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1 出会い
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「あっ……」
男は、純の下衣を取り去ると、ためらいもなくそれを握りこんできた。巧みに扱き立てられて、純はたまらず喘ぎを漏らした。つい先月、初めての発情期を迎えたばかりの純は、自慰の経験すらない。他人の手で与えられる快感は大きすぎた。
「――あっ、ああっ、――ああっ――……!」
純は、あっという間に達した。男の手を汚してしまったが、恥ずかしいと思う余裕もない。精を放ったというのに、欲求は少しも消えないのだ。
(――これじゃ、ない……)
純は、本能で理解していた。求めているのは、こんな刺激ではないと……。
男が純の脚をつかみ、大きく割り開く。待ち望んでいた瞬間の訪れに、まるで腹の奥がきゅうっと収縮するような感覚を覚える。だが男は言った。
「抱くつもりはないと言ったろうが。辛いだろうが、指で我慢しろ」
言葉と同時に、指が突き立てられる。すでに濡れそぼった純の蕾は、あっさりと男の指を飲み込んでいった。
「んっ――……!」
太く硬い指が、ズブズブと純の内部を侵していく。耐えきれず、純は躰をくねらせた。無意識に締め付けていたらしく、男は「きついな」と呟いた。
「あっ、あっ、ああんっ……」
深く浅く、男はリズミカルに指を抜き差しする。はしたないとわかっていながらも、純は嬌声を止められなかった。股間のものはとっくに再び勃ち上がり、蜜を垂らしている。
「――ああっ――……」
不意に男の指先が、純の内部にある一点をグリ、と刺激した。その瞬間、純は精を放っていた。
「はぁっ……、はぁっ……」
「……少しは満足したか?」
ややあって、男が尋ねた。どうにか息を整えながら見上げると、男はふいと目を逸らした。眉間には、深くしわが寄っている。明らかに欲情した表情に、純はまた躰の奥が潤むのを感じた。
(また、こんな……。おかしいだろ……)
「抑制剤を置いておくから、とにかく早く寝ろ。俺はリビングで寝る。話は、明日になったらゆっくり聞くからな」
純の思いを見透かしたように、男はそう告げると、足早に寝室を出て行った。
男は、純の下衣を取り去ると、ためらいもなくそれを握りこんできた。巧みに扱き立てられて、純はたまらず喘ぎを漏らした。つい先月、初めての発情期を迎えたばかりの純は、自慰の経験すらない。他人の手で与えられる快感は大きすぎた。
「――あっ、ああっ、――ああっ――……!」
純は、あっという間に達した。男の手を汚してしまったが、恥ずかしいと思う余裕もない。精を放ったというのに、欲求は少しも消えないのだ。
(――これじゃ、ない……)
純は、本能で理解していた。求めているのは、こんな刺激ではないと……。
男が純の脚をつかみ、大きく割り開く。待ち望んでいた瞬間の訪れに、まるで腹の奥がきゅうっと収縮するような感覚を覚える。だが男は言った。
「抱くつもりはないと言ったろうが。辛いだろうが、指で我慢しろ」
言葉と同時に、指が突き立てられる。すでに濡れそぼった純の蕾は、あっさりと男の指を飲み込んでいった。
「んっ――……!」
太く硬い指が、ズブズブと純の内部を侵していく。耐えきれず、純は躰をくねらせた。無意識に締め付けていたらしく、男は「きついな」と呟いた。
「あっ、あっ、ああんっ……」
深く浅く、男はリズミカルに指を抜き差しする。はしたないとわかっていながらも、純は嬌声を止められなかった。股間のものはとっくに再び勃ち上がり、蜜を垂らしている。
「――ああっ――……」
不意に男の指先が、純の内部にある一点をグリ、と刺激した。その瞬間、純は精を放っていた。
「はぁっ……、はぁっ……」
「……少しは満足したか?」
ややあって、男が尋ねた。どうにか息を整えながら見上げると、男はふいと目を逸らした。眉間には、深くしわが寄っている。明らかに欲情した表情に、純はまた躰の奥が潤むのを感じた。
(また、こんな……。おかしいだろ……)
「抑制剤を置いておくから、とにかく早く寝ろ。俺はリビングで寝る。話は、明日になったらゆっくり聞くからな」
純の思いを見透かしたように、男はそう告げると、足早に寝室を出て行った。
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