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過去作品<抜粋版>

(19)「息子の恋人に見せつけて…」

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(あっ!また出てきてる…。)

リビングで会話をしている最中にも関わらず、息子の分身たちが母から出ようとしています。

(さっきおトイレにいったばかりなのに、どうしよう…。)

「母さん?母さん、どうしたの?」

「えっ、あっ、ちょっと、考え事してて…。あっ、そうそうケーキを買ってきてるから、持ってくるね。」

「じゃあ、私も手伝います!」

「あっ、大丈夫よ。葵さんは座ってて。」

「えっ、けど、お邪魔しているのに、お母さんにばかりさせて…。」

「大丈夫、そんな気を遣わないで。」

「母さん、手伝ってもらったら?」

「えっ、あっ、じゃ、お願いしようかな…。」

(もう、ゆうちゃんったら、余計な事言わないでよ!)

キッチンに行くついでに、またおトイレにいくつもりでした。

(もう、夜も朝もするから、なかなか止まらないよ…。)

葵さんが来るのを知ってて、息子はわざと母に注ぎました。

それも、普段より多く、です。

(初めて恋人を連れてくる日に、こんな事して…。もぅ、あの子ったら…。)

駅に着く直前まで、母と息子は愛しあっていました。

その名残が、ずっと溢れ続けていました。

昨晩から注がれ続けたものは、会話中も休み無く溢れていました。

(せめてショーツだけでも履いてたら良かったのに…。)

息子からは下着をすべて着用しないようと言われました。

愛する息子の指示です。

最初は、ブラもショーツも着けないようにしてみました。

ただ、どのお洋服を着ても胸だけはわかってしまいました。

「おっきいから、さすがにノーブラってわかっちゃうね。」

「これ、いくらなんでも葵さんにバレちゃうよ…。」

「そうだね…。」

結局、ブラの着用は許されましたが、ショーツは履かない事になりました。

(こんなことして、どうするつもりなのよ…。)

初めて葵さんが来るということよりも、そっちの方が気になってしまいました。

キッチンで手伝ってもらっている最中にも、太ももを伝ってくる感触がはっきりわかります。

(あぁ、これ、下まで垂れてくる…。どうしよう…。)

彼女と会話しながらも、心此処に在らずという状態でした。

(もう、こんなに出てきたら、ゆうちゃんの臭い、気付かれちゃうかも…。)

考えたくはないですが、彼女も息子の臭いは知っているはずです。

その臭いが母から漂ってきたら、私たちの関係がバレてしまうかもしれません。

(はぁ、もう…。)

結局、彼女が帰宅するまで気が気ではありませんでした。

彼女が玄関を出た瞬間、急いでおトイレに駆け込みました。

「やっぱり…。こんなに出てきてる…。」

玄関先で見送っているときに、足首まで冷たい感触がありました。

スカートを脱いで確認すると、太ももから膝裏、ふくらはぎを伝って、靴下まで染みていました。

(あんなに出されたら、こうなるよね…。)

息子の分身たちを拭きながら、彼女に気付かれていないかだけが心配でした。

やがて彼女を送っていった息子が帰宅します。

「もぅ、大変だったんだから!」

「えっ、なにが?」

「何が、じゃないわよ…。葵ちゃん、何か言ってなかった?」

「何を?」

「その…。臭い、とか…。」

「あぁ、そのことね。言ってなかったし、気付いても言わないでしょ?」

「そ、そうだけど…。」

「大丈夫、気付くはずないよ。コーヒーの匂いとかしてるからね。こんな風に直接嗅がない限りはね。」

スカート捲り上げ、母の身体に顔を近づける息子。

「ちょ、もう、やめてよ、恥ずかしい…。」

「ふふっ、けど、良かったでしょ?」

「えっ、何が?」

「緊張とかしなくてさ。」

確かに、股間が気になって、それどころではありませんでした。

「それと、恵子がヤキモチ妬かずに済んだんじゃない?」

(あっ…。)

確かに、そういう気持ちはありませんでした。

(ゆうちゃんのが中に入ってるから、気にならなかったかも…。)

母以外の、息子の恋人が自宅に来るとわかったとき、緊張と、嫉妬心で困惑していました。

もし、何事もなく彼女が訪問してきたら、こんな自然な感じで迎え入れる事は出来なかったと思います。

(ゆうちゃん…。そんなことまで気を遣ってくれてたの?)

彼女が帰ったいま、息子ではなく、若い夫に変わります。

「ねぇ、あなた…。」

昨夜も寝不足になるくらい、愛してもらいました。

そして、朝も、です。

それなのに、母の身体は、若い夫の妻として、準備を始めていました。

「わかってるよ、母さん!」

親子から夫婦に変わった男女は、そのままリビングで愛を深めました。

(ふふっ、ゆうちゃんは、お母さんのものなの…。ねぇ、よく見ててね、葵ちゃん…。)

2人が愛を確かめあったソファは、つい先ほどまで、別の女性が座っていた場所でした。
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