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ジェラールにもたれかかるようにしてゆっくりと部屋の寝台へと横にしてもらった。
頭を枕につけるてふーと息を吐いた。
ドキドキが収まるどころか、さっきよりも早さが増したように感じるし、なんだか身体もだるく熱い。
腿の辺りに重みを感じた。
身体のだるさから、ゆっくりと目を開ければ、ジェラールが寝台に乗り上げて腿の辺りを跨いでいた。
「・・・なに?」
状況がよめなくて問いかける。
「そろそろ、効いてきたかと思って・・・。」
ジェラールは着ていたジャケットを脱いで寝台の下へと落とした。
タイを解き、シャツのボタンへと手をかける。
効いてきた?
もしかしてあの薬を水に入れてた?
「僕は、口約束なんて信じない。まあ、誰も信用していないんだけど。」
私をじっと見ながら次々と脱いでいく。
その手は私のドレスのリボンや釦にも伸びる。
だるくてたいした抵抗もできない。
ここまで来ると彼が何をするのかわかった。
わかったけど、よくは知らない男女の行為。
少しだけの恐怖と大きくなる好奇心。
できるならもっと2人の秘密を持ちたいという思いが先に立つ。
それは薬のせいなのか、隠れていた性格なのか、それさえもどうでもいい。
「・・・どうして、薬をあの人たちに?あの薬はどこから?」
もっと秘密を知りたい。
大人になれば切れるだろうと思っていて私たちの関係。
繋ぎとめたくて、僅かな光を手繰り寄せる私。
忙しく動いていたジェラールの手が止まる。
「まあ、いいか。これからは、君も仲間だしね。・・・いくらでもお金をくれるっていうからさ。・・・あの薬は僕が調合した。研究するのに協力してくれる人たちがいてね。僕のうちの領地にはいろいろな草花があるだろ。昔の人の知恵って言うのはすばらしいね。爺さんが生きていた頃に、いろいろ教えてもらったことがこんなに役に立つとは。僕としては、植物も金儲けも興味が無いんだけどね。」
こんな関係になるなら、秘密の恋人かと思ったが仲間なんだと思うと残念だった。
でも、仲間にしてくれるんだ。
もっと、なんでもいいからジェラールの事を知りたい。
だんだん欲望に素直になってくる気がする。
「・・・じゃあ、どうして?」
ジェラールも気を許しているのか饒舌だ。
「ご存知の通り、父さんには病気の母さんの変わりの女の人がいるじゃない?その人に使いすぎたんだ。決して派手に使っていた訳じゃないんだけど、二つの家族を養うほど余裕がなかった。それがわかっていたのに、関係を切る事ができなかったなんて、ダメな男だよね。・・・だから、エルの持参金目当ての結婚話を思いついたんだって。でも、父さんの思い通りには事は運ばなかった。エルがあんな出来事に巻き込まれたから、ウォルトン伯爵がエルが成人するまで婚約関係を続けたいと言い出した。その後だよ、僕が父さんから聞いたのは。その前から仕事を手伝うように言われて、急におかしいなあ、と思ってたんだ。金が無いなんて、告白された時は目の前が真っ暗になったよ。蓄えていた分も使い込んでいたなんて。・・・自分の肉親だってこんな感じなのに、誰も信じられるわけないよね。あっ!と、エルは例外。彼女だけは僕を信じて、あの時だって俺だけを待っていてくれていたからね。こんな事になって、と悲観した時もあったけど、意外に成功して金が手に入ったから、エルには前より贅沢な生活を保障できるから安心して嫁いで来てもらえるしね。まあ、結果的に良かったかな。・・・ライラは思った通り綺麗な身体だね。宣伝に使いたいくらいだよ。」
そう言ってむき出しの白い二つの丸みを掬うように触れ始めた。
「宣伝?」
「物を売る為には宣伝が必要なんだよ。いきなりあの薬を口にするのは怖いみたいでさ。・・・さっきのライラみたいに、ときどきお客さんに見てもらうんだよ。なるべく綺麗な、見栄えがいい子を選ぶから僕も役得な所はあるけど。」
「僕もって・・・ジェラールが・・・相手をするの?見せるの?」
「そうだよ。・・・見せたがる女性は多いけど、男性はなかなか嫌がるんだよ。まったく、身体も技量も自信が無い腰抜けが多いなんて嘆かわしいことだよ。・・・お話は終わり。そろそろライラも、苦しいでしょ?楽にしてあげるよ。楽しもう。・・・でも、エルには内緒だよ。ライラも秘密を作ろうよ。そうすれば、ライラだってエルに言えなくなるよね。」
そう言っていつもより数倍の魅力的な笑みを向けてくれるけど、頭が朦朧とするから目を閉じた。
体中を這うジェラールの手や唇が熱い。
苦しいけど気持ちがいい。
こんな恥ずかしい事、友達から聞いて時はできないと思っていた。
でも、ジェラールならいい・・・。
頭を枕につけるてふーと息を吐いた。
ドキドキが収まるどころか、さっきよりも早さが増したように感じるし、なんだか身体もだるく熱い。
腿の辺りに重みを感じた。
身体のだるさから、ゆっくりと目を開ければ、ジェラールが寝台に乗り上げて腿の辺りを跨いでいた。
「・・・なに?」
状況がよめなくて問いかける。
「そろそろ、効いてきたかと思って・・・。」
ジェラールは着ていたジャケットを脱いで寝台の下へと落とした。
タイを解き、シャツのボタンへと手をかける。
効いてきた?
もしかしてあの薬を水に入れてた?
「僕は、口約束なんて信じない。まあ、誰も信用していないんだけど。」
私をじっと見ながら次々と脱いでいく。
その手は私のドレスのリボンや釦にも伸びる。
だるくてたいした抵抗もできない。
ここまで来ると彼が何をするのかわかった。
わかったけど、よくは知らない男女の行為。
少しだけの恐怖と大きくなる好奇心。
できるならもっと2人の秘密を持ちたいという思いが先に立つ。
それは薬のせいなのか、隠れていた性格なのか、それさえもどうでもいい。
「・・・どうして、薬をあの人たちに?あの薬はどこから?」
もっと秘密を知りたい。
大人になれば切れるだろうと思っていて私たちの関係。
繋ぎとめたくて、僅かな光を手繰り寄せる私。
忙しく動いていたジェラールの手が止まる。
「まあ、いいか。これからは、君も仲間だしね。・・・いくらでもお金をくれるっていうからさ。・・・あの薬は僕が調合した。研究するのに協力してくれる人たちがいてね。僕のうちの領地にはいろいろな草花があるだろ。昔の人の知恵って言うのはすばらしいね。爺さんが生きていた頃に、いろいろ教えてもらったことがこんなに役に立つとは。僕としては、植物も金儲けも興味が無いんだけどね。」
こんな関係になるなら、秘密の恋人かと思ったが仲間なんだと思うと残念だった。
でも、仲間にしてくれるんだ。
もっと、なんでもいいからジェラールの事を知りたい。
だんだん欲望に素直になってくる気がする。
「・・・じゃあ、どうして?」
ジェラールも気を許しているのか饒舌だ。
「ご存知の通り、父さんには病気の母さんの変わりの女の人がいるじゃない?その人に使いすぎたんだ。決して派手に使っていた訳じゃないんだけど、二つの家族を養うほど余裕がなかった。それがわかっていたのに、関係を切る事ができなかったなんて、ダメな男だよね。・・・だから、エルの持参金目当ての結婚話を思いついたんだって。でも、父さんの思い通りには事は運ばなかった。エルがあんな出来事に巻き込まれたから、ウォルトン伯爵がエルが成人するまで婚約関係を続けたいと言い出した。その後だよ、僕が父さんから聞いたのは。その前から仕事を手伝うように言われて、急におかしいなあ、と思ってたんだ。金が無いなんて、告白された時は目の前が真っ暗になったよ。蓄えていた分も使い込んでいたなんて。・・・自分の肉親だってこんな感じなのに、誰も信じられるわけないよね。あっ!と、エルは例外。彼女だけは僕を信じて、あの時だって俺だけを待っていてくれていたからね。こんな事になって、と悲観した時もあったけど、意外に成功して金が手に入ったから、エルには前より贅沢な生活を保障できるから安心して嫁いで来てもらえるしね。まあ、結果的に良かったかな。・・・ライラは思った通り綺麗な身体だね。宣伝に使いたいくらいだよ。」
そう言ってむき出しの白い二つの丸みを掬うように触れ始めた。
「宣伝?」
「物を売る為には宣伝が必要なんだよ。いきなりあの薬を口にするのは怖いみたいでさ。・・・さっきのライラみたいに、ときどきお客さんに見てもらうんだよ。なるべく綺麗な、見栄えがいい子を選ぶから僕も役得な所はあるけど。」
「僕もって・・・ジェラールが・・・相手をするの?見せるの?」
「そうだよ。・・・見せたがる女性は多いけど、男性はなかなか嫌がるんだよ。まったく、身体も技量も自信が無い腰抜けが多いなんて嘆かわしいことだよ。・・・お話は終わり。そろそろライラも、苦しいでしょ?楽にしてあげるよ。楽しもう。・・・でも、エルには内緒だよ。ライラも秘密を作ろうよ。そうすれば、ライラだってエルに言えなくなるよね。」
そう言っていつもより数倍の魅力的な笑みを向けてくれるけど、頭が朦朧とするから目を閉じた。
体中を這うジェラールの手や唇が熱い。
苦しいけど気持ちがいい。
こんな恥ずかしい事、友達から聞いて時はできないと思っていた。
でも、ジェラールならいい・・・。
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