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九章 侵略者と未来人
第94話 信じる
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もう時刻は九時を回っていた。それでも相原家に集ったのは、お月見をするためにスターとダスク。
「麻美は連れてこなかったわよ。残念に思わないでね」
「委員長は大変なのは知っている」
相原家の庭に集まり、縁側に腰掛ける。お袋と親父はただ縁側でペットと一緒に腰掛けているようにしか見えない。
「お月見て秋にやるものでしょう?」
ダスクがストン、と隣に腰掛けた。
「季節外れの行事もいいだろ。それに、コスモも鹿室もずっといるか分からないし」
自分の声が微かに震えていた。情けないことを言っている、そんな自覚もしているが、これは本心だった。
また前みたいに星に帰ることがあったら、これからやることも、やりたいことも成せない。だったら、思いついたときにやるべきだ。
「一樹ぃ、餅は?」
コスモがキラキラした目を向けて聞いてきた。
「あぁ、そうだな。今持ってくる」
腰を浮かせてリビングに向かった。お袋と親父は居間にいない。いるのは寛いでいた犬猫たち。居間に顔を出すと犬猫たちが尻尾をパタパタさせて駆け寄ってきた。
宇宙人に構ってたせいで犬猫たちは戯れて来る。よって来た愛犬たちの頭を撫でながら台所に向かった。餅が置いてあるタンスに手を伸ばす。
餅を取り出すと、愛犬たちはわんわんと吠えた。与えてくれるのだと信じている。ぴょんぴょんと跳ねて、物欲しそう。
「だめだ。これは食べちゃいけない」
俺がそう言うと、クーンと悲しく鳴った。それでもパタパタと尻尾を振っている。与えてくれることを待っている。小さいころ、犬に餅を与えたことがあって、詰まらせたことがある。
わんわんと吠えていると、寝ていたお袋が起きてきた。
「もう何よ。こんな時間帯に」
お袋たちは興奮している愛犬たちを宥めてまた寝床に戻っていく。俺はそのすきに縁側に戻った。
「ふぅ。危なかった」
縁側に戻ると、ここにもキラキラした眼差しを向ける人物が。
「餅っ!!」
俺が持っている餅を見て、目をキラキラ輝かせている。真珠みたい。
「ところで、お月見て、何すればいいの?」
スターが聞いた。
「月を見て餅を食べる」
「それだけ?」
「それだけ」
ダスクがそっけなく教えた。スターははぁ、と興ざめた返事を返して納得した。納得するしかない空気。持ってきた餅を一つの皿に備えて月の前に翳す。俺は立ち往生している鹿室に振り向いた。
「鹿室、こっちこい」
手招きしても、鹿室は地面に足裏をピタリとくっついて離れようとしない。もしかして、座る場所を探しているのかもしれない。
右からスター、コスモ、俺、ダスクとポジションになっている。端に座ってもどちらも宇宙人。戸惑っている。俺はダスクと入れ替わった。ポンポンと、隣を指差すと鹿室はほっとした表情になった。
眉をひそめて不機嫌な表情からほっとした表情。あぁ、やっぱり戸惑っていたのか。ゆっくり俺の隣に座って月を見上げた。
「綺麗だな」
さっきみたいに呟いた。
「ねぇ早く餅を食べよう」
コスモの手には既に餅が握られている。
「好きに食べればいいのよ。この儀式は特に取り締まりがないの。好きに食べて好きに月を見上げるのがお月見なの。でしょう?」
ダスクがこちらに顔を向けた。
地球人の俺より詳しいな。鹿室は目を見開いて驚いている。さながら目から鱗の顔。
好きに食べればいいと聞いてコスモは遠慮なく餅を食べた。モチモチほっぺに餅が入っていくと、共食いみたいだ。モチモチほっぺがトロン、と溶けていく。
「スターは食べないの?」
「たらふく夕飯食べたからいい」
食べているコスモの横でスターはそう言い切った。眼前に手渡したきた餅を避ける。コスモはその餅を自分の口に持っていく。
鹿室は餅を食べずに月だけ見上げていた。
「こんなに月が綺麗なの初めてみた。未来では分厚い雲が覆って太陽の光さえも地上に届かない。この時代は空気も綺麗で星が綺麗で、人が優しい。僕は今迷っている。この時代にいる宇宙人を倒せという命令でやってきた。でもここにいる宇宙人は、それをする性格じゃなかった。僕はどうしたらいいんだろう?」
鹿室は寂しそうに月を見上げていた。
その声は小さくてダスクまで聞こえない。冷たい風が吹いて、髪の毛がなびく。
夜空に浮かんでいた月が雲に隠れて、月の光が微量になった。辺りが薄暗くなる。鹿室の髪毛の光の粒が失くなった。
「自分の信じたものを貫けばいい」
俺は聞こえるか聞こえないかの声量で言った。鹿室は静かにしていた。
月を眺めるだけの行事で特に何もすることはない。コスモだけがたらふく餅を食べている。スターはぐうすか、コスモの肩をかりて寝ている。
こんな時間に招待させてしまったから、起こせない。すやすや寝ている。
ダスクは宇宙船の周りを調べている。黒曜石をトントン、と叩き顔を近づかせている。宇宙船に興味津々だ。
『アイスアイス』
「はいはいアイスな」
月見ということで、アイスにもアイスが必要だ。食べているのを見て欲したのだろう。また居間に顔を出すと、犬猫たちがパタパタと尻尾を振って駆け寄ってきた。
ごめんな、と言いつつ台所に向かった。冷蔵庫から苺アイスを取り出してアイスに手渡した。
頭の頂点がぱかりと開き、それを丸ごといれる。棒付きのアイスなんだけど、何処から出てくるのか知りたいような、知りたくないような。
『ありがとうありがとう』
そう言ってぱかりと開いた頭をゆっくり閉めた。目の色がハートマーク付きのピンクに染まっている。
鹿室よりも表情豊かで分かりやすい。
一方の鹿室は、月を見上げるのではなく顔を俯かせていた。せっかくのお月見なのに。餅も全部コスモが平らげたし、他にすることはなく居間に移ってテレビゲームをするしか。
お袋も親父も姉貴も寝ているから、静かにしろよと伝えたがぎゃあぎゃあ騒いでいる。お袋たちから見ればコスモたちはペットで、その声は鳴き声にしかならない。
お袋たちは動物たちの鳴き声に慣れていて、すやすや寝ている。ほんと、相原家の神経はどうなっているんだ。
テレビゲームに鹿室も加わった。悩んでいたのが嘘かのように元気に、リモコンを操作する。
「ふっ。この僕が宇宙人なんかに、負けるわけにはいかない!」
といつもの鹿室に戻っている。
「くっ。中々強い」
コスモのアバターは鹿室に負け、負傷している。因みに今やっているのは、コスモが苦手な格闘技ゲームだ。コスモに勝って鹿室はふはは、と悪役顔で笑っている。
「この! コスモの仇っ!!」
「死んでないよ」
スターは鹿室のアバターに突っ込む。
それを待ってました、と言わんばかりにニタァと鹿室は笑った。突っ込んできたアバターを蹴りの一撃で仕留めた。
「そ、そんなっ!?」
スターがわなわな驚いているすきにアバターのライフがどんどん削られていく。ナイフに滅多刺しにさされ、しまいには解剖された。画面が一部モザイク仕様。
スターはことん、とリモコンを落とした。コスモがぽん、と背中をさする。鹿室にまだ挑んでいないのはダスクのみ。が、画面の中でダスクの気配はない。
「何処に隠れても無駄だ」
鹿室は二勝して既に勝ち誇った笑み。
その隣でアイスも団扇を持って応援している。目の色が赤やらピンクだ。どんな感情なのだろう。
だがダスクは強者だ。
サバンナ生活をしいたげられていた彼女に相手から存在を消させる自体、容易くできる。
「ふっ。いかなる場所でも相手にスキを見せない。腰を低くして相手を狙う。それがサバンナの常識」
ダスクはクスクス笑った。
鹿室の背後からダスクのアバターが出現。反応できなかった鹿室は、ダメージを食らわせた。
「さすが! そのままズッタズタのボッコボコにしてやって!」
「スター、うるさい。応援なら静かにして」
「理不尽っ!!」
ダスクは真面目な表情で画面にずっと顔を向けている。鹿室はリモコンを操作する手が早まっている。一撃を喰らって焦っているんだ。
『落ち着いて。鹿室ならやれる。あなたはそう言う子』
「分かっている」
鹿室は距離を取ってまた自分から攻撃に仕掛けた。ゲームなのにこの迫力。現実世界でも緊張の空気が走っている。ただのゲームでも実際戦っているのは、宇宙人VS未来人。そりゃ、緊張の空気が走るわ。
すると、静かに応援していたアイスが少しおかしくなった。遠くから眺めていたから、気がついた。目の色が黒くなり、プツンと電源が切れたかのように微動だにしない。
『連絡連絡』
「あとにして。今いいところ」
鹿室はアイスを冷たくあしらった。
『機関から連絡。繰り返します。機関から連絡が入っています。通話ボタンを10秒以内に押して下さい』
鹿室の顔色がさぁ、と青くなった。
リモコンを握っている手がぷるぷる震えことん、と手から滑り落とす。鹿室はアイスを抱えて向こうに飛び出した。
「麻美は連れてこなかったわよ。残念に思わないでね」
「委員長は大変なのは知っている」
相原家の庭に集まり、縁側に腰掛ける。お袋と親父はただ縁側でペットと一緒に腰掛けているようにしか見えない。
「お月見て秋にやるものでしょう?」
ダスクがストン、と隣に腰掛けた。
「季節外れの行事もいいだろ。それに、コスモも鹿室もずっといるか分からないし」
自分の声が微かに震えていた。情けないことを言っている、そんな自覚もしているが、これは本心だった。
また前みたいに星に帰ることがあったら、これからやることも、やりたいことも成せない。だったら、思いついたときにやるべきだ。
「一樹ぃ、餅は?」
コスモがキラキラした目を向けて聞いてきた。
「あぁ、そうだな。今持ってくる」
腰を浮かせてリビングに向かった。お袋と親父は居間にいない。いるのは寛いでいた犬猫たち。居間に顔を出すと犬猫たちが尻尾をパタパタさせて駆け寄ってきた。
宇宙人に構ってたせいで犬猫たちは戯れて来る。よって来た愛犬たちの頭を撫でながら台所に向かった。餅が置いてあるタンスに手を伸ばす。
餅を取り出すと、愛犬たちはわんわんと吠えた。与えてくれるのだと信じている。ぴょんぴょんと跳ねて、物欲しそう。
「だめだ。これは食べちゃいけない」
俺がそう言うと、クーンと悲しく鳴った。それでもパタパタと尻尾を振っている。与えてくれることを待っている。小さいころ、犬に餅を与えたことがあって、詰まらせたことがある。
わんわんと吠えていると、寝ていたお袋が起きてきた。
「もう何よ。こんな時間帯に」
お袋たちは興奮している愛犬たちを宥めてまた寝床に戻っていく。俺はそのすきに縁側に戻った。
「ふぅ。危なかった」
縁側に戻ると、ここにもキラキラした眼差しを向ける人物が。
「餅っ!!」
俺が持っている餅を見て、目をキラキラ輝かせている。真珠みたい。
「ところで、お月見て、何すればいいの?」
スターが聞いた。
「月を見て餅を食べる」
「それだけ?」
「それだけ」
ダスクがそっけなく教えた。スターははぁ、と興ざめた返事を返して納得した。納得するしかない空気。持ってきた餅を一つの皿に備えて月の前に翳す。俺は立ち往生している鹿室に振り向いた。
「鹿室、こっちこい」
手招きしても、鹿室は地面に足裏をピタリとくっついて離れようとしない。もしかして、座る場所を探しているのかもしれない。
右からスター、コスモ、俺、ダスクとポジションになっている。端に座ってもどちらも宇宙人。戸惑っている。俺はダスクと入れ替わった。ポンポンと、隣を指差すと鹿室はほっとした表情になった。
眉をひそめて不機嫌な表情からほっとした表情。あぁ、やっぱり戸惑っていたのか。ゆっくり俺の隣に座って月を見上げた。
「綺麗だな」
さっきみたいに呟いた。
「ねぇ早く餅を食べよう」
コスモの手には既に餅が握られている。
「好きに食べればいいのよ。この儀式は特に取り締まりがないの。好きに食べて好きに月を見上げるのがお月見なの。でしょう?」
ダスクがこちらに顔を向けた。
地球人の俺より詳しいな。鹿室は目を見開いて驚いている。さながら目から鱗の顔。
好きに食べればいいと聞いてコスモは遠慮なく餅を食べた。モチモチほっぺに餅が入っていくと、共食いみたいだ。モチモチほっぺがトロン、と溶けていく。
「スターは食べないの?」
「たらふく夕飯食べたからいい」
食べているコスモの横でスターはそう言い切った。眼前に手渡したきた餅を避ける。コスモはその餅を自分の口に持っていく。
鹿室は餅を食べずに月だけ見上げていた。
「こんなに月が綺麗なの初めてみた。未来では分厚い雲が覆って太陽の光さえも地上に届かない。この時代は空気も綺麗で星が綺麗で、人が優しい。僕は今迷っている。この時代にいる宇宙人を倒せという命令でやってきた。でもここにいる宇宙人は、それをする性格じゃなかった。僕はどうしたらいいんだろう?」
鹿室は寂しそうに月を見上げていた。
その声は小さくてダスクまで聞こえない。冷たい風が吹いて、髪の毛がなびく。
夜空に浮かんでいた月が雲に隠れて、月の光が微量になった。辺りが薄暗くなる。鹿室の髪毛の光の粒が失くなった。
「自分の信じたものを貫けばいい」
俺は聞こえるか聞こえないかの声量で言った。鹿室は静かにしていた。
月を眺めるだけの行事で特に何もすることはない。コスモだけがたらふく餅を食べている。スターはぐうすか、コスモの肩をかりて寝ている。
こんな時間に招待させてしまったから、起こせない。すやすや寝ている。
ダスクは宇宙船の周りを調べている。黒曜石をトントン、と叩き顔を近づかせている。宇宙船に興味津々だ。
『アイスアイス』
「はいはいアイスな」
月見ということで、アイスにもアイスが必要だ。食べているのを見て欲したのだろう。また居間に顔を出すと、犬猫たちがパタパタと尻尾を振って駆け寄ってきた。
ごめんな、と言いつつ台所に向かった。冷蔵庫から苺アイスを取り出してアイスに手渡した。
頭の頂点がぱかりと開き、それを丸ごといれる。棒付きのアイスなんだけど、何処から出てくるのか知りたいような、知りたくないような。
『ありがとうありがとう』
そう言ってぱかりと開いた頭をゆっくり閉めた。目の色がハートマーク付きのピンクに染まっている。
鹿室よりも表情豊かで分かりやすい。
一方の鹿室は、月を見上げるのではなく顔を俯かせていた。せっかくのお月見なのに。餅も全部コスモが平らげたし、他にすることはなく居間に移ってテレビゲームをするしか。
お袋も親父も姉貴も寝ているから、静かにしろよと伝えたがぎゃあぎゃあ騒いでいる。お袋たちから見ればコスモたちはペットで、その声は鳴き声にしかならない。
お袋たちは動物たちの鳴き声に慣れていて、すやすや寝ている。ほんと、相原家の神経はどうなっているんだ。
テレビゲームに鹿室も加わった。悩んでいたのが嘘かのように元気に、リモコンを操作する。
「ふっ。この僕が宇宙人なんかに、負けるわけにはいかない!」
といつもの鹿室に戻っている。
「くっ。中々強い」
コスモのアバターは鹿室に負け、負傷している。因みに今やっているのは、コスモが苦手な格闘技ゲームだ。コスモに勝って鹿室はふはは、と悪役顔で笑っている。
「この! コスモの仇っ!!」
「死んでないよ」
スターは鹿室のアバターに突っ込む。
それを待ってました、と言わんばかりにニタァと鹿室は笑った。突っ込んできたアバターを蹴りの一撃で仕留めた。
「そ、そんなっ!?」
スターがわなわな驚いているすきにアバターのライフがどんどん削られていく。ナイフに滅多刺しにさされ、しまいには解剖された。画面が一部モザイク仕様。
スターはことん、とリモコンを落とした。コスモがぽん、と背中をさする。鹿室にまだ挑んでいないのはダスクのみ。が、画面の中でダスクの気配はない。
「何処に隠れても無駄だ」
鹿室は二勝して既に勝ち誇った笑み。
その隣でアイスも団扇を持って応援している。目の色が赤やらピンクだ。どんな感情なのだろう。
だがダスクは強者だ。
サバンナ生活をしいたげられていた彼女に相手から存在を消させる自体、容易くできる。
「ふっ。いかなる場所でも相手にスキを見せない。腰を低くして相手を狙う。それがサバンナの常識」
ダスクはクスクス笑った。
鹿室の背後からダスクのアバターが出現。反応できなかった鹿室は、ダメージを食らわせた。
「さすが! そのままズッタズタのボッコボコにしてやって!」
「スター、うるさい。応援なら静かにして」
「理不尽っ!!」
ダスクは真面目な表情で画面にずっと顔を向けている。鹿室はリモコンを操作する手が早まっている。一撃を喰らって焦っているんだ。
『落ち着いて。鹿室ならやれる。あなたはそう言う子』
「分かっている」
鹿室は距離を取ってまた自分から攻撃に仕掛けた。ゲームなのにこの迫力。現実世界でも緊張の空気が走っている。ただのゲームでも実際戦っているのは、宇宙人VS未来人。そりゃ、緊張の空気が走るわ。
すると、静かに応援していたアイスが少しおかしくなった。遠くから眺めていたから、気がついた。目の色が黒くなり、プツンと電源が切れたかのように微動だにしない。
『連絡連絡』
「あとにして。今いいところ」
鹿室はアイスを冷たくあしらった。
『機関から連絡。繰り返します。機関から連絡が入っています。通話ボタンを10秒以内に押して下さい』
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