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503 よもやよもやの 2(sideマーカス)
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アークが執務室をあとにして十数分くらいだろうか。
アークが『エレフ』と呼ぶ精霊王様がテーブルに広げた菓子類をあらかた食べ尽くして、残ったモノを片付け始めた。
俺は念のため精霊王様に声をかける。
「精霊王様、アークが戻るまでここで寛ぎますか?」
こことはもちろん今いる執務室のことなんだが。
だがしかし、精霊王様はにっこり微笑んでのたまった。
《下の冒険者ギルド内を散策しておるよ》
「え」
戸惑い固まった俺を尻目に、優雅だが素早い動きでサッと執務室の扉を開けて出て行ってしまった。
「ちょちょ、ちょい待ちー!」
敬語なんか頭から吹き飛んで、俺はそう叫ぶと慌てて階段を下りた。
なんてこった、もう下の受付のところにいやがる!
アークは混乱を避けるためにわざわざ執務室に直接来たんだろうが!? それにここから動くなって言われて、精霊王様も頷いたよな!?
・・・・・・そういえば冒険者ギルドにいればいいよなって言ってた?
いやいや何その抜け道みたいな言葉。ギルド内なら彷徨くってことか!!
案の定、いきなり現れたキラキラ人外の美人の登場に静まり返るギルド内。
・・・・・・コレ、このあと大変な騒ぎになるヤツだよな。
俺は頭を抱えながら受付に向かった。
「・・・・・・あの、ギルマス? あの方は一体どなた様で?」
ヘンなヤツや大物に慣れた受付職員もさすがに困惑して聞いてきた。
「・・・・・・あの方はな、精霊王様だ」
「・・・・・・は?」
受付職員も他のギルド職員も、その場にいた冒険者達ですら状況が把握できなくてポカンとしていた。
「だーかーらー、訳あってついさっき、Sランクのアルカンシエル殿と一緒にこっそり俺の執務室に来たの!」
「こっそり・・・・・・されてませんよね?」
おそるおそるそう言う受付職員に両手で顔を覆って心情を吐露する。
「アークにここにいろと釘を刺されてたのに、斜め上に曲解してうろうろしだしちゃったんだよぉ」
「ここって冒険者ギルド内ってことですか」
「そーだよ。もうやだ、ナニアレあの方マイペース過ぎる」
俺は珍しく気弱になってそう愚痴った。
するとよく仕事で留守にしてる、というか俺が押し付けた仕事で留守がちになるサブギルマスのリクレがちょうど戻ってきてギョッとした。
リクレは俺と同年代の四〇代の人族で俺よりガッチリしている。短い黒髪に三白眼気味の黒い瞳で、その厳つい見た目に反して可愛いもの好きなヤツだ。
今は名前が変わったが『ノアズアーク隊(旧ノアとアークを見守り隊)』の最初の設立がここエイダンの冒険者ギルドで、このリクレが運営を任されている。
「ただいま戻りましたけど・・・・・・何なんですか、アレ?」
「あー、うん。精霊王だ」
「へえ、精霊王───精霊王!?」
困惑しながら聞いてきたので同じように簡潔に応えてやる。すると案の定叫んだ。
「だよな、そうなるよな? アークの用事でちょっと一緒に来ててな・・・・・・勝手に散策中だ」
「・・・・・・意味が分からない。まぁ邪魔にならないならいいんじゃないですか? それにしても雰囲気がノア殿に似てますよね?」
ほのほのとした空気を纏ってうろちょろする人外の美人に、ちょっと引きつつも皆は同じように思っていたようだ。
「それは思った。そういえば『ノアとアークを見守り隊』改め『ノアズアーク隊』で精霊王の情報出てなかったっけ?」
俺がそう呟けばリクレは思い至ったのか、すぐに記憶を掘り起こした。
「あー、確か精霊王がノア殿の養父母で、ノア殿とアルカンシエル殿が精霊王の義息子ってあったな。似てるのってそのせいですかね?」
「アークはともかくノアはその可能性大だな。何ていうか、癒されそうでいてそれでいて胃が痛くなりそう・・・・・・」
ほんわかの裏に色々と面倒事が・・・・・・。俺は胃を押さえるが、リクレは気付かない。お前はそういうところメンタル強いよな。
「そのノア殿は今回いらしてないんですか?」
「ああ、別行動だって。アークはそのうち用件である素材屋の店主を連れて戻る予定だ」
「そこから意味分かんないんですが。まぁノア殿がご所望ってことですかね?」
「まぁな。そういう訳で、戻るまで暇潰ししたいんだろう。害はない・・・・・・と思いたいが」
俺とリクレはギルド内を見渡した。
「実務に多少の影響は出てるようですけど」
「あー、仕方ないが、お前らあんまり気にしないように」
「無理ですって!」
「だよなー」
ははは、と乾いた笑いが溢れた。
「あ、そうだ。お前、門衛と領主様のところにアルカンシエル殿と精霊王様の入街を報告してきてくれ」
「・・・・・・は?」
俺がそう言うとリクレは怪訝な声を出した。そりゃあそうだろうが仕方ないだろう。
「精霊王様の転移で執務室に直接来たんでな、事後報告で申し訳ないが」
「・・・・・・えええ? てん・・・・・・何?」
「あとで素材屋の店主もちょっと転移で街を出入りすることも伝えておいてくれ」
「いやいや、はあ? 転移? はあ!?」
リクレが困惑しているが、俺は非情にも戻ったばかりのリクレを押し返して使いっ走りにした。
だって俺が行くよりリクレの方が交渉事は上手いから。
だから上手いこと言って怒られないように頼むよ。
まぁアルカンシエル殿のことだから大丈夫だとは思うが、小言は聞きたくないんで!
※遅くなりました。
まだ続きます。次は誰視点だ!?
リクレは最初に閑話的なのでチョロッと出ただけだったので詳しく描写しました。
なのに扱い雑(笑)。
アークが『エレフ』と呼ぶ精霊王様がテーブルに広げた菓子類をあらかた食べ尽くして、残ったモノを片付け始めた。
俺は念のため精霊王様に声をかける。
「精霊王様、アークが戻るまでここで寛ぎますか?」
こことはもちろん今いる執務室のことなんだが。
だがしかし、精霊王様はにっこり微笑んでのたまった。
《下の冒険者ギルド内を散策しておるよ》
「え」
戸惑い固まった俺を尻目に、優雅だが素早い動きでサッと執務室の扉を開けて出て行ってしまった。
「ちょちょ、ちょい待ちー!」
敬語なんか頭から吹き飛んで、俺はそう叫ぶと慌てて階段を下りた。
なんてこった、もう下の受付のところにいやがる!
アークは混乱を避けるためにわざわざ執務室に直接来たんだろうが!? それにここから動くなって言われて、精霊王様も頷いたよな!?
・・・・・・そういえば冒険者ギルドにいればいいよなって言ってた?
いやいや何その抜け道みたいな言葉。ギルド内なら彷徨くってことか!!
案の定、いきなり現れたキラキラ人外の美人の登場に静まり返るギルド内。
・・・・・・コレ、このあと大変な騒ぎになるヤツだよな。
俺は頭を抱えながら受付に向かった。
「・・・・・・あの、ギルマス? あの方は一体どなた様で?」
ヘンなヤツや大物に慣れた受付職員もさすがに困惑して聞いてきた。
「・・・・・・あの方はな、精霊王様だ」
「・・・・・・は?」
受付職員も他のギルド職員も、その場にいた冒険者達ですら状況が把握できなくてポカンとしていた。
「だーかーらー、訳あってついさっき、Sランクのアルカンシエル殿と一緒にこっそり俺の執務室に来たの!」
「こっそり・・・・・・されてませんよね?」
おそるおそるそう言う受付職員に両手で顔を覆って心情を吐露する。
「アークにここにいろと釘を刺されてたのに、斜め上に曲解してうろうろしだしちゃったんだよぉ」
「ここって冒険者ギルド内ってことですか」
「そーだよ。もうやだ、ナニアレあの方マイペース過ぎる」
俺は珍しく気弱になってそう愚痴った。
するとよく仕事で留守にしてる、というか俺が押し付けた仕事で留守がちになるサブギルマスのリクレがちょうど戻ってきてギョッとした。
リクレは俺と同年代の四〇代の人族で俺よりガッチリしている。短い黒髪に三白眼気味の黒い瞳で、その厳つい見た目に反して可愛いもの好きなヤツだ。
今は名前が変わったが『ノアズアーク隊(旧ノアとアークを見守り隊)』の最初の設立がここエイダンの冒険者ギルドで、このリクレが運営を任されている。
「ただいま戻りましたけど・・・・・・何なんですか、アレ?」
「あー、うん。精霊王だ」
「へえ、精霊王───精霊王!?」
困惑しながら聞いてきたので同じように簡潔に応えてやる。すると案の定叫んだ。
「だよな、そうなるよな? アークの用事でちょっと一緒に来ててな・・・・・・勝手に散策中だ」
「・・・・・・意味が分からない。まぁ邪魔にならないならいいんじゃないですか? それにしても雰囲気がノア殿に似てますよね?」
ほのほのとした空気を纏ってうろちょろする人外の美人に、ちょっと引きつつも皆は同じように思っていたようだ。
「それは思った。そういえば『ノアとアークを見守り隊』改め『ノアズアーク隊』で精霊王の情報出てなかったっけ?」
俺がそう呟けばリクレは思い至ったのか、すぐに記憶を掘り起こした。
「あー、確か精霊王がノア殿の養父母で、ノア殿とアルカンシエル殿が精霊王の義息子ってあったな。似てるのってそのせいですかね?」
「アークはともかくノアはその可能性大だな。何ていうか、癒されそうでいてそれでいて胃が痛くなりそう・・・・・・」
ほんわかの裏に色々と面倒事が・・・・・・。俺は胃を押さえるが、リクレは気付かない。お前はそういうところメンタル強いよな。
「そのノア殿は今回いらしてないんですか?」
「ああ、別行動だって。アークはそのうち用件である素材屋の店主を連れて戻る予定だ」
「そこから意味分かんないんですが。まぁノア殿がご所望ってことですかね?」
「まぁな。そういう訳で、戻るまで暇潰ししたいんだろう。害はない・・・・・・と思いたいが」
俺とリクレはギルド内を見渡した。
「実務に多少の影響は出てるようですけど」
「あー、仕方ないが、お前らあんまり気にしないように」
「無理ですって!」
「だよなー」
ははは、と乾いた笑いが溢れた。
「あ、そうだ。お前、門衛と領主様のところにアルカンシエル殿と精霊王様の入街を報告してきてくれ」
「・・・・・・は?」
俺がそう言うとリクレは怪訝な声を出した。そりゃあそうだろうが仕方ないだろう。
「精霊王様の転移で執務室に直接来たんでな、事後報告で申し訳ないが」
「・・・・・・えええ? てん・・・・・・何?」
「あとで素材屋の店主もちょっと転移で街を出入りすることも伝えておいてくれ」
「いやいや、はあ? 転移? はあ!?」
リクレが困惑しているが、俺は非情にも戻ったばかりのリクレを押し返して使いっ走りにした。
だって俺が行くよりリクレの方が交渉事は上手いから。
だから上手いこと言って怒られないように頼むよ。
まぁアルカンシエル殿のことだから大丈夫だとは思うが、小言は聞きたくないんで!
※遅くなりました。
まだ続きます。次は誰視点だ!?
リクレは最初に閑話的なのでチョロッと出ただけだったので詳しく描写しました。
なのに扱い雑(笑)。
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