堕ちる犬

四ノ瀬 了

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お前は、人ではなく犬だな?人間に媚び尻尾を振って楽しませ生かしてもらう惨めな生き物だ。

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「人間のクズだな。」

自分のことを言われたのかと思い、美里は一瞬横の男を見た。男は太い腕を組んで下を見下ろしていた。下には霧野が這いつくばっていた。

彼の言葉は目の前で這いつくばっている霧野に向かって向けられているのであって、美里に向けられている物ではない。

人間のクズはこちらに肉付きの良い臀を向け、形の良い肉の中心でディルドを咥えた隠微なの肉の孔を開いて、こちらを誘うように無意識に腰を揺らしているようだった。

バイブ、ローター、その他痛めつけることに特化した道具は彼の周囲に散乱していた。

孔は口を開いて偽の肉棒によって愉楽に浸ることを許されているが、その下の雄としての器官、玉は挟まれ、肉棒は貞操帯で締め付けられたままにして痛みを与えるだけの器官とさせてある。雄としてのプライドを徹底的に潰すには良い拘束だ。

「そうだな、奴は人間のクズだ。借金にまみれ、人を裏切り、のうのうとそ知らぬ顔で暮らしていたクソ警官だからな。人権なんかあるわけない。変態に売られて当然の身体、今ここに生かして置いてやってるのが奇跡なくらいだ。その辺に散らばってる道具も使いたいなら好きに使ってやっていい。すぐに悦ぶからな。」

もし彼が本当は潜入捜査官で殺しもせず生かして遊ばせているとここで言ってのけたら、正気を疑われるし、最悪彼は殺されかねなかった。

美里の横にはさらに若い輩が5人立っていた。彼らは人数のいる武力行使を指示する際に、美里がよく使っていた腕に自信のある者たちであった。2人は組の若い者、3人は組の庇護を受けた別組織の者だ。念のため霧野のことを見たことはあってもよく知らない人間を集めた。

出会い頭に罵られ、霧野もさぞ嫌な気分だろう。彼はろくに上手く動けない身体のまま、頭を低くさげていた。

5人を待つまでの間、感度をあげさせるために局部につけられたピアスの周辺の熟れた肉に薬を塗った。治癒効果もあるがメンソールを入れたので皮膚に冷たい刺激がはいり、むず痒さを演出させる。彼の尻に埋め込まれたディルドにも潤滑油の代わりに塗り込んだ。

薬を塗った後金属と肉の蕾を磨きあげるようにして擦ってやると、霧野は唸り声を上げながら身体を悶えさせていた。

薬をこすり取りたいのか唸りながら体を低くしたり、繋がれた手を動かそうとするが、無駄な動き、寧ろ非人間らしさを助長させる囚われた獣の動きだった。

「身体がおかしいか?もっと擦り上げてやろうか?」

口が開かされているためうまく話せていないが、彼は低い声で唸り続けていた。

「甘えた声ひとつ出せないのな。」

そう言うと低かった声が途切れ途切れになり、静かになった。甘えた声を出すのはこの期に及んでまだ嫌なようだった。しかし体のもどかしさが止まらず、やはりすぐ身体が動いてしまうようだ。

「ふーん、触って欲しくないわけ。じゃ、触んねぇよ。お前の汚い身体なんか触りたくないもん。さっきからみともねぇんだよ、じっとしてろよ。」

彼が「じっとしてろ」がうまくできず、激しく動く度に、首輪を強く引いて尻を強く叩く、ディルドを後ろから蹴り上げることを繰り返していたら、震えながら大人しくなった。マスクの隙間から見える目つきは暗く、何か言いたげだった。そうして軽い調教をしているうちに、彼らがやってきた。

「ガクガクして、できあがってんじゃないですか。」

リーダー格の林山が言い、霧野のしっぽを勢いよく引き抜いた。

「お゛ぁ……っ」

鳴くような声があがって、口を開いたピンク色に割れた排泄孔が顕になる。綺麗に磨いておいたおかげで、扇情的に濡れ、少し弄るだけで音を立てて馴染みそうだった

貞操帯の中で霧野の雄が張り詰め、彼を苦しめており、彼は体をさらに低くして、うんうんと震え唸っていた。罠にハマり無理やり押さえつけられた大型動物のようにたまに無駄なもがきをし、余計に自分を苦しませながら、背中を呼吸で上下させていた。

汗の浮き傷口と刺青が彩る後ろ姿は、もはやカタギのものではなかった。彼の背後の男たちが口々に言いたいことを言い始めた。

「エロいな。これが男の臀か?」
「随分弄ってるみたいじゃねぇか。こんなアナル久々に見たよ。これで警官だって?笑えるな。どう見ても娼婦のマンコだよ。」
「おいポリ公、ケツ穴締まらなくなるまでヤッてやるから。楽しめよ。」
「流石にいい身体してるな。カマホモ野郎だったらどうしようと思ったが、これは良いな。体力も随分ありそうだ。」

男たちに囲まれ、なじられた霧野は黙っていたが身体は、殺気だちさっきより鳥肌が浮いて汗ばんでいる。美里が彼の頭の方に立ってやると頭が上がった。ヨダレを垂らしながら何か話したいのか、唸っていた。口を自由にしてやる気は無かった。

「犬、しっかり皆に奉仕しろよ。うまくできなかったら、練習不足だとみなして次の集団に声をかけて練習を続行させてやるよ。何回でもな。無限回繰り返したくなかったら皆を満足させて帰すんだ。1人でも満足しない者が出たらダメだ。お前ならできるな?俺は後ろで見ててやるから、しっかりやれよ。」
「……」
マスクの下から荒れ果てた呼吸が漏れ出ていた。首輪を強く引くとざらついた声を出す。

「甘えた声出してyesと表明してみろ。」
「…、ぅ……」
視線の下で彼は腰をく揺らして震え、小さく声を上げていた。 プライドを押さえつけて精一杯声を出しているようだがまだ恥が先行しているようで、ろくに声が出ていない。
「……。恥ずかしいか?」
あまりにも惨めで笑えてくる。馬鹿げた格好だ。これが霧野と同じ生き物とは。
「ぅー…」

「なんだ?聞こえないな。犬のお前に言葉で表現するのは難しすぎたな。悪い悪い、じゃあ、皆の前で服従の姿勢をとってみせろ。できないなら今この瞬間に次の集団に声をかけるからな。……ほら。やれよ。」

霧野は一層はあはあと息を荒らげながら、のそのそとした動きで腹を上に向けた姿勢をとった。

「うわ、ダセェ……、なんすかこれ?。恥も何もないな。」
「ちんちんをさせてるんだよ。犬だからな。可愛がってやれ。おい、犬、俺以外に言われてもちゃんとちんちんをしろよ。」

男達が嘲笑し口々に彼を罵倒する。皆の視線から逃げるように頭が横を向いていた。汗ばんだ胸が上下して呼吸に合わせて激しく動いていた。

乳首はピアスを煌めかせながら勃起、貞操帯の中の肉は檻に食い込むように膨張し、先端は雄の汁でぬめっていた。羞恥にふるふると余計に体が震えているが、マスクのせいで、より大胆になれるのか、先程より足を開いているように見えた。

男達が関心と嘲笑を表す言葉や笑い声を出す度に彼の身体が反応し、股間の戒めが彼を責めたてた。苦しげな声が漏れ出ているにもかかわらず、後孔が一層求めるように媚び始めた。

肉の入口をぬめぬめと誘うように蠢かせて、犬のように惨めな姿勢で開いた足先がぴくぴくと動いていた。

「マンコがいやらしく雄を求めて濡れてるのがよく見えるぜ、まだお預けだ。」

彼の意思が肉の煽動を止めようとしているのか、身体が力み、腕や足の筋が一層浮き出て、まるで重いものを持ち上げているかのように、しなやかな筋肉が浮き立った。息も同じく長距離走を走らされているようにあがっていく。

「また見られて感じてるな。口では嫌と言ってるくせにいつもそうだなお前。期待に射精を許されない股間を膨らませて、お前は男に肉棒恵まれて悦ぶ立派な変態、マゾホモ野郎が。人として終わってんだよ。自覚しろ。………じゃあ俺はそっちにいるからな、楽しんでこい。」

美里がリードを手放すと彼の瞳の奥がより一層の深く絶望し、なにか求めるように声を出した。その声は今までで一番甘く、美里を求めるような声が出せていた。
「……。」
そのような彼の姿を見ると一瞬だけ、止めさせてやろうかと思う。しかし……。

「せいぜい自分がしたことを反省するんだな。二度と俺に逆らうなよ。」

そう言ってさっさと彼に背を向けて彼らから距離をとって椅子に座った。サイドテーブルには拳銃とノートPCを置いていた。そのままそこでできる仕事をする。
椅子に座ってから自分が著しく勃起してしまっていることに気がつき、嫌な気分になった。死体の女と元同僚の男に勃起する最悪の生殖器だ。たまに切り落としたくなってくる。

「人間のクズ……」

誰に向かって言うでもなく呟いた。




何度めかわからない精が口、尻の中に吐き出されていった。

「あ゛っ……はぁ…はぁ゛…」
どろどろと口から精液が流れ落ちていく。
「疲れたな。少し休憩しよう。」

名も知らぬ若い、自分より年下にも思える男が、霧野ではなく彼の仲間に向かって言った。ぞろぞろいくつかの足音が遠くの方に向かっていった。何ひとつ良くは無いのだが、良かった、と思い、脚を曲げたままその場に蹲ろうとした。

全身が自分のものとは思えない。自分が何なのかわからなくなった。顔を覆われて人格を剥奪されてしまうと、何故か心が少しだけ楽になった。誰でもない何かになって役目を持って使われることは、自分の人格を直接いびられるより楽だ。最悪だが。

そうやって、体の感度がどんどんとあがっていくのに、射精が出来ずひたすら中だけで感じていなければいけないのは雄としての何かを削っていった。
人を降りているから、男ではない、雄ですら無くなっていく。

「お前が休んでいいわけないだろ?」

いつからそこにいたのか、すぐ近くから美里の淡々とした声が聞こえた。彼だけが全てを知った顔で霧野を見下ろしていた。今まで見た事のないような残虐と愉悦の混ざった顔だった。

「大丈夫だろ、お前なら。これくらい。」

身体にしっぽの付いたバイブを入れられたまま、美里の座る椅子の前に這わされて、皆の前で足置きにされた。その間も羞恥とバイブが体を高めさせ、喘ぎが止まらず、その口をまた別の肉棒で塞がれた。

「そうだな、そうしてやるのがいいよ。常に両穴になんか入ってないと発情して煩いからな。な?犬。」
背中の上で彼の靴の底がグリグリと背中の肉をえぐった。
「臭くて汚ぇ男の一物咥えさせられるとお前は悦び、発情するんだもんな?」

そうして、また使われる、休憩の体を成していない休憩を何度も繰り返した。最早罵詈雑言には慣れ、むしろ感度を高める呪文と化して、酷いことを言われるほどに頭の奥底は怒っているのに、怒りで抗ってもどうにもならない状況と快楽が結びついて、身体がとめどなく発情した。

もし、霧野遥、澤野優希といった人として責めを受けたならば、人としての尊厳がブレーキになるのだろうが、身分を剥奪され一性奴隷のようにされてしまうと、何もかもが崩れていった。下手であることで体を叩かれると感じ、頭が真っ白になりながらも、残った僅かな理性の部分で、もっと頑張ろう、成果をあげなければいけない、という気分になった。
美里の見ている前で成果をあげなければ……

霧野は1度尽くそうと思った人間には、表面上は何と言おうと、成果を持って言って尽くすことが好きだった。しかし尽くしていることを悟られるのは死んでも嫌だった。それはダサい事だから。

「少しずつだが、しょうもない無駄なプライドが破壊されてきたかな。」

再び犯されながら、美里の声だけが頭の奥の方に響いてきた。後ろは誰かに突かれたまま、彼の細い指が口枷を外して、唾液と精駅の混ざった液体が床と彼の指を穢した。

黙って目の前に差し出された指に舌を這わせると「そうだな」と頭を撫でられた。後ろからの暴力的な攻めは止まらないので、だらしない声を出しながらたまに彼の指に歯があたりそうになるのを必死になって当たらないように口を開けていた。
 
「何か言いたいことはあるか?」
「う゛、ああ゛…は…っ、悪か、った、もうあんなこと、しない゛から、もう、やめ」
「んん…、お前は今は犬だろ。何を言ってるのかひとつも理解できない。今から俺が言うことに犬の言葉で答えてみろ。『わん』となけ。」
「なに゛…っ」
「おい、林山、もっとこいつを責めろ。突いたまま、きんたまは潰すくらいの勢いではたいてやっていいぞ。潰れたら潰れたで値段が下がるが、死ぬわけじゃねぇからな。」

肉の叩かれる音に遅れて下半身に弾けるような痛みが走った。悶絶する間もなく中の快楽の座を激しく疲れ、前後不覚になって震え慄く。視界が何度目か分からないがチカついて、全身の傷が共鳴して傷んだ。頭がぼーっとして理性でものを考えられなくなってくる。

「お前は、人ではなく犬だな?人間に媚び尻尾を振って楽しませ生かしてもらう惨めな生き物だ。」
「うぅ……」
「それともお前は犬でもなく肉便器か?だったらこんなところから早く出して、みんなが使えるようにトイレに設置してやらないといけないな。俺だけが使ってたら悪いからな。」
「……」
「喋れないのか?じゃあ肉便器以下の生ゴミだな?そうならば、俺がお前の廃棄を担当して刻んで山に埋めてやろう。どれだ?もう1回だけ聞くぞ。お前は人ではなく犬だな?」
「……ん」
「なんだ?何か言ったか。」
「……わん」
「もっとでかい声だせよ。」
美里の脚が頭の上に乗って頭をたれさせた。同時にまた中が勢いよく抉られた。
「…、わん゛!!」
床に向かって吠えた。また後ろから誰かに勢いよく突かれ、唸り声が出た。
「ん゛っ、うぅ…っ」
「感じ悪いが、まぁいいだろ。わかった、お前は犬なんだな。じゃあそういう風に扱ってやる。お前も何か言いたかったら犬語で喋れ。俺の許可無く勝手に人語を真似てみろ、金玉いたぶって、次はもっときつい貞操帯嵌めて同じことさせてやるからな。……返事は。」
「あ゛っ……、ぅ、わっ、わん……っ」
「そうだな。それでいいよ。」
美里の足はしばらく頭の上に乗っていたが、どいて手首の拘束を外した。
「奉仕しやすくさせてやろう。頑張れよ。」

また靴音が遠くの方に去っていった。代わりに別の男たちが自分の方に群がってくる。
待ってくれ、と言いたいが言葉が喉につっかえて出ず、ワンとさえ言えない。厳しくされないと言葉が出せずまだ自分の中に理性があることを恨んだ。

暫く男たちの相手をし、ちんちんの姿勢のまま身体をひっくり返させれるようなマングリ返しの姿勢になって男の物を受け止めていた。連続し続ける痛みと快楽何が何だか最早わからず、下半身が重く痛んだ。

視線を感じ、美里がいつからか横にたっているのがわかった。彼は霧野の下半身に手を伸ばしたかと思うと、貞操帯を外した。途端に膨張しきった一物が飛び出て、ブラブラと突かれる衝撃に合わせて顔のすぐ先で揺れていた。このままではすぐに射精してしまう。

「頑張っているようだから射精を許してやるよ。俺もかけてやるから悦んでいいぞ。」

耐えようとしても無駄ですぐに霧野の雄は溜め込んだ快楽に爆発し、脳内に閃光が瞬いたかと思うと、快楽が全身を塗り込めて、濃くひどい臭いのする精液が顔面に降り注ぐ。   
「ああ゛っっ…!!!っぁー!、はぅ、!」

身体が震え、中に入っていた一物が勢いよく締め付けられた結果射精した。
「お゛ぉっ…!」 
中が熱く、全身がゾクゾクしてあそこと身体の境目がもはや分からない。全ての境目が曖昧だ。
そのまま肉が一物を掴んで離さず痙攣し、挿入していた男が音を上げた。
  
周りの嘲笑が湧いたのと同時に美里がすぐ横で自らしごいて出した精液がボタボタと降ってきて、呼吸のために大きく開いた口の中ないくらかそのまま入ってくる。身体が軽く弛緩し始め、なんとか一物が引き抜かれた。代わりに美里が霧野の身体を支えて、いやらしい姿勢を維持させた。

「んあぁ……」 
「美味しいか?」

新しい雄の匂いがすぐに体に馴染み、嫌だと言うのに余計に息が上がり、イッた余韻で体がビクビクと跳ねてとまらない。視界が歪み射精と同時に快楽の涙が流れ出ていた。

「俺の精液は美味しいかと聞いてるんだ。」
美里の親指がズボズボと開ききった後穴をいじり擦り上げた。
「んあ…っ、わっ、わん、」
「そうだろう。他の雄のよりいいだろ。」
「はっ……わ、ん……っ、わんっ…ん、」
彼の指がひとしきり余韻の残る霧野の中を擦り上げ、親指と人差し指で押し広げた。
「あ゛ぁ……」
彼の瞳はじっと霧野の方を見ていた。
美里が音を立てながら引き抜いた指は濡れ、粘液でヌルヌルとしていた。

「後で良く見せてやるが、ついに締まらなくなったぞ、お前の穴。……おい、まだこのガバマンとヤリたい奴は?」

男たちはまだ少し満足したりないようではあったが全員が息を切らせて、気持ちとは裏腹に体が持たないようであった。

「いいです、満足しました。」
「いや、もう、いいっすよ、すげぇよかったよ。」
「薬キメて一日中でもヤリたいっす。今日はもう無理ですが。」
「とんでもない体力、俺の方がちんこもっていかれるかと思いました。」
「やっぱ警官はそこらのヤク中や売り専と違いますね……開ききってもちゃんと締めてくる。……ああ、もう男の物とは思えない見た目してるが、中は野郎の、最高の締まり方だ。」

「なるほど、全員満足させられたな。流石だ。偉いぞ、犬。褒めてやろう。お前は本当にどこにでも適応できるな、才能があるよ。」

最後の言葉は美里と霧野にしか分からない完全な皮肉だった。
美里の手が離れて霧野は体を床に横たえた。足を伸ばせないので必然的に蹲るような姿勢になる。すぐさまリードを引かれて、顔をあげさせられた。

「おいおい、何を早速客人の前で寝てんだ。土下座してお見送りだろ?『ありがとうございました』と吠えていいぞ。せっかく沢山お前の好物恵んでもらったんだからそれくらいしねぇと駄目だろ。」

今更逆らう気力も何も起きず、早く終わって欲しく霧野は言われた通りに、しかしなるべく上を見ないようにして、その場に這って頭を下げた。

「……りがとう、ござい、ました。」
「……。林山でも誰でもいいが、小便出るやついるか?こいつに頭からかけろ。」

あ、俺出せます、という者が2人ほどおり、そのまま頭の上に生温かい液体が降ってきた。散々体を動かした後で湯気がたちそうなほどの熱さと強烈な臭いを放っていた。

「うぅ……」
「さっきは何を吠えてたんだ?全く聞こえなかったな。無駄吠えは駄目だろ。俺が言っていいと言った言葉を俺に聞こえるように出せ。ほら、言ってみろ。」
「………ありがとうございましたっ!」
「そうだな、ようやくマシになった。……じゃ、俺はコイツらを途中まで送るから、お前そのまましてろよ。ムラムラするのはいいが、勝手にシコってもわかるからな。あ、そうだ。」

美里の靴が目の前から後ろに回ったかと思うと、写真を撮る音が何度か聞こえた。

「誰かこいつの手首を後ろで束ねろ。」

すぐさま力の入らない腕を取られて後ろ手に手錠をかけられた。

「お前は発情すること以外にやることが無くて暇だろうから、これでも見てろ。お前がさんざん突かれて喘いでいた淫乱犬マンコだ。」

目の前に美里の携帯の画面が差し出され、そこには精魂つきはてたがまだ軽く腫れた陰茎、挟まれて軽く腫れた陰嚢、腫れ濡れ開かれたままになった桃色の後孔が大きく映し出されていた。 
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