上 下
96 / 136

95.我慢できなくなってるって

しおりを挟む
「リューイ、かわいいことをあまり言うな」
「あっ、あっ、あっ、ああっ!」

 それまで清明チンミンは優しく腰を動かしてくれていたけれど、僕を抱きしめながら今度は奥を突き上げ始めた。ぐちゅっぐちゅっと濡れた音がして、それで余計に感じてしまう。
 偉明ウェイミンから聞かれたことに答えただけなのにひどいって思った。
 でも気持ちいい。

「あぁっ、あっ、あんっ、あんっ、あんっ……!」

 ごつごつしたイチモツでそんなに奥を激しく抉られたらイクなって方が無理だった。清明に縋りつきながら、いっぱい中をいじめられてしまい僕はまた何度もイカされてしまった。

「くっ……そんなに締めるなっ……」
「あああーーっ!?」

 どくどくと奥に精液を叩きつけられたらまたイッてしまう。
 抱かれている快感と、精液を出されたことへの快感はもう際限がなかった。身体で感じて、頭でも感じて、全身が歓喜を訴えている。がくがくと震える身体はきつく抱きしめられているから、快感を逃すすべもない。

「あっ、あっ、あんっ、あっ、あっ……」

 喘ぎ声も止まらなくて涙がぼろぼろこぼれた。

「……清明、あまりいじめるな」
「……グァも、止められないのではないですか?」

 ベッドの側で椅子に腰掛けている偉明は苦笑して、頷いた。

「そうだな。”天使”になったことで、リューイの感度は明らかに上がっている。それが愛しくてならない」
「”天使”は愛情を与えられれば与えられるだけ感じ、その相手のことを好きになってしまうのでしたね」

 まだ清明のイチモツははまったままだ。萎えても夫たちのイチモツはそれなりの大きさがあるから、入れられているだけで気持ちよくて困ってしまう。ましてや僕の身体のことを話しながらなんて、どうしたらいいのかわからない。

「リューイ、もっと私を好きになってくれ……」
「あっ、あっ、しゅき、らからぁ……ひゃぁあんっ!?」

 ちゃんと好きだということを伝えたくて返事をしたら、また清明のイチモツがぐぐーっと暴れて力を取り戻してしまう。夫たちは本当に絶倫で困ってしまうのだけど、愛されるのが嬉しいからもっと僕で気持ちよくなってほしいと思う。

「くっ……リューイにはかなわない……」
「抱き潰したくなる気持ちはわかるが、耐えよ」
「……哥は耐えられたのですか?」
「……多少は、な」

 清明の動きが止まった。

「リューイを守る為には、毎回監視が必要ではありませんか?」
「一理ある」
「?」

 監視ってなんのことだろう。それよりも清明のイチモツがしっかり勃起してしまった。

「ぁんっ……んんっ……」

 ごつごつしてるのが中で擦れて、気持ちよくてたまらない。しかもなんか、以前よりもおっきくなってるような気がする。どうしておっきくなってるんだろう?

「かわいいな……腰が揺れているぞ」
「あっ……」

 無意識で自分から腰を揺らしてしまったみたいだ。恥ずかしくなって顔を伏せる。

「……鼻血が出そうだ」

 偉明が苦笑したみたいだった。

「哥……これは提案なのですが、もしよろしければ哥の日も合わせて二人でリューイを愛しませんか?」
「……よいのか?」
「あっ、あっ、あっ、あっ」

 ゆるゆると腰を動かされるのが気持ちいい。

「二人合わせれば少なくとも三日は愛し続けれらます……。リューイが感じすぎてしまっても、どちらかが抑止力になるのではないかと」
「……二人で抑止力になるかどうかは疑問だ。かえって抱き潰してしまう可能性も0ではない」
「ぁんっ、あっ、あっ、あんっ……」

 中が喜んで濡れているのがわかる。ぐちゅっぐちゅっと濡れた音が響くのがいたたまれない。”天使”の身体ってどこまでえっちなんだろう。

「……ではどうすればいいでしょうか。リューイが愛しすぎてもっと、もっとと求めてしまいそうになるのです」
「ぁっ、あっ、あっ、あっ……」

 清明が腰をぐぐっと押し付けるように動く。そのまま中をぬっくんぬっくんとこねられて、ごつごつしたところで奥を擦られる。
 優しいけど、すごい快感だった。
 ずっとしてほしいけど、ずっとしてほしくない。

「ぁあんっ……またっ……イッちゃ、ぁ、あーーっ……!」

 きゅうきゅうと清明のイチモツを締め付けながら、僕はまたイッてしまった。抱かれるの、気持ちよすぎてだめだよぉ。

「リューイ、そんなに締め付けるな」
「あっ、あっ、あんっ……で、でもぉ……」

 勝手に中が動いて清明のイチモツを締め付けてしまっているのだ。僕が止めようと思って止められることではなくて、いやいやをするように首を振った。

「際限がないな」
「……一日に一度は、明輝ミンフイ浩明ハオミンに見に来てもらうようにすればどうにかなるやもしれぬ」
「それも相談しましょう」
「あっ、やぁっ、イッた、からぁっ、あっ、あっ……」

 清明は我慢も限界だとばかりに、それから腰を激しく動かしまた僕を啼かせた。
 イッたばかりの中をごりごりと抉られて、敏感な中をいじめられる。でも優しいだけの動きじゃ清明もイケないのはわかっているから、僕は涙も涎も垂らしながら清明に縋りついた。
 もっと、いっぱい僕で気持ちよくなってほしい。

「けなげすぎるのも問題だぞっ!」
「あっ、あっ、あーっ、あーっ、あーっ!」

 どくどくとまたも奥に精液を叩きつけられて、頭がおかしくなるかと思った。
 気持ちよすぎるよぉ。


ーーーーー
リューイはけなげでふ。
しおりを挟む
感想 45

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?

名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。 そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________ ※ ・非王道気味 ・固定カプ予定は無い ・悲しい過去🐜 ・不定期

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる

風見鶏ーKazamidoriー
BL
 秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。  ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。 ※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。

コンビニごと異世界転生したフリーター、魔法学園で今日もみんなに溺愛されます

はるはう
BL
コンビニで働く渚は、ある日バイト中に奇妙なめまいに襲われる。 睡眠不足か?そう思い仕事を続けていると、さらに奇妙なことに、品出しを終えたはずの唐揚げ弁当が増えているのである。 驚いた渚は慌ててコンビニの外へ駆け出すと、そこはなんと異世界の魔法学園だった! そしてコンビニごと異世界へ転生してしまった渚は、知らぬ間に魔法学園のコンビニ店員として働くことになってしまい・・・ フリーター男子は今日もイケメンたちに甘やかされ、異世界でもバイト三昧の日々です!

処理中です...