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楽しいことに(ティアナside)
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路地裏に入ったエクレール様が私を壁際へ押しやると、右手に電撃の光を貯め始めた。それは丸い球のようにクルクルと回りながらも、一定の大きさを保ち続けている。
「貴様らの目当ては、私かな? それとも我が愛しの妻かな?」
姿の見えない敵に声をかけた。
意を決したように飛び出してきたのは可愛らしい猫の仮面をかぶった道化のような恰好の者。素早く弓を放ってきた。
だが、その先端へ伸びた電流が、あっという間に黒焦げにしてしまった。
「そんなもので、我らを殺せると思っているのか。たわけめ!」
暗い路地裏が眩い光に包まれていく。
「エクレール様、もう、それくらいで……」
思わず手を添えた私を振り返って、にっこりと笑ったエクレール様。
「大丈夫だよ。ティアナ。そなたのお陰でだいぶコントロールできるようになったんだ。だから……」
その声をかき消すように、「あちっ!」という叫びとぴょんぴょんと飛び跳ねる人影。
先ほどの猫の道化が、お尻を抑えて飛び跳ねている。
「ね。ちょっと尻の穴に流すくらいで許してやる」
悪ーい顔になって笑ったエクレール様に、思わず私も吹き出してしまった。
お尻の穴に電流流されたら、痛いだろうなぁ……
すかさずイオスライト達が刺客を取り押さえた。
舌を噛み切らないように素早く布を噛ませて引き立てていく。
「どこの国の者かは、後でじっくり答えてもらおう。でも今は、祭りをもっと楽しみたいな」
振り返ったエクレール様が真剣な顔になった。
「ティアナ。俺は今までこの電撃の魔力が厭わしくてたまらなかった。こんな無差別に人を傷つけるような力は、一人の人間が持つには荷が重すぎると。なんて罪深いのだろうと思っていたんだ。でも」
両の手で私の手を包み込む。
「君と出会って、君に癒してもらえて、考えを変えることができた。この力は、もっと楽しい事にも使えるんじゃないかって。アルタイル帝国に、もっと光をもたらすようなことに使えるんじゃないかとね。だから、これからも俺の傍にいて助けて欲しい」
アイスブルーの瞳に決意が宿る。
その力に負けじと、私も瞳に想いを込める。
「私の力の及ぶ限り、ずっとお傍に置いてください」
「ありがとう。ティアナ」
額に優しいキスを落とされて、頬がまた熱を持つ。
「じゃあ、最初の楽しい事。こんな使い方はどうかな?」
そう言って、自身の左手と私の右手をしっかりとつなぎ直すと、再び右手に電撃の球を作り始めた。
「ティアナ、癒しの花を心に思い描いて!」
「貴様らの目当ては、私かな? それとも我が愛しの妻かな?」
姿の見えない敵に声をかけた。
意を決したように飛び出してきたのは可愛らしい猫の仮面をかぶった道化のような恰好の者。素早く弓を放ってきた。
だが、その先端へ伸びた電流が、あっという間に黒焦げにしてしまった。
「そんなもので、我らを殺せると思っているのか。たわけめ!」
暗い路地裏が眩い光に包まれていく。
「エクレール様、もう、それくらいで……」
思わず手を添えた私を振り返って、にっこりと笑ったエクレール様。
「大丈夫だよ。ティアナ。そなたのお陰でだいぶコントロールできるようになったんだ。だから……」
その声をかき消すように、「あちっ!」という叫びとぴょんぴょんと飛び跳ねる人影。
先ほどの猫の道化が、お尻を抑えて飛び跳ねている。
「ね。ちょっと尻の穴に流すくらいで許してやる」
悪ーい顔になって笑ったエクレール様に、思わず私も吹き出してしまった。
お尻の穴に電流流されたら、痛いだろうなぁ……
すかさずイオスライト達が刺客を取り押さえた。
舌を噛み切らないように素早く布を噛ませて引き立てていく。
「どこの国の者かは、後でじっくり答えてもらおう。でも今は、祭りをもっと楽しみたいな」
振り返ったエクレール様が真剣な顔になった。
「ティアナ。俺は今までこの電撃の魔力が厭わしくてたまらなかった。こんな無差別に人を傷つけるような力は、一人の人間が持つには荷が重すぎると。なんて罪深いのだろうと思っていたんだ。でも」
両の手で私の手を包み込む。
「君と出会って、君に癒してもらえて、考えを変えることができた。この力は、もっと楽しい事にも使えるんじゃないかって。アルタイル帝国に、もっと光をもたらすようなことに使えるんじゃないかとね。だから、これからも俺の傍にいて助けて欲しい」
アイスブルーの瞳に決意が宿る。
その力に負けじと、私も瞳に想いを込める。
「私の力の及ぶ限り、ずっとお傍に置いてください」
「ありがとう。ティアナ」
額に優しいキスを落とされて、頬がまた熱を持つ。
「じゃあ、最初の楽しい事。こんな使い方はどうかな?」
そう言って、自身の左手と私の右手をしっかりとつなぎ直すと、再び右手に電撃の球を作り始めた。
「ティアナ、癒しの花を心に思い描いて!」
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