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本編・取り違えと運命の人
031 リカルドの本当の誕生日 ⑤
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ジュリエッタはまだ慣れてないから、負担にならないように、一日二回まで、週三日までと俺はひそかに決めている。絶対、誕生日はしたかったので、二日間手を出さずにいた。どきどきしながらベッドで待っていると、お風呂から上がったジュリエッタが寝室に入ってきた。俺がもうベッドで横になっているので、そっと隣に入ってきてくれる。
来た! 嬉しくなって、ゆっくり後ろから抱きしめる。
「今日、なんか甘えっ子ね。リカルド」
「うん」
ジュリエッタがゆっくり振り返って俺の方を見る。可愛いなあ。少し薄暗いのが、ものすごく残念。いつか、もう少し明るい中で抱きたいなあ、なんて思いながらキスをして、ジュリエッタをもう一度俺の腕の中にすっぽりくるむ。
そのまましちゃいたいけど、ジュリエッタはまだ慣れてなくて、震えてる。だから、やっぱりおうかがい立てよう。いつか、自然な流れでできたらいいなあ。
「あの、ジュリエッタ」
「う、うん。なあに?」
「今日、その、いい?」
「…………う、うん」
薄暗い中でもわかるくらい、赤くなってる。可愛い。少しずつジュリエッタの夜着を脱がせて、体中にキスを落とす。
ジュリエッタ、スレンダーなのに、脱がすとちゃんとおっぱいあるし、おしりも可愛いし、なにより、抱きしめるとやわらかくて、女の子だなあと思う。まだ何回かしかしてないけど、俺、すっかり夢中だし、ジュリエッタを抱いたのが俺だけだと思うと、とんでもなく嬉しい。俺、独占欲強かったんだなあ、と、知らなかった自分の一面を発見する。
もうあんまり我慢きかなそうと思い、ジュリエッタの秘所にそっと指を滑らせる。あ……! もうずいぶん潤ってて、指を差し入れると、二本入った。俺に心を許してくれてるみたいで、ほんと嬉しいな。ゆっくり中をなで回すと、更に潤って動かしやすくなった。少しずつ大きくなる水音に、感じてくれてるんだ、とにやにやしてしまう。
「うう……恥ずかしいよ、リカルド」
「恥ずかしくないし、ジュリエッタの状態は俺しかわかんないから、全然問題ない!」
「うう」
「その、もう大丈夫っぽいけど、いい?」
「う……うん」
お許しを得たので、少しずつ少しずつ中に入っていく。ジュリエッタ、可愛いし、やわらかいし、温かいし、すごく気持ちいし、もう、たまんないな。
「リカルド」
「なに?」
「嬉しそう」
「うん。だって、すごく嬉しいもん、俺。大好きなジュリエッタとこんな風に過ごせて」
「……リカルド」
「なに?」
「………………好き」
ごく小さい声だったけど、初めて言ってもらった、なによりのプレゼント。
「結局、そんな感じで、すごくいい誕生日過ごしたんだよ、俺。ジュリエッタ、ほんとにありがとう!」
「……いや、お祝いは別にしてないというか……。でも、その日のことは覚えてるわ。服のリクエストとか珍しかったから。そういうことだったのね」
「うん。あの服、ほんと可愛いよね。あれから結構着てくれるようになって嬉しい!」
「リカルドからやたら絶賛されたから、あれ以来、納品とか、外出する時にたまに着るようにしてるの。そしたら、会う人に必ず褒められるのよね」
「でしょー? だって似合ってるもん!!」
「リカルドが選ぶもの、なんか評判いいから、その……」
「なに?」
「……今度、服買いに行くの、付き合って」
服、あんなにどうでもいいって感じだったのに……!
「うん! もちろん!! やったあ、楽しみ!!!!!!!」
「おおげさ……」
「次の休みにさっそく行こうね! 絶対!」
ということは、もう、服や装飾品をプレゼントしても、全然問題ないってことだよね!と、ひそかにガッツポーズした俺を、ジュリエッタは知らない。
ちなみに、ワインの当たり年というのは話をそらすために適当に言っただけだったんだけど、それが実は大正解で、いただいた銘柄の俺の生まれ年のワインが現在ものすごく高値で取り引きされていると後日知り、青ざめたのは別のお話。俺、この職場、絶対自分から辞められないし、ボスを筆頭にみなさん全員に頭が上がらない。
来た! 嬉しくなって、ゆっくり後ろから抱きしめる。
「今日、なんか甘えっ子ね。リカルド」
「うん」
ジュリエッタがゆっくり振り返って俺の方を見る。可愛いなあ。少し薄暗いのが、ものすごく残念。いつか、もう少し明るい中で抱きたいなあ、なんて思いながらキスをして、ジュリエッタをもう一度俺の腕の中にすっぽりくるむ。
そのまましちゃいたいけど、ジュリエッタはまだ慣れてなくて、震えてる。だから、やっぱりおうかがい立てよう。いつか、自然な流れでできたらいいなあ。
「あの、ジュリエッタ」
「う、うん。なあに?」
「今日、その、いい?」
「…………う、うん」
薄暗い中でもわかるくらい、赤くなってる。可愛い。少しずつジュリエッタの夜着を脱がせて、体中にキスを落とす。
ジュリエッタ、スレンダーなのに、脱がすとちゃんとおっぱいあるし、おしりも可愛いし、なにより、抱きしめるとやわらかくて、女の子だなあと思う。まだ何回かしかしてないけど、俺、すっかり夢中だし、ジュリエッタを抱いたのが俺だけだと思うと、とんでもなく嬉しい。俺、独占欲強かったんだなあ、と、知らなかった自分の一面を発見する。
もうあんまり我慢きかなそうと思い、ジュリエッタの秘所にそっと指を滑らせる。あ……! もうずいぶん潤ってて、指を差し入れると、二本入った。俺に心を許してくれてるみたいで、ほんと嬉しいな。ゆっくり中をなで回すと、更に潤って動かしやすくなった。少しずつ大きくなる水音に、感じてくれてるんだ、とにやにやしてしまう。
「うう……恥ずかしいよ、リカルド」
「恥ずかしくないし、ジュリエッタの状態は俺しかわかんないから、全然問題ない!」
「うう」
「その、もう大丈夫っぽいけど、いい?」
「う……うん」
お許しを得たので、少しずつ少しずつ中に入っていく。ジュリエッタ、可愛いし、やわらかいし、温かいし、すごく気持ちいし、もう、たまんないな。
「リカルド」
「なに?」
「嬉しそう」
「うん。だって、すごく嬉しいもん、俺。大好きなジュリエッタとこんな風に過ごせて」
「……リカルド」
「なに?」
「………………好き」
ごく小さい声だったけど、初めて言ってもらった、なによりのプレゼント。
「結局、そんな感じで、すごくいい誕生日過ごしたんだよ、俺。ジュリエッタ、ほんとにありがとう!」
「……いや、お祝いは別にしてないというか……。でも、その日のことは覚えてるわ。服のリクエストとか珍しかったから。そういうことだったのね」
「うん。あの服、ほんと可愛いよね。あれから結構着てくれるようになって嬉しい!」
「リカルドからやたら絶賛されたから、あれ以来、納品とか、外出する時にたまに着るようにしてるの。そしたら、会う人に必ず褒められるのよね」
「でしょー? だって似合ってるもん!!」
「リカルドが選ぶもの、なんか評判いいから、その……」
「なに?」
「……今度、服買いに行くの、付き合って」
服、あんなにどうでもいいって感じだったのに……!
「うん! もちろん!! やったあ、楽しみ!!!!!!!」
「おおげさ……」
「次の休みにさっそく行こうね! 絶対!」
ということは、もう、服や装飾品をプレゼントしても、全然問題ないってことだよね!と、ひそかにガッツポーズした俺を、ジュリエッタは知らない。
ちなみに、ワインの当たり年というのは話をそらすために適当に言っただけだったんだけど、それが実は大正解で、いただいた銘柄の俺の生まれ年のワインが現在ものすごく高値で取り引きされていると後日知り、青ざめたのは別のお話。俺、この職場、絶対自分から辞められないし、ボスを筆頭にみなさん全員に頭が上がらない。
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