30 / 90
第1章
30 侯爵令嬢はヘビが嫌い
しおりを挟む
「いやいやいや!そういう問題じゃないからっ!」
私はブンブンと頭を振ってアルミラの腕の中から抜け出して後ろに飛び退いた。
危ない…!
本当にもう少しでアルミラの首筋にかぶりつくところだった。
「大体なんで急に血を飲めとか言い出すの!?」
アルミラは「ふふ、何でもない、気にしないでくれ」などと言って笑っている。
何?照れ隠し?
突然そういう気分になっちゃったの?
まあ、私も吸血鬼になってから、正直そういうこともあるからわからなくはないけど…。
アルミラは普段ぶっきらぼうなくせに、時々なんか突然こういうふうにいやらしい感じになったりする。
もう…!何なのよ…!
もしかしてアルミラって、私のこと好きなのかな…。
女の子が好きって言ってたし。
えぇ…、ちょっとそんな、ダメでしょ女の子同士なんだし吸血鬼同士なんだし、ってそれはまあいいのか。いや、よくないでしょ。
私にはローザがいるんだから。って、いやそれもおかしいわ。何を言ってるの。
ああ、ローザ。
今ごろ何してるのかな。無事だといいけど。
「さあ、そんなことより先を急ぐぞ」
アルミラはツカツカと通路を歩いていく。
遅れて私もついていく。
――そんなことよりって、そっちから誘ったくせに…!
******
ケルベロスから共有された嗅覚と聴覚を頼りに入り組んだ迷路を歩ききると、また私たちの目の前に分厚い鉄の扉があらわれた。
この奥に第2層の守護者がいるのだそうだ。
生臭い匂いとシュルシュルと擦れる音が聴こえてくる。
「いいか、そもそもこの『地獄』と呼ばれる迷宮は、吸血鬼の能力を試すものになっている」
アルミラが鉄の扉に手をかけてそう言う。
「覚えていると思うが、吸血鬼の基礎能力は誘惑魅了、憑依変身、潜影移動、死霊魔術、動物支配の5つだ」
私は力強く頷く。大丈夫。何となくは覚えていたわ。
「あまり教えすぎるのもお前の試練にならんのだが、これは吸血鬼の間では常識なので教えておく。第1層から第5層までは今言った5つの基礎能力と総合力を試すものだ。例えばケルベロスはその俊敏な動きに潜影移動でどこまでついていけるかが主眼の試練だったのだ、本来ならな。お前は動物支配でクリアしてしまったが」
「じゃあ、この中のヘビは何のテストなの?」
「それは言えん」
「ケチ」
「ケチではない。自分で考えるんだ。それからここでは動物支配は禁止だ」
「え!なんで!」
「それだけですべてクリアしてしまっては試練にならん。それにお前の大嫌いなヘビがなついてしまってもいいのか?」
私はそれを想像してブルルッと震える。
「嫌よ、絶対」
「では動物支配はナシだ。準備はいいか?」
「いや、良くないわよ、大体なんで私がヘビなん」
「健闘を祈る」ドンッ!
私が話している途中でまたもやアルミラは扉を蹴破って私を無理やり押し込めた。
「ちょっとおぉぉぉぉぉっ!!!」
私は叫んで今度はつまづいてゴロゴロ転がってから素早く起き上がると、目の前には何匹もの巨大なヘビ…じゃなくて、何あれ?つながってる?
「第2層の守護者は8本首の大蛇、ヒドラだ。奴の毒液は吸血鬼をも溶かすぞ」
アルミラがそう言うのとほとんど同時にヒドラの複数の頭が一勢に毒液を吐きかける。
私は慌てて右に飛び退く。アルミラも左に飛び退いて逃れたようだ。
ヒドラはいくつもの頭のいくつもの目でじろりと私を見る。どの口からも舌がチロチロしている。
ぎょおぉぉぉぉぉっ!気持ち悪いっ!!!
「ケルベロス!出てきて!!」
私がそう叫ぶと私の足元からケルベロスがあらわれる。
「あんなヘビ、二手に分かれて燃やしちゃおう!」
ケルベロスが「わうっ!」と犬らしく吠え、部屋の左側に素早く跳躍する。
私も部屋の壁を走って右側へ。右手の人差指に魔力を集中させる。
「初級火炎球!!!」
私が火球を放つと同時にケルベロスも3つの口から業火を吐き出す。
挟み込むような形でヒドラに衝突するが、キュインッ!という音とともに炎はかき消される。
「なんでっ!?」
ヒドラがまた毒液を撒き散らす。私が潜影移動で影に潜ると、私のいた石畳がジュワッと溶け出す。ヒドラの目の前の床から私はあらわれる。
「近付きたくなかったのに…!」
私はほぼ真上に向かってジャンプすると同時にサーベルを振り抜く。
身体を翻して天井に着地すると、ヒドラの首が1本斬り飛ばされている。
ケルベロスも横から飛びかかって、すれ違いざまにヒドラの首を1本食いちぎる。
「よし!もう1本!」
私は天井を蹴り、再びヒドラに斬撃を見舞う。もう1本の首が飛ぶ。
「これであと5本ね!」
私とケルベロスが部屋のほぼ中央でヒドラと対峙すると、首の切断面がムクムクと盛り上がり、ズリョッと新しい頭が生えた。3本全部。
「せ、せっかく斬ったのに…!」
どうしよう…!
炎も効かないし剣も効かないし、そうだ!
「痺れなさいっ!!!」
私は魔力を爆発させて電撃を放つ。バリバリバリ!と空気を切り裂いてヒドラに電撃が向かう。しかしぶつかる寸前、キュインッ!またしてもヒドラの目の前で電撃はかき消された。
「じゃあ何が効くのよっ!」
背中から翼、おしりから尻尾も生えた私は戸惑う。
その隙を察知したのか、ヒドラは一気に頭のひとつを伸ばして私に噛み付く。
寸前でジャンプしてそれを躱したがもうひとつの頭が飛びかかる。
それをケルベロスが噛みちぎる。
「―――ありが」
礼を言い終わる前にケルベロスの身体に他の頭が放った毒液が命中する。
「ギャウンッ!」ケルベロスが悲鳴を上げて床を転がる。
「ケルベロス!!!」
私は天井を蹴って床に向かって飛び、ケルベロスの巨体を抱えると今度は部屋の隅まで飛ぶ。
「大丈夫っ!?」
息はあるが身体の左半分が溶けて酷い火傷のようにただれている。
――ああ、ケルちゃん…!
私が片膝をついてその傷に手を置いて「少し休みなさい」と言うと、ケルベロスは私の身体の中に戻った。私の中にいれば私の魔力で再生できるようだ。
私はゆっくりと立ち上がる。
「やっぱりヘビなんて大っ嫌いよ…!!!」
私の身体の中からメラメラと怒りが燃え上がった。
私はブンブンと頭を振ってアルミラの腕の中から抜け出して後ろに飛び退いた。
危ない…!
本当にもう少しでアルミラの首筋にかぶりつくところだった。
「大体なんで急に血を飲めとか言い出すの!?」
アルミラは「ふふ、何でもない、気にしないでくれ」などと言って笑っている。
何?照れ隠し?
突然そういう気分になっちゃったの?
まあ、私も吸血鬼になってから、正直そういうこともあるからわからなくはないけど…。
アルミラは普段ぶっきらぼうなくせに、時々なんか突然こういうふうにいやらしい感じになったりする。
もう…!何なのよ…!
もしかしてアルミラって、私のこと好きなのかな…。
女の子が好きって言ってたし。
えぇ…、ちょっとそんな、ダメでしょ女の子同士なんだし吸血鬼同士なんだし、ってそれはまあいいのか。いや、よくないでしょ。
私にはローザがいるんだから。って、いやそれもおかしいわ。何を言ってるの。
ああ、ローザ。
今ごろ何してるのかな。無事だといいけど。
「さあ、そんなことより先を急ぐぞ」
アルミラはツカツカと通路を歩いていく。
遅れて私もついていく。
――そんなことよりって、そっちから誘ったくせに…!
******
ケルベロスから共有された嗅覚と聴覚を頼りに入り組んだ迷路を歩ききると、また私たちの目の前に分厚い鉄の扉があらわれた。
この奥に第2層の守護者がいるのだそうだ。
生臭い匂いとシュルシュルと擦れる音が聴こえてくる。
「いいか、そもそもこの『地獄』と呼ばれる迷宮は、吸血鬼の能力を試すものになっている」
アルミラが鉄の扉に手をかけてそう言う。
「覚えていると思うが、吸血鬼の基礎能力は誘惑魅了、憑依変身、潜影移動、死霊魔術、動物支配の5つだ」
私は力強く頷く。大丈夫。何となくは覚えていたわ。
「あまり教えすぎるのもお前の試練にならんのだが、これは吸血鬼の間では常識なので教えておく。第1層から第5層までは今言った5つの基礎能力と総合力を試すものだ。例えばケルベロスはその俊敏な動きに潜影移動でどこまでついていけるかが主眼の試練だったのだ、本来ならな。お前は動物支配でクリアしてしまったが」
「じゃあ、この中のヘビは何のテストなの?」
「それは言えん」
「ケチ」
「ケチではない。自分で考えるんだ。それからここでは動物支配は禁止だ」
「え!なんで!」
「それだけですべてクリアしてしまっては試練にならん。それにお前の大嫌いなヘビがなついてしまってもいいのか?」
私はそれを想像してブルルッと震える。
「嫌よ、絶対」
「では動物支配はナシだ。準備はいいか?」
「いや、良くないわよ、大体なんで私がヘビなん」
「健闘を祈る」ドンッ!
私が話している途中でまたもやアルミラは扉を蹴破って私を無理やり押し込めた。
「ちょっとおぉぉぉぉぉっ!!!」
私は叫んで今度はつまづいてゴロゴロ転がってから素早く起き上がると、目の前には何匹もの巨大なヘビ…じゃなくて、何あれ?つながってる?
「第2層の守護者は8本首の大蛇、ヒドラだ。奴の毒液は吸血鬼をも溶かすぞ」
アルミラがそう言うのとほとんど同時にヒドラの複数の頭が一勢に毒液を吐きかける。
私は慌てて右に飛び退く。アルミラも左に飛び退いて逃れたようだ。
ヒドラはいくつもの頭のいくつもの目でじろりと私を見る。どの口からも舌がチロチロしている。
ぎょおぉぉぉぉぉっ!気持ち悪いっ!!!
「ケルベロス!出てきて!!」
私がそう叫ぶと私の足元からケルベロスがあらわれる。
「あんなヘビ、二手に分かれて燃やしちゃおう!」
ケルベロスが「わうっ!」と犬らしく吠え、部屋の左側に素早く跳躍する。
私も部屋の壁を走って右側へ。右手の人差指に魔力を集中させる。
「初級火炎球!!!」
私が火球を放つと同時にケルベロスも3つの口から業火を吐き出す。
挟み込むような形でヒドラに衝突するが、キュインッ!という音とともに炎はかき消される。
「なんでっ!?」
ヒドラがまた毒液を撒き散らす。私が潜影移動で影に潜ると、私のいた石畳がジュワッと溶け出す。ヒドラの目の前の床から私はあらわれる。
「近付きたくなかったのに…!」
私はほぼ真上に向かってジャンプすると同時にサーベルを振り抜く。
身体を翻して天井に着地すると、ヒドラの首が1本斬り飛ばされている。
ケルベロスも横から飛びかかって、すれ違いざまにヒドラの首を1本食いちぎる。
「よし!もう1本!」
私は天井を蹴り、再びヒドラに斬撃を見舞う。もう1本の首が飛ぶ。
「これであと5本ね!」
私とケルベロスが部屋のほぼ中央でヒドラと対峙すると、首の切断面がムクムクと盛り上がり、ズリョッと新しい頭が生えた。3本全部。
「せ、せっかく斬ったのに…!」
どうしよう…!
炎も効かないし剣も効かないし、そうだ!
「痺れなさいっ!!!」
私は魔力を爆発させて電撃を放つ。バリバリバリ!と空気を切り裂いてヒドラに電撃が向かう。しかしぶつかる寸前、キュインッ!またしてもヒドラの目の前で電撃はかき消された。
「じゃあ何が効くのよっ!」
背中から翼、おしりから尻尾も生えた私は戸惑う。
その隙を察知したのか、ヒドラは一気に頭のひとつを伸ばして私に噛み付く。
寸前でジャンプしてそれを躱したがもうひとつの頭が飛びかかる。
それをケルベロスが噛みちぎる。
「―――ありが」
礼を言い終わる前にケルベロスの身体に他の頭が放った毒液が命中する。
「ギャウンッ!」ケルベロスが悲鳴を上げて床を転がる。
「ケルベロス!!!」
私は天井を蹴って床に向かって飛び、ケルベロスの巨体を抱えると今度は部屋の隅まで飛ぶ。
「大丈夫っ!?」
息はあるが身体の左半分が溶けて酷い火傷のようにただれている。
――ああ、ケルちゃん…!
私が片膝をついてその傷に手を置いて「少し休みなさい」と言うと、ケルベロスは私の身体の中に戻った。私の中にいれば私の魔力で再生できるようだ。
私はゆっくりと立ち上がる。
「やっぱりヘビなんて大っ嫌いよ…!!!」
私の身体の中からメラメラと怒りが燃え上がった。
0
あなたにおすすめの小説
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる