あの日の恋

河衣佳奈

文字の大きさ
上 下
52 / 52
出会い系サイト

東京の一夜7

しおりを挟む
「あぅっん!」

JOYのそれが挿ってきた瞬間、サユリは全身に電気が疾るような感覚になり、恐らくイッてしまっていた。

「あぁっ、す、すごいっ……」

JOYはしっかりとサユリに覆い被さり、胸と胸をぴたっと合わせたまま腰だけをクネクネと動かしている。

(こんなの……はじめて)

声に出そうとするのに、めくるめく快感の波に飲まれ、声が出せないでいた。

腰の動きは止めないまま、JOYがゆっくりと身体を起こし、両手で乳房を鷲手掴みにする。その手の温かさなのか、皮膚の硬さなのか……サユリは再び絶頂に達しようとしていた。

「ああっん! また……いっちゃう!」

その声を聞いたJOYが腰の動きを一気に早める。大きなキングサイズのベッドがクイックイッっと軋む音がした。

「だ、ダメッ、い、い……いくぅぅっ」

サユリは腰を高々と上げ、ビクビクッと身体を震わせていた。

「いっちゃったね……」

耳元でJOYの声が聞こえる。
恥ずかしさからか、あまりの気持ち良さのせいか、サユリはJOYにしがみついていた。

「凄く感じやすいんだね」

髪を撫でながらJOYが言う。

「違います……JOYさんが凄く……」
「凄く? 何?」

「凄く、上手だから……」
「そんなことないよ。サユリさんが感じやすいんだよ、きっと」

JOYは私の身体を起こし、舌を深く絡めてのディープキス。そして対面座位で再び腰をクネクネと使い始めます。

「ああっ……ま、まだピクピクするぅ……」

まださっきの余韻が引かないでいた私はJOYの腰の動きに大きくのけぞり、後ろに倒れ込んでしまいそうなほど感じていました。するとJOYは私の腰に腕を巻きつけ、その動きを速めます。

「だ、だめ……っ」

私のあそこの上の方にJOYの膨れ上がった亀頭がズンッ、ズンッ!と当たります。

恥ずかしさはすっかり消えてしまい、私は天を向いて口をパクパクさせながらその気持ち良さを味わっていました。

「サユリさん……凄くエッチな身体だね。中からいっぱい溢れてるよ」

JOYの腰の動きに合わせて私から溢れる淫らな愛液がクチュクチュと音を立てます。

「あぅ……す、凄く……いいっ」

「我慢しないでイッてごらん。サユリさんのイク時の顔、見ててあげるから」

「あっ、ダメっ! いやっ! ま、また……い、い……いく、いくいくっ! いく……ぅ」

私はそのまましばらく意識を失ってしまいました。


結局その後、明け方近くまで求め合い、私は何度も何度も果てたのでした。


しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

雨巫女と天候の国

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:194

1000億円の遺産があります、異世界に

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:655

迷い子の月下美人

BL / 連載中 24h.ポイント:2,257pt お気に入り:7,404

花盗人も罪になる

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:39

純潔な妻を持つ男が熟れた女に劣情する

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:63pt お気に入り:20

処理中です...