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死の大陸編 青年期
第249話. ジル
しおりを挟む何ぃーーー
更に僕の中にもう1人住人が増えるのか
まあでも僕としては、なんら今までとたいして変わらない状況
「君がそうしたいならそれで構わないよ」
すると逆にダークドラゴンがビックリしたようで、すかさずマスタードラゴンにいくつか確認している
「おいジル!お前が決めた事に俺は反対はしないが、このトラスト山脈はどうするのだ?」
『すでに何百年と私がいない間であってもこの地は変わらずに存在し続けているではないか!!私が今更どうこうしなくても大丈夫!事実すでに魔人がいない今となっては全く問題ないだろう』
『後の事はバルジオス!お前に任せてもいいか⁉︎』
「はあぁー、ジル!お前はいつも勝手だな!どちらにせよ、そんな幼体では他の者にもしめしがつかないな。分かった!お前の好きにするがいい!」
『すまないな、バルジオス』
「しかし、お前にも俺のわがままを聞いてもらうからな!」
『ああ、分かった!何でも言ってくれ』
マスタードラゴンがダークドラゴンとの会話を終え、改めて僕の眼を観る
『リンよ、お前にもいろいろと迷惑をかけてしまったな』
『今更ながら挨拶が遅くなってしまったが、私はホワイトドラゴンであり、かつては全てのドラゴンを統べるマスタードラゴンだったが、今は何のしがらみもない、ただのジルだ!!』
『今後もリンと共に、この世界を楽しみたいのでよろしく頼む!!』
「ジルか、いい名前だね!改めて僕の方こそよろしくね!!」
その瞬間、アースの契約の時同様にジルが光に包まれ僕の胸に飛び込んで来ると、その瞬間、僕も光に包まれ、やがて光はすぐに収まった
アースと契約した時は胸に刻印が刻まれたので、今回のジルとの契約も刻印が刻まれたのかを確認する為、自分の胸を見てみるとアースの風の模様の隣に丸い円のような模様が刻まれていた
この丸い円の模様が何を意味したものなのか、全く分からないので、後でジルに詳しく聴いてみることにした。
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