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挿話.三 〜それでもギルドのお役には立ちます〜
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それはケネデッタをグラプトベリア冒険者ギルドに引き渡した翌日のことだった。
暗殺騒ぎから主犯の捕縛投獄に尋問と、体も頭も働かせすぎて心身ともに疲弊の色も濃く、アルベロスパツィアレの用意してくれていた久しぶりの湯に浸かってから泥のように眠った。おかげで体は随分と楽になっていたが気持ちが浮上せず、調査の一時中止をいいことにエウフェリオは愛しいオリンドを抱き込み目を閉じたままぐずぐずと起き上がるのを先延ばしにしていた。
ふと、なんとなく腕の中で小さく啜り上げる音が聞こえた気がして瞼を跳ね上げる。
「…リンド…?」
そっと声をかけ顔を覗き込もうとすると、見せたく無い表情でもしているのだろうか、少しばかり肩を震わせ額を擦り付けるようにして胸元に逃げ込まれた。
気丈にも気にしていないと言っていたが、やはり昨日の罵倒が効いているのかもしれない。
枕に貸している右手で肩を抱き寄せ、空いた左手で後頭部を撫でながら黒髪に鼻先を埋める。そのままオリンドから頼ってくれることを願い、何度もそっと髪に口付けていると、やがて詰めていた息を吐き出して体の力を抜く気配がした。
「…フェリ…あの…。ぁ…、えっと…。ぉ、俺、…俺、このまま、ここに居ていい、…のかな…」
言うか言うまいか逡巡した後で、ようやくオリンドが口にした言葉はエウフェリオを打ちのめすのに十分な内容だった。
このところ以前とは見違えるほどの明るい表情と振る舞いの姿ばかり目にしていて、彼の根本的な性質を見失っていたのだという事実が重く伸し掛かる。
「ああ…。リンド、貴方。…すみません、私がもっと気を付けるべきでした」
ケネデッタの起こした事件は己が招いたことだと自責の念を募らせ、全て自分が悪いと思い込んでいる。そう悟ったエウフェリオはオリンドをしっかりと抱きしめた。
「いいですか、今回の件は彼女が勝手に貴方を敵視したせいなんです。貴方は何も悪くありません」
「…で…でも…」
掛けられた言葉にオリンドはそれでも、と喉を詰まらせた。昨日から考えれば考えるほど負の思考が煮詰まって頭の奥が熱くなり胸の奥が冷たくなる。自分さえ居なければこんなことは起こらなかったのに。アレグを始め誰もがあんな嫌な目に遭うことも無かったのに。誰も悲しまなくて済んだのに。ケネデッタが罪を犯すことも。
「…っだって、お、俺が、居たからケネデッタさんは…」
突き詰めれば自分が彼女を死刑に追いやったのだとオリンドは痛むほど眉根を寄せて悔いた。
「いけません、リンド。彼女のしたような、実害を受けたわけでも無いのに、ただ自分が気に食わないからという理由で報復に出るようなやりかたを、許してしまってはなりませんよ」
「えっ…?」
指摘されてオリンドは一瞬キョトンとした。
許す?許すって、俺が?許されないのは俺で…、あれ?
「わかりませんか?貴方ときたら『何もされてないけど嫌いだから殴る』なんて、身勝手に殴られたのに、許すどころか自分のせいだと言っているんですよ?」
「…あっ!?…うわあ!」
ほんとだ!
心底驚いた顔でオリンドが見つめ返してくるのに、エウフェリオは吹き出してその額に口付ける。
「ふふ。…もう。危なっかしいですね。少しダメ押ししておきましょうか。例えば、貴方の周りではしゃぐアルを見て、貴方の大人しい雰囲気に似つかわしくないだなんて、誰か…そうですね、貴方の幼馴染さんなりがアルを殴り付けたら、どうします?」
「!?そ、そんなの、許さないっ!…っあ」
うわあ。そうか。
咄嗟に叫んでから気が付いたオリンドはエウフェリオの胸にぎゅうぎゅうと潜り込んだ。
そういう気持ちにも、砂をかけてしまうんだ。
申し訳ないやら恥ずかしいやら、こういうこともきちんと丁寧に教えてくれることが嬉しいやら、種々湧き上がる感情の整理がつかないでいると、髪に耳に頬にたっぷりと口付けられて徐々に気持ちが緩んでほぐれていく。
「…あ、ありがとう。俺、また間違えるとこだった」
「どういたしまして。…でも、アルや私たちを気遣ってくださる気持ちは嬉しいですよ」
思考の迷路にはまったのはその気持ちからだと理解してくれることもありがたくて、今度は幸福感から涙が出そうになった。
その目元をやはり唇が優しく拭っていく。
「今日はこのままお昼まで寝てしまいましょうか」
その上、柔らかな声色でとんでもなく魅力的なお誘いを受けてはひとたまりも無かった。
「うん…」
一も二もなく頷いて、降り注ぐ氷銀色の髪と微笑みに心を揺蕩わせて甘やかな唇を受け止める。
こないだ、みたいに、唇舐めちゃっても、いいかな…。
なんとなく今それをすればその先にも進んでしまいそうな予感がして、鼓動が跳ね上がった。けれど、甘やかしてくれるこの温もりをもっと味わいたくてオリンドはうっすらと唇を開いた。
──が。
「リンちゃーん!フェリちゃーん!お疲れだと思うけど起きてー!ギルドで自供内容の確認をしてほしいんですってー!」
廊下の向こうの方というかもうすでに残すところ数歩という距離だろう、早めの足音とともにウェンシェスランの声が耳を打った。
「…ぅ、…ぅう~っ!」
「…なんと間の悪い…」
オリンドは身を反転させ敷布に突っ伏したし、エウフェリオは身を起こして天井を仰いだ。
せめてあと五分早いか半日ほど遅ければ。…いやいや。
嘆く二人に容赦なくノックの音が浴びせられ、次いで元気に扉が開け放たれる。
「ごめんなさいね。二人とも、すぐ準備でき…、…!あらっ!…やだ、すっごいお邪魔しちゃった!?やだ!あたしったら!!」
視界に飛び込んできた今生の別れを演じる舞台役者も真っ青の悲壮感漂う光景に、ウェンシェスランは青ざめたものの直前まで二人がどのような密事を繰り広げていたのかと考え、ニヤニヤと下がっていく表情筋を押さえられずに両手で覆った。
絶対に可愛らしくちゅっちゅしていたに違いない。
「…はぁあ…調査の協力では仕方ありません。すぐに用意して行きますから、待っていてください」
「やーーーーん、ほんとごめんなさいね。…後で聞かせてね」
半ば強引に部屋から押し出されながらウェンシェスランは愛らしくお願いポーズをして見せる。
「嫌です。何故に教えねばならないんですか」
が、無情に扉を閉め鍵まで掛けてエウフェリオはオリンドを振り返った。
「大丈夫ですか?びっくりしたでしょう」
彼のことだ、きっと恥ずかしい思いをしただろう。と、未だベッドに蹲る丸い背中を気遣いそっと撫でると、まごついた後に予想通り真っ赤な顔が上げられる。
涙目ではあるが、予想に反し怒りに近い表情の。
「り…リンド?」
何事かと声をかけたエウフェリオの襟元を起き上がり様にきつく握りしめたオリンドは、鎖骨の辺りに額を擦り付け少しだけ鼻を啜り上げた。
「…フェリ。…な、なんにもされてないけど、俺、ギルドのことちょっと恨んでもいい?」
とっても拗ねきった声が聞こえた。
可愛いの洪水に飲まれたかの心地でエウフェリオの理性が吹き飛びかける。
「いいえリンドこれは正当な怒りですなにしろ幸せの時間を妨害されたのですから昔から言うでしょう人の恋路を邪魔するものは愛の精さえ憎らしいと勿論のこと慰謝料を請求する案件ですいえ殴っても良いのですよ」
良いわけがない。
良いわけはないのだが。そもそも悪いのはタイミングであってギルドではないのだが。息継ぎさえ無かった憤りの程を表す早口に、ふへ、と吹き出したオリンドはこくりと頷いて溜飲を下げた。
「うん。…ちょっとだけ叩いちゃおうかな」
「ふふっ。私もちょっと叩いてしまいましょうかね。…調査には協力しますけれども」
「あはは。そこ拒否しちゃったらただの悪者だよ」
ひとしきり笑ってから着替えて廊下へ出る。辿り着いた玄関先ではすでに準備を済ませた三人が待っていた。
ウェンシェスランから齧り聞いたのだろう、アレグとイドリックのすこぶるニヤついた腹の立つ顔に、ギルドより先に二人の二の腕をぺちりと叩くオリンドとエウフェリオだった。
その後、ギルドに着いたオリンドが出入り口の扉をちょっぴり叩いてエウフェリオの腰を砕かせたのはまた別の話である。
暗殺騒ぎから主犯の捕縛投獄に尋問と、体も頭も働かせすぎて心身ともに疲弊の色も濃く、アルベロスパツィアレの用意してくれていた久しぶりの湯に浸かってから泥のように眠った。おかげで体は随分と楽になっていたが気持ちが浮上せず、調査の一時中止をいいことにエウフェリオは愛しいオリンドを抱き込み目を閉じたままぐずぐずと起き上がるのを先延ばしにしていた。
ふと、なんとなく腕の中で小さく啜り上げる音が聞こえた気がして瞼を跳ね上げる。
「…リンド…?」
そっと声をかけ顔を覗き込もうとすると、見せたく無い表情でもしているのだろうか、少しばかり肩を震わせ額を擦り付けるようにして胸元に逃げ込まれた。
気丈にも気にしていないと言っていたが、やはり昨日の罵倒が効いているのかもしれない。
枕に貸している右手で肩を抱き寄せ、空いた左手で後頭部を撫でながら黒髪に鼻先を埋める。そのままオリンドから頼ってくれることを願い、何度もそっと髪に口付けていると、やがて詰めていた息を吐き出して体の力を抜く気配がした。
「…フェリ…あの…。ぁ…、えっと…。ぉ、俺、…俺、このまま、ここに居ていい、…のかな…」
言うか言うまいか逡巡した後で、ようやくオリンドが口にした言葉はエウフェリオを打ちのめすのに十分な内容だった。
このところ以前とは見違えるほどの明るい表情と振る舞いの姿ばかり目にしていて、彼の根本的な性質を見失っていたのだという事実が重く伸し掛かる。
「ああ…。リンド、貴方。…すみません、私がもっと気を付けるべきでした」
ケネデッタの起こした事件は己が招いたことだと自責の念を募らせ、全て自分が悪いと思い込んでいる。そう悟ったエウフェリオはオリンドをしっかりと抱きしめた。
「いいですか、今回の件は彼女が勝手に貴方を敵視したせいなんです。貴方は何も悪くありません」
「…で…でも…」
掛けられた言葉にオリンドはそれでも、と喉を詰まらせた。昨日から考えれば考えるほど負の思考が煮詰まって頭の奥が熱くなり胸の奥が冷たくなる。自分さえ居なければこんなことは起こらなかったのに。アレグを始め誰もがあんな嫌な目に遭うことも無かったのに。誰も悲しまなくて済んだのに。ケネデッタが罪を犯すことも。
「…っだって、お、俺が、居たからケネデッタさんは…」
突き詰めれば自分が彼女を死刑に追いやったのだとオリンドは痛むほど眉根を寄せて悔いた。
「いけません、リンド。彼女のしたような、実害を受けたわけでも無いのに、ただ自分が気に食わないからという理由で報復に出るようなやりかたを、許してしまってはなりませんよ」
「えっ…?」
指摘されてオリンドは一瞬キョトンとした。
許す?許すって、俺が?許されないのは俺で…、あれ?
「わかりませんか?貴方ときたら『何もされてないけど嫌いだから殴る』なんて、身勝手に殴られたのに、許すどころか自分のせいだと言っているんですよ?」
「…あっ!?…うわあ!」
ほんとだ!
心底驚いた顔でオリンドが見つめ返してくるのに、エウフェリオは吹き出してその額に口付ける。
「ふふ。…もう。危なっかしいですね。少しダメ押ししておきましょうか。例えば、貴方の周りではしゃぐアルを見て、貴方の大人しい雰囲気に似つかわしくないだなんて、誰か…そうですね、貴方の幼馴染さんなりがアルを殴り付けたら、どうします?」
「!?そ、そんなの、許さないっ!…っあ」
うわあ。そうか。
咄嗟に叫んでから気が付いたオリンドはエウフェリオの胸にぎゅうぎゅうと潜り込んだ。
そういう気持ちにも、砂をかけてしまうんだ。
申し訳ないやら恥ずかしいやら、こういうこともきちんと丁寧に教えてくれることが嬉しいやら、種々湧き上がる感情の整理がつかないでいると、髪に耳に頬にたっぷりと口付けられて徐々に気持ちが緩んでほぐれていく。
「…あ、ありがとう。俺、また間違えるとこだった」
「どういたしまして。…でも、アルや私たちを気遣ってくださる気持ちは嬉しいですよ」
思考の迷路にはまったのはその気持ちからだと理解してくれることもありがたくて、今度は幸福感から涙が出そうになった。
その目元をやはり唇が優しく拭っていく。
「今日はこのままお昼まで寝てしまいましょうか」
その上、柔らかな声色でとんでもなく魅力的なお誘いを受けてはひとたまりも無かった。
「うん…」
一も二もなく頷いて、降り注ぐ氷銀色の髪と微笑みに心を揺蕩わせて甘やかな唇を受け止める。
こないだ、みたいに、唇舐めちゃっても、いいかな…。
なんとなく今それをすればその先にも進んでしまいそうな予感がして、鼓動が跳ね上がった。けれど、甘やかしてくれるこの温もりをもっと味わいたくてオリンドはうっすらと唇を開いた。
──が。
「リンちゃーん!フェリちゃーん!お疲れだと思うけど起きてー!ギルドで自供内容の確認をしてほしいんですってー!」
廊下の向こうの方というかもうすでに残すところ数歩という距離だろう、早めの足音とともにウェンシェスランの声が耳を打った。
「…ぅ、…ぅう~っ!」
「…なんと間の悪い…」
オリンドは身を反転させ敷布に突っ伏したし、エウフェリオは身を起こして天井を仰いだ。
せめてあと五分早いか半日ほど遅ければ。…いやいや。
嘆く二人に容赦なくノックの音が浴びせられ、次いで元気に扉が開け放たれる。
「ごめんなさいね。二人とも、すぐ準備でき…、…!あらっ!…やだ、すっごいお邪魔しちゃった!?やだ!あたしったら!!」
視界に飛び込んできた今生の別れを演じる舞台役者も真っ青の悲壮感漂う光景に、ウェンシェスランは青ざめたものの直前まで二人がどのような密事を繰り広げていたのかと考え、ニヤニヤと下がっていく表情筋を押さえられずに両手で覆った。
絶対に可愛らしくちゅっちゅしていたに違いない。
「…はぁあ…調査の協力では仕方ありません。すぐに用意して行きますから、待っていてください」
「やーーーーん、ほんとごめんなさいね。…後で聞かせてね」
半ば強引に部屋から押し出されながらウェンシェスランは愛らしくお願いポーズをして見せる。
「嫌です。何故に教えねばならないんですか」
が、無情に扉を閉め鍵まで掛けてエウフェリオはオリンドを振り返った。
「大丈夫ですか?びっくりしたでしょう」
彼のことだ、きっと恥ずかしい思いをしただろう。と、未だベッドに蹲る丸い背中を気遣いそっと撫でると、まごついた後に予想通り真っ赤な顔が上げられる。
涙目ではあるが、予想に反し怒りに近い表情の。
「り…リンド?」
何事かと声をかけたエウフェリオの襟元を起き上がり様にきつく握りしめたオリンドは、鎖骨の辺りに額を擦り付け少しだけ鼻を啜り上げた。
「…フェリ。…な、なんにもされてないけど、俺、ギルドのことちょっと恨んでもいい?」
とっても拗ねきった声が聞こえた。
可愛いの洪水に飲まれたかの心地でエウフェリオの理性が吹き飛びかける。
「いいえリンドこれは正当な怒りですなにしろ幸せの時間を妨害されたのですから昔から言うでしょう人の恋路を邪魔するものは愛の精さえ憎らしいと勿論のこと慰謝料を請求する案件ですいえ殴っても良いのですよ」
良いわけがない。
良いわけはないのだが。そもそも悪いのはタイミングであってギルドではないのだが。息継ぎさえ無かった憤りの程を表す早口に、ふへ、と吹き出したオリンドはこくりと頷いて溜飲を下げた。
「うん。…ちょっとだけ叩いちゃおうかな」
「ふふっ。私もちょっと叩いてしまいましょうかね。…調査には協力しますけれども」
「あはは。そこ拒否しちゃったらただの悪者だよ」
ひとしきり笑ってから着替えて廊下へ出る。辿り着いた玄関先ではすでに準備を済ませた三人が待っていた。
ウェンシェスランから齧り聞いたのだろう、アレグとイドリックのすこぶるニヤついた腹の立つ顔に、ギルドより先に二人の二の腕をぺちりと叩くオリンドとエウフェリオだった。
その後、ギルドに着いたオリンドが出入り口の扉をちょっぴり叩いてエウフェリオの腰を砕かせたのはまた別の話である。
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