ブルガリブラックに濡れる〜恋人の元・セフレ(攻)を優しくじっくりメス堕ちさせる話〜

松原 慎

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おまけ~種付けされたままテレビ収録した上に人生初オナニーをキメる隼人のお話~(前編)

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 あんなにイカされまくった上に、それを忘れるなと言わんばかりにケツにおもちゃ突っ込まれて。
 しかもまだその奥はぐちゅぐちゅで。
 まともに仕事なんかできるわけがない。

『芸人さんたちが盛り上がってるのを座りながら眺め、話を振られればコメントして、途中で写真集の宣伝をする』

 まぁ、今日の仕事の大筋はこれだった。
 まず、ずっと座ってるっていうのがありえない。立って話聞きたい。ケツの違和感がひどくて、何回も何回も座り直してしまっている気がする。
 けど座り直した時たまに、玩具の角度が変わって小さく身体が跳ねて。
 感覚だけの話ではなくて、くちゅって、身体の中で響いた気もして。
 見てる人はなんだ座り心地が悪いのかとか思うかもしれない。けれど加賀見がこの放送見たら、収録中なのにこんな恥ずかしいことになってるの丸わかりなんだろうなって。
 頭ボーッとしてきて、じんわり気持ちよくて。
 ああどうしよう俺ちゃんとできてるのかなって。
 全国放送なんだけど。ネット配信もしてるんだけど。どうすんだよクソが。
 変な憶測が飛びそうだ。しばらくネットニュースに目を向けないようにしないと。

「隼人くん、聞いてた?」
「え? はい」
「もーだめだよ、収録中だよー? まぁ今ぶっちゃけ夜中の一時なんだけど」
「いや、うわぁ……すいません! 聞きます!」
「やっぱ聞いてなーい! 寝ないでねっ!」

 ドッと芸人さんたちも観覧客からも笑いが沸くが、笑えない。濁してくれたけど、ちょっと怒ってると思う。まずい。あとで謝りにいかないと。
 現場にいるマネージャーにチラリと目線だけやると、ちょっとしたタレントより全然綺麗な顔は大変険しいことになっていた。本当に最悪だ。
 背筋を正そうと思うが、それによってまた食いこんで。込み上げるものを、ふーっと息を吐いて誤魔化す。鼻を啜って、唾を飲んで。額に汗が滲むのをさりげなく手の甲で拭く。
 でもなんか、ほんと。
 こんな状況なのに、マジで自分に引くけど。
 気持ちいい。
 腰動かしてしまわないか、椅子にケツ擦り寄せてぐりぐりしてしまわないか、不安になるほどに。
 加賀見にまたやらしいって言われる。いけない子だって言うかな、ちゃんと仕事していい子だねって言われるかな。
 あーなんだよ、この考え。きっしょ。いけない子って言われても、いい子だって言われても気持ち悪いっつーの。
 それにどうせお仕置も褒められるのも気持ちいいんだ。
 あいつの奉仕の精神どうかしてるよ。実はドMなんじゃねぇーの。
 まぁ、もう会わないんだけど。

「隼人くん、今度出る写真集予約すごいんだって?」

 なんとか話題振られた時にコメントくらいは返していたら、今日一番大事な振りがきた。

「そうなんですよ。ありがたいことに沢山ご予約いただいてるみたいで……」

 目の前のテーブルに予め置かれていた写真集を手に取る。既にちょっと懐かしいな。沖縄ロケした時のやつ。泡盛あげたなアイツに、なんて思い出しながら、発売日や気に入ってるページ(そんなのねぇけどマネージャーに言われたやつ)を紹介。
 よし。よしよしよし。
 これさえ終わればもう後は楽だ。もう終盤だし大して話なんて振られないはず。

「わー凄いねこの腹筋! ちょっとページ見せて平気? ほらこれ見て!」
「色気がすっごいな! 男でも抱かれたくなっちゃう」
「隼人くん近くにいるとすっごいいい匂いするし、カッコイイし、女の子になっちゃうよね」

 写真集見ながらキャッキャッする芸人のおっさん達を見て笑いながら、腹ん中に中出しされた精液入ってる状態でそれ言われんのはギャグだな、と……そんなくだらねぇこと考えるくらいには安心してたし、余裕ができていた。
 だから完全に油断していて、腹筋の話とかしてたのに何もその先を想像してなくて。

「ンッ……!」

 急に司会に腹を触られてガチのマジで反応をしてしまった。
 肩をあげて驚く俺に、一瞬現場は静まり返ったあと、またドッと沸いて。司会の芸人がまた腹つついてきて、マジでぶん殴りそうになった。でも殴れないくらい反応してしまって、腹を手で押えてなんとかガードする。

「あの、マジで……くすぐったい。だめっす、だめ」

 顔が熱い。絶対に顔が赤くなってる。ダメだこんな反応したら余計イジられるじゃん、なんだよわかってるのに。
 あ、もうやだ触んないでまじで。なぁ、中入ってんの。ほんとだめ。やめろよ、勘弁して。
 もう何言われてるのかも聞こえねぇ。へそ周りヒクヒクしてんのバレたらやだ。やだ。本当にやだ。
 キモイ声が出るよりマシだと震える声で笑って、なんとかその場を凌ぐ。
 なんで俺、収録前に抜かなかったんだろ。
 トイレで玩具抜いて、掻き出せば……。
 しかしそこまで考えて、歯を食いしばる。腹を隠すフリして撫でて。
 抜きたくない、なんて。考えてしまっていた。最後なら尚更。出したくない、なんて、考えてしまった。





「お腹そーんなにくすぐったがりだったっけぇ? 和人さんが撫で撫でしてあげようかー?」
「いらねぇ……」
「なーんか今日お疲れだね。お弁当も食べてないじゃん、いつも二つ食べてるのにさ?」
「るせぇ……」

 収録後、楽屋で寝転がっていたら(今日は俺の好きな畳の楽屋だった)、金髪青眼の美人マネージャーさんがやってきた。めっちゃくちゃ可愛い顔しているが、倫理観が機能してない変人である。だが仕事はできる。
 さくらんぼみたいな可愛くてピンク色の唇を尖らせ、長いまつ毛をバサバサやりながら首を傾げる。

「まー稀に見る酷い収録だったけど、みんな許してくれてよかったねぇー。顔がいいってほんと得だよな。みんな、それより本当にイケメンだね! なーんて褒めてくれちゃってさ。怒ってくれればいいのになぁ」
「だな……」
「本当に元気ないね? お弁当食べたら?」
「いらね」

 今食ったら絶対腹痛くなる。
 つってもガチのマジでめちゃくちゃ腹は減ってる。ヤル日はあんま食わないようにしてるし。あーあ、ほんと。ほんとクソ
みてぇ。

「もう。車で送ってあげるから支度しろよ?」
「和人さんさぁ……膝枕して」
「そんな時間ないし。早く帰った方がいいだろ、その様子」
「じゃあ今度ヤラせろよ。最近ヤラセてくんねーじゃん」
「浅人思い出すからあんま抱きたくないって言ったののそっちだろー?」

 浅人っつーのは和人さんの弟で俺がほんのちょこっと遊びで付き合ってた奴である。
 そして和人さんは弟の彼氏でも平気でセックスするような奴である。
 俺も大概だけど。誰これ構わず食ってたのにな、と腹をさする。

「じゃあホテル行く?」
「あ?」
「和人さんが癒してやろうかーって言ってんの」
「今日、はぁー……無理。つか今何時だと思ってんだよ」
「あ、そ?」

 靴は脱がずに畳へ腰を下ろした和人さんに見下ろされる。
 目線を合わせるとそのまま顔が下りてきて、落ちてくる髪を耳にかけながら和人さんは俺の唇にキスをした。
 随分ノリノリだなと思いつつも、俺も満更でもないので舌を自分から差し入れる。
 うっわぁ、舌ちっちぇー。かわいい。甘い匂いするし。タバコくせぇキスと大違い。
 小さく尖った舌先を優しく舌でこちょこちょと撫でる。和人さんの鼻息が俺にかかって、キスで気持ちよくなってることに気が良くなる。

「ん、あ……なぁんか今日の隼人くんえっちでそそられるのに。俺が上で腰振ってあげようか? 乳首舐めながら騎乗位したげる。好きでしょ?」

 舌なめずりする和人さんの手が自分の胸に伸びようとしてるのに気が付き、華奢すぎる手首を掴む。
 その手首の細さに感動すら覚える。やっぱデカイのって全然良くねぇな? ちっちゃくて可愛くて繊細な感じ最高じゃん。誰かさんと大違い。
 セックスしたら気持ちいいだろうな。この細い身体組み敷いてさ、囲うようにして逃げられないようにゴツゴツ奥に当て掘りして。和人さんの中は狭くて奥が最高なんだよな。
 でも俺も現在進行形でケツに入ってるしコレはどうすんだっつー話。

「やめろって。今日は無理だって。今度の話」
「ありゃりゃ、本当にダメそだね? わかったよ」
「やーでもマジで今度ヤリてぇわ。なー、いい? 次に騎乗位してよ。な」

 ゆっくり起き上がり、和人さんの頬に軽くチュッとキスをする。

「別にいいけど、もう少し仕事頑張れよ? 今日の収録散々だったぜ?」
「わかってるよ、うるせぇなぁ。じゃあ今度頑張るからご褒美くれよな」
「わかったよ。まったく」
「っしゃ、がんばろ」

 軽い約束、軽いセックス。
 これくらいが心地いい。
 お互いなんの感情もなく、なんとなくムラついたからとセックスする。後腐れもなんもなく。
 和人さんは俺より随分年上だが、ベッドでの主導権は俺が握る。いつもお兄さんぶってるけど抱いてると結構可愛いんだよな、これが。
 それが楽だ。どろどろにされるのは趣味じゃない。気持ちいいことは良い。でも快楽漬けで低脳になるのは真っ平ごめんだ。
 俺が、俺の思い通りにセックスすんのが一番。
 気の持ちようだろうが、水っぽく感じる腹を撫でる。今日は加賀見と離れてから何回も腹を撫でてしまう。
 タクシーでなんて、ずっと撫でていた。ご懐妊かよって。
 まだケツに今だって、入ってる。和人さんとキスしてたって、加賀見に抱かれた証拠が、この身体に。
 やっぱり、早く帰って全部なかったことにしてしまおう。綺麗さっぱり全てなくそう。
 腹を撫でると、ヒクンとケツが震える。ああ、クソが、気持ちいい。気持ちいいんだよ、バカ。



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