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第五章 吉田さん
1 さあ、どこに行こうかな
しおりを挟む昨夜も可愛らしい動物のお客さん達と過ごして楽しかった。茶和ちゃんもヤンバちゃんもチワワンちゃんも本当に可愛らしい動物達だ。
そして、今日は食材を買うためにスーパーへやって来た。朝寝坊をして目を擦りながら居間に行くとみどりちゃんが怖い顔をして「真理子、スーパーに行って食材を買ってきて」と言ったのだ。
わたしは、みどりちゃんの丁寧な文字で書かれたメモを頼りに買い物をした。わたしの苦手なゴーヤまで書いてありうげーっとなったけれど買わないとうるさいので買い物カゴにぽーいと放り込んだ。
買い物を終えて帰ろうかなと思ったのだけど、このまままっすぐ帰るのもなんだかもったいないなと思い沖縄の町をぶらぶらすることにした。
みどりちゃんは鬼のように頭に角を生やして真理子何をしていたのよと怒るかもしれないけれど知らない。
だって、沖縄の空はこんなに青くてキラキラ太陽が輝いているんだもん。楽しまなくては人生もったいないよ。
そんな言い訳をしながらわたしはゆいレールに乗った。(ゆいレールは沖縄県の那覇市の那覇空港駅と浦添市のてこだ駅とを結ぶ沖縄県唯一の鉄道路線)
スーパーの袋が邪魔だけどこの際仕方ない。
さあ、どこに行こうかな。
わたしはゆいレールを牧志駅で降りた。牧志駅は沖縄の国際通りや第一牧志公設市場に行くのにも近くて便利だ。国際通りは沖縄のお土産屋さんが建ち並ぶ華やかな通りだ。第一牧志公設市場は昔ながらの沖縄を感じさせる
ただ、第一牧志公設市場は老朽化のため建て替え工事中で現在は第一牧志公設市場仮の店舗で営業をしている。レトロな市場の雰囲気が好きだったので少し残念ではある。
「さあ、沖縄の町を楽しむぞ!」
わたしは、スーパーの袋をブンブン振り回しながらてくてく歩いた。ふんふんふんランランランと鼻歌を歌う。
国際通りもいいけれど今日は第一牧志公設市場の方に行こうかな。どうしようかなと迷う。
そうだ、茶和ちゃん達用に小さいサイズの食器でも買ってあげようかな。先に国際通りのお土産屋さんに行ってそれから第一牧志公設市場に行こうかな。
るんるんるん、わたしは茶和ちゃん達の嬉しそうな顔を想像しながら歩いた。
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