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一章 侵略者と地球人
第5話 次の侵略
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ゴミ拾いから、次の侵略が始まろうとしていた。ゴミ拾いはもう二度としないと誓った二匹は、新たな侵略を立てることに。
「で、どうしたらいい?」
コスモがテレビゲームをしながら聞いた。
黄色いパックンが迷路の中を彷徨い、パクパクチーズを食べていくゲーム。さっきから行き止まりばかりで、先に進めない。操作ボタンを体を動かしながら押している。
「行けない、この、この」
「もう貸しなさいよ」
迷路に苦戦しているコスモに見兼ねて、横からスターが入ってくる。コスモの握っているリモコンを奪って、パックンを操る。「おりゃ!」「そりゃ!」と声に出しながら、パックンをゴールへと導く。
「流石スター、すごい」
パチパチと手を叩く。
「当たり前でしょ」
ふん、とふんぞり返るスター。
ここは相原家。
相原家の居間で、宇宙人どもはテレビゲームをしていた。家には家族がいない。外出をしている。俺は台所で昼飯を作っていた。
こいつらがそろって、相原家にやってきたのは、太陽が真上に差し掛かった昼間。昼御飯も食べていない時間帯に、スターが玄関からやってきた。
俺もコスモも昼飯を食べていない。だからなのか、スターの無駄な元気ぷりについていけない。それと、そのテレビゲームは俺のだ。なぜいつも、奥にしまっているものを見つけられるのか。不思議でならない。
ゴールしたパックンが次のステージを勧めてきた。パックンが勧めるステージを見て、スターが絶句した。
「あんた、レベル一であんな苦労してたの? 信じられない。侵略できるのも、侵略できない話しと同じよ」
「一緒じゃないと思う」
ステージ二に進んだ。
さっきより複雑な迷路。迷路の中にチーズがいっぱいばらまいている。
「さっきからこの黄色いの、食べてばっかだけど、大丈夫なの?」
パックンが止まった。スタート地点でずっと立ち止まっている。リモコンを持っているのは、スターだ。
「お腹空いた。まだ?」
コスモがくるりと振り返ってきた。
「もうすぐだ。まだ遊んでいろ」
俺はチキンライスと餃子を作っている。モクモクと湯気が広がり、良い匂いも広がっていく。コスモはテレビから離れて、台所にやってきて。
俺が作っているところを隣で眺める。
「油が飛ぶぞ」
「シールド張ってるから大丈夫」
「そうかよ」
バチバチ油がはねてきているのに、無傷とは、ほんとにいいなそれ。
スターはテレビ画面に向かって、何やらぶつぶつ何かつぶやいていた。
「このパックンはずっと暗いところにいて、背後から襲ってくる獣、それに気づかず、パックンは獣に犯されて、着ているものも剥がされて、ああああ! 激しく奥を突かれて、あっ! 乱れるパックン……手足も縛られてあぁん!!」
「大丈夫か、あいつは」
「すでに手遅れ」
喋っている最中にチキンライスを作り、机に持っていくと早速、コスモがスプーンを持って手を付けた。出来たてで熱い湯気が出ているのに。
流石に熱かったのだろう。ゴホゴホと咽た。俺はテキパキとチキンライスの隣に水を置くと、コスモはその水を一気に飲み干した。
「ゔぇぷ……」
「冷ましてから食え。ほら、熱かったろ? 舌見せてみろ」
コスモの顎を持ち上げると、素直に舌を出した。宇宙人だからなのか、火傷もしていない。「大丈夫」と言うと「大丈夫」とオウム返しにコスモが呟いた。
「きゃー、何してんのよ! あんたたちっ!! その、その態勢は、口の中に指をいれて『ほらこれもしゃぶれよ』『やっ、こんなっ大きいのしゃぶれない』て言っても無理矢理口内を弄って、そこから下半身にも手を付けて……だめよ、だめだめ! あ、でも、生で見たいかも……やっぱりだめよ! だめ!」
俺たちの間を引き裂いて、スターはコスモをぎゅと抱きしめた。欲にまみれた眼差しで俺のことを見ている。こいつの中で俺は一体どんな男になっているのやら。ほんとにこいつは、手遅れだ。
昼飯も食ったことだし、俺は二匹を家から追い出した。
「侵略したいなら、侵略しろ。俺はテスト期間で忙しいんだ!」
二匹が帰ってこないように、玄関に戸を閉め、実力行使で追い払った。二匹は、玄関から追い出され、再び河川の護岸に腰を落とした。
「で、どうする?」
コスモが再び聞いた。
暫く、頭を撚る。コスモは空を見上げ、羽ばたく鳥を眺めていた。隣で考えているスターとはまるで違う。
「コスモは何か考えた?」
「鳥が美味しそう」
涎がダラダラ流れた。チキンライスと餃子二人前食べたばかりなのに。危険を察知したのか、鳥たちはパタパタ羽ばたいて、どこかに去っていく。
鳥たちが恐怖を抱いた瞬間を目撃し、スターは何かをひらめいた。ぽんと、手のひらを叩く。
「日本全土を侵略する前に、動物たちを我が軍隊にしときましょ!」
「軍隊?」
「もし人間が逆らえば、こちらは三人。数では圧倒的に不利。そのために軍隊をつくりましょう!」
「どうするの?」
「いい考えがあるの!」
スターは立ち上がって、スタスタと早足に歩いていく。コスモはその後ろをついて歩く。
真っ昼間。太陽が真上にあって、通り過ぎる地球人は殆どいなかった。朝の涼しい気温が何処かに消え、真夏のような温かい気温だ。
穏やかに吹く風が生ぬるい。木の葉が揺れ、ざわざわいわせた。風に揺られる木の葉たちが、宇宙人を歓迎しているかのようだ。
コスモたちが向かったのは、ペットショップ。宇宙人が来店するや、動物たちはその異質な存在に早速気づき、キャンキャン吠える。騒がしい歓迎に、二匹はびっくりした。ゲージから出ていきそうなほど暴れる犬や猫に、店員たちもびっくりしている。
「うるさいわね」
スターがそう言った声も届かない。
コスモは、ゲージの中を覗いた。ゲージの中にいる黒い犬は、ビクビク震えくぅんと鳴く。
「もうひれ伏している」
「素直な奴隷ね! さぁ、この店の動物たちを一気にひれ伏して、我が軍勢にしましょう」
キャンキャン吠える犬に対して、二匹は触覚を使って神経を操る。ゲージの中を覗けば、猫に引っかかれることも。そして、ハムスターには目を突かれることも。
「くっ! 中々やるわね」
「やられてるのスターだけじゃん」
スターは、目を抑えてハムスターと睨む。一方、コスモは犬のゲージの中に置いてあった餌を取って、ポリポリ食っている。
「なんかおかしいね。ペットがペットといる」
「今は関係ないでしょ」
にらめっこ対決は、スターの勝ち。ハムスターはお尻をむけている。でも、負けたので我が宇宙人の配下だ。
ひれ伏した動物は、宇宙人の配下の印として特別懐くようになっている。そして、ペットショップにいる動物だけじゃなく、近所にいる犬猫も配下に加わろうとした。
でもやっぱり最初は、警戒してて懐くこともない。犬であれば噛みつかれ、猫であれば爪に引っかかれる始末。
「くっ。強い!」
「スターが圧されてる」
強ければ強いほど、その配下は強い。より宇宙人の味方となる。この動物たちをひれ伏せば、こちらとしては心強い。なんとしても、配下にする。
「スタースター」
「なによ」
スターに話しかけると、引っかかれた跡と噛みつかれた跡を治している最中だった。怪我してたところから、煙が立つ。スターはしかめっ面で振り向く。
「いい考えがあるよ」
怪しく言う。
普段何も考えていないコスモが、このときだけ案を出した。それだけで、スターはこの世の終わりみたいな顔をした。
「熱、あるんじゃないの?」
「火傷してない」
コスモの額に手を載せると平常音。確かに熱はなかった。
「ついに、コスモの頭がイカれたかと思った」
「スターには言われたくない」
「それどういう意味?」
コスモの案とは、実にコスモらしいものだった。それは、餌を与えて懐かせること。
「ほら、私たちもそうだったでしょ? 拾われたとき何もなくて、ご飯に釣られた。ハムカツ美味しかったな」
「それはコスモだけよ? でも確かに動物は本能的に餌を求めるものね」
コスモは、ペットショップで掻っ攫ったフードを与えた。すると、たちまちコスモに懐いた。それを見て、スターも挑戦する。
だがしかし、与えても無視。与える前に奪われる。懐かれない。
「どんまい」
「うぅ……」
今日のうち、一番動物たちを配下にさせたのはコスモ。スターはペットショップで睨み合ったあの小さなハムスターしかいない。
「でも逆に小回りが効くじゃない!? 大きさじゃない。そうよ。決して大きさの問題ではなく、挑む心が大事なの」
とスターは、開き直った。
今日は近所の動物たちを配下にさせた。きっと明日になれば、風の運びにより、全国の動物たちがひれ伏すに決まっている。そんな淡い希望を抱き、今日の宇宙人たちの侵略は終わったのである。
帰ってくると、一樹がしかめっ面で玄関前で出迎えた。デジャヴ。
「近所の犬が五月蝿えな、て思っていたらお前かよ。何してたんだよ。ペットがペットを侵略してどうすんだ。地域貢献にしろ」
ここで一樹に侵略の具体例が出るとは思わなかった。それから、『地域貢献』とやらの意味を知るまで、数時間かかった。
「で、どうしたらいい?」
コスモがテレビゲームをしながら聞いた。
黄色いパックンが迷路の中を彷徨い、パクパクチーズを食べていくゲーム。さっきから行き止まりばかりで、先に進めない。操作ボタンを体を動かしながら押している。
「行けない、この、この」
「もう貸しなさいよ」
迷路に苦戦しているコスモに見兼ねて、横からスターが入ってくる。コスモの握っているリモコンを奪って、パックンを操る。「おりゃ!」「そりゃ!」と声に出しながら、パックンをゴールへと導く。
「流石スター、すごい」
パチパチと手を叩く。
「当たり前でしょ」
ふん、とふんぞり返るスター。
ここは相原家。
相原家の居間で、宇宙人どもはテレビゲームをしていた。家には家族がいない。外出をしている。俺は台所で昼飯を作っていた。
こいつらがそろって、相原家にやってきたのは、太陽が真上に差し掛かった昼間。昼御飯も食べていない時間帯に、スターが玄関からやってきた。
俺もコスモも昼飯を食べていない。だからなのか、スターの無駄な元気ぷりについていけない。それと、そのテレビゲームは俺のだ。なぜいつも、奥にしまっているものを見つけられるのか。不思議でならない。
ゴールしたパックンが次のステージを勧めてきた。パックンが勧めるステージを見て、スターが絶句した。
「あんた、レベル一であんな苦労してたの? 信じられない。侵略できるのも、侵略できない話しと同じよ」
「一緒じゃないと思う」
ステージ二に進んだ。
さっきより複雑な迷路。迷路の中にチーズがいっぱいばらまいている。
「さっきからこの黄色いの、食べてばっかだけど、大丈夫なの?」
パックンが止まった。スタート地点でずっと立ち止まっている。リモコンを持っているのは、スターだ。
「お腹空いた。まだ?」
コスモがくるりと振り返ってきた。
「もうすぐだ。まだ遊んでいろ」
俺はチキンライスと餃子を作っている。モクモクと湯気が広がり、良い匂いも広がっていく。コスモはテレビから離れて、台所にやってきて。
俺が作っているところを隣で眺める。
「油が飛ぶぞ」
「シールド張ってるから大丈夫」
「そうかよ」
バチバチ油がはねてきているのに、無傷とは、ほんとにいいなそれ。
スターはテレビ画面に向かって、何やらぶつぶつ何かつぶやいていた。
「このパックンはずっと暗いところにいて、背後から襲ってくる獣、それに気づかず、パックンは獣に犯されて、着ているものも剥がされて、ああああ! 激しく奥を突かれて、あっ! 乱れるパックン……手足も縛られてあぁん!!」
「大丈夫か、あいつは」
「すでに手遅れ」
喋っている最中にチキンライスを作り、机に持っていくと早速、コスモがスプーンを持って手を付けた。出来たてで熱い湯気が出ているのに。
流石に熱かったのだろう。ゴホゴホと咽た。俺はテキパキとチキンライスの隣に水を置くと、コスモはその水を一気に飲み干した。
「ゔぇぷ……」
「冷ましてから食え。ほら、熱かったろ? 舌見せてみろ」
コスモの顎を持ち上げると、素直に舌を出した。宇宙人だからなのか、火傷もしていない。「大丈夫」と言うと「大丈夫」とオウム返しにコスモが呟いた。
「きゃー、何してんのよ! あんたたちっ!! その、その態勢は、口の中に指をいれて『ほらこれもしゃぶれよ』『やっ、こんなっ大きいのしゃぶれない』て言っても無理矢理口内を弄って、そこから下半身にも手を付けて……だめよ、だめだめ! あ、でも、生で見たいかも……やっぱりだめよ! だめ!」
俺たちの間を引き裂いて、スターはコスモをぎゅと抱きしめた。欲にまみれた眼差しで俺のことを見ている。こいつの中で俺は一体どんな男になっているのやら。ほんとにこいつは、手遅れだ。
昼飯も食ったことだし、俺は二匹を家から追い出した。
「侵略したいなら、侵略しろ。俺はテスト期間で忙しいんだ!」
二匹が帰ってこないように、玄関に戸を閉め、実力行使で追い払った。二匹は、玄関から追い出され、再び河川の護岸に腰を落とした。
「で、どうする?」
コスモが再び聞いた。
暫く、頭を撚る。コスモは空を見上げ、羽ばたく鳥を眺めていた。隣で考えているスターとはまるで違う。
「コスモは何か考えた?」
「鳥が美味しそう」
涎がダラダラ流れた。チキンライスと餃子二人前食べたばかりなのに。危険を察知したのか、鳥たちはパタパタ羽ばたいて、どこかに去っていく。
鳥たちが恐怖を抱いた瞬間を目撃し、スターは何かをひらめいた。ぽんと、手のひらを叩く。
「日本全土を侵略する前に、動物たちを我が軍隊にしときましょ!」
「軍隊?」
「もし人間が逆らえば、こちらは三人。数では圧倒的に不利。そのために軍隊をつくりましょう!」
「どうするの?」
「いい考えがあるの!」
スターは立ち上がって、スタスタと早足に歩いていく。コスモはその後ろをついて歩く。
真っ昼間。太陽が真上にあって、通り過ぎる地球人は殆どいなかった。朝の涼しい気温が何処かに消え、真夏のような温かい気温だ。
穏やかに吹く風が生ぬるい。木の葉が揺れ、ざわざわいわせた。風に揺られる木の葉たちが、宇宙人を歓迎しているかのようだ。
コスモたちが向かったのは、ペットショップ。宇宙人が来店するや、動物たちはその異質な存在に早速気づき、キャンキャン吠える。騒がしい歓迎に、二匹はびっくりした。ゲージから出ていきそうなほど暴れる犬や猫に、店員たちもびっくりしている。
「うるさいわね」
スターがそう言った声も届かない。
コスモは、ゲージの中を覗いた。ゲージの中にいる黒い犬は、ビクビク震えくぅんと鳴く。
「もうひれ伏している」
「素直な奴隷ね! さぁ、この店の動物たちを一気にひれ伏して、我が軍勢にしましょう」
キャンキャン吠える犬に対して、二匹は触覚を使って神経を操る。ゲージの中を覗けば、猫に引っかかれることも。そして、ハムスターには目を突かれることも。
「くっ! 中々やるわね」
「やられてるのスターだけじゃん」
スターは、目を抑えてハムスターと睨む。一方、コスモは犬のゲージの中に置いてあった餌を取って、ポリポリ食っている。
「なんかおかしいね。ペットがペットといる」
「今は関係ないでしょ」
にらめっこ対決は、スターの勝ち。ハムスターはお尻をむけている。でも、負けたので我が宇宙人の配下だ。
ひれ伏した動物は、宇宙人の配下の印として特別懐くようになっている。そして、ペットショップにいる動物だけじゃなく、近所にいる犬猫も配下に加わろうとした。
でもやっぱり最初は、警戒してて懐くこともない。犬であれば噛みつかれ、猫であれば爪に引っかかれる始末。
「くっ。強い!」
「スターが圧されてる」
強ければ強いほど、その配下は強い。より宇宙人の味方となる。この動物たちをひれ伏せば、こちらとしては心強い。なんとしても、配下にする。
「スタースター」
「なによ」
スターに話しかけると、引っかかれた跡と噛みつかれた跡を治している最中だった。怪我してたところから、煙が立つ。スターはしかめっ面で振り向く。
「いい考えがあるよ」
怪しく言う。
普段何も考えていないコスモが、このときだけ案を出した。それだけで、スターはこの世の終わりみたいな顔をした。
「熱、あるんじゃないの?」
「火傷してない」
コスモの額に手を載せると平常音。確かに熱はなかった。
「ついに、コスモの頭がイカれたかと思った」
「スターには言われたくない」
「それどういう意味?」
コスモの案とは、実にコスモらしいものだった。それは、餌を与えて懐かせること。
「ほら、私たちもそうだったでしょ? 拾われたとき何もなくて、ご飯に釣られた。ハムカツ美味しかったな」
「それはコスモだけよ? でも確かに動物は本能的に餌を求めるものね」
コスモは、ペットショップで掻っ攫ったフードを与えた。すると、たちまちコスモに懐いた。それを見て、スターも挑戦する。
だがしかし、与えても無視。与える前に奪われる。懐かれない。
「どんまい」
「うぅ……」
今日のうち、一番動物たちを配下にさせたのはコスモ。スターはペットショップで睨み合ったあの小さなハムスターしかいない。
「でも逆に小回りが効くじゃない!? 大きさじゃない。そうよ。決して大きさの問題ではなく、挑む心が大事なの」
とスターは、開き直った。
今日は近所の動物たちを配下にさせた。きっと明日になれば、風の運びにより、全国の動物たちがひれ伏すに決まっている。そんな淡い希望を抱き、今日の宇宙人たちの侵略は終わったのである。
帰ってくると、一樹がしかめっ面で玄関前で出迎えた。デジャヴ。
「近所の犬が五月蝿えな、て思っていたらお前かよ。何してたんだよ。ペットがペットを侵略してどうすんだ。地域貢献にしろ」
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