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死の大陸編 青年期
第250話. ジルの模様
しおりを挟む僕の胸には新たにジルの模様が刻まれる
その刻印は丸い輪っかの形状をしており、この円が意味していたのは空間を表してしている
先程、ジルが話しをしていた中でミリアン王国に転移した事を言っていたので、まさかと思いジルに確認すると、やはりその魔法は空間魔法だった!
その事を知った僕は嬉しい気持ちとなんだか懐かしい気持ちとが入り乱れていた
この魔法はなんとしても早く習得したい!!
「ねえ、バルジオス⁉︎」
「何だ」
「回復は済んでるので、これからどうするの?」
「これからか⁉︎そうだな、ジルはリンと契約してしまったので、とりあえず俺は自分の地に戻るとするか」
「それだったら、落ち着いてからでいいから僕と戦ってくれないかな⁉︎」
「ああ、いいぞ!先程それは約束したからな!」
「ありがとお!その時はアースもジルも含めてみんなで修行をしたいな」
『リンは本当に戦い好きだな』
「何より実戦の中で覚えるのが1番だからね!!」
『確かにそうだな』
バルジオスはアヴァロン山脈に戻る事になり、ジルとアースは刻印に戻る
僕とエミリーはルーゴスタ王国近くに設置した住居に戻る事にした
バルジオスとは別れ際に今度改めて行く事を伝え、ここトラスト山脈の地を離れる
その後2時間程でルーゴスタ近くの住居に着いたが、そこに何故だか猫娘のレイラが1人で座っている
「レイラ!こんな所でどうしたんだい」
「あっ、お兄ちゃん、お姉ちゃん」
「昨日、お兄ちゃんから貰った魔物を家に持ち帰ったらね、他の獣人達が今日はみんな誰もが狩りに行って収穫がなかったのに、なんでそんなに私だけが魔物を狩れたんだ!と、みんなから問い詰められたの」
ああー、これは嫌な展開に発展するな!
「それからみんなが躍起になって私に問い詰めてきたので、怖くなってお父さんの後ろで隠れていたら、お父さんからお前は家に入ってろと言われたので、それから家の中でずっと待ってたんだけど、いくら待ってもお父さんが戻ってこないの」
「お母さんは心配ないって言ってたけど、今日の夕方になってもまだ戻って来なかったので、お母さんが心配して、ちょっとお父さんを探しに行ってくるから、あなたはここにいなさいと言って森に出て行ったきり、今度はお母さんも戻って来ないから、私、寂しくてお兄ちゃんとお姉ちゃんの所に来てしまったの。ごめんね、お兄ちゃん、お姉ちゃん」
今にも泣き出しそうに声を震わせながら、レイラが謝ってくる姿を見て僕はエミリーと一緒にレイラに優しい言葉をかける。
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