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後日譚・取り違えたその後の二人
106 にくいあんちくしょう ⑥
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夕飯の時、ジュリエッタがどのように生計を立てているのか気になったので、聞いてみた。
「呪術師と生前分与」
「あのグロいやつは呪術に使うのか」
なるほど納得。
「今のところ呪術師だけで生活できるから、資産は使ってないわ。興味ないし」
ジュリエッタは呪術師として結構名が売れてるらしい。
「ふーん。なら神託に頼む必要なんてなかったんじゃね?」
ジュリエッタ、中身はアレだが、見た目は綺麗だろう、一応。名も知れてるなら、恋人の一人や二人、できそうなもんだけど。
「……運命って、偶然と意思のどっちが勝つか見てみたかったから」
「意味がわからん」
「とりあえず今まで、意思が勝った人が私の元には辿りつかなかった、それだけよ」
「全然わかんねーけど、モテなかったってことでいいのか?」
「うるさい、バカ!」
あっという間に就寝時間で寝室へ。風呂上がりのジュリエッタは、やっぱりますますいい匂いがする。ああ、おっぱいもみたい。疲れるとつい即物的になってしまう。
そんなことを考えていると、ジュリエッタ、そーっとベッドの端に縮こまるように入った。
「なんでそんなはしっこに行く訳?」
「……」
黙られてしまった。昨日の始まりがあんまりだったから、警戒してんだろうか。
俺はそっと隣に入り、ジュリエッタを後ろから抱えて、真ん中に連れて行く。
「な、なにすん……」
「嫌なら別にしねーよ。俺も疲れてるし。そんな縮こまってたら疲れ取れねーだろ?このベッド広いし、もっとこっち来いよ」
「う…………」
なんだろう、この反応。嫌なのか照れてんのか。
「しなくていいけど、こうしてていいか? お前やわらかくて気持ちい……」
後ろから抱きしめるの、存外よいな、とか思ってる間に、睡魔が襲ってきて、そのまま寝てしまった。拒絶の言葉はなかったから、まあいいんだろう。
「呪術師と生前分与」
「あのグロいやつは呪術に使うのか」
なるほど納得。
「今のところ呪術師だけで生活できるから、資産は使ってないわ。興味ないし」
ジュリエッタは呪術師として結構名が売れてるらしい。
「ふーん。なら神託に頼む必要なんてなかったんじゃね?」
ジュリエッタ、中身はアレだが、見た目は綺麗だろう、一応。名も知れてるなら、恋人の一人や二人、できそうなもんだけど。
「……運命って、偶然と意思のどっちが勝つか見てみたかったから」
「意味がわからん」
「とりあえず今まで、意思が勝った人が私の元には辿りつかなかった、それだけよ」
「全然わかんねーけど、モテなかったってことでいいのか?」
「うるさい、バカ!」
あっという間に就寝時間で寝室へ。風呂上がりのジュリエッタは、やっぱりますますいい匂いがする。ああ、おっぱいもみたい。疲れるとつい即物的になってしまう。
そんなことを考えていると、ジュリエッタ、そーっとベッドの端に縮こまるように入った。
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「……」
黙られてしまった。昨日の始まりがあんまりだったから、警戒してんだろうか。
俺はそっと隣に入り、ジュリエッタを後ろから抱えて、真ん中に連れて行く。
「な、なにすん……」
「嫌なら別にしねーよ。俺も疲れてるし。そんな縮こまってたら疲れ取れねーだろ?このベッド広いし、もっとこっち来いよ」
「う…………」
なんだろう、この反応。嫌なのか照れてんのか。
「しなくていいけど、こうしてていいか? お前やわらかくて気持ちい……」
後ろから抱きしめるの、存外よいな、とか思ってる間に、睡魔が襲ってきて、そのまま寝てしまった。拒絶の言葉はなかったから、まあいいんだろう。
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