440 / 624
連載
502 よもやよもやの 1(sideアルカンシエル)
しおりを挟む
俺はまず最初に以前窺った薬草屋の店主フェレスの元に向かった。
素材屋の店主セオドアはフェレスの知己だ。話を通すなら先にフェレスに一言断る方が話が早く済みそうだと、そう思って薬草屋に足を運んだんだが・・・・・・
「『本日臨時休業』・・・・・・マジか」
店先には臨時休業の看板が下げられ、戸締まりもしっかりとされていた。
「ついてないな。仕方ない、このまま素材屋に行くか。以前のことを考えるに門前払いはされまい」
軽く溜め息を吐いて踵を返すと、今度は素材屋に向かった。
相変わらず分かりにくい店舗に着くと気配を察知する。どうやら店に誰かいるらしい。
「おーい、店主。アルカンシエルだ。いるなら開けてくれ」
扉をゴンゴンとノックしてそう言うと、奥からザッザッと足音が聞こえてきた。うん、よかった。気付いてくれた。
「───っアルカンシエル殿!? 久しいな。どうしたんだ、ノア殿は・・・・・・?」
「あー、ちょっと訳ありで今は別行動なんだ。アンタに用があって来たんだが、今いいか?」
のっそりと扉から顔を出したセオドアは、俺を見るなり驚いた声でそう言ってきた。
俺がそう説明すると、扉に臨時休業の札を下げてから中に招き入れてくれた。
前のように奥に進むと、素材の棚の更に奥、おそらく居住区の方まで案内された。その居住区にいたのは───。
「あっ、薬草屋の店主! ココにいたのか」
「うん? 何じゃ、お主。Sランクのヤツじゃないか。久しいの」
のほほんとお茶を飲みながら俺に笑いかけるフェレス。久しいの、じゃねえよ。
「さっき店に行ったら臨時休業ってなってたからこっちに来たんだよ。まあ、ちょうど都合がいいが」
「何じゃ、儂に用だったんか?」
小柄な身体を椅子の上で器用に胡座を組んで乗せているフェレスに俺は首を横に振った。
「いや、本命は素材屋の店主。ただアンタに話を通した方が早いかと思っただけだ」
「何じゃ、つれないのう。今日は美人な嫁はおらんのか? 珍しい」
やはり皆、ノアがいないことに違和感を持つらしい。まあ、俺だってこういうことでもなけりゃ離れないがな。
「ノアの頼みで来たんだよ。だから別行動なんだ」
「ほうほう、その頼みがセオドアという訳か」
「・・・・・・俺?」
台所からお茶を淹れてきたセオドアが俺にお茶を勧めてきた。適当に空いた席に座ってありがたく頂く。セオドアも最初に座っていたらしい席に戻ったので、俺は詳しい内容を話した。
「───という訳でセオドアの錬金術の腕を借りたい」
「・・・・・・はあ、なるほどな。王都の冒険者ギルドに勤めてる孫のアガットの頼み事がここで繫がった訳か」
「・・・・・・俺はとうに引退したただの素材屋だぞ。今更やれるかどうか・・・・・・」
フェレスとセオドアはどうやら王都にいるフェレスの孫に頼まれてすでに関わり合いがあったらしい。それなら話が早い。
セオドアはどうも自信がないようで今イチ乗り気ではないようなんだが。
「セオドア、いやテディ。お前さん、ノア殿に会ってからたまに錬金術をやってるだろうが。知ってるぞ?」
「───ななな、どどどうして・・・・・・っ!」
「うん? ならよけいに心配ないだろう? それにノアのレシピ通りに錬成すればいいんだし」
どうやらセオドアはノアに感化されて錬金術を使うようになったらしい。フェレスでも気付くってくらいだから結構な頻度で錬成してるんだろう。
俺はチラッと室内のそれらしいモノをザッと鑑定してみた。・・・・・・うん。薬やら魔導具やら、かなりの数がセオドアの錬成だと出てる。
しかもモノによっては品質がSというのもある。コレは思わぬ拾いモノだぞ。ノアの喜ぶ顔が目に浮かぶようだ。
「だが、王都の錬金術師ギルドでは俺は散々だった」
「いや、今あそこの現状を知ったからこそ思うが、あんなギルドで評価された腕なんかクソ食らえだ」
「ほほっ、お主も言うのう!」
フェレスが面白そうな顔をしてそう言ったあと、更に続ける。
「儂もそう思うぞ。錬金術師なんぞテディとノア殿くらいしか知らんが、真面目に錬金術に取り組むお前さんは立派な錬金術師じゃ」
そう言ってセオドアの側に歩いていき、自分より一回りも大きな背中をバシバシと叩いて鼓舞した。
何かフェレスの行動が友人にというより、気の弱い自信なさげな息子を励ましているように見えるのは俺の気のせいだろうか。
「・・・・・・何じゃアルカンシエル殿。いやあ、儂にもコレくらいの息子がおるでの。ついつい親身になってしまうのよ」
「ああ、うん。なるほど。何となく分かるわ」
世話を焼きたくなる感じだもんな、セオドアって。真面目すぎて頑張ってしまいそうな・・・・・・ノアみたいにのめり込むと周りが見えなくなりそうな感じ。
「そういやセオドアって独身? 家族とか見ないけど」
「・・・・・・王都で将来を考えた相手がいたが、錬金術師ギルドを辞めたときに振られた」
「おお!? それは初耳なんじゃが!」
フェレスが凄い食いつきを見せたが、察するにあまりいい記憶じゃなさそうだからツッコんでやるなよ?
そう思ったのにフェレスは空気を読まなかったのかあえて無視したのか、ガッツリツッコんだ。
「それはもしやお前のその錬金術の腕に惚れて、それで辞めるんなら付き合う意味ないとか何とかってヤツか!?」
「・・・・・・まぁ・・・・・・うん」
おいおいフェレス爺さん、ガッツリ地雷踏んでるじゃねえか。セオドアの顔を見ろよ。死んだ魚の目になってんぞ。
これ以上フェレスが古傷を抉らないうちに、俺はセオドア達をけしかけて、ひとまず冒険者ギルドに向かうことを告げた。
「ああ、儂も一緒に行くぞ!」
「───はぁ?」
おいフェレス爺さん、今なんつった!?
俺とセオドアがポカンとするとニカッと笑った。
「テディ一人じゃ心配だからな。それに儂もノア殿にまた会いたいしの」
「・・・・・・まぁ、一人も二人も変わらないが。あー、事後報告するマーカスが大変かもな」
・・・・・・ま、ノアが喜びそうだからいいか。
「それじゃ、支度が出来次第、冒険者ギルドのギルマスの執務室に向かうからよろしく」
「おう」
「分かった」
それからは慌ただしく時間が過ぎていった。
セオドアの支度が済んだので、今はフェレスの店で支度をしているところだ。
「そういや、何で今日は臨時休業なんだ?」
「ああ、ちっと腰を痛めての。テディの錬成した薬を貰いに行ってたのよ」
「なるほどな。で、もう大丈夫なのか?」
「ああ、バッチリよ! さすが腕のいい錬金術師じゃ。アイツの腕は鈍っておらんよ、儂が保障する」
そう言う声が聞こえたセオドアは気恥ずかしそうに目を逸らしていた。耳が赤くなってるぞ。
「フェレス爺さんが言うなら間違いないな」
笑いながら俺達は支度を済ませて冒険者ギルドのマーカスの元へと急いだ。
※アーク視点、一度終わります。
次話は冒険者ギルドの面々の視点で。
コレから書くのでお待ち下さい。
素材屋の店主セオドアはフェレスの知己だ。話を通すなら先にフェレスに一言断る方が話が早く済みそうだと、そう思って薬草屋に足を運んだんだが・・・・・・
「『本日臨時休業』・・・・・・マジか」
店先には臨時休業の看板が下げられ、戸締まりもしっかりとされていた。
「ついてないな。仕方ない、このまま素材屋に行くか。以前のことを考えるに門前払いはされまい」
軽く溜め息を吐いて踵を返すと、今度は素材屋に向かった。
相変わらず分かりにくい店舗に着くと気配を察知する。どうやら店に誰かいるらしい。
「おーい、店主。アルカンシエルだ。いるなら開けてくれ」
扉をゴンゴンとノックしてそう言うと、奥からザッザッと足音が聞こえてきた。うん、よかった。気付いてくれた。
「───っアルカンシエル殿!? 久しいな。どうしたんだ、ノア殿は・・・・・・?」
「あー、ちょっと訳ありで今は別行動なんだ。アンタに用があって来たんだが、今いいか?」
のっそりと扉から顔を出したセオドアは、俺を見るなり驚いた声でそう言ってきた。
俺がそう説明すると、扉に臨時休業の札を下げてから中に招き入れてくれた。
前のように奥に進むと、素材の棚の更に奥、おそらく居住区の方まで案内された。その居住区にいたのは───。
「あっ、薬草屋の店主! ココにいたのか」
「うん? 何じゃ、お主。Sランクのヤツじゃないか。久しいの」
のほほんとお茶を飲みながら俺に笑いかけるフェレス。久しいの、じゃねえよ。
「さっき店に行ったら臨時休業ってなってたからこっちに来たんだよ。まあ、ちょうど都合がいいが」
「何じゃ、儂に用だったんか?」
小柄な身体を椅子の上で器用に胡座を組んで乗せているフェレスに俺は首を横に振った。
「いや、本命は素材屋の店主。ただアンタに話を通した方が早いかと思っただけだ」
「何じゃ、つれないのう。今日は美人な嫁はおらんのか? 珍しい」
やはり皆、ノアがいないことに違和感を持つらしい。まあ、俺だってこういうことでもなけりゃ離れないがな。
「ノアの頼みで来たんだよ。だから別行動なんだ」
「ほうほう、その頼みがセオドアという訳か」
「・・・・・・俺?」
台所からお茶を淹れてきたセオドアが俺にお茶を勧めてきた。適当に空いた席に座ってありがたく頂く。セオドアも最初に座っていたらしい席に戻ったので、俺は詳しい内容を話した。
「───という訳でセオドアの錬金術の腕を借りたい」
「・・・・・・はあ、なるほどな。王都の冒険者ギルドに勤めてる孫のアガットの頼み事がここで繫がった訳か」
「・・・・・・俺はとうに引退したただの素材屋だぞ。今更やれるかどうか・・・・・・」
フェレスとセオドアはどうやら王都にいるフェレスの孫に頼まれてすでに関わり合いがあったらしい。それなら話が早い。
セオドアはどうも自信がないようで今イチ乗り気ではないようなんだが。
「セオドア、いやテディ。お前さん、ノア殿に会ってからたまに錬金術をやってるだろうが。知ってるぞ?」
「───ななな、どどどうして・・・・・・っ!」
「うん? ならよけいに心配ないだろう? それにノアのレシピ通りに錬成すればいいんだし」
どうやらセオドアはノアに感化されて錬金術を使うようになったらしい。フェレスでも気付くってくらいだから結構な頻度で錬成してるんだろう。
俺はチラッと室内のそれらしいモノをザッと鑑定してみた。・・・・・・うん。薬やら魔導具やら、かなりの数がセオドアの錬成だと出てる。
しかもモノによっては品質がSというのもある。コレは思わぬ拾いモノだぞ。ノアの喜ぶ顔が目に浮かぶようだ。
「だが、王都の錬金術師ギルドでは俺は散々だった」
「いや、今あそこの現状を知ったからこそ思うが、あんなギルドで評価された腕なんかクソ食らえだ」
「ほほっ、お主も言うのう!」
フェレスが面白そうな顔をしてそう言ったあと、更に続ける。
「儂もそう思うぞ。錬金術師なんぞテディとノア殿くらいしか知らんが、真面目に錬金術に取り組むお前さんは立派な錬金術師じゃ」
そう言ってセオドアの側に歩いていき、自分より一回りも大きな背中をバシバシと叩いて鼓舞した。
何かフェレスの行動が友人にというより、気の弱い自信なさげな息子を励ましているように見えるのは俺の気のせいだろうか。
「・・・・・・何じゃアルカンシエル殿。いやあ、儂にもコレくらいの息子がおるでの。ついつい親身になってしまうのよ」
「ああ、うん。なるほど。何となく分かるわ」
世話を焼きたくなる感じだもんな、セオドアって。真面目すぎて頑張ってしまいそうな・・・・・・ノアみたいにのめり込むと周りが見えなくなりそうな感じ。
「そういやセオドアって独身? 家族とか見ないけど」
「・・・・・・王都で将来を考えた相手がいたが、錬金術師ギルドを辞めたときに振られた」
「おお!? それは初耳なんじゃが!」
フェレスが凄い食いつきを見せたが、察するにあまりいい記憶じゃなさそうだからツッコんでやるなよ?
そう思ったのにフェレスは空気を読まなかったのかあえて無視したのか、ガッツリツッコんだ。
「それはもしやお前のその錬金術の腕に惚れて、それで辞めるんなら付き合う意味ないとか何とかってヤツか!?」
「・・・・・・まぁ・・・・・・うん」
おいおいフェレス爺さん、ガッツリ地雷踏んでるじゃねえか。セオドアの顔を見ろよ。死んだ魚の目になってんぞ。
これ以上フェレスが古傷を抉らないうちに、俺はセオドア達をけしかけて、ひとまず冒険者ギルドに向かうことを告げた。
「ああ、儂も一緒に行くぞ!」
「───はぁ?」
おいフェレス爺さん、今なんつった!?
俺とセオドアがポカンとするとニカッと笑った。
「テディ一人じゃ心配だからな。それに儂もノア殿にまた会いたいしの」
「・・・・・・まぁ、一人も二人も変わらないが。あー、事後報告するマーカスが大変かもな」
・・・・・・ま、ノアが喜びそうだからいいか。
「それじゃ、支度が出来次第、冒険者ギルドのギルマスの執務室に向かうからよろしく」
「おう」
「分かった」
それからは慌ただしく時間が過ぎていった。
セオドアの支度が済んだので、今はフェレスの店で支度をしているところだ。
「そういや、何で今日は臨時休業なんだ?」
「ああ、ちっと腰を痛めての。テディの錬成した薬を貰いに行ってたのよ」
「なるほどな。で、もう大丈夫なのか?」
「ああ、バッチリよ! さすが腕のいい錬金術師じゃ。アイツの腕は鈍っておらんよ、儂が保障する」
そう言う声が聞こえたセオドアは気恥ずかしそうに目を逸らしていた。耳が赤くなってるぞ。
「フェレス爺さんが言うなら間違いないな」
笑いながら俺達は支度を済ませて冒険者ギルドのマーカスの元へと急いだ。
※アーク視点、一度終わります。
次話は冒険者ギルドの面々の視点で。
コレから書くのでお待ち下さい。
1,226
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
植物チートを持つ俺は王子に捨てられたけど、実は食いしん坊な氷の公爵様に拾われ、胃袋を掴んでとことん溺愛されています
水凪しおん
BL
日本の社畜だった俺、ミナトは過労死した末に異世界の貧乏男爵家の三男に転生した。しかも、なぜか傲慢な第二王子エリアスの婚約者にされてしまう。
「地味で男のくせに可愛らしいだけの役立たず」
王子からそう蔑まれ、冷遇される日々にうんざりした俺は、前世の知識とチート能力【植物育成】を使い、実家の領地を豊かにすることだけを生きがいにしていた。
そんなある日、王宮の夜会で王子から公衆の面前で婚約破棄を叩きつけられる。
絶望する俺の前に現れたのは、この国で最も恐れられる『氷の公爵』アレクシス・フォン・ヴァインベルク。
「王子がご不要というのなら、その方を私が貰い受けよう」
冷たく、しかし力強い声。気づけば俺は、彼の腕の中にいた。
連れてこられた公爵邸での生活は、噂とは大違いの甘すぎる日々の始まりだった。
俺の作る料理を「世界一美味い」と幸せそうに食べ、俺の能力を「素晴らしい」と褒めてくれ、「可愛い、愛らしい」と頭を撫でてくれる公爵様。
彼の不器用だけど真っ直ぐな愛情に、俺の心は次第に絆されていく。
これは、婚約破棄から始まった、不遇な俺が世界一の幸せを手に入れるまでの物語。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
婚約破棄で追放された悪役令息の俺、実はオメガだと隠していたら辺境で出会った無骨な傭兵が隣国の皇太子で運命の番でした
水凪しおん
BL
「今この時をもって、貴様との婚約を破棄する!」
公爵令息レオンは、王子アルベルトとその寵愛する聖女リリアによって、身に覚えのない罪で断罪され、全てを奪われた。
婚約、地位、家族からの愛――そして、痩せ衰えた最果ての辺境地へと追放される。
しかし、それは新たな人生の始まりだった。
前世の知識というチート能力を秘めたレオンは、絶望の地を希望の楽園へと変えていく。
そんな彼の前に現れたのは、ミステリアスな傭兵カイ。
共に困難を乗り越えるうち、二人の間には強い絆が芽生え始める。
だがレオンには、誰にも言えない秘密があった。
彼は、この世界で蔑まれる存在――「オメガ」なのだ。
一方、レオンを追放した王国は、彼の不在によって崩壊の一途を辿っていた。
これは、どん底から這い上がる悪役令息が、運命の番と出会い、真実の愛と幸福を手に入れるまでの物語。
痛快な逆転劇と、とろけるほど甘い溺愛が織りなす、異世界やり直しロマンス!
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。