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65.おっぱいはどうしたら出るようになるのか
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長に抱かれて小休止している時に気になってしまい、自分の胸に触れた。
「どうした? もっといじってほしいのか?」
僕は布団の上で仰向けに寝た状態だ。長はそんな僕の横で横向きで寝そべり、僕の頬を撫でていた。
「あのっ、そうじゃ、なくて……」
長が僕の手を大きな手で包んで胸を揉み始めた。乳首をかすめるように揉まれるから声が出てしまう。
「あっ、あっ……旦那、さまぁっ……」
「このかわいいおっぱいから、乳がいつ出るんだろうな?」
それはまさに僕と同じ疑問だった。
「僕にも、わかりません……」
二人で部屋の隅に控えているリンドルに目を向けた。彼は考えるような顔をする。
「……そうですね。これだけ愛し合っているのですからいつ出てもおかしくないとは思うのですが、なにぶん天使さまに関する資料は少ないのですよ。ただ、少し気になったことがありまして」
「なんだ?」
「私共は長殿と呼んでおりますが、長殿の名前は知りません」
「そんなことか。それが乳が出るのとなんの関係があるんだ?」
長と僕は不思議そうな顔をした。
「ウイ様の身体の反応には精神が反映されています。長殿に甘く愛されているせいかウイ様は肌艶もよく、手に吸い付くような肌の仕上がりになっています。抱かれる際の感度も上がっています。それは長殿に愛されているという実感がウイ様の身体を変えているのだと考えられます」
感度が上がっているなんて言われて僕は顔が熱くなるのを感じた。
「それで?」
「ですが天使さまであれば誰でも乳を出すわけではありません。「小屋」の天使のうち二人は乳が出ないと聞いています」
「そういえばそうだったな」
そうなんだ、と意外に思った。
「ですので仮説を立てるとすれば、ウイ様が愛する対象を明確にするのに名前というのは重要かと考えます。名を知ることで長殿のことをより考えるようになったりすれば乳が出るようになるかもしれません。それから」
「まだあるのか」
「長殿もいいかげんウイ様の名を呼んでくださいね」
「……う……」
「旦那さま……?」
何故か長が詰まった。そういえばここに来て一月も経つけど長に名を呼ばれたことがない。リンドルは僕の名をずっと呼んでいるのに。
僕は途端に不安になって、長の顔をじっと見つめた。
「ああっ! そんな切なそうなかわいい顔をするんじゃねえっ! 俺の名はグインだ」
「グイン様、とお呼びしても……?」
「ああ、かまわねえが……」
長は照れたような顔をした。そしてガシガシと頭を掻く。
「お前には旦那様って呼ばれてえな……」
僕は全身が熱くなるのを感じた。僕の夫であろうとしてくれる長に嬉しくなってしまう。
だけど。
「長殿、ウイ様の名はどうして呼ばないのでしょうか?」
リンドルが更に追及した。呼びたくないなら呼ばなくてもいいと思ったけど、確かに理由は知りたい。
「……あー……その、なんだ……くそっ……」
長の顔が少し赤くなっているように見えた。もしかして?
「名前で呼んだりしたら手加減できなくなるだろーが……」
全身の熱が去らない。
「タガが外れてしまうと?」
「ああ、おそらくはな。自分で思っているより……俺はコイツが愛しくてしょうがねえみたいだ……」
嬉しくなって僕は長に抱きついた。胸から好きが溢れてしまいそうで、僕はぎゅうぎゅう長を抱きしめる。
「こら、こんなかわいいことされると……我慢できなくなるだろ?」
「し、しなくてもっ……」
「だめだ。俺はお前を壊したくない」
そう言われたらもう何も言えなかった。でも長のことが大好きだからそれだけは伝えたかった。
「旦那さま……好き……大好き……」
「だーかーらー、お前はーーーっっ!」
長が我慢してくれているのが嬉しくて、愛しくて……。
「ね……グイン様、して……」
いたずら心で名を呼んだら。
長から何か、不機嫌そうなオーラが出てくるような気がした。
「……覚悟はいいな?」
「あっ……!」
それから後は、まるで嵐のようだった。
「あっ、噛んじゃっ、やぁあっ、あんっ、あんっ……!」
「俺のものだ! おらっ、もっと感じろっ!」
「やぁあっ、おくっ、あぁあんっ……!」
いたずら心で煽っちゃいけないことはよくわかったので、これからは気をつけたいと思います。
ウイが気絶した後のリンドル、長、カヤテ。
「……長殿、噛みすぎです」
「……わかってる。食っちまいたいぐらいなんだ……」
「鬼の究極の愛情表現は食べますからねー」
「……一欠けらでも食べられたらウイ様は死にますよ?」
「天使さまは欠損はだめですか」
「絶対だめです。死にます」
「あああああ、どうすりゃあいいんだあああああ!」
「おっぱいが出るようになれば解決するのでは?」
「天使さまのおっぱい、私も早く飲みたいです」
「名前、か……呼べば出るようになんのか?」
「試してみてもいいのではないですか?」
「……食わねえように気を付けねえとな……」
「長様、どんだけ天使さまのこと愛してるんですか!」
「長殿、ウイ様にメロメロですね。蜜と愛液で耐えてくださいねー」
「……舐めまくってやる……」
「どうした? もっといじってほしいのか?」
僕は布団の上で仰向けに寝た状態だ。長はそんな僕の横で横向きで寝そべり、僕の頬を撫でていた。
「あのっ、そうじゃ、なくて……」
長が僕の手を大きな手で包んで胸を揉み始めた。乳首をかすめるように揉まれるから声が出てしまう。
「あっ、あっ……旦那、さまぁっ……」
「このかわいいおっぱいから、乳がいつ出るんだろうな?」
それはまさに僕と同じ疑問だった。
「僕にも、わかりません……」
二人で部屋の隅に控えているリンドルに目を向けた。彼は考えるような顔をする。
「……そうですね。これだけ愛し合っているのですからいつ出てもおかしくないとは思うのですが、なにぶん天使さまに関する資料は少ないのですよ。ただ、少し気になったことがありまして」
「なんだ?」
「私共は長殿と呼んでおりますが、長殿の名前は知りません」
「そんなことか。それが乳が出るのとなんの関係があるんだ?」
長と僕は不思議そうな顔をした。
「ウイ様の身体の反応には精神が反映されています。長殿に甘く愛されているせいかウイ様は肌艶もよく、手に吸い付くような肌の仕上がりになっています。抱かれる際の感度も上がっています。それは長殿に愛されているという実感がウイ様の身体を変えているのだと考えられます」
感度が上がっているなんて言われて僕は顔が熱くなるのを感じた。
「それで?」
「ですが天使さまであれば誰でも乳を出すわけではありません。「小屋」の天使のうち二人は乳が出ないと聞いています」
「そういえばそうだったな」
そうなんだ、と意外に思った。
「ですので仮説を立てるとすれば、ウイ様が愛する対象を明確にするのに名前というのは重要かと考えます。名を知ることで長殿のことをより考えるようになったりすれば乳が出るようになるかもしれません。それから」
「まだあるのか」
「長殿もいいかげんウイ様の名を呼んでくださいね」
「……う……」
「旦那さま……?」
何故か長が詰まった。そういえばここに来て一月も経つけど長に名を呼ばれたことがない。リンドルは僕の名をずっと呼んでいるのに。
僕は途端に不安になって、長の顔をじっと見つめた。
「ああっ! そんな切なそうなかわいい顔をするんじゃねえっ! 俺の名はグインだ」
「グイン様、とお呼びしても……?」
「ああ、かまわねえが……」
長は照れたような顔をした。そしてガシガシと頭を掻く。
「お前には旦那様って呼ばれてえな……」
僕は全身が熱くなるのを感じた。僕の夫であろうとしてくれる長に嬉しくなってしまう。
だけど。
「長殿、ウイ様の名はどうして呼ばないのでしょうか?」
リンドルが更に追及した。呼びたくないなら呼ばなくてもいいと思ったけど、確かに理由は知りたい。
「……あー……その、なんだ……くそっ……」
長の顔が少し赤くなっているように見えた。もしかして?
「名前で呼んだりしたら手加減できなくなるだろーが……」
全身の熱が去らない。
「タガが外れてしまうと?」
「ああ、おそらくはな。自分で思っているより……俺はコイツが愛しくてしょうがねえみたいだ……」
嬉しくなって僕は長に抱きついた。胸から好きが溢れてしまいそうで、僕はぎゅうぎゅう長を抱きしめる。
「こら、こんなかわいいことされると……我慢できなくなるだろ?」
「し、しなくてもっ……」
「だめだ。俺はお前を壊したくない」
そう言われたらもう何も言えなかった。でも長のことが大好きだからそれだけは伝えたかった。
「旦那さま……好き……大好き……」
「だーかーらー、お前はーーーっっ!」
長が我慢してくれているのが嬉しくて、愛しくて……。
「ね……グイン様、して……」
いたずら心で名を呼んだら。
長から何か、不機嫌そうなオーラが出てくるような気がした。
「……覚悟はいいな?」
「あっ……!」
それから後は、まるで嵐のようだった。
「あっ、噛んじゃっ、やぁあっ、あんっ、あんっ……!」
「俺のものだ! おらっ、もっと感じろっ!」
「やぁあっ、おくっ、あぁあんっ……!」
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ウイが気絶した後のリンドル、長、カヤテ。
「……長殿、噛みすぎです」
「……わかってる。食っちまいたいぐらいなんだ……」
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「あああああ、どうすりゃあいいんだあああああ!」
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