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一章 侵略者と地球人
第17話 たたかえと
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カプセルから拳銃やら日本刀が。異様に光沢があり、禍々しいものだった。ヤンキーをやっていたが、拳銃を生で見るのは初めてだ。
「これは……?」
「最近の出来事をダスクに聞かされまして、それで、わたくしたちはこれを用意しに参りました」
最近の出来事を細かく上司に報告する務めがある。宇宙の塵が地球上で蠢いてて、それを始末するために上司も動いてくれた。
宇宙の塵が地球上で蠢いているのは、完全に宇宙人の落ち度のせいなので、上司たるギャラクシーは、これを届けにきた。
「ダスクまさか……」
「あのことについて、報告してないわ。あんなの、報告できるわけないでしょう」
スターとダスクが耳打ちする。
この会話は、周りには聞こえない。ギャラクシーは話を続けた。
「コスモだけでは戦闘員が足りないと思ったので、貴方たちにも」
「戦えと?」
ギャラクシーは大きく頷く。宇宙人には、バリアや物を簡単に浮かせたりとか、超能力みたいなものが備わっている。それに武器を持たせたらどうなるか。
ギャラクシーはくるりとこちらに体を向けた。
「これを」
向けてきたのは、アメリカ製の拳銃だった。銃口を向けてきたのではく、拳銃を渡しにきた。訳が分からなくて、ギャラクシーの顔と拳銃を交互にみる。
「護身用です。一樹殿は大切なコスモの保護者ですから」
ギャラクシーがニコリと笑った。
おずおずとその拳銃を握ってみると、途端に重みが伝わってきて、びっくりした。拳銃てこんなに重かったのか。ずしりとくる重さ。訓練しないと、まともに扱えないぞ。
「わたくしも協力しますので、我らであれを倒しましょう。サターン様もおっしゃってました」
ピクリと三匹の触覚が動いた。
サターン様の名前を聞いて、明らかに顔が一変する。普段見せない真面目な表情に。
「宇宙の塵が地球上にいると知って、大変心配しておられました。何せ塵はやってもやっても湧いてくるので。地球人に危害が加わったと聞いて、酷く嘆いていました」
サターン様は、宇宙人だけど地球人の味方をする。宇宙人らしからぬ人だ。机いっぱいに置かれた物騒なものが再びカプセルに。小さなカプセルに入っていく。あれをどうやって収納しているのか分からない。ギャラクシーはそれをダスクに持たせた。
コスモなら失くすのは目に見えてるし、スターはどこかに落とす。ダスクは適任だな。
「任せましたよ」
「うん」
持たされたダスクは、自信に満ちた表情。これで帰るのかと思いきや、サターン様にお土産を買って帰ると。地球に行く前にサターン様が「お土産お願いね」とさりげない台詞を言ったせいで、側近、ギャラクシーは困っていた。
人間の常識は知っているものの、サターン様が気にいる地球のお土産なんて、全くもって知らない。そこで、俺に指名がかかった。
「地球のお土産?」
「はい。高級で、かつ、特産品は何処に売ってますか?」
俺は頭を抱えた。
この地元で有名なのは特に何もない。そういったものを売っている店も遠くにある。特に何もない、と言えば帰ってくれるのだろうか。いや、無理だな。
サターン様にお土産を買っていくことに、コスモたちも士気があがっているせいで、そんな冷たいことは言えない。
さらに頭を抱えた。思い浮かぶのは、牛肉やフルーツ。でもサターン様が気に入るお土産といったら、何なのか分からない。
「サターン様は、何がお好きで?」
好物が分かればきっと、俺でも役にたてるはずだ。ギャラクシーに訊くと、彼は考える素振りも見せずにすぐに答えた。
「サターン様は、海産物がお好きですね。火で炙いたものを汁と一緒に召し上がると、とても絶品だと以前話してました」
それだ。それを早く言ってくれ。海産物を売っているものなら、スーパーでもあるぞ。それに安くて買いやすい。コスパは低くしないとな。俺の財布が保たん。
海産物を買いに近所のスーパーに行ってみることに。当然ながら、宇宙人三人娘と一人追加で普段三人娘を引き連れて歩いているだけで、目立つのに、一人は執事服だから余計に目立って仕方がない。
「ここが、スーパーというところですか」
昔からある古びた看板が目印の、近所のちょっと大きな店。色を失くした看板だけど、みんなそこがスーパーだってこと知っている。二階しかないスーパーだけど、店の奥は割ときれいにしてて、物がいっぱい揃っている。
海産物だって、行けばある。
お店に入ると修羅場だ。
コスモは勝手にフラフラするし、スターは衣類店舗に行くと絶叫するし、ダスクは何故かほふく前進で進むし、もう大変だ目立って仕方がない。
こんなの俺一人でまとめられるか心配だ。もう不安要素しかない。誰か一人、一人でもまとめられる優秀な人材が必要だ。そうとなれば、委員長しかいない。
委員長の家はスーパーから割と近かったおかげで、早く来てくれた。
「一樹くん、またせてごめんね!」
「急に呼び出したこっちこそ」
私服姿の委員長は、この前の叔父さんの農業を手伝った以来だ。学校では第一ボタンまでしめてきっちりしている委員長の私服姿は、目が慣れない。白いスカートに無地のシャツ。白を強調しててさながら、純白美少女。
「そちらの方は?」
ギャラクシーに目が留まった。
そりゃそうだ。執事服に日本では見かけない銀髪といえば目立つうえ、目に留まる。俺はコスモたちの上司と説明すると、委員長は雷に撃たれた衝撃のように固まった。
スターを手招きして、近くに来させると耳打ちする。
「どっちが受けで攻めなのか気になる」
「地球人はだいだい宇宙人に敵わないもの。地球人が受けなんかじゃないの?」
すると突然、委員長がスターみたいに絶叫した。あれ、人選ミスったかな。
とりあえず、海産物コーナにようやく辿りついた。蟹やら高級そうなものが。俺の財布大丈夫かな。初めて海産物を見て、コスモたちは目を輝かせる。水槽にいるうなぎを掴むコーナでじっとしているコスモ。すると、猫のような速さで腕を水槽の中にいれると三匹うなぎが連れた。
「みてみて」
それを頭上に掲げる。バチバチと跳ねる水滴。お客さんの視線。
「やめろ!」
俺はコスモの頭を叩く。
「これ毒があるんじゃないの?」
ダスクが店舗に置いてあるもう動かなくなった生物たちを見て、つんつんと突いた。終いには何処から出したのか、解剖用のメスを取り出して中を抉ってみたり。
「やめろばか!」
俺はダスクの頭を叩いた。
いかにも高級そうなものを解剖しやがって、買うしかねぇだろ。まとめてくれそうな委員長がスターと一緒に何か、叫んでいるし、まともな奴が一人もいねぇ。
この時間が永遠かと思った。ひたすら長い時間。サターン様のお土産買うんだろ、何で誰一人それを見つけようとしない。イライラがつのる。いかん。高血圧で倒れそう。
「一樹殿」
「はい!? 今度は何用で!?」
声をかけてきたのはギャラクシー。
じっと真面目な表情で見つめてきた。何だろう、首をかしげる。ギャラクシーの前にあるのはアサリだった。網にいっぱいアサリが詰まっている。
ギャラクシーが決めたことなら、反対する人はいない。サターン様のお土産は、アサリと決まった。因みに、ダスクが色々解剖したせいで二万を超える出費となった。
サターン様のお土産も無事買ったし、これでようやく帰っていく。
「それではコスモ、スター、ダスク、地球侵略励んでください。一樹殿、今日は本当に助かりました。これからもあの子たちをお願いします」
深々と礼をされて、俺は慌てて止に入った。そんなかしこまる必要はない。俺は特に何もやっていないからだ。
顔を上げ、切ない目をしたギャラクシーと目が合った。切れ長の赤い瞳が悲しく伏せている。
「惑星にいたときから、わたくしもサターン様も一番心配していた子があんなに、感情を言葉に表せるようになったりして、きっと、この星にいる誰かに心を打たれたんでしょうね」
ドキリとした。
その誰かは、言うまでもなく分かっている。ギャラクシーはニコリと笑った。期待していいのだろうか。自惚れていいのか、さっきから心臓が大きく脈打っている。
それからギャラクシーは帰っていった。宇宙人らしく宇宙船でもあるのかと思いきや、そうじゃなかった。大きな生物の翼にのり、去っていく。鷹に似ているけど翼が白く全然見たことない生物。あれも宇宙の生物なのか。
「あれで帰れるのか?」
「さぁ?」
おいおい、せっかく高い出費ついた土産も買ったのだから無駄にしないでくれよ。
俺たちも帰路についた。朝から騒動だったな。突然の訪問に買い物。今日も忘れることはないだろう。
ギャラクシーに励まされ、コスモたちの地球侵略の士気があがった。
「何処かの星に狙われる前に、早く地球侵略するわよ! そして早くサターン様を喜ばせましょう」
ダスクが目を釣り上げて言った。
「おー」
コスモとスターは腕を上げて、士気をさらに燃えさせる。
はたしてこの士気は、三日保つのだろうか。
「これは……?」
「最近の出来事をダスクに聞かされまして、それで、わたくしたちはこれを用意しに参りました」
最近の出来事を細かく上司に報告する務めがある。宇宙の塵が地球上で蠢いてて、それを始末するために上司も動いてくれた。
宇宙の塵が地球上で蠢いているのは、完全に宇宙人の落ち度のせいなので、上司たるギャラクシーは、これを届けにきた。
「ダスクまさか……」
「あのことについて、報告してないわ。あんなの、報告できるわけないでしょう」
スターとダスクが耳打ちする。
この会話は、周りには聞こえない。ギャラクシーは話を続けた。
「コスモだけでは戦闘員が足りないと思ったので、貴方たちにも」
「戦えと?」
ギャラクシーは大きく頷く。宇宙人には、バリアや物を簡単に浮かせたりとか、超能力みたいなものが備わっている。それに武器を持たせたらどうなるか。
ギャラクシーはくるりとこちらに体を向けた。
「これを」
向けてきたのは、アメリカ製の拳銃だった。銃口を向けてきたのではく、拳銃を渡しにきた。訳が分からなくて、ギャラクシーの顔と拳銃を交互にみる。
「護身用です。一樹殿は大切なコスモの保護者ですから」
ギャラクシーがニコリと笑った。
おずおずとその拳銃を握ってみると、途端に重みが伝わってきて、びっくりした。拳銃てこんなに重かったのか。ずしりとくる重さ。訓練しないと、まともに扱えないぞ。
「わたくしも協力しますので、我らであれを倒しましょう。サターン様もおっしゃってました」
ピクリと三匹の触覚が動いた。
サターン様の名前を聞いて、明らかに顔が一変する。普段見せない真面目な表情に。
「宇宙の塵が地球上にいると知って、大変心配しておられました。何せ塵はやってもやっても湧いてくるので。地球人に危害が加わったと聞いて、酷く嘆いていました」
サターン様は、宇宙人だけど地球人の味方をする。宇宙人らしからぬ人だ。机いっぱいに置かれた物騒なものが再びカプセルに。小さなカプセルに入っていく。あれをどうやって収納しているのか分からない。ギャラクシーはそれをダスクに持たせた。
コスモなら失くすのは目に見えてるし、スターはどこかに落とす。ダスクは適任だな。
「任せましたよ」
「うん」
持たされたダスクは、自信に満ちた表情。これで帰るのかと思いきや、サターン様にお土産を買って帰ると。地球に行く前にサターン様が「お土産お願いね」とさりげない台詞を言ったせいで、側近、ギャラクシーは困っていた。
人間の常識は知っているものの、サターン様が気にいる地球のお土産なんて、全くもって知らない。そこで、俺に指名がかかった。
「地球のお土産?」
「はい。高級で、かつ、特産品は何処に売ってますか?」
俺は頭を抱えた。
この地元で有名なのは特に何もない。そういったものを売っている店も遠くにある。特に何もない、と言えば帰ってくれるのだろうか。いや、無理だな。
サターン様にお土産を買っていくことに、コスモたちも士気があがっているせいで、そんな冷たいことは言えない。
さらに頭を抱えた。思い浮かぶのは、牛肉やフルーツ。でもサターン様が気に入るお土産といったら、何なのか分からない。
「サターン様は、何がお好きで?」
好物が分かればきっと、俺でも役にたてるはずだ。ギャラクシーに訊くと、彼は考える素振りも見せずにすぐに答えた。
「サターン様は、海産物がお好きですね。火で炙いたものを汁と一緒に召し上がると、とても絶品だと以前話してました」
それだ。それを早く言ってくれ。海産物を売っているものなら、スーパーでもあるぞ。それに安くて買いやすい。コスパは低くしないとな。俺の財布が保たん。
海産物を買いに近所のスーパーに行ってみることに。当然ながら、宇宙人三人娘と一人追加で普段三人娘を引き連れて歩いているだけで、目立つのに、一人は執事服だから余計に目立って仕方がない。
「ここが、スーパーというところですか」
昔からある古びた看板が目印の、近所のちょっと大きな店。色を失くした看板だけど、みんなそこがスーパーだってこと知っている。二階しかないスーパーだけど、店の奥は割ときれいにしてて、物がいっぱい揃っている。
海産物だって、行けばある。
お店に入ると修羅場だ。
コスモは勝手にフラフラするし、スターは衣類店舗に行くと絶叫するし、ダスクは何故かほふく前進で進むし、もう大変だ目立って仕方がない。
こんなの俺一人でまとめられるか心配だ。もう不安要素しかない。誰か一人、一人でもまとめられる優秀な人材が必要だ。そうとなれば、委員長しかいない。
委員長の家はスーパーから割と近かったおかげで、早く来てくれた。
「一樹くん、またせてごめんね!」
「急に呼び出したこっちこそ」
私服姿の委員長は、この前の叔父さんの農業を手伝った以来だ。学校では第一ボタンまでしめてきっちりしている委員長の私服姿は、目が慣れない。白いスカートに無地のシャツ。白を強調しててさながら、純白美少女。
「そちらの方は?」
ギャラクシーに目が留まった。
そりゃそうだ。執事服に日本では見かけない銀髪といえば目立つうえ、目に留まる。俺はコスモたちの上司と説明すると、委員長は雷に撃たれた衝撃のように固まった。
スターを手招きして、近くに来させると耳打ちする。
「どっちが受けで攻めなのか気になる」
「地球人はだいだい宇宙人に敵わないもの。地球人が受けなんかじゃないの?」
すると突然、委員長がスターみたいに絶叫した。あれ、人選ミスったかな。
とりあえず、海産物コーナにようやく辿りついた。蟹やら高級そうなものが。俺の財布大丈夫かな。初めて海産物を見て、コスモたちは目を輝かせる。水槽にいるうなぎを掴むコーナでじっとしているコスモ。すると、猫のような速さで腕を水槽の中にいれると三匹うなぎが連れた。
「みてみて」
それを頭上に掲げる。バチバチと跳ねる水滴。お客さんの視線。
「やめろ!」
俺はコスモの頭を叩く。
「これ毒があるんじゃないの?」
ダスクが店舗に置いてあるもう動かなくなった生物たちを見て、つんつんと突いた。終いには何処から出したのか、解剖用のメスを取り出して中を抉ってみたり。
「やめろばか!」
俺はダスクの頭を叩いた。
いかにも高級そうなものを解剖しやがって、買うしかねぇだろ。まとめてくれそうな委員長がスターと一緒に何か、叫んでいるし、まともな奴が一人もいねぇ。
この時間が永遠かと思った。ひたすら長い時間。サターン様のお土産買うんだろ、何で誰一人それを見つけようとしない。イライラがつのる。いかん。高血圧で倒れそう。
「一樹殿」
「はい!? 今度は何用で!?」
声をかけてきたのはギャラクシー。
じっと真面目な表情で見つめてきた。何だろう、首をかしげる。ギャラクシーの前にあるのはアサリだった。網にいっぱいアサリが詰まっている。
ギャラクシーが決めたことなら、反対する人はいない。サターン様のお土産は、アサリと決まった。因みに、ダスクが色々解剖したせいで二万を超える出費となった。
サターン様のお土産も無事買ったし、これでようやく帰っていく。
「それではコスモ、スター、ダスク、地球侵略励んでください。一樹殿、今日は本当に助かりました。これからもあの子たちをお願いします」
深々と礼をされて、俺は慌てて止に入った。そんなかしこまる必要はない。俺は特に何もやっていないからだ。
顔を上げ、切ない目をしたギャラクシーと目が合った。切れ長の赤い瞳が悲しく伏せている。
「惑星にいたときから、わたくしもサターン様も一番心配していた子があんなに、感情を言葉に表せるようになったりして、きっと、この星にいる誰かに心を打たれたんでしょうね」
ドキリとした。
その誰かは、言うまでもなく分かっている。ギャラクシーはニコリと笑った。期待していいのだろうか。自惚れていいのか、さっきから心臓が大きく脈打っている。
それからギャラクシーは帰っていった。宇宙人らしく宇宙船でもあるのかと思いきや、そうじゃなかった。大きな生物の翼にのり、去っていく。鷹に似ているけど翼が白く全然見たことない生物。あれも宇宙の生物なのか。
「あれで帰れるのか?」
「さぁ?」
おいおい、せっかく高い出費ついた土産も買ったのだから無駄にしないでくれよ。
俺たちも帰路についた。朝から騒動だったな。突然の訪問に買い物。今日も忘れることはないだろう。
ギャラクシーに励まされ、コスモたちの地球侵略の士気があがった。
「何処かの星に狙われる前に、早く地球侵略するわよ! そして早くサターン様を喜ばせましょう」
ダスクが目を釣り上げて言った。
「おー」
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はたしてこの士気は、三日保つのだろうか。
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