元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

328.

ミリアはしばらくして落ち着くと俺にお礼を言ってきた。
俺は笑顔で彼女に返した。
その後、俺はミリアと一緒に夕食を作った。
そして、食べ終わると、俺はミリアにレア武器のことに
ついて話した。すると、ミリアは俺に、
「頑張ってね」
言ってくれた。
俺は、ミリアにありがとうと言うと、彼女は微笑んでくれた。
俺は、ミリアに癒されたあと、風呂に入り、
明日に備えて眠ることにした。
次の日、俺は早朝に起きると、朝食を作るために
キッチンに向かった。すると、既にミリアが起きていて、
料理をしていた。
俺はミリアにおはようと言い、
朝の挨拶を交わすと 彼女は俺の方を見て
俺の顔を見て安心しきったような表情を見せた。
それから二人で朝食の準備を始めると彼女が話しかけてきた。
どうやら、今日のことを心配しているようだ。
もちろん心配していないはずがない。
俺は心配ないとだけ伝えた。
そして朝食を食べ終えると俺たちはすぐに出発した。
そして無事に目的地である森についたのだが……
ここからが大変だった。
というのも道中に出てくるモンスターが
かなり強かったのだ。
そのためかなり時間がかかってしまったが
なんとか目的の森につくことができた。
そして、森の中に入ると一際目立つ大木を見つけたので
そこに向かうことにしたが途中でまたもや強いモンスターに
出くわしてしまった。
しかも複数体だ。
俺はミリアに下がっているように
言うと一人で戦うことにし、戦闘態勢に入った。
そして、一体のモンスターに狙いを定めると、
一気に距離を詰めた。
そして、渾身の一撃をお見舞いすると、
見事に命中。相手のHPを半分以上削ることができた。
俺はそのまま連続で攻撃を繰り出し、
相手を追い詰めていく。
そして、とどめの一撃をくらわせると、
相手は消滅した。
俺は残り二体の方を見ると、
すでに勝負は決していた。
俺が、最後の敵を仕留めると、
ドロップ品を回収して、先に進むことにする。
すると突然、背後から何かが襲いかかってきた。
俺はそれをかわすと後ろを振り返る。
するとそこにいたのは……なんとも奇妙な生物だった。
見た目はスライムに似ているが明らかに違う点がある。
それは色だ。通常のスライムは水色なのだが
こいつはピンク色をしている。
それに大きさも通常より大きかった。
おそらくレアモンスターだろう。
名前はピンクスライムか？
とにかくこいつを倒してしまおうと
思い切りかかるが、
簡単に避けられてしまう。
どうやらかなり素早いらしい。
ならば！ 俺は素早く移動して、
すれ違いざまに斬撃を放つ。
見事に命中し、ダメージを与えたが、
そこまで深い傷ではなかったようで、
再びこちらに向かってきた。
俺は何度も攻撃を仕掛けるが、
なかなか当たらない。
そして、しばらく戦っていると 俺の攻撃がヒットし、
ようやく倒すことが出来た。
俺は大きく息をついた。
かなり疲れたな。
俺は休憩しようとその場に腰を下ろした。
すると、どこからともなく声が聞こえた。
《おめでとうございます。
貴方はレアモンスターを討伐しました。
称号【レアモンスターを討伐した者】を取得しました》
なんだ？今のは？ 俺は辺りを見渡すが誰もいない。
気のせいだったのか？ まあいい。とりあえず先に進もう。
俺は立ち上がり、歩き出した。
しばらく歩いていると、目の前に宝箱が現れた。
俺は警戒しつつ、開けてみる。
中には、短剣が入っていた。
鑑定をすると、【魔刀・紅蓮】ということがわかった。
俺はこの剣を持ち帰ると、ミリアにプレゼントすることにした。
ミリアは喜んでくれるだろうか？