【本編完結】ゲイバレ御曹司 ~ハッテン場のゲイバーで鉢合わせちゃった義弟に脅されています~

衣草 薫

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第七章 運命からの逃走 (怜一郎side)

59.杭打ちするみたいに※

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「あっ……、はあっ……、ナカ、すごいですっ……」
 彼は俺の耳へ唇をつけたまま、うっとりとした声を漏らした。
 耳あたりのいい甘いその声にくらくらする。
「あ、はあっ、だめっ、耳、やめっ……」
「やめません……」
 触れるほどの距離で囁かれて、俺の背中はゾクゾクしてたまらない。
 さっきマイクに舌を突き入れられたときに感じた不快感に近いゾクゾクとは似ているようで全然違う。
 ただでさえ久しぶりに龍之介のモノで突かれて、俺の体は悦びに震えて、すごく感じてしまっているというのに。
 もう脳みそがとろけそうだ。

「ねえ、怜一郎さん、僕はあなたが好きすぎて、あなたなしじゃ生きられないんですっ……、……僕の気持ちは迷惑ですか……」
 グポ、グポと腰を振りながら龍之介は俺の耳に吐息と共に吹き込んだ。
 歯の浮くようなセリフに聞いている俺の方が恥ずかしくなってキュッとナカを締め上げると、体内で彼のモノがビクッと震えて大きさを増した。
「んっ、嬉しいって思ってくれているんですね……。僕、あなたを一生放しません。僕から逃げても無駄です。世界中どこへ逃げても、こうして追いかけてみせますから……」
 律動の激しさに、俺の尻と彼の太ももが当たってパンパン乾いた音が鳴った。
 股の間で俺の屹立と重りの入った袋が激しく揺れ動くのを感じる。

 ピンピンに尖っている俺の左右の乳首を両手で摘まみ、龍之介はキュウッと絞るみたいにつねり上げた。
「ああっ、……らめっ、……らめっ」
 そんなにされたらイクっ……。
 斜め上を見上げて体を硬直させた瞬間、彼は急に俺のナカからずるりと性器を引き抜いた。
 え、どうして、もう少しでイクところだったのに……。
 振り返ると、彼は俺の背後から退き、ベッドの中央で客席の方へ足を向けて仰向けに寝た。
 そそり立ったままの血管の浮き上がった逞しいペニスへ嫌でも視線が向いてしまう。

「欲しいんでしょう? ……だったら自分で跨って、腰を振ってください」
「そんなっ……」
 店の方をちらりと見ると、さっきよりもさらに人が増えている。
 今日はすごいショーをやっていると周辺の店に噂が広がって人が集まってしまったのかもしれない。
 フロアには立ち見客までいる。
「こんな大勢の人が見てる前でっ……」
 俺は無理だと首を振った。
「大丈夫、彼らは僕たちの愛の証人です……」
 俺たちが愛し合うのを温かく見届けてくれるというのか……。

 ぽっかり開いたまま後孔がヒクヒク疼いていて、俺はもう欲しくてたまらなかった。
 どうにでもなれ、と俺は龍之介の上へ跨った。
 彼のきれいな瞳を見ながら、傍観者たちへ背を向けて彼の怒張の上へ腰を落とした。
「ッんぁあっ……」
 俺の蕾のひだが限界まで広がって、ぬぷぬぷ……と太い幹を奥まで飲み込む様子が客たちに丸見えだろう。
 そんな状況を冷静に想像したら恥ずかしさを通り越して卒倒してしまいそうだ。
 俺はもう余計なことは考えないようにしようと思いながら、龍之介だけを見てゆるゆる腰を振り始めた。

「ん……、いいです、怜一郎さんっ」
 俺もすごくいい……。
 ヒザを立てて体を垂直に上下し、俺は張り出した龍之介のカリ首をいい場所へゴリゴリ擦り付ける。
 太くてバキバキに硬い彼のモノでえぐるとどうにかなってしまいそうなほど気持ちがいい。
「ッう……、んっ、……あっ」
 彼と両手を恋人つなぎにして、下から支えてもらい俺は夢中で腰を打ち付けた。
 俺の秘部が彼の肉棒を出し入れするたび、ヌチュッヌチュッヌチュッとはしたない音が店中に響いた。
 ぬらぬらした男根が俺の体から出入りする様子も客たちに丸見えだろう。恥ずかしくて気が狂いそうだった。

「ナカがキュウキュウ僕のを吸って、すごいです……。怜一郎さん、キスしましょっ……」
 龍之介に手を引かれて俺はヒザをついて前傾姿勢になり、ちゅっ、くちゅっ……れろっ……と彼と唇をむさぼっり合った。
 そんな体勢では背後から見ている客たちに余計に結合部を晒すことになるとわかっていながらも、俺はにゅちゅにゅちゅと彼と舌を擦り合わせた。
 彼の唇からアルコールの匂いがしたが、さっきの客と違って嫌悪感なんて全然ない。
 龍之介はザルでウイスキーでも日本酒でもどれだけ飲んでもへべれけになっている姿を見たことがないからかもしれない。

 唇を離し、俺は再びヒザを立てて上下運動を再開した。
 先走りを垂らしているペニスが上下にプルプルと振り乱れるのも構わずに、俺は龍之介と視線を絡ませて快感を得ることだけに集中した。
 開きっぱなしの口ではあ、はあ、はあ、と荒い呼吸を繰り返し、夢中で杭打ちするみたいにパチュパチュと腰を振り立てる。

「ッア……、だめっ……も、出るっ……」
 俺の背筋はビクンと硬直した。断続的に体が震えて、びゅっ、どびゅびゅっ、びゅるっと反り返った屹立の先から白濁を飛ばした。
「すごいっ、締まるっ……、んんっ……」
 龍之介のモノがナカで脈打ち、俺のナカにしぶきを勢いよく注いだ感触がした。
 龍之介に手を引かれて抱きしめられ、ねっとりとキスされた。
「愛しています、怜一郎さん……」
 虚ろな状態の俺に彼はそう囁いた。

 呼吸が落ち着いた俺はゆっくり腰を上げて、彼のモノをぬるりと引き抜いた。
 開いたままの孔からどろりと彼の体液が滴る感触がした。
「オォ……」
 と客たちがうっとりと漏らしたため息が聞こえた。
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