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八章 侵略者と再会
第76話 再会
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宇宙人がいなくなり、二年の月日が流れた。俺は大学受験するべく、勉強に励んでいる。委員長は県外の大学に向けて勉強している。二年の二学期あたりから忙しくなっていて、それでも、共通のペットのことで話せてる。
毎日学校に行ってご飯食べて寝て起きての繰り返し。でもこれが当たり前。そばにもう、あいつらはいない。これが普通の高校生の生活なのに、なぜか違和感を感じたのは言うまでもない。
宇宙人がいなくなり、ガーデン機関ともあわなくなった。千枝ちゃんとは連絡を通じ合っているけど。話題は刹那のことばかり。路線がずれると既読無視してくる。それについて会って問い詰めると、悪切れもなく「貴様と話すことはない」と冷たく言われたこと。
二年の月日が流れるとこの姉妹の関係は一向に〝友達〟のままだ。この関係は変わることは一切ない。
あれからガーデン機関も革命を起こしたものの、敵となる宇宙人はこの二年宇宙から降りてこなかった。
今頃、あいつらは何をしているのか……快晴の空を見上げて帰路についた。家に帰ると両親がまた新しいペットを拾っていた。
両親の拾い癖は治らない。これが両親の良いところでもあり、悪いところでもある。コスモたちと親しくしていた老犬が先日旅立ってばかり。ペットの数も少なくなって、両親も寂しかったのだろう。
手足は人間ぽくて、見た目は十二歳の小学生女子。季節はまだ冬の名残が残っているのに夏服だった。頭に触覚がある。見覚えがある。というか、見慣れた人物がそこにいた。
「おかえりなさい! コスモちゃん!!」
お袋が頭をナデナデした。
二年の歳月を経て、ペットが帰ってきた。拾った場所はゴミ捨て場。夏服で捨てられてた所をお袋たちに拾われた。
俺は何度も顔を凝視した。確かにコスモだ。久しぶりに顔を見たせいで自信がない。歳月が経っているのに見た目は全然変わらない。まるで、容姿の時間を止まらせたかのように。
「ただいま。帰ってきたよ」
にこりと笑った。
宇宙人が帰ってきた。俺も笑って
「ただいま」
と返す。
姉貴も親父も喜んだ。二年前いきなり家出したペットが帰ってきた、とね。
姉貴は早速、コスモと一緒にお風呂に入りお袋は腕によりをかけて飯を作った。今日の献立ハムカツだ。
「久しぶり」
「そうだな」
コスモは久しぶりに相原家の飯を食べた。その食べっぷりは、あの頃と変わらない。ガツガツ食べて、俺の分も取っていく。
宇宙人がいるのに他のペットたちは慣れたのか、それとも久しぶりと挨拶を交わしているのか、コスモに触れ合っていく。
コスモは微笑して頭を撫でた。ペットがペットを撫でている。
「あの子は?」
コスモは辺りをキョロキョロした。コスモが話題に出している〝あの子〟というのは、宇宙人と仲良くしていたあの老犬のことだろう。
先月亡くなったと知らせると、コスモはペットたちを撫でている手を止めた。
それから、食事を終わらせると俺の部屋に入ってきた。
「懐かしい。変わっていない」
俺の部屋を回って呟いた。
「そうか? コスモのほうこそ、変わってない」
「そう?」
コスモは首をこてん、と傾げた。宇宙では一ヶ月ぶりに地球に降りて来たらしい。地球が二年の歳月を経っていることを知らない。
俺もコスモたちの一ヶ月を知らない。地球と
別れてあれから大変だった、と。新たな王を決めるため、激しい王位争奪戦を交え、新たな王となったエンド様の側に使えていた。地球に降りてこれた理由は、また地球を侵略するため。
「地球侵略? それじゃあ、スターとダスクも?」
「降りてきた……けどバラバラになっちゃった」
「どうせ、船内でゴロゴロして間違って押したんだろ? スター辺りとか」
「何故わかった?」
コスモの目は大きく見開いてキラキラ輝いた。うわっ当たったのかよ。適当に言ったんだけどな。またバラバラか。ダスクはアフリカのサバンナじゃないといいけど、またサバンナ生活していると考えると、ダスク自身は楽しそうだ。
俺はホッとした息をこぼした。こうして、コスモと話すのは二年ぶりだ。懐かしい空気で胸がドキドキしている。スターも委員長の所だろう。それ以外頼る場所もない。委員長もスターが帰ってきて喜んでいるに違いない。
翌朝、学校に行き委員長と話すとスターは帰ってきてないらしい。
「コスモちゃん。久しぶり!」
委員長はぎゅうとコスモを抱きしめた。コスモも抵抗なく、委員長の腕の中で大人しくフィットしているまま。委員長は目に涙をためていた。
俺と同じ、誰よりも宇宙人に会いたかった。でも肝心のその人物が未だに発見されない。
「コスモ、居場所分かるか?」
「〈探索〉じゃないから分からない」
コスモは首を振った。
体を離すと、委員長はおもむろに口を開いた。
「大丈夫。待っているよ。スターちゃんがいつ、帰ってきてもいいように待っているから。絶対帰って来る、て信じてる」
委員長は力強く言った。自信に満ち溢れた表情。学校帰りにスターを探すことに。〈探索〉に長けた人物を探すというのも、奇妙なことで、宇宙人探しといえばこれもまた奇妙なことだ。
委員長が最初にスターを保護した場所は、学校帰りの裏通りゴミ捨て場があって、大量にエロ本が捨てられてあったという。そのエロ本を裸で読みあさっているのを見て保護。
スター、良かったな。委員長じゃなかったら保護しているのは鬼畜変態か、警察だったぞ。
その裏通りを歩いて、ゴミ捨て場に行ってみてもスターの姿はない。捨てられてあるのは、エロ本雑誌。何冊も束になって、頑丈に縄で縛っている。
「何処に行ったのかな?」
委員長が不安な表情になった。
委員長には言いたくないが、最初に運を使いすぎて、もしかしたら、鬼畜変態に保護されたのかもしれない。不安になっている委員長には絶対に口に出せない。
ついでに金城家にもやってきた。ダスクが転がりこんでいないか。帰ってきてなかったら、サバンナにいると確定。
金城家にやってくるのは、二年ぶりだ。金城生徒会長は学校を卒業すると、都会に行き、大学院生となっている。
金城家の門の前でインターホンを鳴らす。出てきたのは、都会にいるはずの元、生徒会長だった。
「おや、久しぶりではないか。元気にしていたか諸君!」
「金城さん、都会にいるのでは?」
「ふふふ、ちょっとした休みさ。それより……」
俺の後ろに隠れているコスモに目を向ける。コスモは小さく会釈した。切れ長の目が大きく見開いた。すぐに宇宙人が地球に降りてきたというのを理解して、金城さんは首を振った。
「残念だが、家にその生命体はいない。だが、もう一度会えるのなら、キセキと呼ぼう」
優しい眼差しでコスモを見下ろした。
金城家に帰ってきてないと、ダスクはサバンナにいると確定した。問題はスターだ。一体何処にいるのやら。ほんとに変質者に保護されたのでは。内心ヒヤヒヤが止まらない。
またもう一度あのゴミ捨て場に向かった。もしかしたら、いるかもしれない、そんな可能性を秘めて。
「やっぱりいないよね……」
委員長が残念な顔をした。
ゴミ捨て場は変わらない。エロ本雑誌が捨てられて、白い袋がいっぱい山積みになっている。そして、周辺には異臭が漂っている。生ゴミわ何日間も放置したような、頭をガツンガツンと殴られた衝撃の臭いだ。
そんな悪臭がする場所なので、周辺に民家もないし公共施設もない。あるのは、土手に咲いたタンポポだけ。静かな周辺だ。人も車も通らない。
人間二人にペット一匹が立ちすくんでいた。
まさか、こんな瞬間で宇宙船が降ってくるとは誰も思わないだろう。頭上にいきなり、突風が襲い、身軽な俺たちを風で吹き飛ばされないようにコスモが抑えていた。
生ゴミも含めた白いゴミ袋はガサガサ音を出して転がっていく。エロ本雑誌飛ばされて、そのはずみで縛っていた縄が解き、パラパラと荒くページがめくっていく。
頭上に降りてきたのは宇宙船だ。俺も見たことある。委員長も乗ったあの土星の形をした宇宙船だ。
「やっと日本到着ぅ!」
船内から顔を出していたのは、金髪で腰に草を巻いている。頭に触角が生えたもう一匹の宇宙人。
「スターちゃん!」
委員長が叫ぶと、スターと目が合った。感動の再会だ。まだ上空で浮遊しているのに、スターは宇宙船から降りて、地面に腰をおろした。
スターと委員長が再会を果たし、宇宙船はゆっくりと地上に着陸した。操縦しているのはもちろん、もう一匹の宇宙人。
「やれやれ、いきなり降りたら危ないじゃない」
宇宙船からひょっこり顔を出したのはダスク。腰やら頭に草を巻いている。ファッションセンスが欠けているからといって、ここまでとは思わなかった。
「コスモは無事だったみたいね」
ダスクはひと目みて、安堵の表情になった。
「スターとダスクはどこにいたの?」
コスモの疑問に返事を返したのはスター。腰についた草を追い払って。
「聞いてよ! サバンナよサバンナ! 肉食動物がわらわらいて、夜も寝かせてくれないの! しかもザラザラしている地面に野宿よ野宿っ! 乙女が信じられない!」
スターはコロコロ表情変えて絶叫した。
でもダスクは満足している表情。
毎日学校に行ってご飯食べて寝て起きての繰り返し。でもこれが当たり前。そばにもう、あいつらはいない。これが普通の高校生の生活なのに、なぜか違和感を感じたのは言うまでもない。
宇宙人がいなくなり、ガーデン機関ともあわなくなった。千枝ちゃんとは連絡を通じ合っているけど。話題は刹那のことばかり。路線がずれると既読無視してくる。それについて会って問い詰めると、悪切れもなく「貴様と話すことはない」と冷たく言われたこと。
二年の月日が流れるとこの姉妹の関係は一向に〝友達〟のままだ。この関係は変わることは一切ない。
あれからガーデン機関も革命を起こしたものの、敵となる宇宙人はこの二年宇宙から降りてこなかった。
今頃、あいつらは何をしているのか……快晴の空を見上げて帰路についた。家に帰ると両親がまた新しいペットを拾っていた。
両親の拾い癖は治らない。これが両親の良いところでもあり、悪いところでもある。コスモたちと親しくしていた老犬が先日旅立ってばかり。ペットの数も少なくなって、両親も寂しかったのだろう。
手足は人間ぽくて、見た目は十二歳の小学生女子。季節はまだ冬の名残が残っているのに夏服だった。頭に触覚がある。見覚えがある。というか、見慣れた人物がそこにいた。
「おかえりなさい! コスモちゃん!!」
お袋が頭をナデナデした。
二年の歳月を経て、ペットが帰ってきた。拾った場所はゴミ捨て場。夏服で捨てられてた所をお袋たちに拾われた。
俺は何度も顔を凝視した。確かにコスモだ。久しぶりに顔を見たせいで自信がない。歳月が経っているのに見た目は全然変わらない。まるで、容姿の時間を止まらせたかのように。
「ただいま。帰ってきたよ」
にこりと笑った。
宇宙人が帰ってきた。俺も笑って
「ただいま」
と返す。
姉貴も親父も喜んだ。二年前いきなり家出したペットが帰ってきた、とね。
姉貴は早速、コスモと一緒にお風呂に入りお袋は腕によりをかけて飯を作った。今日の献立ハムカツだ。
「久しぶり」
「そうだな」
コスモは久しぶりに相原家の飯を食べた。その食べっぷりは、あの頃と変わらない。ガツガツ食べて、俺の分も取っていく。
宇宙人がいるのに他のペットたちは慣れたのか、それとも久しぶりと挨拶を交わしているのか、コスモに触れ合っていく。
コスモは微笑して頭を撫でた。ペットがペットを撫でている。
「あの子は?」
コスモは辺りをキョロキョロした。コスモが話題に出している〝あの子〟というのは、宇宙人と仲良くしていたあの老犬のことだろう。
先月亡くなったと知らせると、コスモはペットたちを撫でている手を止めた。
それから、食事を終わらせると俺の部屋に入ってきた。
「懐かしい。変わっていない」
俺の部屋を回って呟いた。
「そうか? コスモのほうこそ、変わってない」
「そう?」
コスモは首をこてん、と傾げた。宇宙では一ヶ月ぶりに地球に降りて来たらしい。地球が二年の歳月を経っていることを知らない。
俺もコスモたちの一ヶ月を知らない。地球と
別れてあれから大変だった、と。新たな王を決めるため、激しい王位争奪戦を交え、新たな王となったエンド様の側に使えていた。地球に降りてこれた理由は、また地球を侵略するため。
「地球侵略? それじゃあ、スターとダスクも?」
「降りてきた……けどバラバラになっちゃった」
「どうせ、船内でゴロゴロして間違って押したんだろ? スター辺りとか」
「何故わかった?」
コスモの目は大きく見開いてキラキラ輝いた。うわっ当たったのかよ。適当に言ったんだけどな。またバラバラか。ダスクはアフリカのサバンナじゃないといいけど、またサバンナ生活していると考えると、ダスク自身は楽しそうだ。
俺はホッとした息をこぼした。こうして、コスモと話すのは二年ぶりだ。懐かしい空気で胸がドキドキしている。スターも委員長の所だろう。それ以外頼る場所もない。委員長もスターが帰ってきて喜んでいるに違いない。
翌朝、学校に行き委員長と話すとスターは帰ってきてないらしい。
「コスモちゃん。久しぶり!」
委員長はぎゅうとコスモを抱きしめた。コスモも抵抗なく、委員長の腕の中で大人しくフィットしているまま。委員長は目に涙をためていた。
俺と同じ、誰よりも宇宙人に会いたかった。でも肝心のその人物が未だに発見されない。
「コスモ、居場所分かるか?」
「〈探索〉じゃないから分からない」
コスモは首を振った。
体を離すと、委員長はおもむろに口を開いた。
「大丈夫。待っているよ。スターちゃんがいつ、帰ってきてもいいように待っているから。絶対帰って来る、て信じてる」
委員長は力強く言った。自信に満ち溢れた表情。学校帰りにスターを探すことに。〈探索〉に長けた人物を探すというのも、奇妙なことで、宇宙人探しといえばこれもまた奇妙なことだ。
委員長が最初にスターを保護した場所は、学校帰りの裏通りゴミ捨て場があって、大量にエロ本が捨てられてあったという。そのエロ本を裸で読みあさっているのを見て保護。
スター、良かったな。委員長じゃなかったら保護しているのは鬼畜変態か、警察だったぞ。
その裏通りを歩いて、ゴミ捨て場に行ってみてもスターの姿はない。捨てられてあるのは、エロ本雑誌。何冊も束になって、頑丈に縄で縛っている。
「何処に行ったのかな?」
委員長が不安な表情になった。
委員長には言いたくないが、最初に運を使いすぎて、もしかしたら、鬼畜変態に保護されたのかもしれない。不安になっている委員長には絶対に口に出せない。
ついでに金城家にもやってきた。ダスクが転がりこんでいないか。帰ってきてなかったら、サバンナにいると確定。
金城家にやってくるのは、二年ぶりだ。金城生徒会長は学校を卒業すると、都会に行き、大学院生となっている。
金城家の門の前でインターホンを鳴らす。出てきたのは、都会にいるはずの元、生徒会長だった。
「おや、久しぶりではないか。元気にしていたか諸君!」
「金城さん、都会にいるのでは?」
「ふふふ、ちょっとした休みさ。それより……」
俺の後ろに隠れているコスモに目を向ける。コスモは小さく会釈した。切れ長の目が大きく見開いた。すぐに宇宙人が地球に降りてきたというのを理解して、金城さんは首を振った。
「残念だが、家にその生命体はいない。だが、もう一度会えるのなら、キセキと呼ぼう」
優しい眼差しでコスモを見下ろした。
金城家に帰ってきてないと、ダスクはサバンナにいると確定した。問題はスターだ。一体何処にいるのやら。ほんとに変質者に保護されたのでは。内心ヒヤヒヤが止まらない。
またもう一度あのゴミ捨て場に向かった。もしかしたら、いるかもしれない、そんな可能性を秘めて。
「やっぱりいないよね……」
委員長が残念な顔をした。
ゴミ捨て場は変わらない。エロ本雑誌が捨てられて、白い袋がいっぱい山積みになっている。そして、周辺には異臭が漂っている。生ゴミわ何日間も放置したような、頭をガツンガツンと殴られた衝撃の臭いだ。
そんな悪臭がする場所なので、周辺に民家もないし公共施設もない。あるのは、土手に咲いたタンポポだけ。静かな周辺だ。人も車も通らない。
人間二人にペット一匹が立ちすくんでいた。
まさか、こんな瞬間で宇宙船が降ってくるとは誰も思わないだろう。頭上にいきなり、突風が襲い、身軽な俺たちを風で吹き飛ばされないようにコスモが抑えていた。
生ゴミも含めた白いゴミ袋はガサガサ音を出して転がっていく。エロ本雑誌飛ばされて、そのはずみで縛っていた縄が解き、パラパラと荒くページがめくっていく。
頭上に降りてきたのは宇宙船だ。俺も見たことある。委員長も乗ったあの土星の形をした宇宙船だ。
「やっと日本到着ぅ!」
船内から顔を出していたのは、金髪で腰に草を巻いている。頭に触角が生えたもう一匹の宇宙人。
「スターちゃん!」
委員長が叫ぶと、スターと目が合った。感動の再会だ。まだ上空で浮遊しているのに、スターは宇宙船から降りて、地面に腰をおろした。
スターと委員長が再会を果たし、宇宙船はゆっくりと地上に着陸した。操縦しているのはもちろん、もう一匹の宇宙人。
「やれやれ、いきなり降りたら危ないじゃない」
宇宙船からひょっこり顔を出したのはダスク。腰やら頭に草を巻いている。ファッションセンスが欠けているからといって、ここまでとは思わなかった。
「コスモは無事だったみたいね」
ダスクはひと目みて、安堵の表情になった。
「スターとダスクはどこにいたの?」
コスモの疑問に返事を返したのはスター。腰についた草を追い払って。
「聞いてよ! サバンナよサバンナ! 肉食動物がわらわらいて、夜も寝かせてくれないの! しかもザラザラしている地面に野宿よ野宿っ! 乙女が信じられない!」
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