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5.朝からおいしくいただきました
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「あああっ……」
股間にひどく甘い熱を感じて僕は目覚めた。
「あんっ! そんな、突き上げちゃ……」
起きた拍子に股間がびくん、と跳ねたことで上に乗っかっていた女性が喘いだ。朝から美少女が股間に乗っかっているとかいったいどこのエロ同人。朝から乱れた薄絹の寝巻姿から大きなおっぱいがぽろりと溢れているのが見える。障子越しに入る光が、眼鏡を外した視界にも肌の白さを伝えていた。視覚と股間への刺激で僕自身もびくんびくんと暴れまくり今にもイッてしまいそうである。
「ああっ、ゆかりさんっ……!!」
筋肉があればこのまま体を起こして体勢変更してずこばこヤれるのかもしれないが、現実はそうはいかない。男としてのプライドをどうにか保つ為にも腰を突き上げることぐらいしかできなかった。ヘタレだって? うっせー。
「あっ、旦那さ、まっ、あんっ、あーっ!」
びくびくとゆかりさんの体が震える。どうにか僕は男としての威厳を守ったようだ。演技かもしれないって? だからうっせー。
温かい穴が収縮し、きゅっきゅっと僕自身を締め付ける。たまらず僕は何度も腰を突き上げ、そしてとうとう頭が真っ白になった。
「っっ!! っはーっ、はーっ、はーっ……」
朝から心地よい疲労感に頭が冷静になる。ぺたりと僕の体に倒れてきたゆかりさんの背に自然と腕を回した。ストレートの長い黒髪が顔にかかる。僕の胸で潰されたおっぱいはとんでもなく柔らかい。というかゆかりさんの体は細いのにどこもかしこもふわっふわだ。それに、もやしな僕からしても頼りないほどに軽い。
「……旦那さま、嬉しゅうございます……」
そんな甘い声を耳元で囁かれたら、達して萎えたはずの僕自身がまたむくむくと復活してしまうじゃないか。
「ゆ、ゆかりさん……」
いくらなんでも朝から何度もいたしてしまうわけにはいかないだろう。
あれ? でも僕ってそんなに性欲強かったっけ?
冷静になった頭でゆかりさんを抱きしめたまま体を起こす。
「あっ!?」
体を起こしたことで僕自身の角度が変わったのか、ゆかりさんの体がびくん、と震えた。そしてへなへなともたれかかってくる。
なんだこの子、すっごくかわいいぞ。
「……すいません。あの、もしかしたらなんですけど……僕に魔法とかかけました?」
かわいいはかわいいけどとりあえず確認はしておかないといけないと思うので聞いてみる。すると、ふるりとゆかりさんが震えた。心なしか顔を俯かせているように見える。
これはもしかして図星なのか。
「あの……情けない話なんですけど僕今までオナニーも一回ぐらいで満足する奴だったんですよ。だけど昨夜は何度しても満足した感じがなかったので……。ただ僕は童貞だったので、ゆかりさんとするのがあまりにも気持ちよすぎて開眼しちゃったのかもしれませんけど!」
ゆかりさんが顔を上げる。瞳が潤んでいるのを見てどきりとした。
「……旦那さま、ゆかりはとても嬉しゅうございます……」
その甘い声と縋りついてくる身体にまた僕自身はむくむくと起き上がってしまったので、座位のまままた腰を何度も突き上げてしまったのだった。
結局魔法がかかっていたかどうかは不明だが、朝からハッスル(死語)しすぎたせいで痛めた腰にゆかりさんが治癒魔法をかけてくれた。
やっぱり魔法はあるらしい。腰が楽になったところでさすがに腹が減ったので昼食兼朝食を部屋でいただいた。食事は和食のようなものだったが、どちらかといえば肉が多い印象である。男性ということで気を遣ってもらっているのかもしれない。
このまま部屋でのんびりしていてもいいが安全な場所にいるのだと思えば何かしてみたくもある。
「ゆかりさん、あの……何かすることはないですか? あんまり力はないですが女性よりは力仕事ができると思うので……」
気軽に声をかけたら、
「旦那さまに力仕事をさせるなどとんでもございません! その……旦那さまが望まれることでしたらできるだけ添うようにはいたしますが……」
ゆかりさんにすごい剣幕で断わられ、僕は圧倒されてしまった。それに気づいたのかすまなそうな顔をする。彼女にそんな顔をさせたいわけではなかった。
「あ、いえその……ただお世話になってるだけでは悪いと思うので……って、そうだ」
そう言いながら僕は自分がしたいことを思いついた。
「あの、魔法ってどうやって使っているんですか? もし僕にも使えるなら習ってみたいのですが」
やっぱり異世界ファンタジーといえば魔法だろ。
股間にひどく甘い熱を感じて僕は目覚めた。
「あんっ! そんな、突き上げちゃ……」
起きた拍子に股間がびくん、と跳ねたことで上に乗っかっていた女性が喘いだ。朝から美少女が股間に乗っかっているとかいったいどこのエロ同人。朝から乱れた薄絹の寝巻姿から大きなおっぱいがぽろりと溢れているのが見える。障子越しに入る光が、眼鏡を外した視界にも肌の白さを伝えていた。視覚と股間への刺激で僕自身もびくんびくんと暴れまくり今にもイッてしまいそうである。
「ああっ、ゆかりさんっ……!!」
筋肉があればこのまま体を起こして体勢変更してずこばこヤれるのかもしれないが、現実はそうはいかない。男としてのプライドをどうにか保つ為にも腰を突き上げることぐらいしかできなかった。ヘタレだって? うっせー。
「あっ、旦那さ、まっ、あんっ、あーっ!」
びくびくとゆかりさんの体が震える。どうにか僕は男としての威厳を守ったようだ。演技かもしれないって? だからうっせー。
温かい穴が収縮し、きゅっきゅっと僕自身を締め付ける。たまらず僕は何度も腰を突き上げ、そしてとうとう頭が真っ白になった。
「っっ!! っはーっ、はーっ、はーっ……」
朝から心地よい疲労感に頭が冷静になる。ぺたりと僕の体に倒れてきたゆかりさんの背に自然と腕を回した。ストレートの長い黒髪が顔にかかる。僕の胸で潰されたおっぱいはとんでもなく柔らかい。というかゆかりさんの体は細いのにどこもかしこもふわっふわだ。それに、もやしな僕からしても頼りないほどに軽い。
「……旦那さま、嬉しゅうございます……」
そんな甘い声を耳元で囁かれたら、達して萎えたはずの僕自身がまたむくむくと復活してしまうじゃないか。
「ゆ、ゆかりさん……」
いくらなんでも朝から何度もいたしてしまうわけにはいかないだろう。
あれ? でも僕ってそんなに性欲強かったっけ?
冷静になった頭でゆかりさんを抱きしめたまま体を起こす。
「あっ!?」
体を起こしたことで僕自身の角度が変わったのか、ゆかりさんの体がびくん、と震えた。そしてへなへなともたれかかってくる。
なんだこの子、すっごくかわいいぞ。
「……すいません。あの、もしかしたらなんですけど……僕に魔法とかかけました?」
かわいいはかわいいけどとりあえず確認はしておかないといけないと思うので聞いてみる。すると、ふるりとゆかりさんが震えた。心なしか顔を俯かせているように見える。
これはもしかして図星なのか。
「あの……情けない話なんですけど僕今までオナニーも一回ぐらいで満足する奴だったんですよ。だけど昨夜は何度しても満足した感じがなかったので……。ただ僕は童貞だったので、ゆかりさんとするのがあまりにも気持ちよすぎて開眼しちゃったのかもしれませんけど!」
ゆかりさんが顔を上げる。瞳が潤んでいるのを見てどきりとした。
「……旦那さま、ゆかりはとても嬉しゅうございます……」
その甘い声と縋りついてくる身体にまた僕自身はむくむくと起き上がってしまったので、座位のまままた腰を何度も突き上げてしまったのだった。
結局魔法がかかっていたかどうかは不明だが、朝からハッスル(死語)しすぎたせいで痛めた腰にゆかりさんが治癒魔法をかけてくれた。
やっぱり魔法はあるらしい。腰が楽になったところでさすがに腹が減ったので昼食兼朝食を部屋でいただいた。食事は和食のようなものだったが、どちらかといえば肉が多い印象である。男性ということで気を遣ってもらっているのかもしれない。
このまま部屋でのんびりしていてもいいが安全な場所にいるのだと思えば何かしてみたくもある。
「ゆかりさん、あの……何かすることはないですか? あんまり力はないですが女性よりは力仕事ができると思うので……」
気軽に声をかけたら、
「旦那さまに力仕事をさせるなどとんでもございません! その……旦那さまが望まれることでしたらできるだけ添うようにはいたしますが……」
ゆかりさんにすごい剣幕で断わられ、僕は圧倒されてしまった。それに気づいたのかすまなそうな顔をする。彼女にそんな顔をさせたいわけではなかった。
「あ、いえその……ただお世話になってるだけでは悪いと思うので……って、そうだ」
そう言いながら僕は自分がしたいことを思いついた。
「あの、魔法ってどうやって使っているんですか? もし僕にも使えるなら習ってみたいのですが」
やっぱり異世界ファンタジーといえば魔法だろ。
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