優しい庭師の見る夢は

エウラ

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78 イツキとギルミアのファッションショー

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騎士団の訓練を見学した翌日。

食堂で皆揃って朝食を食べた後、食後のお茶を飲んでいる時にノイン母様が挙手をしながらこう言った。

『本日は、イツキちゃんとギルミアたんのファッションショーを開催したいと思いまーす!』
「「「ファッションショー?」」」

ゼクスとアハトとシュルツが声を揃えてそう言い、樹希とギルミアはキョトンと首を傾げた。

『ボクねえ、可愛い二人に可愛い服を着せたくて張り切って作ったんだよ! せっかくだから試着して貰って、皆の意見とか参考にしてさ、改良したいわけ!!』

---そういえばお茶会用の衣装もノイン母様の手作りだったっけ。
・・・・・・アレ、でもそうなると、僕またあんな格好に・・・・・・?

・・・・・・いやあ、さすがに19歳の大人にアレはもう無いよね?


---なんて思った時期もあったなあ・・・・・・。

樹希はシュルツに何着目か分からない服を着替えさせられながら遠い目をしていた。

あれから少し食休みをして、10時頃に衣装部屋で試着だと移動して。

「ふわああ・・・・・・」
「・・・・・・すごい・・・」

ミアと二人でポカーンとしてしまうくらい、服や靴や宝飾品がたくさん置かれた部屋。
シュルツの部屋よりも大きいと思われる部屋が丸々、しかも皆、二人の衣装だという。

「---え、コレ全部?!」
『ぜーんぶ、二人の服だよー!! 楽しくっていっぱい作ったんだよ!』
「・・・・・・嬉しいけど、勿体なくない? だってすぐに大きくなっちゃうのに・・・」

---が。

え?
僕はもうだから、コレだけあれば何年も着られるでしょ!

若干やさぐれる樹希。
それを苦笑して宥めるシュルツ。
アハトとギルミアも苦笑している。

「---もう良いよ。サッサと試着しないと、終わらないでしょ? でも着替えどうするの? 自慢じゃ無いけど、複雑すぎて僕じゃ着られないんだけど? ミアも難しいよね?」
「・・・・・・大丈夫。アハトが、着替え、やってくれる」
「・・・・・・おおう・・・・・・そうだった。番いにお任せだった・・・」
『はいはい!! そういうわけだから、アハトもシュルツもちゃっちゃと動いて!!』

諦めて早く済ますことにした樹希だったが、自分では着替えられない事に気付き、更に番いシュルツにお任せ状態な事に気付き・・・。

「お手柔らかに、お願いシマス・・・」

こうしてギルミアと二人、衝立の向こう、区切られた空間に移動して、それぞれお互いの番いに取っかえ引っかえ着付けされてゼクス父様達にお披露目をするのだった。

そしてやっぱり樹希の衣装も大半が可愛いフリルたっぷりで膝上短パン、ニーハイというデザイン。
ギルミアも同じようなデザインだが、彼は実年齢に見合ったモノなので本人は全く気にしていない。

---関心がないのかもしれないが。

対称的に、樹希はいい大人なうえに前世の記憶も相まって精神的に羞恥心がヤバい。

顔を赤らめて潤んだ瞳でもじもじされると、さすがにアハトとギルミアも何となく照れるくらいにはグッときた。

ファッションショーどころでは無くなってしまい、シュルツはノイン達に断って樹希を部屋へと連れ込むと思わずベッドに押し倒してしまった。

「シシシシュルツッ?! 何?! おおおお落ち着いて!!」
「無理だ。我慢しようとしたが・・・限界だ!」
「だだだって、ここ、シュルツのお家でしょ?! しかもまだお昼前だよね!! あああああ明るすぎない?!」
「---暗ければ、良いのか?」
「え? は? いやその・・・えええっ?!」

樹希がどもりながらも色々と理由を付けて阻止しようとした結果、暗ければ良い、みたいな流れになってしまい・・・。


---マージー?!

せっかくシュルツが着せた可愛い服を、自らの手であっと言う間に脱がすと、大きな掌で全身を愛撫して樹希を昂らせた。

結局、夕方まで愛し合って、空腹と疲れで気を失った樹希に後でめちゃくちゃ怒られたシュルツ。

床に正座させられてシュンとした様子に影達も器用に声を出さずに笑っていたらしい。

そんなこんなで二日目も慌ただしく賑やかに過ぎていくのだった。



※遅くなりました。
ちょっと煮詰まってます。
更新遅れてますね。

ちなみに影達は二人の睦み事を覗いてはいませんよ。
そもそも結界が張られてて、部屋には忍び込めませんけどね。












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