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75.好きで好きでたまらないから

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「……ぁあっ……」

 ちゅくちゅくと濡れた音がする。瞼を持ち上げると、長が僕自身を咥えてしゃぶっているのが見えた。

「あぁっ、んんっ……」

 直接刺激されてるから気持ちいいのだけど、それだけではなく長が僕を見ながら僕自身を頬張っているので余計に感じてしまう。甘さに背がのけ反り、長の髪を掴んだ。

「あんっ、だんな、さまぁ……やっ、やぁっ……」

 僕自身をそんなにしゃぶられたらすぐにイッてしまう。ちゅくちゅくと濡れた音が響くのにも感じてしまう。僕はびくびく震えながら長の頭をどけようとしたけどそれは叶わなかった。

「やっ、イッちゃ……また、イッちゃうぅ……」

 長はちゅううっと僕自身を吸った。

「ッッ!? あっ、あーーーーーーっっ……!」

 イッちゃうって言ったのに。
 でも僕自身から出た量は少なかったみたいで、長は舌先で尿道口をちろちろと刺激した。びくびくと身体が跳ねてしまう。

「あっ、やっ、だんな、さまっ、あんっ、あんっ……!」

 イッたばかりのちんちんいじらないで。涙がぼろぼろと溢れた。

「……ウイ、かわいいな。もっと蜜を出せよ」
「やっ、むりっ、むりぃっ……」

 そんなに精液は出ないって思う。

「無理なのか?」
「水分と栄養をしっかりとっていただきませんと……」

 リンドルの声が補足する。

「茶ぁ持ってこい」

 長はそう言うと、僕の足を広げ、今度は尻穴をべろべろと舐め始めた。

「あっ、だんな、さまっ……」
「蜜が出ねえならしかたねえ。愛液を飲ませろ」
「あぁああっ……!」

 たっぷり尻穴の中を舐められて、中から分泌される液をじゅるじゅると飲まれた。その刺激でまた僕自身は勃起してしまったのだけど、さすがにそれを長は刺激しようとはしなかった。ほっておけば収まるはずだからと僕も触れないことにした。
 長の膝の上に乗せられて、冷めたお茶をコクコクと飲んだ。ちょうどいい温かさで口元が緩んでしまう。

「あー……ウイ。腹はすいてないか?」
「特には……」
「そうか。もっと飲め」
「はい」

 水分は沢山取った方がいいと言われているから素直に飲む。そうでなくても涙も涎も沢山出るし、精液も、尻穴の奥からもなんらかの液が分泌されるのだ。みんながそれを愛液、とか言うけどすごく恥ずかしい。汗もかくし……って考えたら僕は人一倍水分を取らなきゃいけない気がする。
 ゆっくりと、ちょうどいい温度のお茶をいただき、果物や木の実なども食べた。少しでも栄養を取らないとと思ってくれているみたいで、そのみんなの優しさに嬉しくなった。
 長のイチモツが力を取り戻しているのがわかって頬が熱くなる。でも長は僕をせかそうとせず、優しい目で僕を見つめていた。

「……顔が赤いぞ」

 だって長に見られてるから。
 鬼は怖い存在のはずなのに、最近の長は全然怖くない。乱暴に抱かれる時もあるけど基本は優しくて、甘くて……こんなに丁寧に扱われていいのかなって思ってしまう。

「旦那さま……」
「ん?」
「好き、です……だいすき……」

 長が一瞬固まり、そしてはーーーっと大仰にため息をついた。なんで好きって言うと長はため息をつくんだろう。やっぱり迷惑なんだろうか。でも、好きだし。

「……ウイ」
「はい?」
「俺はウイをずっと抱きたい」
「は、はい……」

 嬉しい。僕もずっと長の腕の中にいたいって思う。

「一日どころじゃねえ。ずっとだ。何週間、いや、何か月、いや……一生ウイのかわいいおまんこをぐちょぐちょに犯したくてしょうがねえ」

 ずっと、僕の尻穴の中に長のが……。
 思わず想像してしまい、全身がカッと熱を持った。

「あ、あの……」

 そんなことされたら気持ちよすぎて死んじゃうかも。

「俺はすごく我慢してるんだ。あんまり煽るな」
「旦那さま……」

 大事にされているのが伝わってどきどきする。
 確かに僕はすぐに気を失ってしまうから無理はできないって思ってくれているんだろう。でもそんなに我慢するのも身体に悪いのではないだろうか。

「旦那さま……抱いて、ください……」
「っ! お前っ、俺の話を聞いてたのかっ!?」
「は、はい……でも……」
「でも、なんだ!?」
「長が我慢するの……よくないし……」
「だーーーーっっ!! だからなんなんだこのかわいいのはあっっ!! 後悔するなよっ!」
「あっ……」

 僕はまた布団に押し倒された。

「長様ー、優しくですよ、優しくー」
「長殿ー、甘くですよ、あまーく」
「んなこたあわかってる!!」

 カヤテとリンドルがやいのやいの言う。僕の身体を気づかって言ってくれているのはわかるけど、ちょっとムッとした。

「旦那さまぁ……」

 僕はちゅ、と長の唇に口づけた。
 長の動きが一瞬止まった。そして、むさぼるように口づけられた。

「あー、これは朝までぐっちょんぐっちょんですかねー」
「ウイ様が気絶すれば一度止まるでしょうからそこでお世話をすればどうにかなると思います」

 舌を絡め取られて何度も吸われる。もう周りが何を言っているかなんて僕にはわからなかった。
 ただ、長に求められて嬉しかった。



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砂糖が口からダバダバと。。。(ぉぃ
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