【R18】取り違えと運命の人

テキイチ

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番外編・取り違えと運命の人 小話集

185 我慢は身体によくない ④

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リカルドが小さく手を挙げるので、どうぞと言う。

「正直に告白します」
「え? なあに?」
「その、童貞だって言わなかったの、ジュリエッタは初めてだろうから、言ったら不安がるかなあと思ってたのが一つで」
「え? なんで? 不安?」
「慣れてない男とだと、余計痛そうじゃない?」
「そんな発想、全然なかった。兄を筆頭に、周りにチャラい男の人、そこそこいたけど、女性の扱い雑そうで、そっちの方が絶対やだと思ってたし」

リカルドがもう一度小さく手を挙げるので、どうぞと言う。

「……もう一つ、正直に告白します」
「なあに?」
「俺、気にしてないつもりだったけど、やっぱりちょっと見栄張ってたみたい。この年で初めてとか、ドンビキされたらどうしようと思ってたんだって、ようやく気づいた」
「え? 全然! 今知って、リカルドも私だけなんだって、嬉しくなっちゃった」

リカルドは少し気が抜けたような表情を浮かべた。

「そう、思ってくれるんだ」
「うん。それに、どうすればいいかなんて、一緒に確かめていけばいいじゃない。だって、二人ですることなんだから」
「……やっぱり、ジュリエッタにはかなわないなあ」
「パートナーなんだから、当たり前でしょ」
「言葉にしないとわからないことだらけだ」

 リカルドはおひさまみたいな笑顔で私にキスを落とした。

「今度こそ、ジュリエッタを気持ちよくしてあげるね」

 そう言うと、リカルドはいつのまにか手に取っていたゴムを開け、装着した。

「あ……。その、イカせても大丈夫か、とか、わかんないよね……」
「………………ん……大丈夫、だって」
「ジュリエッタ、やる気まんまんだね! ばっちり!」
「ちが……! 先生がにこにこしながら、最後に付け加えてくださっただけだから! 私からは聞いてない!」

 ふと、リカルドの手が止まる。

「どうしたの?」
「……先生って、男だっけ…………?」
「ううん。三十代半ばくらいの女の人」
「よかった!」

 だって、私が恥ずかしいのもあるけど、リカルド絶対嫉妬するもん、男の先生だったら。そう思って女医さんにかかっておいて、本当によかったと、胸をなでおろした。
 リカルドは自身で私の膣口を探る。

「ん。まだばっちり濡れてる」
「やだ、もう……」

 これ、指で確認されるよりえっちな感じで、恥ずかしい。
「俺も、気持ちよくなってくれて嬉しいんだよ」

 そう言うと、すかさず入り込んでくる。

「ジュリエッタ、可愛い。手前側の好きなとこ、いっぱい可愛がるね」
「うん……」
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