湖に還る日

笠緒

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第三章 掬った水面のその色は

天正二年――十月一日、新庄城にて・壱

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 十月一日。
 衣替えの日とされているが、庭に植えられた木々は人より一足早く、その衣を濃い緑から赤や黄へと衣替えを始めていた。
 既に熟しているらしい大きな実をつけた柿の木にとまり、それを啄んでいるのはムクドリだろうか。藍を薄く伸ばしたような空に、くっきりと柿の色が映える――そんな日だった。
 暑さの盛りと比べ大分気温は落ちたものの、陽射しが差し込む部屋はまるで春先のようだと思っていたが、それでもこうして障子戸の向こうにある庭へと視線を伸ばせば、暑い日々は過去のものだと知れた。
 きょうは、既に過ぎた青い青い空の色や、大きな雲を懐かしく思いながらゆったりと目を細めた。

「どうかなさいました? 御方さま」
「あ、いいえ。何でもないのです。ただ、すっかり季節は冬支度を始めているのだと思って……」

 外へ視線を向けたままだった京を不思議に思ったのか、少し後ろで腰を下ろしている於逸おいつが声をかけてくるのへ、少女は軽く首を振る。日頃は背へと流している黒髪が、今日は高く結い上げているせいか、くん、と少し後ろに引っ張られる感覚に襲われた。
 長い毛先に振り回されないよう、結った髪の毛先でくるりと輪を作ってもらっていたが、それでもやはり慣れないせいか、ふとした拍子に首が軽く揺れてしまう。軽衫カルサンを穿いているので、日頃よりも動きが大きくなりがちな事が、結った髪が一層振れる原因のひとつだろうとは思うので、半分以上は自分の責任である。

「まぁ。御方さまも、冬支度をされておられるでしょうに。今日もこうして、お義父上ちちうえさまに、冬用の小袖をお届けになられて」
「……そうでしたね」

 くす、と笑いを零しながら、於逸の横に置かれた長持ながもちへと視線を落とした。中には、先日義父である磯野いそのへ進上すると約束した綿入れした小袖が入っている。
 九月に入ってすぐに城下の女衆を集め、衣替えの準備を整えたが、どうにか他家への献上品含め、今日のこの日に間に合ったものだった。

(旦那さまへの小袖は……、岐阜へお持ちする事にはならなかったけれど)

 先日、磯野より岐阜に詰めている信澄のぶずみの世話をしに行ってはどうか、と言われたものの、それと前後するように長く続いていた長島の戦がついに片付いたとの事で、今日にも彼がこちらへ戻ってくると連絡があった。

  ――では、御方さま。殿がお戻りになる頃に、港までお迎えに行かれては如何でしょうか。
  ――あら。それはよろしゅう御座いますね。このところ、屋敷の外に出ず、ここに籠りっぱなしでお針をされておいででしたし、気晴らしになりましてよ。
  ――ちょうど、冬支度を始めた山々が色づいて、綺麗ですしね。殿も、御方さまのお出迎え、お喜びになられましょう。

 屋敷の者たちが、しきりにそれを薦めてくるのは、きっと京が、信澄からの書状ふみを受け取るためだけに、頻繁に港まで足を運んでいた日々があるからだろう。京は頬が知らず、赤くなるのを隠すように俯き――けれど、彼らの言う通り、自分自身の中でもその気持ちがなかったと言えば嘘になる。

  ――では……、皆もそう言いますし……、迷惑にならなければ……。
  ――迷惑なんて事がありますか。さぁ、こうなったらご出迎えの準備ですね!

 あっという間に話が決まり、いつも通り渡邊わたなべを供につけ、馬で港まで行く事になった。今日、こうして高く髪を結い上げているのも、軽衫を穿いている事も、磯野への進上を終えた後にこのまま港へ向かう為である。

「しかし、随分遅いですね……?」

 少し用がある為、しばらく待つようにと言われ、この部屋に通らされたが、既に庭の柿の実の形を大分変えたムクドリの姿は枝の上にない。何か急用で立て込んでいるというのならば、待っている方が義父に対して迷惑がかかるのではないだろうか。
 出直した方が良いかもしれませんね、と於逸へ声をかけようとしたその瞬間、ドタドタという足音が遠くから響いてくる。於逸と共にそちらへと視線を向けると、庭の向こうに見える渡り廊下を横切る胴服姿の磯野が見えた。
 あっという間に京の待つ部屋の前へとやってきた磯野は髭面をやや苦いものに染めながら、足を一歩、部屋の板間へと落とす。少女がす、とおもてを下げると、さら、とその毛先が肩口を滑って彼女の胸元へと落ちた。

「待たせたようだな」
「いえ……、わたくしの方こそ……。もし、まだお忙しいようでしたら、改めますが……」
「あー、いや、いい。それは気にするな」

 上座に敷かれたしとねへと荒っぽく腰を落とした磯野が、軽く手を振る。

「仕えておった家臣のひとりが、磯野家うちから出て行くと言うのでな。ちと話しておった故、遅くなった」
「まぁ……」

 京は一度、睫毛を上下させた。
 世に、仕官した家を出て、他家へ行く――という話は、恐らく珍しくもない話ではある。しかし、京の生まれ育った明智あけち家では、基本的に仕官者さえも厳選していたようで、出て行こうとする者というのが基本的にいなかった。
 越前えちぜんで貧乏暮らしをしていた頃ならば、もしかしたらあり得た話なのかもしれないが、その頃から仕えていた侍女でさえも、いまも坂本城さかもとじょうに仕えている者も多い。
 それゆえに、噂と言う話ではなく自身の身の回りでそういった経験がなかった京は、何と言っていいかわからず、僅かに開けた唇を所在なさげに塞いだが、特に磯野は慣れたものなのか気にしている風でもない。

「それで……、嫁御どのは此度は何用かあっての訪問と聞いたが?」

 前回、屋敷に訪れた彼からは「明智の娘御どの」と呼ばれたが、此度は「嫁御どの」。明智のむすめではなく、津田つだつまだと認めて貰えたという事だろうか。
 あまり会話が弾んだとは言えない先日の対面だったが、もしかしたらこの武骨な義父が少し心安い存在として見てくれるようになったのかもしれない。

「あ……、あの、はい。先日申し上げました通り、冬用の小袖が仕上がりましたので、お届けに上がりました」
「冬……小袖……?」
「は、はい……あ、あの。ご迷惑、でなければ……ですが」
「……本当に、俺たちの分までも仕立てたのか?」
「……そ、それが、よ……嫁の仕事かと、思いまして」

 自惚れるなと言われやしないかと、一瞬肩を小さくするが、長い沈黙の後、義父が零した声は、「そうか」の一言だけだった。
 とりあえず、拒絶はされなかったらしい。京は、背後の於逸へと目配せすると、彼女はさらに後方に控えた数名の侍女たちを呼び、長持を磯野の前へと運ばせた。
 磯野がちら、とそこへ視線を落としながら蓋を開けると、綿を薄く入れた小袖が姿を現す。

「もっと厚手のものも仕立てたのですが、この部屋に運ぶとなると大荷物になりますので……、寒くなってからが良いかと……」
「……そう、か」

 磯野は自身の羽織っている胴服の袖部へと、熊手のような手をやり、何度かさす
った。紺鼠こんねずと銀糸で織り込まれている生地自体はいいもののようで、さほど傷みが目立つわけでもないが、それでも袖口や襟元など少し解れているような箇所も見て取れる。

「これも、大分草臥れてきたからな」
「……そちら、は、奥方さまが……?」
「そう、だな。病んでおるのだから、養生せいと言っても、針仕事をしておった」
「あの……、見たところ、とてもよい生地です、し……少し繕えばまだまだお使いになれるかと……。あの、宜しければ……、ですが。あの、わたくしがお預かりして、お繕いしても……」

 ちら、と睫毛を彼へと向けると、毛むくじゃらのおもてにはっきりと驚きの感情が宿っていた。これは、もしかしなくても差し出がましい申し出だっただろうか。
 京の胸の内側で、心臓が一気に汗を掻き始める。

「あ、あの……っ、もし、もし、宜しければ、のお話です……っ」
「…………いや」

 磯野の手が、髭で覆われた口許を覆った。

「……、かたじけない。では、頼もうか」

 磯野のぎょろりとした視線がはっきりと京へと向けられ、くぐもった声ではあったが、そう告げられる。その目尻は、僅かに柔和なものが滲んでいるような気がした。

「っ、は、はいっ」

 少女は思わず、は、と息を唇から零しながら、頬を柔らかくし、肩から力を抜く。未だ、ドッ、ドッ、と胸の裡では心臓が騒がしくしているが、先ほどのような焦りの海に溺れるような感覚は既になく、不思議と充実感が広がっていた。

「時に――、嫁御どの」
「あ……、は……はいっ」
「そなた、そのなりは、如何した」
「あ、」

 屋敷に戻り、そのまま馬で出かける予定であった為、もう先に髪を結い上げ、軽衫を穿いてしまっていたが、流石に舅にこのなりで対面するのは失礼だっただろうか。

「あの……、本日、旦那さまがお戻りになられるとの事ですので……、義父上ちちうえさまに、このように見苦しいなりをお見せする事となり、申し訳ないのですが……」
「……あぁ。そうか。結局、そなたが岐阜に行く前に、七兵衛しちべえが帰ってくるのが先になったな」
「はい。ちょうど、わたくしの消息ふみが岐阜のお屋敷に届いたと同時に、長島の戦が終わったとの報告があったようで……」
「……まぁ、それならば――七兵衛さえ、戻ってくるのであれば問題ないだろう」

 磯野は、先ほど一瞬解いたように思えた表情を、再びむっつりとしたものへと変じ、腕を組んだ。濃い髭の奥の唇は、岩のような硬さでへの字に閉じられている。

「ならば、とっとと七兵衛を迎える為、帰るが良かろう」

 磯野はそう言うと、乱暴な素振りで立ち上がった。慌てて京が頭を下げるのを気に留める素振りもなく、板間へと足音を転がして行く。

「冬仕度の件は、有り難く頂戴する」

 少女の傍らを通り過ぎるその際に、ぽつりと落とされた声に、はっ、と顔を持ち上げると、既に義父の背は部屋の障子戸を越えようとしていた。

「あぁ、それと――」
「? はい?」
「…………七兵衛を迎えに行く際は、渡邊わたなべのみならず、複数人、腕の立つ者を必ず連れ行け」
「……あ、はい」

 それだけを告げると、彼はそのまま来た時同様の慌ただしさで部屋を出、渡り廊下の向こうへと消えて行く。その姿をしばらく見遣っていた京だったが、後ろに控えた於逸が「さて、じゃあお暇しましょう」と告げてきたので、輿を持ち上げた。

「あの……、於逸」
「はいはい、御方さま。何でございますか?」

 通されていた部屋を出て、草履へと足を通し、表門へと向かう道すがら京は付き従う侍女へと、そっと声をかける。

義父上ちちうえさまは、わたくしがあまり供をつけずに城下に行く事を、ご不快にお思いなのかしら……?」

 坂本では、母はよく自分たち娘と侍女――女のみを連れ城下に行き、商人たちと会話をしていた。それはひとえに、治安の良さがあってこそのものだとはわかってはいるが、この高島にしても坂本と比べさほど治安が悪いとも思わない。
 むしろ市が立ち、人の目があるからこそ、身分がはっきりとわかっている京の身の安全は周囲が保証してくれているのだ。

(でも……磯野家、いては津田の御家ではそういった事は、あまりよく思われないのかしら)

 毎度、港まで付き従ってくれている渡邊は、むしろ気にしすぎだと――堅苦しく考えるなと言っていたが、それがそのまま義父の考えと繋がっているわけではない。

「お考え過ぎですよ、御方さま。ただ、旦那さまがお留守中ですからね、嫁を預かる舅さまとしても、ご心配なだけかと思いますよ」
「そう、でしょうか……。そうなら、良いのですが……」
「そうですとも。それより、随分長居をしてしまいましたからね。早くお屋敷に戻って――」

 於逸の言の葉が終わりを結ぶ前に、眼前にいくつかの人影が現れた事に気づき、京の足元が音を立てる事をやめた。一度、二度、睫毛を羽ばたかせ、その先の人物を確かめるが、見覚えのない者たちだった。
 未だ新庄城しんじょうじょうの表門を越えておらず、故にこの城内にいる人間は必然的に磯野家に仕える者であるはずだが――。

(磯野さまのご家臣は、一応皆さまお顔は覚えたはずなのだけど……)

 皆、質素な小袖に身を包んでいるが、脇には大小の刀を佩いている。その佇まいからも間違いなく武家の者であるとは思うが、全員の顔を順に見遣っても、やはり見覚えはない。
 彼らもまた、京が誰であるかわからないようで、ちらりとこちらへ視線を向けたまま何やら言葉を交わしている。それに不快を感じたのか、付き従っていた於逸が、大きな尻を振りながら主たる少女の前へと出た。

方々かたがた! 道をお開けなさいませ。御方さまのお通りですよ!」

 その、直後――。
 彼らの表情が一瞬で、変わる。

「……御方……、津田七兵衛どのが奥方か」
「そうです! ですから、道を――」
「明智の、むすめか……!」

 男たちの三日月に歪んだ唇が、愉悦にも似た声を紡いだ。
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