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六章 侵略者と荒地
第69話 お別れ
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暫く歩いていると、懐かしい人物に出会った。元ガーディアン機関だった絵梨佳。偶々この街に来てて、コスモたちに会いに来たらしい。
「そうなんだ。そういえば姿が見ないから、そんな大変なことがあったんだね」
絵梨佳は暗い表情を落とした。
「遊びに来ていい、て言ったのに全然来なかった」
コスモはじと、と上目遣いで睨んだ。
「ははは。中々、勇気が出せなくて」
絵梨佳は苦笑する。
ここは駅前のグレープ屋さん。女子校生に人気で、今は休日の昼頃なので女性が多い。コスモはさっき、アイスも食べたのにイチゴグレープ大盛りを頼んだ。
「ちょっとコスモ、誰もとらないからそんな慌てて食べないの! 頬についてる」
頬についたクリームをスターが、ハンカチで拭き取る。その様子を見ていた絵梨佳はくすっと笑った。
「でも良かった。これが最後かもしれないんでしょ?」
絵梨佳が首を小さくかしげた。
「うん。たぶんね」
ダスクが頷いた。
カップに手を伸ばし、それを口に運ぶ。さっき食べた〝抹茶味〟と同じ。ちょっと苦味があってほんのり、お茶の香りがするこの味に、興味を惹かれたらしい。
クリームを拭き取ったハンカチをしまい、スターは顔を向けた。
「元気そうで良かった。今は……楽しい?」
「楽しいよ。普通のことをやれて、すっごく新鮮だし、貴重。特に心配ごとはないかな」
それを聞いたら、コスモとスターは安堵の表情になった。
絵梨佳が楽しいなら、それでいい。絵梨佳が普通の暮らしをしているのも安心だ。黙って抹茶ラテを飲んでいたダスクが、口から放し、机においた。
「まさかだけど……」
と話を出した。
低い声でなるべく、他の人に聞かれないように小声で。
「まさかだけど……これが起きるから機関から退かれたんじゃ?」
絵梨佳は大きく目を見開いた。
しん、と静まり返った。周りの音がやけに大きくなる。スターがダスクをとっつく。ダスクは苦しい表情で「ごめん」と謝った。絵梨佳は氷漬けにされたように微動だにしない。コスモがツンツンと突いても動かない。スターが「こら!」と突く指先を逸していたら、はぁ、と大きなため息をついた。
安堵のため息だった。絵梨佳は俯いているせいでどんな表情しているか分からない。でも微かに安堵している。体の緊張が解れている。どうして、安堵しているのかコスモたちには分からない。
絵梨佳はため息ついたあと、顔をあげた。
「わたし、もう帰るね! 会えて良かった」
「もう? バイバイ」
絵梨佳は手を振って、店から出ていった。軽快な足取りだった。スキップするかのような。さっきまでのテンションと打って変わって、何かの束縛が弾かれたようだ。
「なんで?」
コスモが怪訝な表情で指を指す。
指差した方向には、もう絵梨佳はいない。来店してくる女性たちのみ。
「きっと、ずっと苦しかったのよ。あたしたちが思っているよりずっと。でも視野が広がったみたいね。何でか知らないけど」
ダスクが飲みかけの抹茶ラテに手を伸ばした。
やがてコスモたちは店を出て、帰路につく。それぞれの別れを告げるために。
コスモが帰ってきたのは夕御飯前だった。この三日間、コスモがいなかったからお袋たちも心配していた。今日はほんとにほんとの〝最後の晩餐〟だ。
「おかえり」
「ただいま」
これも最後だ。
久しぶりに家族そろって、手を合わせて「いただきます」と合わせる。今日はコスモが地球に降りて最初に食べたハムカツだ。お袋や姉貴たちの前だと、普通に食べている。コスモの食べっぷりにお袋が、自分の分を半分与えた。コスモは、ありがとうと言って一口美味しそうに食べた。
夕御飯を食べ終えて、部屋に戻ると部屋の中にはスターとダスクが揃っていた。二匹とも、自分家に帰ったのに。それぞれの場所でそれぞれの別れを済ませてここに集った。
「コスモ、準備はいい?」
ダスクが真剣な表情で言った。
コスモはゆっくり頷く。あぁ、もう時間が来てしまった。あっという間だった。もうこれが本当に最後。一瞬一瞬が早送りで、時間が経つのが早かった。コスモたちは外に行った。
辺りは薄暗くて、暗くなった景色に点々と煌めく家の窓から差し込む光。ぼんやりとしてて星の数のように煌めいている。
「お別れは済んだ?」
スターがコスモに耳打ちした。
「うん……」
コスモは曖昧な返事を返す。暗い表情を落とすコスモに、スターはぽんと背中を叩いた。ダスクが懐にしまっていた宇宙船を取り出すと、キューブのように小さかった宇宙船がボンと大きくなった。
「さっ。乗って」
顎でしゃくる。
「なんか、あっという間だったね。ほんとにこれで最後かと思うと……ゔっ……」
スターがポロポロと泣き出した。委員長とは既にお別れしてきた。でも、いざ別れるとなると胸が締め付けられて、しんどい。
「泣かないで。私も一緒だから」
ぽんと肩を叩いたのはコスモ。コスモは俺のほうに振り向いて、ニコリと笑った。
「それじゃあ。元気でね」
「おう」
またな、とは言わなかった。お互い。
ダスクから入っていき、スターも暫くして入っていく。宇宙船が神々しく光っている。目が痛いほどに。
「今までありがとう」
コスモは笑顔でそう言った。今まで見たことない表情。そうしてゆっくり宇宙船の中に入っていく。
これがほんとにほんとに最後。でもサヨナラは言いたくない。また何処かで会えると信じているから。
コスモの姿がギリギリ消えていく寸前に呼び止めた。息が走っていないのに、乱れている。呼び止められたコスモは、跳ね返るように振り向いた。
「また来いよ」
絶対サヨナラは言いたくないし、涙は流さない。それをしたら、コスモだって別れにくいだろ。
コスモは大きく目を見開いて、また満面の笑顔で去っていった。
コスモが宇宙船の中に消えていくと、宇宙船はふわりと上空に浮かびヒュンと遙か空に向かっていく。
その姿が遠のくまで見つめた。小さくなると最早、あれは星なのか、衛星なのかわからなくなる。
また会えるよな。あいつらと出会えたこと、キセキだからきっと、想いは実現する。
コスモたちが地球にいなくなって、その翌日。朝の五時という早い時間。目覚まし時計ではなくインターホンで起こされた。
こんな時間に毎回起こされたのは、スターだけだ。毎日こんな時間帯にやって来てインターホンを鳴らされる。お袋たちは、悪戯だと思っているらしい。スターの姿はペットに見られているから。
あの三匹は地球にいない。一体誰が起こしてくるのか。お袋も親父も寝てる時間帯だ。でも誰も起きてこない。どうせ、誰かが出ると思っている。俺が出るからいいけど偶には出ろよ。
寝起きの体をズルズルと一階まで降りて、まだ夢の中にいる思考で、ガチャリと戸を開けた。
「はーい、どちらさま……」
玄関の前にいたのは千枝ちゃん。
休日なのにガーディアン学校の制服。
「宇宙人は帰ったのか」
「そ。ガーディアン機関として宇宙人がいないのは、嬉しい?」
「はっ、当たり前のことを聞くな」
千枝ちゃんは鼻で笑った。
千枝ちゃんがこうして訪ねてくるのは、これで三回目だ。一回目はガーディアン機関として。二回目は刹那と会うため。そして、今回は――。
「相原て名乗っているせいで、姉弟という設定にしてもらった。それで『弟さんはいつ来るの?』て言われて」
「知らないところで勝手に弟扱いされてたのかよ。そんで、ついてきて顔見せてほしいて?」
千枝ちゃんはコクリと頷く。
朝からとんでもないものに、まき込まれたぞ。巻き込まれるのは慣れているけど。
俺たちは刹那のいる隣街に向かった。朝の電車は人一人いない。俺は座席に座って、千枝ちゃんは遠くの座席に座っている。距離は縮まらない。
ガタンゴトンと揺れ、過ぎ去っていく建物の隙間から朝日の光がちらほら差し込んでくる。太陽が背中側にあるせいで、温い。日向ぼっこには最適だな。温いせいでまた、眠気が襲ってきた。
電車の揺れがまるで、揺りかごみたい。ついつい眠気が。カクン、と意識が遠のく。朝日の光を浴びると千枝ちゃんの髪の毛が艷やかに光っている。まるで、宝石みたい。手にとって掴みたい。
手を伸ばすと、その宝石が近くに。
間近でみると、なんだかいい匂いがする。お菓子を作っているときの甘い香りと似ている。体が温い。そのまま意識がすとん、と落ちていった。
目が覚めると、俺の部屋だった。コスモたちがまだ地球にいて、またくだらない地球侵略作戦を俺の部屋でしている風景が。コスモがお菓子を食べて、スターが頬についたクズをハンカチで拭き取る。ダスクが頬杖ついて空を見上げている。
あぁ、なんだまだ地球にいたのか。そう思いたかった。でも、ほんとに目が覚めると今見たものは夢だったと直感する。
夢は自分が本心で思っていることを魅せるらしい。俺の本心は、コスモたちにいつまでも地球にいてほしかった。口に出せなかった想いが、夢に現れて、それが垣間見えた。
「そうなんだ。そういえば姿が見ないから、そんな大変なことがあったんだね」
絵梨佳は暗い表情を落とした。
「遊びに来ていい、て言ったのに全然来なかった」
コスモはじと、と上目遣いで睨んだ。
「ははは。中々、勇気が出せなくて」
絵梨佳は苦笑する。
ここは駅前のグレープ屋さん。女子校生に人気で、今は休日の昼頃なので女性が多い。コスモはさっき、アイスも食べたのにイチゴグレープ大盛りを頼んだ。
「ちょっとコスモ、誰もとらないからそんな慌てて食べないの! 頬についてる」
頬についたクリームをスターが、ハンカチで拭き取る。その様子を見ていた絵梨佳はくすっと笑った。
「でも良かった。これが最後かもしれないんでしょ?」
絵梨佳が首を小さくかしげた。
「うん。たぶんね」
ダスクが頷いた。
カップに手を伸ばし、それを口に運ぶ。さっき食べた〝抹茶味〟と同じ。ちょっと苦味があってほんのり、お茶の香りがするこの味に、興味を惹かれたらしい。
クリームを拭き取ったハンカチをしまい、スターは顔を向けた。
「元気そうで良かった。今は……楽しい?」
「楽しいよ。普通のことをやれて、すっごく新鮮だし、貴重。特に心配ごとはないかな」
それを聞いたら、コスモとスターは安堵の表情になった。
絵梨佳が楽しいなら、それでいい。絵梨佳が普通の暮らしをしているのも安心だ。黙って抹茶ラテを飲んでいたダスクが、口から放し、机においた。
「まさかだけど……」
と話を出した。
低い声でなるべく、他の人に聞かれないように小声で。
「まさかだけど……これが起きるから機関から退かれたんじゃ?」
絵梨佳は大きく目を見開いた。
しん、と静まり返った。周りの音がやけに大きくなる。スターがダスクをとっつく。ダスクは苦しい表情で「ごめん」と謝った。絵梨佳は氷漬けにされたように微動だにしない。コスモがツンツンと突いても動かない。スターが「こら!」と突く指先を逸していたら、はぁ、と大きなため息をついた。
安堵のため息だった。絵梨佳は俯いているせいでどんな表情しているか分からない。でも微かに安堵している。体の緊張が解れている。どうして、安堵しているのかコスモたちには分からない。
絵梨佳はため息ついたあと、顔をあげた。
「わたし、もう帰るね! 会えて良かった」
「もう? バイバイ」
絵梨佳は手を振って、店から出ていった。軽快な足取りだった。スキップするかのような。さっきまでのテンションと打って変わって、何かの束縛が弾かれたようだ。
「なんで?」
コスモが怪訝な表情で指を指す。
指差した方向には、もう絵梨佳はいない。来店してくる女性たちのみ。
「きっと、ずっと苦しかったのよ。あたしたちが思っているよりずっと。でも視野が広がったみたいね。何でか知らないけど」
ダスクが飲みかけの抹茶ラテに手を伸ばした。
やがてコスモたちは店を出て、帰路につく。それぞれの別れを告げるために。
コスモが帰ってきたのは夕御飯前だった。この三日間、コスモがいなかったからお袋たちも心配していた。今日はほんとにほんとの〝最後の晩餐〟だ。
「おかえり」
「ただいま」
これも最後だ。
久しぶりに家族そろって、手を合わせて「いただきます」と合わせる。今日はコスモが地球に降りて最初に食べたハムカツだ。お袋や姉貴たちの前だと、普通に食べている。コスモの食べっぷりにお袋が、自分の分を半分与えた。コスモは、ありがとうと言って一口美味しそうに食べた。
夕御飯を食べ終えて、部屋に戻ると部屋の中にはスターとダスクが揃っていた。二匹とも、自分家に帰ったのに。それぞれの場所でそれぞれの別れを済ませてここに集った。
「コスモ、準備はいい?」
ダスクが真剣な表情で言った。
コスモはゆっくり頷く。あぁ、もう時間が来てしまった。あっという間だった。もうこれが本当に最後。一瞬一瞬が早送りで、時間が経つのが早かった。コスモたちは外に行った。
辺りは薄暗くて、暗くなった景色に点々と煌めく家の窓から差し込む光。ぼんやりとしてて星の数のように煌めいている。
「お別れは済んだ?」
スターがコスモに耳打ちした。
「うん……」
コスモは曖昧な返事を返す。暗い表情を落とすコスモに、スターはぽんと背中を叩いた。ダスクが懐にしまっていた宇宙船を取り出すと、キューブのように小さかった宇宙船がボンと大きくなった。
「さっ。乗って」
顎でしゃくる。
「なんか、あっという間だったね。ほんとにこれで最後かと思うと……ゔっ……」
スターがポロポロと泣き出した。委員長とは既にお別れしてきた。でも、いざ別れるとなると胸が締め付けられて、しんどい。
「泣かないで。私も一緒だから」
ぽんと肩を叩いたのはコスモ。コスモは俺のほうに振り向いて、ニコリと笑った。
「それじゃあ。元気でね」
「おう」
またな、とは言わなかった。お互い。
ダスクから入っていき、スターも暫くして入っていく。宇宙船が神々しく光っている。目が痛いほどに。
「今までありがとう」
コスモは笑顔でそう言った。今まで見たことない表情。そうしてゆっくり宇宙船の中に入っていく。
これがほんとにほんとに最後。でもサヨナラは言いたくない。また何処かで会えると信じているから。
コスモの姿がギリギリ消えていく寸前に呼び止めた。息が走っていないのに、乱れている。呼び止められたコスモは、跳ね返るように振り向いた。
「また来いよ」
絶対サヨナラは言いたくないし、涙は流さない。それをしたら、コスモだって別れにくいだろ。
コスモは大きく目を見開いて、また満面の笑顔で去っていった。
コスモが宇宙船の中に消えていくと、宇宙船はふわりと上空に浮かびヒュンと遙か空に向かっていく。
その姿が遠のくまで見つめた。小さくなると最早、あれは星なのか、衛星なのかわからなくなる。
また会えるよな。あいつらと出会えたこと、キセキだからきっと、想いは実現する。
コスモたちが地球にいなくなって、その翌日。朝の五時という早い時間。目覚まし時計ではなくインターホンで起こされた。
こんな時間に毎回起こされたのは、スターだけだ。毎日こんな時間帯にやって来てインターホンを鳴らされる。お袋たちは、悪戯だと思っているらしい。スターの姿はペットに見られているから。
あの三匹は地球にいない。一体誰が起こしてくるのか。お袋も親父も寝てる時間帯だ。でも誰も起きてこない。どうせ、誰かが出ると思っている。俺が出るからいいけど偶には出ろよ。
寝起きの体をズルズルと一階まで降りて、まだ夢の中にいる思考で、ガチャリと戸を開けた。
「はーい、どちらさま……」
玄関の前にいたのは千枝ちゃん。
休日なのにガーディアン学校の制服。
「宇宙人は帰ったのか」
「そ。ガーディアン機関として宇宙人がいないのは、嬉しい?」
「はっ、当たり前のことを聞くな」
千枝ちゃんは鼻で笑った。
千枝ちゃんがこうして訪ねてくるのは、これで三回目だ。一回目はガーディアン機関として。二回目は刹那と会うため。そして、今回は――。
「相原て名乗っているせいで、姉弟という設定にしてもらった。それで『弟さんはいつ来るの?』て言われて」
「知らないところで勝手に弟扱いされてたのかよ。そんで、ついてきて顔見せてほしいて?」
千枝ちゃんはコクリと頷く。
朝からとんでもないものに、まき込まれたぞ。巻き込まれるのは慣れているけど。
俺たちは刹那のいる隣街に向かった。朝の電車は人一人いない。俺は座席に座って、千枝ちゃんは遠くの座席に座っている。距離は縮まらない。
ガタンゴトンと揺れ、過ぎ去っていく建物の隙間から朝日の光がちらほら差し込んでくる。太陽が背中側にあるせいで、温い。日向ぼっこには最適だな。温いせいでまた、眠気が襲ってきた。
電車の揺れがまるで、揺りかごみたい。ついつい眠気が。カクン、と意識が遠のく。朝日の光を浴びると千枝ちゃんの髪の毛が艷やかに光っている。まるで、宝石みたい。手にとって掴みたい。
手を伸ばすと、その宝石が近くに。
間近でみると、なんだかいい匂いがする。お菓子を作っているときの甘い香りと似ている。体が温い。そのまま意識がすとん、と落ちていった。
目が覚めると、俺の部屋だった。コスモたちがまだ地球にいて、またくだらない地球侵略作戦を俺の部屋でしている風景が。コスモがお菓子を食べて、スターが頬についたクズをハンカチで拭き取る。ダスクが頬杖ついて空を見上げている。
あぁ、なんだまだ地球にいたのか。そう思いたかった。でも、ほんとに目が覚めると今見たものは夢だったと直感する。
夢は自分が本心で思っていることを魅せるらしい。俺の本心は、コスモたちにいつまでも地球にいてほしかった。口に出せなかった想いが、夢に現れて、それが垣間見えた。
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