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410 閑話 アークのアレとノアのアレ
しおりを挟むこの前、王城でやらかしたノアの頬の傷事件でノアにお仕置きをしたアーク。
ちょっと苛めて『コレに懲りたら二度と自分から怪我しに行くな』と身体に(笑)覚え込ませた。
その時に使ったノア特製の犯罪者用手枷。
アレは確か、ギギルル兄弟の実家に滞在中、テントの中の作業部屋に籠もっているときに錬成してたヤツだった。
色々と農場に使えそうなモノの中に何故かあった手枷。
もの凄く気になってノアに聞いた。
そうしたら・・・。
「農場に忍び込む盗賊とか? 捕まえたら役に立ちそう?」
なんて、一理有るような無いような返事が返ってきたのを覚えている。
どうせなら街道沿いに出る盗賊とか極悪人用にすれば?と口添えしたら、更にパワーアップさせていた。
そしてそのまま使わずに死蔵品になっていた。
ソレを今回、ノアに使ったわけだが。
凄え効き目だったな・・・。
イヤだって、あれくらいしないと、ノアに本気で抵抗されたら俺だってヤバいからな。
でもまあ、ノアは快楽に弱くてチョロいから、アソコまで拘束する必要は無かったな、ウン。
・・・・・・イヤ、俺が楽しくて調子に乗っちまったのもある。
拘束して、されて、ちょっと興奮したんだよな、お互い。
俺サイズの玩具だってそうだ。
ちょうどギギ達と魔人国に滞在中、一人街をぶらぶらしてたら路地裏の怪しげな店を見つけて。
興味本位で覗いたら大人の玩具の店だったんだ。
で、店主から話を聞くと、どうやら冒険者ギルドのサブギルマスのラミエルが出資して商品開発もしてるらしいと。
おいおい、マジかよ。
さすが夢魔だな。
ソレで新商品開発用の試供品だと自分サイズのディルドを作れるキットを貰ったんで、面白そうだとこっそり作ってみたわけだ。
今回、初めてノアに使ったが、具合は良かったらしい。
俺のに慣れてたからか、ぴったりサイズで感じまくって善がってたな。
・・・・・・だが実は、俺はめちゃくちゃ嫉妬していた。
ノアを善がらせるのは俺のホンモノだけでいい。
奥の奥まで犯してノアをイカせられるのは俺だけ。
ソレを再確認できた事だけは良かったと認めよう。
そんでもって、あの射精管理のリング。
アレも例の店で手に入れたものだが、そもそもは射精して体力が無くならないようにするために作ったのだとか。
ソレをナカイキ調教や射精管理に斜め上の使い方をされて・・・今に至ると。
「結局は使用者の御自由にって事ですよ。まあ、お楽しみに使うなら良いんですが、さすがにやり過ぎは良くないからと、一定時間以上経つと自動で弛んで外れる仕組みですがね。そこいらは開発者のポリシーですって」
「・・・・・・ああ、アイツらしいな」
アイツ、絶対気持ちいいことに拘りあるだろう。
そんな感じで色々と閨にスパイスを与えそうなモノがたくさん取り揃えてあった。
「・・・・・・今度行ったら新作とかありそうだな」
そのうち、行ってみようかな。
「---っ?!」
ノアは何か背筋にぞっと悪寒を感じた。
「? ノア、どうかした?」
ちょうどレインとお茶を飲んでいたときだった。
アークがちょっとアルジェントと何やら話があると言って、珍しくノア達から離れた。
珍しい事もあるモノである。
そこでちょうど悪寒があったものだから、ノアは不安になってしまった。
「---アーク? どこ?」
「どうした?」
「あ、うん・・・・・・ちょっと、イヤな感じが・・・」
「大丈夫か? 俺がいるから心配するな」
「・・・・・・うん」
「レインは大丈夫か?」
「うん、全然?」
「良かった」
アルジェントも戻ってきて、何となく穏やかな空気になりノアはそのまま忘れてしまった。
---アークはアルジェントにも例の店を教えて、色々と情報提供をしていたのだった。
---何時かレインもピンチになるかもしれない・・・・・・。
※ノアの悪寒はコレが原因(笑)。
※この先の展開をちょっと練り直すので、少し更新止まります。
その間、他の作品を更新したり閑話を入れられたらと思っております。
しばらくお持ち下さいませ。スミマセン。
応援ありがとうございます!
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