元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

一ノ瀬 彩音

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すると、ロイズは何かを見つけたのか、
草むらの中に入っていく。
俺はロイズの行動に驚き、急いでロイズの
元に駆け寄る。
「お父様?」
アリアの声に俺はしまったと思った。
俺はロイズに声をかけようとすると、
ロイズは俺を睨んで
「お父様、僕一人でできるもん!」
と言って、ロイズはそのまま草むらの中へと
入って行った。
俺は焦ってロイズの後に続く。
すると、草陰に隠れて様子を窺っているロイズを
見つける。
俺はロイズを見つけて安心する。
ロイズは草陰から覗いている。
俺はロイズの後ろに立ち、ロイズと
同じ様に覗きこむ。
すると、そこには一匹の熊がいた。
俺はロイズに
「ロイズ大丈夫か?」
と聞くとロイズは俺の顔を見て、
「うん、大丈夫だよ、僕強いもん」
と言うが、俺にはロイズが震えているのが分かる。
俺はロイズに
「ロイズ、お前が勇者になりたいなら、
ここで逃げてはいけない 勇者とは、逃げる者ではない、
戦う者のことだ」
と俺が言うとロイズが俺の顔を見る 俺はロイズに
「ロイズが勇者を目指すなら、この程度の敵は倒せなくて
はいけない」
と俺が言うと、ロイズは真剣な表情をして、
「分かったよ、お父様」
と俺の言葉に納得する。
俺はロイズに、
「ロイズは勇者に成りたいんだろ、なら、勇者とはなんなのか
考えてみなさい」
そういった途端裾を引かれて見つめるとアリアが
寂しいそうにしていた。
「ごめん、アリア」
「お父様、嫌い」
そう叫ばれることでショックを受ける。
俺はアリアに嫌われた事にショックをうけ、
涙が溢れそうになる。
すると、アリアは俺の頬にキスをする。
俺が驚いていると、アリアは俺の手を握り
「お父様はアリアの事が大好き?」
と聞いてきたので、
「当たり前だよ」
と俺が答えると、アリアは嬉しそうに 俺に抱きついてきて、
俺の胸に顔をうずめる。
俺はアリアの頭を撫でながら、ロイズに
勇者とは何かを教えてやらなければと思う。
俺は、2人から見て、立派な父親になれてれているだろうか?
勇者は、勇者である前に一人の人間であり、 そして勇者でなくても、一人の父親なのだ。
俺はロイズに勇者とは何かを教える。
勇者はただの職業ではなく、称号でもない。
勇者とは、勇者として生き抜いた証でもある。
ただ勇者というだけで勇者になれるものではない。
勇者は勇者としての生き方をし、勇者らしく死ぬことこそが勇者の あるべき姿だと
俺は思う。
勇者は勇者でしかないのだ。
俺は勇者とはなろうと思ってなれるものではなく、なってしまうものかも
しれないとロイズに話す。
勇者はなろうと思えばなれるものだ。
しかしそれは本当の意味で勇者とは言えない。
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