おっさんとLJKの飼育恋愛

なつのもうふ

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7 合格祝い

プレゼント

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毎日のようにメッセージをやり取りし
あまり時間のない中で何度かデートと言う名の調教を重ねたある日

リミから大学合格の連絡があった

推薦入学で文系の大学に行くという事だが
大学名はまだ内緒と言われてしまった

ま、そんな事は気にもせず晴れてお祝いデートをしようという事になったので
今回は車でリミの近くまで迎えに

リミの近くのコンビニで待ち合わせ
到着の連絡を入れスマホを見ること数分

『コンコン』
運転席側の窓をノックする音が聞こえ
見るとリミが窓の外で嬉しそうに手を振っていた

窓を開け
「早いね」っとだけ言い助手席を指さすと
リミは車の前を周り助手席に座った

俺はもう一度
「早いね 久しぶり♪」
そう言ってリミのほっぺに軽いKissをする

リミは下を向き、少しモジモジしながら
「バカ…」と言った
ほんのり頬が赤く染まっているのは気のせいだろうか
未だに軽いKissをしただけで照れるリミをが可愛いと思いながら車を出す

リミは少し嬉しそうに窓の外に流れる街並みを見ている

「ここ、私が通った中学校だよ」
指をさしながら教えてくれた

「どんな中学生時代だったの?」
そう俺が聞くと

「ただの地味な中学生…」
そう言って苦笑する

再び街並みが流れていく

「そう言えばこないだ入れたパズルゲームのアプリ…けっこう難しいね」
俺が話題を振った
こないだ紹介ポイントが欲しいから入れてとリミのおねだりでゲームアプリをスマホに入れたのだ
リミはやらなくていいと言うが、暇なときに何気なく触っている

感想としては単純なくせになかなか奥が深い
やりこまないと強くなれないのはわかる
そしてパズル要素が簡単なはずなのにけっこう難しいのだ

「え?そう?? 私、普通に全消しとかやるよ~」

「マジか…頭と指がついてかない…」

「おじさんめ」
リミが悪戯っぽく笑いながら強烈な一言を放った

「それ、ちょっと心が折れるんだけどぉ…」
俺が悲しそうに言う

「あ!この曲、好き」
話を変えるようにラジオから流れる曲に反応するリミが笑う

少し聞くと
「えらい古い曲だね、これ俺が音楽を聞き始めたときにはラジオからよく流れていたな…」

「そうなの? 最近みた動画で流れていていい曲だと…なんかいいよね」
そう言いながら俺を見つめているのが運転しながらでもわかる

「かなり流行ってたと思うよ」

「うんうん いい物は時代を超えるんだね」
チラッと見たリミはなにやら納得したようにドヤ顔をした



「高速乗る前にコンビニ寄る? なんか飲まない?」
そう言うと

「待ち合わせのコンビニで寄ればよかったね」
とリミが言う

「ちょっとリミの家に近すぎるかな?って思って」

「いいね! 細かな気遣い…」
「次の信号を曲がればコンビニあるよ」

そう言ってリミがナビに指さす



俺はコンビニの籠を持ちながら自由に入れていいよと言って
スナック菓子やチョコを入れていく

そしてリミに
「何か食べたいのはある?」
と聞くと

「コレいい?あとコレもいい?」
そう言いながらリミがお菓子と炭酸飲料を持ってきた

俺は何も言わずに籠を差し出すとリミがそっと籠に入れる
俺もペットボトルのコーヒーを籠に入れながら

「他に忘れているものはないかい?」
と、ゴム売り場の前に立ち止まってみる

「べ、別に無くても…」

「じゃ、今日は無しで♪」
と、俺は歩きだす

3歩程歩いた所で
「やっぱ念のため買っておこうか?」
リミの顔を覗き見ながら俺が言う

リミは無言で何度も頷きながら笑っている

そして、適当に1つ籠に入れて2人でレジに並んだ

「レジ袋要りますか?」
店員が聞いてきたので

「お願いします」
「あ、あとカフェラテのSを二つ」
と言って電子決済でお会計を済ませコンビニを出た

車に戻るとリミが俺の顔を覗き込みながら
「カフェラテ、ありがとう」
そう言ってリミが受け取ってくれたカフェラテを渡してくれた

俺はそれをカプホルダーに置き
リミにもリミ側のカップホルダーを使うように伝える

そして、リミに「これあげる」
そう言って後部座席に置いてあった小さな包みを渡した
中には綺麗な包装紙に包まれた小さな箱と二回り位大きな箱が入っている

「え!!ありがとぉ!!」
「何々??開けていい?」
そう言いながら目を輝かせるリミ

「そんな楽しい物じゃないよ?」
そう言いながら車を出す

「開けていい??」
リミがもう一度聞いてくるから

「大きい方から開けてみて?」
俺がそう言うと

「大きい方ね♪」
そう言って一つの箱の包みを丁寧に剥がし、箱の絵を見たリミは

「え~、なにこれ~!期待したのと違う!!」
そう言って笑いだした

それでも中身を取り出して俺に
「じゃーん」
と声で出して見せようとしてくる

俺は満面の笑顔でメッチャいいでしょ
と言うと

「しらない」
と、口を膨らませるリミだった

運転しながらもう一度リミを見ると
リミは箱から中のものを片手で持ちながらツンツンと指で突いた

「あれ?欲しくなかった??」
俺も笑いながら聞いてみると

「欲しいけど、欲しいけど…合格祝いに大人の玩具って聞いたことない」
まだ笑いながらリミが少し大きめの声で反論する

「もう一つの方も玩具だったら怒る?」
俺が聞いた

リミは期待していないのか明かに1つ目よりも荒めに包装を開けた
そして、大きく息を吸った

中から出てきた箱を開けるとリミは言葉を失ったように中を見つめていた


……
………

「えっ…いいの?」
ようやく出てきたリミの声だった
「大学生になったらお洒落も楽しまないとね」
俺が言う

リミの手に納まった箱には青い石がのったシルバーのネックレスが光り輝いている

信号で止まった時にリミを覗き見ると
リミの目から光るものが落ちた

そして、信号が青に変わり俺は車を走らせる

「ありがと…嬉しい…本当に嬉しい…」
少し鼻声でお礼を言うリミ

「良かった…喜んでくれて」

「着けてもいい??」

「是非是非♪」

……

「どう?」
信号で止まったタイミングでリミが聞いてきた

少し恥ずかしそうに
そして、嬉しそうなリミの反応が初々しくて凄く可愛い

胸元に輝く石…
ただ、それだけで少女が大人に変貌を遂げさせる

そんな気持ちにふけりながら
少しドキドキしながら
「可愛いよ。凄く似合ってる」

それだけを言うと、再び車を走らせた

無言の時間
険悪な感情ではない

何を話せばいいか2人ともがわからずにいるような

ラジオのDJが饒舌に話している…

信号で止まった時にリミを見ると目が合った

そして、リミが顔を俺に近づけ目を瞑った

俺は躊躇することなく唇を重ね
リミの手を握りしめた
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