! 馬車が戻って来た。」
ノワールは馬車の去った方を見ると、迂回して戻って来たのだ。
しかも背後には、スケイル・グリズリザードが2体を引き連れて…
「アルマ…魔獣ってそんなにボコボコ生まれるものなの?」
「いや、こんな事は初めてだ⁉ ここは私が責任を持つから、奴等も一緒に葬ってくれ!」
ただの凍結魔法なら、1匹なら仕留められるけど…複数同時はさすがに無理。
なので、私は久々にあの子達を呼び出す事にした。
あの子達は、私が魔女時代に処刑されて死ぬ前に…来世でも呼んでくれと頼まれた事があったけど…結局、魔力が備わっていた時代は、今と魔女時代だけだったから呼び出せなかったのよね。
「精霊召喚! 地の上位精霊・ベヒーモス! 雷の上位精霊・イクシオン! 氷の上位精霊・セルシウス! 盟約に従い我の元に姿を現わして!」
すると、大地から巨大な角を持った像の様な魔獣が…
天からの雷が落ちて、雷で象られた馬が…
地面から氷柱が突き上げてから、砕けた中にいる青い髪をして肌が薄い青の女性が現れた。
『『『我ら…主の命で参上致しました!』』』
「久しぶりね、皆! 早速だけど、魔獣をお願い!」
3体の上位精霊は頷くと、それぞれの魔獣の元の前に立ちはだかり…ベヒーモスは巨大な足で魔獣を一撃で踏み潰し、イクシオンは魔獣に突っ込んで行き…電撃を全身に浴びさせてから黒焦げにし、セルシウスは吐息で魔獣を花の様に凍らせた。
私は3人を労おうと近寄ったのだが、セルシウスが3人の代表となって行った。
『久々に呼んでもらえた主様と語り合いたい所ですが…マナが薄いのでこれ以上具現化出来ませぬ。 またどこかの地でいずれ…』
「あ、うん。 わかったわ!」
3人は頭を下げると、消えていった。
残った者達は、唖然としていた。
「えっと…終わったよ!」
「いまの…は、一体⁉」
アルマの問いに、私は笑って誤魔化した。
騎士達も冒険者達も、魔獣の死体処理を行っていて何も聞いてこなかったので助かったのだが…
馬車の中にいたディルという…王子サマ?は目を輝かせながら近寄って来た。
あ、これ…また不味いパターンになるな…?
私は厄介な事が起きようと予感した。
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