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第二章
#08 そのそれぞれの正体と攻防
しおりを挟む「とうとう正体を現したわね、」
捜し物を見つけ出した喜び。
その藤巻さんの声のトーンで、僕の気持ちがどれだけ楽になったことだろう。
「ァア、麗華さん」
喘ぐように藤巻さんの名を呼びながら、うっすらと目を開けると、藤巻さんが微笑んでいた。
そして彼女が僕の下腹部に顔を近づけ、そこにある異様な膨らみに唇を付けた時、僕は感極まって嗚咽を漏らしてしまった。
「いいのよ、僕。君の事、男だなんて思ってないから。可愛い女のコがペニバンを付けてるようなものよ。」
「それに君、…君の中にはもう一人のオンナがいるみたい。私達、気が合いそう。」
「……(まさか千代さんのこと?)…」
一旦唇を離した藤巻さんが囁き熱い息が僕の恥丘を撫で、堪らずに腰をくねらせると藤巻さんの唇は再びその膨らみに密着した。
僕の知っているどんな男の唇よりも、女の唇よりも柔らかい。
そしてその部分を強く吸われながらGストリングが一気にずり下げられ、一瞬その細い紐は太腿に絡みついたものの、すぐに僕が声を上げる間も無く、銀色のサンダルを履いた足先から抜き取られてしまった。
「ァァアアア」
僕は甘い喘ぎ声を漏らす。
藤巻さんの唇はピタリと僕のペニスの根元に吸い付いている。
そして完全に勃起してしまった僕のペニスが藤巻さんの顎を押し上げている。
とうとう Gストリングも脱がされてしまった僕が身に着けているのは、銀色のハイヒール・サンダルだけだった。
頭上に挙げた両手でソファーの背を掴み、小ぶりな乳房を誇示するように反らせた胸の頂きでは、乳首がこれ以上はない程に固く尖っている。
恥ずかしさのあまり脚を閉じようとしても、両膝の間には藤巻さんがその美しい裸身を滑り込ませてしまっていて、僕に出来ることはハイヒールに載せた両足でしっかりと絨毯を踏ん張り、男として発達した太腿で藤巻さんの裸身を挟みつけることだけだった。
しかもまるで最も恥ずかしい部分を隠すように、先程までの小さな布切れに代わって藤巻さんの顔が覆いかぶさっている。
そのペニスの根元には藤巻さんの唇がピタリと押し付けられていて、離れようともしない。
「ァァアアア」
僕は腰をくねらすこともできず、ただ喘ぎ声を漏らすことしかできない。
そしてやっと藤巻さんの唇が離れたと思ったら、今度はペニス全体が藤巻さんの熱い吐息に抱かれていた。
「可愛いわ。とっても綺麗。それにこれペニバンじゃないみたいだわ、ヒア。」
「ァア、麗華さん」
思いがけない藤巻さんの言葉に喘ぎ声を漏らしながら僕の身体はブルブルッと震える。
そして勃起したまま小さく揺れた僕のペニスをじっと見つめていた藤巻さんは、再び真っ赤な唇を精一杯開いて、濡れた先端だけを少し包皮から覗かせている僕の亀頭部を唇の中に納めた。
「クォォ…ォォ」
僕が喘ぐと、藤巻さんは両手で僕の乳房を、ウエストを、そしてお尻を撫で回しながら、さらに少しずつペニスを飲み込んでいき、とうとうその全体を口の中に納めた上に、真っ赤な唇が再び僕の無毛の恥丘に密着するまで、さらに深く飲み込んだ。
「ん、ォォオオオ」と一際大きく僕が喘いだのと同時に、藤巻さんが「ングゥ」と呻き、閉じた目尻から随喜の涙が一筋、そしてまた一筋と流れた。
「ァア、藤巻 さ ん 」
つい先ほどまでは藤巻さんに、秘密のペニスを見られたら嫌われるかもしれないと不安に慄いていたのに、今は藤巻さんにペニスを根元まで咥え込まれている。
しかも藤巻さんの表情、そして呻き声から、藤巻さんもまた必死の思いで僕のペニスを喉の奥深くまで飲み込んでいるのが判った。
その証拠に敏感な亀頭部を包み込むようにして藤巻さんの喉の奥がヒクヒクと震えている。
「アァ、駄目です、麗華さん」
嫌われるかもしれないという不安が過ぎ去ると、突然蕩けるような快感がペニスの付根を襲ってきた。
このままでは射精してしまう。
レズビアンの女のコが腰に付けてるペニバンは、射精なんかしない。
「アァ、駄目、駄目、麗華さん、そんなことをされたらイッテしまいます!」
僕は喘ぎながら両手で藤巻さんの顔を抱くように引き離そうとしたが、藤巻さんは一層強く僕の腰に抱きついて離れない。
しかも、ゆっくりと顔を前後に動かし始めた。
「アァ、駄目です、麗華さん。ヒ、ヒアにも愛させて」
僕は身体をずるずると倒すとソファーに横たわった。
そして僕は絨毯の上に正座している藤巻さんの腰のTバックバックに手をかけた。
でも藤巻さんは僕のペニスを咥えたまま立ち上がって中腰になり、下半身を僕の方へ向けると両膝を僕の顔を跨ぐように開いてソファーに載せてしまった。
あくまでリードするのは藤巻さんだった。
「アァ、麗華さん」
僕が喘ぎながら藤巻さんのTバックをずらすと、脱がせやすいように藤巻さんが腰をくねらせる。
そして僕が夢中で藤巻さんのTバックを脱がせてしまうと、目の前には美しく整えられた漆黒の飾りを付けた藤巻さんの熱く濡れた満開の花びらが甘い蜜を滴らせていた。
僕は自分のペニスが咥えられていることも忘れて、藤巻さんのお尻に両手をかけると秘所をグイッと引き寄せた。
すると藤巻さんはまるでそれを期待していたかのように、何の抵抗もせず、蜜を滴らせている満開の花びらを僕に吸わせるのだ。
「んむぅ」
藤巻さんは僕のペニスを咥えたまま一瞬呻いたが、すぐにピストン運動を再開した。
「アァ、駄目です」
再びペニスの付根が蕩け始め僕は必死に蜜を吸って何とか藤巻さんの動きに一矢を報いようとしたのだが、初めて肌を合わせた藤巻さんに、見せる積もりがなかったペニスを見られただけでなく、その付根までを藤巻さんの美しい口に咥えられ愛されているという衝撃は強く、藤巻さんが何度かピストン運動を繰り返すと、もろくも屈服の喘ぎを漏らしてしまう。
「アァ、麗華さん、ヒ、ヒア、も、もう駄目です。イキます、アァ、イク、イク、いクゥゥゥァァアアアーーー」
藤巻さんの秘密の花園に顔を埋め、僕の下半身は何度も何度も痙攣を繰り返し、夥しい量の熱い精液を藤巻さんの唇の中に迸らせた。
藤巻さんは静かな呻き声を漏らしながら、一滴の精液も零すまいと僕のペニクリを必死に咥えている。
そして僕は快感と幸福に包まれて射精という生理現象が終わるのを待つしかなかった。
最後に大きくもう一度身体をブルッと震わせ、僕の長い長い射精がやっと終わった。
藤巻さんが唇を離すと力を失ったペニスがだらりと横たわり、僕は我に返りました。
「アァ、麗華さん。御免なさい、麗華さんのお口でイクなんて、ごめんなさい。」
何を思ってか、藤巻さんはソファーから降りると僕に背中を向けたまま絨毯の上に正座をした。
僕は慌てて身体を起こすと、藤巻さんの背中にそっと手を当てて「ゴメンなさい」と囁くが、藤巻さんはじっとしたままピクリとも動かない。
やっぱり、口の中に射精してしまったことで気分を害したのかと僕は気が気でなく、藤巻さんの美しい背中に手を当てたまま「ごめんなさい、ゴメンなさい」と小声で囁き続けた。
やっと藤巻さんが振り向いてくれた。
けれど表情は固いままで、にこりともせずに僕の方へ身体を近づける。
僕は藤巻さんの目をじっと見つめたまま、何も言えずにただ両脚をピタリと閉じて萎えたペニスを隠し、両腕で胸を抱くように覆った。
そして藤巻さんが僕の脚を跨ぐようにソファーに両膝を乗せ、尚も身体を近づけて来るので、僕は後ずさりするようにソファーの背もたれに背中をピタリと付けざるを得なかった。
さらに藤巻さんが身体を寄せてくると、もはや僕に逃げ場はなかった。
藤巻さんに両手首を掴まれ、そのまま万歳をするように両手を高く持ち上げられ、まだ火照りの冷めない乳房を晒す形になった。
「アァ、ごめんなさい、麗華さん」
しかし藤巻さんはまるで僕の声など聞こえないかのように表情を変えず、そのまま豊満な乳房を押し付けてくる。
「アァ、藤巻さん」
そしてさらに顔を近づけてきたかと思うと、半開きになっていた僕の唇に、ついさっきまで僕のペニスを咥えていた自らの唇を合わせた。
もう怒っていないの?
少しホッとすると、藤巻さんの唇は自分の精液の味が少しするのに気付いた。
それに匂いも。
僕はあんなに夥しい射精を口で受け止めてくれ、そして飲み干してくれた藤巻さんに対する感謝の気持ちを込めて、藤巻さんの唇を丁寧に舐めまわした。
さらに藤巻さんの唇の中に舌を差し入れようとしたが、藤巻さんは唇をピタリと閉じて僕の舌の侵入を許さない。
アァ、やっぱり未だ怒ってるんだ。
しかしその時、僕の舌を拒絶していた藤巻さんの唇が微かに開いた。
そして僕が夢中で舌を差し入れようと伸ばすと、藤巻さんの唇はさらに開き、僕の舌は生暖かいトロリとしたものに包まれた。
そのトロリが、先ほど自分が放出した精液であることがわかるのに数秒の時間がかかった。
「ンムゥ」
思わず呻くと藤巻さんの唇はさらに開き、藤巻さんの甘い唾液と混ざって量を増やした精液がトロトロと流れ込む。
アァ、藤巻さん。
僕のために取って置いて下さったのね。
僕は次から次へと流し込まれる自らの精液をゴクンゴクンと飲みながら、この悪魔的な女性に心底、隷従し、魅入られ始めている自分に改めて気付がついた。
………………………
「藤巻には余りいれこまない方がいいぞ。アレは飛んでもない女だ。欲が深すぎる。普通の人間が付き合ったら呑み込まれるだけだ。」
僕は車の外の風景を眺めながら、黙って所長の言葉を聞き流している。
周囲の植物相が変わって来ている。
僕達の乗っている車は、かなりの山間部に入り込んでいた。
「どうでもいいよ。もう付き合ってないし…それよか、今度の仕事、僕でなきゃいけない?高校1週間休む事になる。まあ半分諦めてるけど…。」
「その事は、悪いと思ってる。情報を聞き出すだけなら、誰か他の人間を臨時でやとってたさ。」
確かに所長には特殊風俗譲の知り合いが多い。
逆に言えば、今度の仕事も僕は女装をしなくてはならないと云う事だ。
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「ヒアは直接依頼人らに会ってないから俺の直感を信じられないだろうけど、かなり有ると思うね。それにあの人らも普通の依頼で済むなら、もっと大手のしっかりした探偵事務所に行ってたさ。今の所、霊的なものを請け負ってるのは俺の所だけだ。依頼人達は具体的に口にしないけど、そういうのが絡んだ失踪事件なんだよ。」
「神隠しとか…?」
「まあ、それの親戚みたいなもんかな…。」
そう聞かされても、あまり怖くなかった。
…僕と僕の中の千代さんを手懐けてしまう、藤巻さんの方が、余程、怖かったからだ…。
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