異世界で生きていく。

モネ

文字の大きさ
62 / 128
第ニ章の話

嵐の前触れ

しおりを挟む
スパでマッサージしてもらってから入ったバスがすごく良い香りのバスオイル入りのジャグジーみたいなもの。
魔石でできてるらしくて、更に癒された。
全身ツルツルスベスベそして良い香り!
ケイさんの宿はなんて素敵なんだろう。
私はルンルンでレンさんたちのところへ行った。

「戻りましたー!」
「おかえり。随分ご機嫌だな。」
「おかえりなさいませ。どうでしたか?スパは。」
「はい!とっても大満足です!最後のバスも素敵でした!」
「それは良かったです。またご利用くださいね。」
「はい!是非!!」
「クッ。美味い飯食った時見てーな顔してんな。」
「そうかもです!それくらい幸せな時間でした!ツルツルスベスベになったし、良い香りだし!」
「そうなのか?確かに横に座ると良い香りしてくるな。」
「ほんとですか?なんか今日気持ちよく眠れそうです!」
「なんだそれ。なんか飲むか?喉乾いただろ?」
「あっ、はい。んー、あっアイスアップルミントティーを。」
「かしこまりかした。」
しばらくして飲み物が来たので飲んだ。
「んー、美味しい!幸せです。」
「モエをみてると見てる方が幸せになるよ。」
「そうかもですね!幸せが伝染してきます。」
「そうですか?私はケイさんの作るドリンク飲むのも幸せです!」
3人で話していると宿のお客様がいらしたようで、カウンターのところにいた。
「宿泊したいが空いているか?」
「いらっしゃいませ。はい、宿泊ですね。お1人様ですか?」

ケイさんがやりとりをしている。
「あの、レンさん。今日はもう特にすることはありませんか?」
「あぁ、今日はこっちに戻るのとギルド報告だけだったからな。あとはもうない。どっか行きたいのか?」
「あっ、いえ。せっかくだから早めからだけど飲みませんか?と思って。」
「そうだな、少し明るいけどたまには早めから飲むのもいいだろう。ケイが戻ってきたら頼もう。」
「はい!」
「珍しいな、モエから飲む誘いは。」
「あっ、はい!依頼達成して無事戻ってきましたからお疲れ様会を!」
「そうか。よし、今日は時間あるからゆっくり飲もうぜ。」
「はい。レンさんは明日からまた依頼ですか?」
「あぁ、いや。特にはない。なんかあれば受けるくらいだ。」
「私もそうしようかな。バタバタと急いで依頼受けないとでもないですし。」
「それがいいかもな。」

話していると、ケイさんがお客様を案内するためにこちらの方に来た。
「こちらがカフェダイニングです。テーブル席は屋内、屋外とございます。本日はお天気も良いのでテラス席がオススメですよ。」
「あぁ、ならテラス席にするよ。」
ケイさんと背が高くて浅黒い肌の人の男性が来た。
どうやら食事をするらしい。
そのお客様は冒険者なのかガッチリとしていて背中に大きな剣を持っている。
ブルーとシルバーが混ざったような色の短髪。
そして整った顔立ちの人だった。
瞳もブルーとシルバーが混ざった色だ。
綺麗な色だな。

バチっとその男性と目が合ってしまった。
みすぎたかな、気分を害してないといいけど。
さっと目を逸らした。
「彼女はお客さん?」
「こちらに滞在している私の知人です。」
ケイさんがそう答えてくれた。
「そうか。」
私のところにきてじっと見つめられる。
じっと見られるのは苦手だ。
居心地が悪い。
するとレンさんが手をだしてかばってくれた。
「あまり女性を見つめるな。困っている。」
「ん?あっ悪い。あまりにも美人だからつい。睨んでたわけではない。申し訳ない。」
「あっ、いえ。」
「初めまして。俺はジェイド。ルキア王国から来た。マリン祭が開催されるからその関係で。」
「俺はレン、冒険者だ。」
「私はモエです。冒険者です。」
「よろしく。同じ宿ならまた会えそうだ。こんな美人に出会えるなんて今年はついてるな。祭りを楽しもう。じゃあ。」
そう言ってジェイドさんは去っていった。
ケイさんは苦笑いをしてジェイドさんを席に案内しに行った。
「モエ、大丈夫か?」
「はい。なんか嵐のような人ですね。」
「あぁ。ルキアから来たと言っていたな。」
「ルキア王国って。」
「あぁ、ルキアはマリンから船で行けるんだ。ルキア大陸はあたたかい大陸だ。祭りの関係できたと言ってたな。パレードなのか露店なのか。」
「はい。なんかグイグイくる感じでしたね。そういえばマリン祭!ゴダの街から聞いてました。大きなお祭りだとか。なんか北の森から帰ってきたときから北も南も通り沿いが飾りがたくさんしてあって。あれマリン祭のですか?」
「確かに押しが強そうな奴だ。あっ、あぁ。そうから初めてだもんな。マリン祭のだ。街中がライトアップされたり、いろんな飾りが飾ってある。これからもっと華やかになるんだ。祭りの3日間が1番すごいんだ。」
「楽しみです!私たちはなんかするのですか?」
「いや、冒険者は特に何も。手伝いとかはしていい。むしろ忙しくてギルドに依頼が多くなるはずだ。店の手伝いとか露店の手伝い。あとは荷物運びとかも多くなる。」
「そうなんですね!」
私はマリン祭に心を弾ませた。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

社畜サラリーマン、異世界でパンと魔法の経営革命

yukataka
ファンタジー
過労死寸前の30代サラリーマン・佐藤健は、気づけば中世ヨーロッパ風の異世界に転生していた。与えられたのは「発酵魔法」という謎のスキルと、前世の経営知識。転生先は辺境の寒村ベルガルド――飢えと貧困にあえぐ、希望のない場所。「この世界にパンがない…だと?」健は決意する。美味しいパンで、人々を笑顔にしよう。ブラック企業で培った根性と、発酵魔法の可能性。そして何より、人を幸せにしたいという純粋な想い。小さなパン屋から始まった"食の革命"は、やがて王国を、大陸を、世界を変えていく――。笑いあり、涙あり、そして温かい人間ドラマ。仲間たちとの絆、恋の芽生え、強大な敵との戦い。パン一つで世界を救う、心温まる異世界経営ファンタジー。

月が出ない空の下で ~異世界移住準備施設・寮暮らし~

於田縫紀
ファンタジー
 交通事故で死んだ筈の私は、地球ではない星の一室にいた。ここは地球からみて異世界で、人口不足の為に他世界から移民を求めており、私も移民として転移させられたらしい。ただし移民だから言葉は通じないし生活習慣も違う。だから正式居住までの1年間、寮がある施設で勉強することになるようだ。  突然何もかも変わって、身体まで若返ってしまった私の、異世界居住の為の日々が始まった。  チートなし、戦闘なし、魔物無し、貴族や国王なし、恋愛たぶんなしというお話です。魔法だけはありますが、ファンタジーという意味では微妙な存在だったりします。基本的に異世界での日常生活+α程度のお話です。  なお、カクヨムでも同じタイトルで投稿しています。

チートツール×フールライフ!~女神から貰った能力で勇者選抜されたので頑張ってラスダン前まで来たら勇者にパーティ追放されたので復讐します~

黒片大豆
ファンタジー
「お前、追放な。田舎に帰ってゆっくりしてろ」 女神の信託を受け、勇者のひとりとして迎えられた『アイサック=ベルキッド』。 この日、勇者リーダーにより追放が宣告され、そのゴシップニュースは箝口令解除を待って、世界中にバラまかれることとなった。 『勇者道化師ベルキッド、追放される』 『サック』は田舎への帰り道、野党に襲われる少女『二オーレ』を助け、お礼に施しを受ける。しかしその家族には大きな秘密があり、サックの今後の運命を左右することとなった。二オーレとの出会いにより、新たに『女神への復讐』の選択肢が生まれたサックは、女神へのコンタクト方法を探る旅に目的を変更し、その道中、ゴシップ記事を飛ばした記者や、暗殺者の少女、元勇者の同僚との出会いを重ね、魔王との決戦時に女神が現れることを知る。そして一度は追放された身でありながら、彼は元仲間たちの元へむかう。本気で女神を一発ぶん殴る──ただそれだけのために。

【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?

山咲莉亜
ファンタジー
 ある日、高校二年生だった桜井渚は魔法を扱うことができ、世界最強とされる精霊王に転生した。家族で海に遊びに行ったが遊んでいる最中に溺れた幼い弟を助け、代わりに自分が死んでしまったのだ。  だけど正直、俺は精霊王の立場に興味はない。精霊らしく、のんびり気楽に生きてみせるよ。  趣味の寝ることと読書だけをしてマイペースに生きるつもりだったナギサだが、優しく仲間思いな性格が災いして次々とトラブルに巻き込まれていく。果たしてナギサはそれらを乗り越えていくことができるのか。そして彼の行動原理とは……?  ロマンス、コメディ、シリアス───これは物語が進むにつれて露わになるナギサの闇やトラブルを共に乗り越えていく仲間達の物語。 ※HOT男性ランキング最高6位でした。ありがとうございました!

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します

burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。 その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

処理中です...