元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

一ノ瀬 彩音

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そんなことを考えながら俺は
ミリアのもとへと向かうのだった。
俺はミリアの待つ家に戻ると早速ミリアに 剣を渡した。
ミリアは俺に礼を言うと、嬉しそうに 剣を眺めていた。
俺はそんなミリアの姿を見ていると、ふと視線を感じたので、
よく見るとミリアがメイド姿でいた。
俺は思わず見惚れてしまい、固まっていると
ミリアは恥ずかしそうに顔を赤らめて俯いていた。
俺は慌てて目を逸らすと彼女の近くにあったソファーに座り、
気持ちを落ち着かせる。
すると、俺の横に誰かが座る気配がしたので
横目で確認すると、なんとそこにはミリアがいた。
俺は驚きのあまり硬直してしまう。
すると、ミリアが
俺の手を握りしめてきた。
俺はさらに驚いてしまい、
言葉を失ってしまう。
だが、ミリアは俺の手を握ったまま
離そうとしない。
俺は諦めてミリアにされるがままにしていた。
そして、俺が大人しくしていると、
彼女はいきなりキスしてきた!?
俺はパニックになりながらも必死に抵抗するが、
全く歯が立たない。
俺は仕方なく受け入れることしかできなかった。
そして数分後、やっと解放された。
ミリアは満足そうな笑みを浮かべていた。
そして、彼女は俺の隣に寝転ぶと俺に甘えてきた。
どうやら寂しかったらしい。
仕方ないので俺はしばらくの間
付き合うことにしたのであった。
翌朝、俺は目が覚めると、隣で眠っているはずの
ミリアがいないことに気づいた。
もしかしたら、もう起きてるのかもしれないと
思って部屋を出ると、ちょうどアリアと鉢合わせになった。
俺は彼女に挨拶をする。
彼女もまた、挨拶をして返してくれた。
俺は彼女に昨日のことについて聞いてみた。
すると彼女は少し照れながら 答えてくれた。
なんでも俺に構ってもらえなくて
寂しい思いをしていたそうだ。
俺は素直に謝ることにした。
すると、彼女は気にしていないと言ってくれた。
優しい子だ。
俺は改めて彼女に好感を持った。
そして、俺達はリビングへと向かった。
すると、そこにはミリアがいた。
俺達の姿を確認すると笑顔で迎えてくれた。
俺達が席に着くと、ミリアが朝食を出してくれた。
とても美味しい料理だった。
俺とミリアは、朝食を終えると、
これからについて話し合った。
勇者の俺はレベルは上がらないので、
ミリアのレベルを上げることにした。
ミリアは俺の提案に最初は戸惑っていたが、
やがて決心したらしく俺の指示に従ってくれた。
まずは、レベル上げのために近くの
ダンジョンに行くことにした。
ダンジョンには何度か行ったことがあるので
道案内は任せてくれとミリアは言っていた。
なので俺は彼女を信じることにした。
ダンジョンにたどり着くと早速中に入る。
中はかなり暗く、足元に注意しながら
慎重に進んでいく。
すると、早速敵と遭遇した。
敵はゴブリンで数は三体だ。
俺はミリアに合図を送ると
二人で同時に攻撃を開始した。
俺の放った一撃が命中し、一匹を葬り去ると、
続けてもう一匹も倒すことに成功した。
「どうだ?」
心配そうにミリアを見つめればミリアが
【魔刀・紅蓮】を使って無双していた。
ミリアは瞬く間に二匹のゴブリンを倒してしまうと、
俺の方を向いて、微笑んだ。
俺はその表情を見て、ドキッとしてしまった。
そして、俺が動揺している間にミリアは残りの一匹を倒すと、
戦闘は終了した。
俺とミリアは戦利品を回収すると、先に進んだ。
しばらく進むとボス部屋にたどり着いた。
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