ブルガリブラックに濡れる〜恋人の元・セフレ(攻)を優しくじっくりメス堕ちさせる話〜

松原 慎

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メス堕ちさせた元バリタチが自分の立場をわかってないので調教しなおす⑥

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 腹を少し強く押されたと思ったら、やさしく撫でられ、くりくりと指先で浅く小刻みに刺激をされ……どんどん変な気持ちになる。ちんこがガチガチに勃起して、たらたらと我慢汁を垂らしては腹を押す加賀見の指を汚す。
 加賀見の指、俺の我慢汁だらけだ。関節に浮かぶ骨が艶々としてエロい。

「あぁ、かがみ、やめ……なんか、変……俺、そんなんで感じたくないし、やめて、やめろ、まじで俺、あっ、お前ともう、ヤるつもり、ないのに……ないのに、ない、のにぃ……!」
「なんで、そんなに……嫌なの?」
「だって、ちげぇじゃん、それじゃセフレじゃん……! 違う、違うだろ……っ。あ、んん、ン、そんな目的で、セックスしたんじゃねぇし……! やべぇもん、こんなの繰り返したら……」
「繰り返したら?」
「お前に掘られたくて会うようになるの、嫌じゃん……っ。お前とやる為に、会いたいわけじゃなかったのに……違うし、違うだろっ」
「ふぅん……なるほどね」

 なにが、なるほど、だ。
 穴の表面と腹の上を刺激されて、こっちは頭おかしくなりそうなのに。けつがきゅっとして、中が動いてるのが、腹を押されてるせいでより鮮明に伝わる。中、なか、なか、ほしい。

「ん、ん……っ! それ、もぉ、やめろよ……! やだっつってんだろ! まんこほしい、まんこ直接ほじられたく、なる……チッ、ああくそ、俺また、まんこって……お前といると、だめなんだよ、もぉやだ……っ。ケツん中まんこになる……むり、もう……あ、あ、ン……きもちよく、なりたくない……きもちよくなりたくねぇよぉ……」 

 半ばキレながら喘いでいたら、すっと加賀見の手が離れていき、ずるっと俺の身体がベッドに沈むのも構わずどこかへ行ってしまった。腰に引っ掛けてたバスタオルが落ちて、勃起したちんこが丸見えになって思わず目を逸らす。
 しかしちゃんと見ていなかったせいで、戻ってきた加賀見が手に持っているものに気が付かなかった。
 酔ったのと快感で脱力したままの身体をごろんとうつ伏せに転がされ、後ろ手に手を組まされる。

「まぁ、君の言い分も……わかるよ」

 手首に、ヒヤッと固い感触。この感じ、覚えてる。プラスチックだ。

「でも、もう手遅れだと。思うのけど」

 カチ、と音がして、腕の自由を失った。ドクン、と心臓が高鳴る。
 この格好は、だめだ。
 身体が、犯される時のポーズだって、覚えてる。

「なんで…………手遅れって」
「なんでって……君、友達の前で普段、そんなやらしい顔してるの?」
「してねぇよ、今だって……」
「身体の中を疼かせてるの?」

 うつ伏せのまま、ケツを叩かれ、力が入らないのを半ば無理やりに膝を立たされた。
 肩はベッドに伏せたまま、ケツだけ突き出したとんでもない格好にさせられ、抵抗しなきゃいけないのにさっき手首に巻かれたものよりもっと冷たい物が、尻の割れ目に垂らされた。ヒヤッとした感触に驚いて「あっ」と背を反らし、余計に尻を突き出してしまう。

「それから。さっきド淫乱じゃないって言ってたけど……あれも、手遅れだと。思うよ?」

 尻の間に……ぬるりと、加賀見の指が滑り込む。ぴちゃ、ぷちゃっと音がして、穴のふちをなぞるように指先が円を描く。

「あっ、あっ、はいる、それぇ……いれんな、いれたら俺、俺……っ、あ、あん、あっ……」
「君がお願いしたんだよ? えろいまんこにしてくれって。僕専用の、僕しか知らない、僕の種だけ欲しがる、えろいまんこにしてくれって。わかる?」
「で、でも、あん時だけ、だろ……っ。だから、あ、だからぁ、も、えろまんこじゃない……」
「こんなに穴をヒクヒクとさせて……指がいつ入るか、今か今かと、待ちわびてるのに?」
「うっ……」

 わかる、自分でわかってる。指が擦れる度に、きゅっと入口が窄んだり、開いたりしてる。しかも、そうすることでめくれたケツ穴が指で擦れて気持ちよくなってる。

「ああ、ほら……腰揺らして、僕の指にお尻擦り寄せて、そんなに媚びて。身体はこんなに素直で、可愛いのに。君自身もっと、気持ちいいことには素直だと……思ったけどな」
「媚びてねぇよ、あぁ、んぁ、媚びてなんかぁ……っ」
「大鳥」
「えぇ……? は、ぁ、ぁあっ、なに……」

 にゅりゅ、にゅりゅ、と穴の表面が擦れるだけで気持ちいい。もどかしくてたまんないけど、腰動くの止めらんねぇ。
 あ、あ、とアホみたいな声出して腰を上下左右に揺すっていたら、急に加賀見の指の感触が消えた。
 穴を刺激するものがなくなって、どこ行ったんだよとイラ立って探すが、見つからない。これじゃただ加賀見の目の前でケツ振ってるだけだ。

「大鳥」
「あぁ……? んだよ。さっきも返事しただろ……それより、なんで指……」
「今セックスしないなら、もう会うのはやめよう」

 あまりにも突然で身勝手な発言に、驚いて肩越しに振り返る。思い通りにいかないなら会わないって言うのかよ。
 しかし俺の腰を撫でる加賀見は、至っていつも通りの顔をしていた。ぼんやりとした半目に、ちょっと小首を傾げてじっとこっちを見ている。

「は……なんでだよ、そこまでしなくてもいいだろ……? お前そう言えば俺がやらせると思ってんの?」
「そんなに物欲しそうに僕を見て、身体も求めてくる癖に、抱かせないなんて。それは……拷問」
「そんな目で見てねぇって!」
「無理矢理するのは、趣味じゃない。いい。君が嫌なら、しない」

 否定してるのに、俺の言うことなんてまったく聞かず、加賀見は汚れた手を拭いて、サイドテーブルに置いていた煙草に手を伸ばした。箱を叩いて飛び出た煙草を一本咥え、すっと抜き取る。そのまま煙草に火をつけて、ふーっと白い息を吐いた。

「僕は君のこと性的に見てる。君も同じだよ。今まで通りには……できない。お互いの視線気にして、腹の探り合いして、それでも気にしないフリして。そこまでして僕にこれからも、会いたい? 僕は正直、めんどくさい」
「は……」
「君を好きなだけ、可愛がっていいのなら……そういうのも、楽しい。駆け引き、とでもいうのかな。でも違うなら、煩わしい」

 床に足を下ろしてベッドの端に座り直しながら、俺の身体に手を伸ばす。
 煙草咥えたまま、手のひらや手の甲を使って、背中から腰、尻の頬をかすめるようにゆっくり撫でていく。

「ン…………ん、んっ……」
「ぴくぴくして、可愛いね」
「かわいく、ねぇ……」
「うん。そっか」
「やめろよ……」
「これ吸ったら、帰る。あと、少しだけだから」

 乳首とか、ちんことか、ケツ触られてるわけじゃないのに。
 太ももや、ふくらはぎまで滑っていく手のひらに反応が止まらない。気持ちいいし、もどかしい。

「どうするかな。大鳥も、困ること、ない? その大きさでも。勃起してるの、丸わかり……だよね。帰ってから出雲抱こうかと、思ったけど。トイレで……出してくるかな」
「きもっ……俺のことオカズにするなよな」
「ふふ、どうかな」

 灰皿に煙草を押し付け火を消すのを見て、あっ、と声を出してしまった。加賀見はもちろんそれに気がついていて、くすりと笑って俺の頭を撫でる。
 ベッドから離れて自分のビジネスバッグを漁っていると思えば、中からはさみを持ってきた。
 そしてまるで後ろから入れるみたいに俺の腰に自分の腰をぴったりとくっつけて、ちんこを割れ目に擦りながら背中に抱きついた。後ろ手に拘束している結束バンドを指に引っかけて引っ張る。

「切って、あげる」
「ん」
「これ切ったら、絶対、君がこの後なんて言おうと……帰る。君がこの間……ほしいほしいって強請った精液。トイレで、無駄打ちしてくるから」
「うっ……勝手に、しろよ……」
「それが、君の答え?」

 首筋を舌が這う。ずりゅ、ずりゅ、と尻を擦られ、乳首を爪の先で引っ掻かれ、甘い感覚が身体中をめぐる。
 すっげぇ気持ちいい。でも、ほしいのはこれじゃない。もっともっと、暴力的で体ん中抉る快感がほしい。
 セックスしたくてたまんないから、セックスしたくない。怖い。
 ほしい。
 もう会わないなんてヤダ。
 まんこ掻き回されて、種付けされてぇよ。
 あの凶悪なちんこで犯されたい。まんこ壊されたい。
 こんな関係になる前から、俺は加賀見に甘えてて。
 ワガママ言い放題だったし、イライラも隠さないし、口も悪いし、加賀見がなんか変なことすればスゲーいじったし。
 それでも適当に相手してくれるし、それが楽だったし、こいつも友達とか居ないから一緒にいてやろって。
 もっともっと、甘やかされたい。
 普段の自分じゃできない甘え方して、どろどろにされたい。
 強がってるの全部剥がして、無防備に身体のぜんぶ預けて甘えたい。
 恋人とか、好きなやつだからこそ見せられない部分ってどうしてもあって。いつもカッコつけてる。
 俺の情けないとこ、気持ち悪いとこ、やらしいとこ、全部溶かして混ぜこぜにしてほしい。
 絶対一生消えないトラウマを、汚い自分を犯してほしい。
 こんな犯されたい願望があるなんてこの間まで気づかなかったけど。
 俺のこと別になんとも思ってないこいつに。
 それなのに優しく甘やかしてくれるこいつに。
 こんなこと考えてるからこそ、抱いて欲しいなんて言えない。
 離れられなくなるじゃん。

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