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番外編・取り違えと運命の人 小話集
179 声を聞かせて ②
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「ジュリエッタ、四つん這いになって」
リカルドとの夜の回数が増えてから、いろんなやり方でしてみている。それまで正常位しかしたことがなかったけれど、リカルドはいろいろやってみたかったんだなとようやく気づいた。
「こう?」
「そう。そのままおしり上げて」
言われるまま素直におしりを上げる。なんだかこの体勢、恥ずかしい。
「リカルド、恥ずかしいよ」
「恥ずかしい?」
「なんか、猫みたいな体勢で」
「猫か。確かに」
そう言うと、リカルドは私の後ろに回り込んだ。
「後ろからしてみようと思って」
「えっ……」
そう言っている間に、リカルドは後ろから私の中に入ってきた。
「んーーーっ!!」
寄る辺なくて、思わずシーツを強くつかんでしまう。
「うまく入った。どんな感じ?」
「ど、どうって……」
後ろからなんてしたことなかったから、なんだか心許ない。そして、リカルドのものの当たり方がいつもと全然違うので混乱する。
「よく、わかんない……。けど、なんか動物みたいで恥ずかしいよう……」
「そうそう、これ、動物の正常位」
「あっ! あっ! あぁああんっ!」
リカルドが動くと、すごく媚びた声が出て驚く。
「ジュリエッタ、とっても可愛い猫ちゃんだね」
「リカルドぉ、どうしよう……。声が勝手に鳴き声みたくなる……」
「猫だもんねえ」
そう言ってリカルドが本格的に動き始める。
私は手が白っぽくなるくらいシーツを強くつかんでしまう。
「あぁぁあん……ああぁぁん……」
自分の口から出る声が、リカルドの言う通り発情した猫の鳴き声そっくりで、たまらない気持ちになる。
「いつもより反応、本能的」
「だってぇ……」
「そのまま猫でいようね。鳴き声とっても可愛いよ」
そう言ってリカルドは後ろから私の乳首をつまむ。
「やあぁん!!」
「気持ちいいんだ」
「そ、そんなこと……」
自分でも嘘をついているのがわかって、恥ずかしくてたまらない。
「後ろからいっぱい突いてあげるから」
リカルドはそう言うと、動きを速めた。
「ぁああぁ……ぁあっ! ぁああっ!」
「すごくよさそう、だね」
「やぁん……」
「嫌?」
そう言うとリカルドは動きを止め、私の顔をのぞきこんでくる。でもちょうど見えないみたい。
「ジュリエッタ。顔が見たいから少し振り向いて」
そう言われておずおずと振り返ると、リカルドと目が合った。
「身体はとっても感じてるのに、嫌?」
「だ、だってぇ……」
泣きそうな気持ちが顔に出てたんだろう。リカルドが私にキスをした。少し気持ちが落ち着く。
「だって、リカルドの顔が見えないのに、身体ばっかり感じちゃうんだもん……。なんか、不安……」
そう言うと、リカルドはもう一度私にキスをする。
「大丈夫。後ろにいるのは俺だから」
リカルドは微笑んで、再度動き始める。
「感じて、気持ちよくなっていいんだよ。ジュリエッタの反応とっても可愛い」
顔は見えないけど。耳元でリカルドが囁いてくれると、安心する。
「動物の体位だから、本能のまま味わって」
そう言ってリカルドが私の耳を舐める。舌が耳の穴にふれて、ちゅくちゅくという音がして、余計いやらしい気持ちになる。
「あ……」
「耳、いいんだね。知らなかった」
そう言うとリカルドの速度は更に増す。
「あっ……! やぁあんっ!」
「大好きだよ、ジュリエッタ」
「やあぁぁあーーーーーっ!!」
そのまま奥を突かれ、リカルドが爆ぜると同時に目の前が真っ白になった気がした。
リカルドとの夜の回数が増えてから、いろんなやり方でしてみている。それまで正常位しかしたことがなかったけれど、リカルドはいろいろやってみたかったんだなとようやく気づいた。
「こう?」
「そう。そのままおしり上げて」
言われるまま素直におしりを上げる。なんだかこの体勢、恥ずかしい。
「リカルド、恥ずかしいよ」
「恥ずかしい?」
「なんか、猫みたいな体勢で」
「猫か。確かに」
そう言うと、リカルドは私の後ろに回り込んだ。
「後ろからしてみようと思って」
「えっ……」
そう言っている間に、リカルドは後ろから私の中に入ってきた。
「んーーーっ!!」
寄る辺なくて、思わずシーツを強くつかんでしまう。
「うまく入った。どんな感じ?」
「ど、どうって……」
後ろからなんてしたことなかったから、なんだか心許ない。そして、リカルドのものの当たり方がいつもと全然違うので混乱する。
「よく、わかんない……。けど、なんか動物みたいで恥ずかしいよう……」
「そうそう、これ、動物の正常位」
「あっ! あっ! あぁああんっ!」
リカルドが動くと、すごく媚びた声が出て驚く。
「ジュリエッタ、とっても可愛い猫ちゃんだね」
「リカルドぉ、どうしよう……。声が勝手に鳴き声みたくなる……」
「猫だもんねえ」
そう言ってリカルドが本格的に動き始める。
私は手が白っぽくなるくらいシーツを強くつかんでしまう。
「あぁぁあん……ああぁぁん……」
自分の口から出る声が、リカルドの言う通り発情した猫の鳴き声そっくりで、たまらない気持ちになる。
「いつもより反応、本能的」
「だってぇ……」
「そのまま猫でいようね。鳴き声とっても可愛いよ」
そう言ってリカルドは後ろから私の乳首をつまむ。
「やあぁん!!」
「気持ちいいんだ」
「そ、そんなこと……」
自分でも嘘をついているのがわかって、恥ずかしくてたまらない。
「後ろからいっぱい突いてあげるから」
リカルドはそう言うと、動きを速めた。
「ぁああぁ……ぁあっ! ぁああっ!」
「すごくよさそう、だね」
「やぁん……」
「嫌?」
そう言うとリカルドは動きを止め、私の顔をのぞきこんでくる。でもちょうど見えないみたい。
「ジュリエッタ。顔が見たいから少し振り向いて」
そう言われておずおずと振り返ると、リカルドと目が合った。
「身体はとっても感じてるのに、嫌?」
「だ、だってぇ……」
泣きそうな気持ちが顔に出てたんだろう。リカルドが私にキスをした。少し気持ちが落ち着く。
「だって、リカルドの顔が見えないのに、身体ばっかり感じちゃうんだもん……。なんか、不安……」
そう言うと、リカルドはもう一度私にキスをする。
「大丈夫。後ろにいるのは俺だから」
リカルドは微笑んで、再度動き始める。
「感じて、気持ちよくなっていいんだよ。ジュリエッタの反応とっても可愛い」
顔は見えないけど。耳元でリカルドが囁いてくれると、安心する。
「動物の体位だから、本能のまま味わって」
そう言ってリカルドが私の耳を舐める。舌が耳の穴にふれて、ちゅくちゅくという音がして、余計いやらしい気持ちになる。
「あ……」
「耳、いいんだね。知らなかった」
そう言うとリカルドの速度は更に増す。
「あっ……! やぁあんっ!」
「大好きだよ、ジュリエッタ」
「やあぁぁあーーーーーっ!!」
そのまま奥を突かれ、リカルドが爆ぜると同時に目の前が真っ白になった気がした。
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