17 / 262
アスファルト編
オラこんな村嫌だ
しおりを挟む
ヒューマノイドから取れた戦利品は、ライフルに拳銃、弾薬、サバイバルナイフ。迷彩服やブーツは先程の銃痕を除いても、既にボロボロだったのでポケットを確認しただけにしておいた。
このライフルと拳銃は随分良さげな物じゃない?
“拳銃はシグ・ザウエルp320 。ライフルはM110 セミオートスナイパーライフル。両方とも旧米軍で正式採用されていた銃ですね。ちなみに迷彩服もブーツも全て旧米軍で採用実績のある品です”
一瞬、“米軍の陰謀⁉︎“なんて言葉が脳裏をよぎったが、銃器だけで無く、アメリカの軍需品全ては他国に比べ圧倒的に生産量が多かったのだから、ここにあっても不思議では無いだろう。
“お考えの通り、単純に物量の問題でしょう。ハンターマーケットで売られている物も、ドンキーホームの倉庫にあった銃器も7割がアメリカ製でした。
このヒューマノイドがアメリカ製で統一されていた事と、旧米軍は関係ないでしょう”
わざわざ“旧“なんて付ける所に含みがあるね。
“現在も米軍が残っている、もしくは名を変えてなんらかの形で組織として継続している可能性はゼロではないですから”
コイツは何が目的でいたんだろうな?
“さて?それを考えるより、このビルの探索と行きましょう”
おっとそうだったな。
廃ビルは通路が窓際に面し、それに沿って扉が並ぶシンプルな造りだ。初めに戦闘があった最も近くの部屋に入ると、早速ヒューマノイドの物と思われる背嚢を見つけた。
中をあらためると、水筒、レーション、3日分程の着替え、携帯シャベル、弾薬、テント、メディカルキット。
一通り揃ってるな。このまま背負って貰っていくか…って重っ!
“当たり前です。ざっと見30kgはありますよそれ。ただでさえ先程手に入れたライフルだけで、15ポンド(7キロ)はありますし、元々のキャンバスバックの荷物だけで10キロ以上あります。その背嚢は錫乃介様の今の体力では到底持ち帰りはできませんね”
クッソー!わかってたよ。わかってたさ!
最近のゲームみたいにさ、道具袋とかあってさ、何でもかんでも見つけては持ち歩いてさ、最近のファンタジー小説は何かと言うと、収納魔法とかさ、異次元収納とかさ、アイテムボックスとかさ、もうそれだけで、反則なんだよ!昭和のゲームは持てる数決まってたんだよ!8個しか持てなかったんだよ?武器とか防具とかイベントアイテム持ったら、薬草2個しか持てなかったんだよ!信じられる?わかる?平成令和キッズたち!
“ま、置いていきましょう。ちなみに、平成以降発売されたゲームにもアイテム枠とかありまして、難易度調整に一役買ってるゲームは沢山ありますよ”
知ってるわ!全てリアルタイム世代だわ!
“果てしなく下らない事は置いといて、この背嚢で1つ興味深い事があります”
なんでぃ?
“ヒューマノイドは僅かな水と適度な休息だけで行動ができます。それ故に排泄をほとんどしません。汗腺も排泄器もありません。あると言えば排熱機能くらいです”
それがどうしたん?
“わかりませんか?少しその頭のニューロンに刺激が必要ですね”
ちょっと怖いからやめて。あ、わかった。着替えとかレーションか。これで20点だな。
“この程度では、点数は上げられません。その事実から導き出る可能性は?”
ケチくせーな!え~と、自分用では無い、つまりバディなり相方なり主人なり、この場にはいないが、第3者がいた!…可能性がある。
“良くできました。5点あげます。
やっと20点だな!長かったわ!
“着替えは、ボロくなったら着替える可能性はありますが、ヒューマノイドが自ら着替える事は、羞恥心などの自我が無いため考えにくいです。それからレーション、これは人間用と機獣用がありますね。これで、あの野良犬達はこのヒューマノイドが連れてきた物である事を裏付けます。
そして、テント。ヒューマノイドはテントは必要としません。3~4日に動きを止め数時間のメンテナンスタイムがいるだけです。
あの犬達は軍用犬だったのか。つまり、コイツは荷物持ちの待ちぼうけだったというわけか?
“全て状況からの推測ですが、まず間違い無いでしょうね。失踪か、作戦か、それとも別の何かか、第三者はここに居ない。そして、このヒューマノイドはまだここに来てそう時間はたっていない”
ハンターユニオンに上がっていた情報は野良犬駆除だけだったし、この付近に狙撃の被害者みたいのは居なかったし、その情報もなかったしな。
つまり、第三者が主人なのか作戦行動中の軍人なのか、死んでるのかわからないが…、あのヒューマノイドの頭かち割って、中身を分析できないのか?
“スプラッタな事をサラッと言いますね。そういうの頼もしいですよ。結論から言うと無理です。それなりの設備があれば可能ですが、私だけでは無理です”
ですよね~
“更に言うと仮に作戦行動中ならば、生捕にした時点で、この手のヒューマノイドは自壊するでしょう。軍用なら尚更です。
あのさ、色々総合するとさ、もしコイツの相棒なりが生きてて今の現場みたらさ…
“ものすごく怒られるでしょうね”
怒られるだけで済む?
“詫びを入れさせられるかもしれませんね。その命でって言われて”
駄目じゃん。探索やめてとっとと逃げようぜ。
“その意見を支持します”
ワンコロの証明部位だけは剥いでくぜ。
“そもそも、それが目的でしたからね”
2人?は辺りの探索を早々に切り上げ、仕留めた機獣犬11体の証明部位(左耳)を剥ぎとり、廃ビル群を後にした。
帰る道中錫乃介はボヤく。
あ~背嚢だけじゃなく、あのビル絶対他にも金目の物なんかあったよな~
“どうでしょう?通常の探索という名の盗掘はとっくの昔に終えている様子でしたが?”
気分の問題だよ。俺ダンジョンはくまなく歩き回らなきゃ気が済まないタイプなんだ。例え、地図持っていても自分で見ないと気がすまいんだよ。
“面倒臭いですね、戻ります?”
命には変えられねぇ。
“正しいです。もしかしたら、倒れていたのはこちらかもしれなかったんですからね”
あ~……
“どうしました?今更動揺ですか?”
そうだな。人間じゃなかったけどな。それは結果論だ。
“それは、錫乃介様が考える事では無いのでは?”
ま、そうだな。
“ヒューマノイドの事をお話ししましょう”
薮から棒だな?
“悩んでも答えもでない、どうしようも無い事は、適当に気を紛らわしましょう”
カウンセリングも搭載済みか。
“ええ。ヒューマノイドは何故生まれたか?今までのやり取りで何とは無しにわかりましたか?”
そうだな。いわゆる人間に変わる労働力だろ?人間にしか出来なかった手作業やさっきみたいに兵士の真似事や荷物持ちのシェルパ。コロシアムの剣闘士とかもできるな。危険地帯の救助作業。飲食の配膳。なんでもできるな。
自我がないから、文句も言わないし、給料もいらない、少しの水と休憩中だけで行動可能ってなったら、人間より重宝するな。
“その通りです。その為各国で大量生産がはじまりました。仕事はヒューマノイドに人間は趣味や娯楽に生きれる時代が到来する事を夢みて”
んなわけねーよ。パソコンが生まれて各家庭に一台普及し始めて、インターネットができる過渡期の頃よ、これで仕事が楽になって、わざわざ会社に出勤しなくて、お家でちょこちょこパソコン触るだけで仕事が終わる時代が来るって、過密都市はおさらば。田舎でのんびりしながら、皆んなが人生余裕持って過ごせるって、平成の始めの頃はそりゃもう夢の時代が来るって言ってたんだぜ。
蓋を開けてみたらどうだよ、満員電車も判子書類も、毎月毎週の会議もなくなりゃしない。それどころか、家帰ってもスマホやらタブレットやらに仕事で振り回される。なんも変わりゃしなかったどころか、酷くなったんじゃねーのか?
変わったと思えたのはウィルスでパンデミックが起きた時だったな。ありゃ社会が変わる!と思ったもんだ。沈静化したらまた元通りの満員電車だったけどな。
“随分弁が立ちますね”
ずぅーっと思ってたことだからな。俺だけじゃねぇ。みんな同じよーな事思ってたんじゃねーの。でも、こうして目覚めてみればものの見事に世界が変わってるのは皮肉なもんだがな。
“満員電車も判子もスマホもネットも無いですよ”
理想の世界はここだったか!
と、心からそうなんじゃ無いか?と思い始めていた錫乃介がいた。
その一方、崩れ落ちたヒューマノイドの頭を踏みつけながら、苦虫を噛み潰した表情の者がいた。
情報が早いな
もうここがバレていたか
トーキングヘッドの手の者か…
それとも矢破部か…
やりやがる
致し方ない
いずれにしても
アスファルト侵攻は見送りだな
一旦な
何者かは背嚢も持たずその場を立ち去っていった。
この者は大変な誤解をしていた。単純に物盗り程度の仕業であれば、アスファルト侵攻という大それた計画の変更は無かったであろう。
しかし、機獣犬やヒューマノイドが仕留められていただけではなく、わざわざ機獣犬の左耳を剥ぎ取っていた。という事はハンターがやった証だ。ハンターは生活の為に金目当てにやる職業だ。にもかかわらず、背嚢や金になる物を捨て置いたという事は金目当てのハンターや物盗りではなく、警告と深読みしてしまったのだ。
実際は錫乃介が、背嚢が重くて持てず、状況分析でビビって逃げ去っただけなのだが。
知らずに戦闘を回避させた錫乃介は、いつもよりこそこそと街に戻るのであった。
真っ赤に染め上がっていた空は、宵闇に包まれ、ひっそりと月が街を照らし始めていた。
このライフルと拳銃は随分良さげな物じゃない?
“拳銃はシグ・ザウエルp320 。ライフルはM110 セミオートスナイパーライフル。両方とも旧米軍で正式採用されていた銃ですね。ちなみに迷彩服もブーツも全て旧米軍で採用実績のある品です”
一瞬、“米軍の陰謀⁉︎“なんて言葉が脳裏をよぎったが、銃器だけで無く、アメリカの軍需品全ては他国に比べ圧倒的に生産量が多かったのだから、ここにあっても不思議では無いだろう。
“お考えの通り、単純に物量の問題でしょう。ハンターマーケットで売られている物も、ドンキーホームの倉庫にあった銃器も7割がアメリカ製でした。
このヒューマノイドがアメリカ製で統一されていた事と、旧米軍は関係ないでしょう”
わざわざ“旧“なんて付ける所に含みがあるね。
“現在も米軍が残っている、もしくは名を変えてなんらかの形で組織として継続している可能性はゼロではないですから”
コイツは何が目的でいたんだろうな?
“さて?それを考えるより、このビルの探索と行きましょう”
おっとそうだったな。
廃ビルは通路が窓際に面し、それに沿って扉が並ぶシンプルな造りだ。初めに戦闘があった最も近くの部屋に入ると、早速ヒューマノイドの物と思われる背嚢を見つけた。
中をあらためると、水筒、レーション、3日分程の着替え、携帯シャベル、弾薬、テント、メディカルキット。
一通り揃ってるな。このまま背負って貰っていくか…って重っ!
“当たり前です。ざっと見30kgはありますよそれ。ただでさえ先程手に入れたライフルだけで、15ポンド(7キロ)はありますし、元々のキャンバスバックの荷物だけで10キロ以上あります。その背嚢は錫乃介様の今の体力では到底持ち帰りはできませんね”
クッソー!わかってたよ。わかってたさ!
最近のゲームみたいにさ、道具袋とかあってさ、何でもかんでも見つけては持ち歩いてさ、最近のファンタジー小説は何かと言うと、収納魔法とかさ、異次元収納とかさ、アイテムボックスとかさ、もうそれだけで、反則なんだよ!昭和のゲームは持てる数決まってたんだよ!8個しか持てなかったんだよ?武器とか防具とかイベントアイテム持ったら、薬草2個しか持てなかったんだよ!信じられる?わかる?平成令和キッズたち!
“ま、置いていきましょう。ちなみに、平成以降発売されたゲームにもアイテム枠とかありまして、難易度調整に一役買ってるゲームは沢山ありますよ”
知ってるわ!全てリアルタイム世代だわ!
“果てしなく下らない事は置いといて、この背嚢で1つ興味深い事があります”
なんでぃ?
“ヒューマノイドは僅かな水と適度な休息だけで行動ができます。それ故に排泄をほとんどしません。汗腺も排泄器もありません。あると言えば排熱機能くらいです”
それがどうしたん?
“わかりませんか?少しその頭のニューロンに刺激が必要ですね”
ちょっと怖いからやめて。あ、わかった。着替えとかレーションか。これで20点だな。
“この程度では、点数は上げられません。その事実から導き出る可能性は?”
ケチくせーな!え~と、自分用では無い、つまりバディなり相方なり主人なり、この場にはいないが、第3者がいた!…可能性がある。
“良くできました。5点あげます。
やっと20点だな!長かったわ!
“着替えは、ボロくなったら着替える可能性はありますが、ヒューマノイドが自ら着替える事は、羞恥心などの自我が無いため考えにくいです。それからレーション、これは人間用と機獣用がありますね。これで、あの野良犬達はこのヒューマノイドが連れてきた物である事を裏付けます。
そして、テント。ヒューマノイドはテントは必要としません。3~4日に動きを止め数時間のメンテナンスタイムがいるだけです。
あの犬達は軍用犬だったのか。つまり、コイツは荷物持ちの待ちぼうけだったというわけか?
“全て状況からの推測ですが、まず間違い無いでしょうね。失踪か、作戦か、それとも別の何かか、第三者はここに居ない。そして、このヒューマノイドはまだここに来てそう時間はたっていない”
ハンターユニオンに上がっていた情報は野良犬駆除だけだったし、この付近に狙撃の被害者みたいのは居なかったし、その情報もなかったしな。
つまり、第三者が主人なのか作戦行動中の軍人なのか、死んでるのかわからないが…、あのヒューマノイドの頭かち割って、中身を分析できないのか?
“スプラッタな事をサラッと言いますね。そういうの頼もしいですよ。結論から言うと無理です。それなりの設備があれば可能ですが、私だけでは無理です”
ですよね~
“更に言うと仮に作戦行動中ならば、生捕にした時点で、この手のヒューマノイドは自壊するでしょう。軍用なら尚更です。
あのさ、色々総合するとさ、もしコイツの相棒なりが生きてて今の現場みたらさ…
“ものすごく怒られるでしょうね”
怒られるだけで済む?
“詫びを入れさせられるかもしれませんね。その命でって言われて”
駄目じゃん。探索やめてとっとと逃げようぜ。
“その意見を支持します”
ワンコロの証明部位だけは剥いでくぜ。
“そもそも、それが目的でしたからね”
2人?は辺りの探索を早々に切り上げ、仕留めた機獣犬11体の証明部位(左耳)を剥ぎとり、廃ビル群を後にした。
帰る道中錫乃介はボヤく。
あ~背嚢だけじゃなく、あのビル絶対他にも金目の物なんかあったよな~
“どうでしょう?通常の探索という名の盗掘はとっくの昔に終えている様子でしたが?”
気分の問題だよ。俺ダンジョンはくまなく歩き回らなきゃ気が済まないタイプなんだ。例え、地図持っていても自分で見ないと気がすまいんだよ。
“面倒臭いですね、戻ります?”
命には変えられねぇ。
“正しいです。もしかしたら、倒れていたのはこちらかもしれなかったんですからね”
あ~……
“どうしました?今更動揺ですか?”
そうだな。人間じゃなかったけどな。それは結果論だ。
“それは、錫乃介様が考える事では無いのでは?”
ま、そうだな。
“ヒューマノイドの事をお話ししましょう”
薮から棒だな?
“悩んでも答えもでない、どうしようも無い事は、適当に気を紛らわしましょう”
カウンセリングも搭載済みか。
“ええ。ヒューマノイドは何故生まれたか?今までのやり取りで何とは無しにわかりましたか?”
そうだな。いわゆる人間に変わる労働力だろ?人間にしか出来なかった手作業やさっきみたいに兵士の真似事や荷物持ちのシェルパ。コロシアムの剣闘士とかもできるな。危険地帯の救助作業。飲食の配膳。なんでもできるな。
自我がないから、文句も言わないし、給料もいらない、少しの水と休憩中だけで行動可能ってなったら、人間より重宝するな。
“その通りです。その為各国で大量生産がはじまりました。仕事はヒューマノイドに人間は趣味や娯楽に生きれる時代が到来する事を夢みて”
んなわけねーよ。パソコンが生まれて各家庭に一台普及し始めて、インターネットができる過渡期の頃よ、これで仕事が楽になって、わざわざ会社に出勤しなくて、お家でちょこちょこパソコン触るだけで仕事が終わる時代が来るって、過密都市はおさらば。田舎でのんびりしながら、皆んなが人生余裕持って過ごせるって、平成の始めの頃はそりゃもう夢の時代が来るって言ってたんだぜ。
蓋を開けてみたらどうだよ、満員電車も判子書類も、毎月毎週の会議もなくなりゃしない。それどころか、家帰ってもスマホやらタブレットやらに仕事で振り回される。なんも変わりゃしなかったどころか、酷くなったんじゃねーのか?
変わったと思えたのはウィルスでパンデミックが起きた時だったな。ありゃ社会が変わる!と思ったもんだ。沈静化したらまた元通りの満員電車だったけどな。
“随分弁が立ちますね”
ずぅーっと思ってたことだからな。俺だけじゃねぇ。みんな同じよーな事思ってたんじゃねーの。でも、こうして目覚めてみればものの見事に世界が変わってるのは皮肉なもんだがな。
“満員電車も判子もスマホもネットも無いですよ”
理想の世界はここだったか!
と、心からそうなんじゃ無いか?と思い始めていた錫乃介がいた。
その一方、崩れ落ちたヒューマノイドの頭を踏みつけながら、苦虫を噛み潰した表情の者がいた。
情報が早いな
もうここがバレていたか
トーキングヘッドの手の者か…
それとも矢破部か…
やりやがる
致し方ない
いずれにしても
アスファルト侵攻は見送りだな
一旦な
何者かは背嚢も持たずその場を立ち去っていった。
この者は大変な誤解をしていた。単純に物盗り程度の仕業であれば、アスファルト侵攻という大それた計画の変更は無かったであろう。
しかし、機獣犬やヒューマノイドが仕留められていただけではなく、わざわざ機獣犬の左耳を剥ぎ取っていた。という事はハンターがやった証だ。ハンターは生活の為に金目当てにやる職業だ。にもかかわらず、背嚢や金になる物を捨て置いたという事は金目当てのハンターや物盗りではなく、警告と深読みしてしまったのだ。
実際は錫乃介が、背嚢が重くて持てず、状況分析でビビって逃げ去っただけなのだが。
知らずに戦闘を回避させた錫乃介は、いつもよりこそこそと街に戻るのであった。
真っ赤に染め上がっていた空は、宵闇に包まれ、ひっそりと月が街を照らし始めていた。
1
あなたにおすすめの小説
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる