私の理想の結婚式と婚約者を奪ったのは、婚約者の幼なじみでした。それで彼らは人生を台無しにしたようですが、私はそれどころじゃありません

珠宮さくら

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ディピカの友達は、ラクスミが思っている以上に多かった。


「半分以上、顔と名前がわからないです」
「……」


どうやら、友達のふりをしてラクスミにあれこれ相談しに来たかったようだ。


(このパターンね。そうなるとは思っていたわ)


時間を区切っての無料相談ということにして、それ以上は有料としたことで、よほどのことでない限りラクスミに結婚式全体をプロデュースしてくれと言って来る者はいないと思っていた。


「え? あなたの結婚式のプロデュースですか?」
「えぇ。私、やりたいことがあるの。でも、そんなこと誰もやったことないからって、色んなところで断られ続けていて……」


ラクスミは、国王とは親子ほど離れている王妹がとんでもないことをやりたがっているのかと思っていた。でも、そうではなかった。そうではなかったが……。


(これをやるとなると相当な覚悟がいるでしょうね)


ラクスミが思案していると婚約者の子息が……。


「あの、どうにか彼女のやりたいことができないでしょうか」
「先にお2人のやりたいことを聞いていきますね。あなたのやりたいことはありますか?」
「え? 私のやりたいことですか?」
「はい。お2人の結婚式ですから」
「えっと、私は……」
「何でもいいですよ。2人の結婚式ですから。2人が納得するなるように頑張ります」


ラクスミは、にっこりと話した。どうにも王妹のやりたいことをやれるようにと奮闘しているが、それを今後もやり続けるだけになりそうで、ラクスミは彼女の婚約者にそう言っていた。

彼女は、婚約者のやりたいことを聞いたことがなかったようだ。ラクスミの質問に婚約者が何をしたがっているのかと見ていた。

そこから、何度も場を設けて話し合いをして、2人が納得する結婚式となった。

それに感激したのは、彼女の兄たちだった。年齢が親子ほど離れていたのは、国王だけではなくて王弟とも王妹は歳がだいぶ違っていた。

そのため、気が気でなかったようだ。親子ほど離れていて、両親も他界しているから、芋づる式が心配でならなかったのだろう。


「ラクスミ嬢、ありがとう」
「いえ、喜んでもらえてよかったです」


そんなことがあって、ラクスミは留学期間を終えて戻ることになったディピカを見送ることになった。

王妹の結婚式を見事成功させたことで、王弟の子息と婚約することになったラクスミは、留学期間を延長して残ることになった。


(まさか、こんなことになるとは思わなかったわ)


王妹にすっかり気に入られたラクスミ。王弟の子息のアクシェイ・チャンダがラクスミと婚約したのは、王妹の夫となった子息と親友らしく、彼が生き生きとし始めたのがラクスミが結婚式をで意見を何かと聞いてくれて、王妹とも話ができるようになったとアクシェイに話していたようだ。

そこから、ラクスミに興味を持ったようで結婚式で裏方に奔走していたのも見ていて、気に入ってくれたようだ。


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