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6.おっぱいはほんのりとした甘みがありました

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 魔法を習いたいという僕の申し出に、ゆかりさんは不思議そうな表情をした。

「旦那さま、何か不都合でも……?」
「え? い、いえいえいえいえ! あのっ、僕の世界には魔法ってないので、もし使えるなら使ってみたいなーって……」
「そうですか」

 ゆかりさんは少し考えるような顔をした。
 やっぱり魔法というのはそう簡単に使えるものではないのかもしれない。

「旦那さまはどういう魔法をお使いになられたいのですか?」

 欲望丸だしで言うならやはり攻撃魔法だろう。魔法で敵を殲滅する。男のロマンだ。だけどそんなことを言ったらゆかりさんがとても心配しそうな気がした。

「う、う~ん……やっぱり回復魔法とかですかね。ゆかりさんがもし怪我をしたとか、危ない目にあった時できるだけ助けになりたいですし」

 そんなわけで口から出た言葉は全く違うものとなった。どうせ僕はヘタレですよ。

「そ、そんな……」

 おかしい。ゆかりさんの目が輝いているように見える。彼女は目を潤ませると、ガバッと勢いよく僕を抱きしめた。

「旦那さま! なんてけなげなことをおっしゃられるのですか! 旦那さまのことはこのゆかりがしっかりお守りいたします。どうか末永く愛してくださいませ!」
(ああ、おっぱい……なんて柔らかいんだ……)

 ゆかりさんの着ている着物は肌触りがよく、身体の形がわかるものである。いわゆる長襦袢と呼ばれるものだろうか。部屋を出る時はもう一枚着て帯も締めているのでそうなのかもしれない。日本人なのに着物のことは全く知らないなと僕はほんの少しだけ反省した。あまりの気持ちよさに陶然としてしまったが魔法はどうなったのだろうか。はっとしたがまずゆかりさんの胸に顔をぐりぐりと押し付けてみた。

「旦那さま、よろしければおっぱい、お飲みになられます……?」
「え、ええ!?」

 思いもかけないことを言われ僕は柔らかい胸からばっと顔を上げた。そういえば昨日もそんなことを聞かれたような気がする。

「……うっ……」

 当然のことながら柔和な笑みを浮かべているゆかりさんの顔が目の前に。

「え、えっと……確かまだ授乳されてるんですよね……」
「はい」
「ぼ、僕が飲んだらおっぱいなくなってしまうんじゃあ……」

 ゆかりさんの笑みが深くなった。

「その心配はございませんわ。乳は出せば出すほどよく出るのです。出さないで放っておくとおいしくなくなってしまったり、乳の出が悪くなったりします。ですから旦那さまに吸っていただけると嬉しいです」
「そ、そういうものなんですね……」

 科学的に根拠があるものかどうかはともかくとして、僕はありがたくゆかりさんのおっぱいを飲ませていただくことにした。
 それも直接……。
 ゆかりさんの肌はとても白い。そこに褐色の粒の大きな乳首が二つ、ぽつんと彩を添えている。その先端からは白い液体が……。
 僕はたまらず彼女のおっぱいにむしゃぶりついた。

「あんっ! 旦那さま……もっと乳首を大きく覆ってくださいまし」

 乳首だけでなく乳輪からがぶりと噛み付くようにするとほんのり甘い乳が口の中に入ってきた。

「唇で、乳首の周りを押すようにしていただけると……よく出ますので……」

 歯を立てないようにして言われた通りに唇でおっぱいを押すようにする。しばらくそうやってまむまむしているうちに乳が勢いよく出てくるようになった。飲み方が下手で少しむせてしまったが、ゆかりさんのおっぱいを両方とも堪能することができた。でも、おっぱいって片方吸うともう片方も出てくるんだな。勉強になりました。

「ごちそうさまでした」
「……旦那さま、今度はゆかりにも飲ませてくださいませ……」
「え?」

 はっとして彼女の顔を見上げると肌が上気し、目が潤んでいるのがわかった。あきらかに欲情している。
 おっぱい飲まれて発情?
 頭に?が浮かんだがそのまま押し倒され、またゆかりさんの温かくて気持ちのいい中に僕自身は捕らわれてしまった。

「あっ、ゆかりさんっ!」
「旦那さま、旦那さまぁ……」

 もちろんゆかりさんのおっぱいを飲んでいたことで僕自身はギンギン(死語)にいきり立ってはいた。彼女はそれを察知してさせてくれたのだろうか。きゅっきゅっと締め付けられて思考が溶ける。

「旦那さま、もっと、もっとくださいませ……」

 僕は覆いかぶさっていたゆかりさんを押し倒すと、乱暴に腰を動かした。

「あっ、あっ、あっ!」

 本当に気持ちよさそうな彼女の様子がたまらない。僕は求められるがままに夕飯まで彼女をむさぼっていた。
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