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リンダとイーサン
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イーサンの退院にあわせリンダは家にもどった。
一か月しか家をはなれていなかったが、ずいぶん時がたってしまったように感じた。
肩と腕を切られたイーサンの左腕は抜糸するまでなるべく動かさないよう医師から指示されている。
打撲の痛みもあることからイーサンはあまり体を動かさず大人しくしていた。
近所の人達がイーサンのけがをしり食べ物の差し入れや、困ったことがあれば声をかけてほしいと気にかけてくれた。
リンダは伯爵家から一週間の休みをもらいイーサンの世話と家事にいそしんだ。
リンダが家の中を片付けていると兄のベンと従兄のウィルが訪ねてきた。
イーサンの幼馴染みで義兄でもあるベンが見舞いにくるのは分かるが、ウィルがきたことにリンダはおどろいた。
ウィルはりんごをつめたかごをリンダへ差しだし「母からだ」といった。
お茶をのみながら四人でとりとめのない話をしていると、
「そういえば離婚はどうなった? リンダがここにもどったということは離婚せずやり直すことになったのか?」とウィルがいい気まずい空気になる。
「見舞いにきてそういう話をしなくてもいいだろう。それにウィルには関係ない」
兄が場をとりなそうとするがウィルがおかまいなくつづける。
「関係なくはないよ。リンダは離婚するといってうちの実家に居候してた。めずらしく強気な態度だと思ってたらあっさり離婚するのやめてがっかりだ」
小馬鹿にしたようなウィルの態度にリンダは怒りをかんじたが、ウィルに動揺している姿をみせたくなかった。
リンダが動揺すればウィルは調子にのりもっとひどいことをいうだろう。
「何も問題ありませんでしたって顔して、結局なぜ離婚したいかちゃんと言っていないんだろう。騎士の妻になれるほど強くないってどういう意味だよ?
何もいわず周りが察しろってその態度、お前は女王様か?
お前が自分の気持ちや考えを言わないかぎり誰もお前の考えてることなんて分からないんだよ」
イーサンが立ち上がると静かだが力のこもった声で、
「夫婦のことなのでこの辺でおしまいにしてもらえますか。
ベン、すまないがウィルの見送りをしてもらえないか」ウィルをにらみながらいった。
兄がウィルの腕をひっぱり椅子から立たせた。
ウィルは兄と玄関へむかっていたが振りかえり、にやりとした顔をイーサンにむけた。
「あんたは俺様は騎士だ。地域を守る大変な仕事をしてる。だから結婚記念日なんてちっぽけなことはどうでもいいと思ってたんだろう?
さすが騎士様。リンダの気持ちなんてどうでもよかったんだろう?」
「やめろ、ウィル!」
兄がウィルをむりやりドアの方へと引っぱる。
「おい、騎士様。リンダを大切に出来ないならさっさと離婚してやれ」
リンダは兄がつかんでいるのとは反対側の腕をつかみ、ウィルを追い出そうと力をこめた。
いつの間にかイーサンがドアを大きくあけていた。
「お見舞いにわざわざ来ていただきありがとうございました。何のおもてなしも出来ずすみません。お気をつけてお帰りください」
ウィルはイーサンをにらんだが何もいわず外にでた。
ウィルを家から少しはなれた場所まで連れていくと、兄がウィルに「なに考えてるんだ! 非常識だろう」吐き捨てるようにいった。
「いったいどういうつもりなの、ウィル。けが人に喧嘩うって何がしたいの? 私にここまで嫌がらせをしないと気が済まないの?」
リンダはウィルに怒りをぶつけた。
ウィルの遠慮のない態度になれているがこれまでになくひどかった。
リンダはウィルがイーサンに無礼なことをするとは思っていなかった。昔からずけずけ物を言うウィルだが、家族や親戚以外にはそれなりに礼儀をまもっていた。
ウィルは何もいわずリンダをじっと見たあと、「俺がいったことよく考えろ」とだけいい去って行った。
リンダが兄と家にもどるとイーサンが家の外で待っていた。
「大丈夫か?」
イーサンがリンダを抱きしめ何度もすまないとつぶやいた。
三人で家の中にもどり、冷たくなった茶をいれなおしたあと、みな疲れた顔で温かい茶を口にした。
「イーサン、ウィルがすまなかった。普段はあんな人じゃないんだが――
ウィルは口は悪いけど情に厚くて面倒見がいい人なんだ。けが人に向かってあの態度はないと思うけど、リンダのことを心配してのことだから許してやってほしい」
兄がイーサンにあやまった。
「ウィルは私のことを心配してるんじゃなくて、昔から私のことが気にくわなくてきらいだからあんなこといったのよ」
「それは違う。俺は伯母さんの家に寄ってからここに来たから、伯母さんの家でウィルと話した。お前のことを心配してた。
伯母さんからの差し入れをウィルが持ってきたのはお前が大丈夫かどうか知りたかったからだ」
リンダは意外なことをいわれおどろいた。これまでウィルからリンダを心配しているような素振りはまったくみられなかった。
それどころか傷口に塩をぬりこむようなことしかいわれていない。
「ウィルに母さんや俺はリンダを可哀想だと思いすぎだといわれた。傷ついたリンダの気持ちに寄りそうのは大切だがそれだけじゃ駄目だと。
『困っている人に魚の釣り方を教えよ』のことわざを思い出せって。
食べる物がなくて飢えている人に魚をあげるのは大切だけど、それより大切なのは自分で魚を釣って食べられるようにすることだ。
自分の気持ちや考えを口にすることが人と意思疎通するための基本だとリンダに教えろといわれた。
それと我慢するだけでは幸せになれないことも教えてやれって。
生きていくのに我慢しないといけないことはたくさんあるけど、リンダのしている我慢は幸せになるための我慢ではなく、自分を不幸せにする我慢だって」
兄が大きく息をはいた。
「ごめん。ただでさえイーサンのけがで大変なときに無遠慮にいろいろ踏みこむようなこといって悪かった。こんな話をするつもりはなかったんだが。
本当に見舞いにちょっと寄っただけなんだ。帰るよ」
兄を見送ったあとリンダはイーサンに抱きしめられた。
「リンダ、少し話をしたい」
イーサンはリンダを椅子に座らせると、もう一脚の椅子をリンダと九十度の角度になる位置におき座った。
イーサンはリンダの両手をすくいあげるようにとると手の甲に口づけた。
「リンダ、俺、言葉が足りないから、リンダにぜんぜん伝わってないけど、リンダのことを本当に愛してる」
イーサンはリンダの目をみようとしなかったが、顔を真っ赤にし恥ずかしそうにしている姿は、リンダに真実を伝えていると思えた。
「これまで本当に何も考えてなかった。結婚記念日をないがしろにしているつもりはなかったけど、だからといってそれが二人にとってどれほど大切な意味を持つのかを分かってなかった。
二人で幸せになるために結婚したのに、俺はずっとリンダのことを苦しめてきた。リンダが苦しんでいることさえ気がついてなかった。
リンダと一緒に幸せになりたい。リンダが騎士の妻でいるのが苦痛なら違う仕事をしてもいいと思ってる。自分に何ができるかいろいろ考えてる」
リンダは反射的に「それは駄目!」大声をだしていた。
「イーサンが子供の頃からどれほど騎士になるためにがんばってきたか私は知ってるの。
駄目だよ。私のために騎士をやめるなんて駄目だよ」
リンダはイーサンのけがをしていない腕をつかんでいた。
イーサンはリンダの手を自分の腕からはずすと、再びリンダの両手を自分の手で包みこんだ。
「騎士になったのは父が騎士だったから自分も騎士になっただけなんだ。パン屋の息子がパン屋をつぐような感じだな。
たまたま騎士になる能力もあったから騎士として生きているけど、騎士でいることでリンダと夫婦でいられないなら騎士でなくてもいいんだよ」
イーサンがリンダの目をみつめた。
「この、この世で一番大切なのは、リン、リンダだから。だから、そのだから、一緒に生きていける道を二人で考えよう」
イーサンの顔がますます赤くなり、つっかえながらそのようにいった。
イーサンは何度か深呼吸をしたあと言葉をついだ。
「俺と離婚しようと考えていると思うけど、やり直す機会を一度だけでいいから与えてほしい。
いますぐに返事をしなくていいから、時間をかけて考えてくれればいいから、お願いだからチャンスを与えてくれないか」
イーサンが目をそらすことなくリンダを見つめた。
これまでイーサンから好意を伝えられても、どこか信じられずにいた。
しかし信じてもよいのではという声がする。
これまでイーサンは好きだと言うことさえほとんどなかったが、いまは一生懸命伝えようとしてくれている。
それはリンダに自分の気持ちを伝えたいと本当に思っているからのような気がした。
リンダはイーサンを抱きしめた。
一か月しか家をはなれていなかったが、ずいぶん時がたってしまったように感じた。
肩と腕を切られたイーサンの左腕は抜糸するまでなるべく動かさないよう医師から指示されている。
打撲の痛みもあることからイーサンはあまり体を動かさず大人しくしていた。
近所の人達がイーサンのけがをしり食べ物の差し入れや、困ったことがあれば声をかけてほしいと気にかけてくれた。
リンダは伯爵家から一週間の休みをもらいイーサンの世話と家事にいそしんだ。
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イーサンの幼馴染みで義兄でもあるベンが見舞いにくるのは分かるが、ウィルがきたことにリンダはおどろいた。
ウィルはりんごをつめたかごをリンダへ差しだし「母からだ」といった。
お茶をのみながら四人でとりとめのない話をしていると、
「そういえば離婚はどうなった? リンダがここにもどったということは離婚せずやり直すことになったのか?」とウィルがいい気まずい空気になる。
「見舞いにきてそういう話をしなくてもいいだろう。それにウィルには関係ない」
兄が場をとりなそうとするがウィルがおかまいなくつづける。
「関係なくはないよ。リンダは離婚するといってうちの実家に居候してた。めずらしく強気な態度だと思ってたらあっさり離婚するのやめてがっかりだ」
小馬鹿にしたようなウィルの態度にリンダは怒りをかんじたが、ウィルに動揺している姿をみせたくなかった。
リンダが動揺すればウィルは調子にのりもっとひどいことをいうだろう。
「何も問題ありませんでしたって顔して、結局なぜ離婚したいかちゃんと言っていないんだろう。騎士の妻になれるほど強くないってどういう意味だよ?
何もいわず周りが察しろってその態度、お前は女王様か?
お前が自分の気持ちや考えを言わないかぎり誰もお前の考えてることなんて分からないんだよ」
イーサンが立ち上がると静かだが力のこもった声で、
「夫婦のことなのでこの辺でおしまいにしてもらえますか。
ベン、すまないがウィルの見送りをしてもらえないか」ウィルをにらみながらいった。
兄がウィルの腕をひっぱり椅子から立たせた。
ウィルは兄と玄関へむかっていたが振りかえり、にやりとした顔をイーサンにむけた。
「あんたは俺様は騎士だ。地域を守る大変な仕事をしてる。だから結婚記念日なんてちっぽけなことはどうでもいいと思ってたんだろう?
さすが騎士様。リンダの気持ちなんてどうでもよかったんだろう?」
「やめろ、ウィル!」
兄がウィルをむりやりドアの方へと引っぱる。
「おい、騎士様。リンダを大切に出来ないならさっさと離婚してやれ」
リンダは兄がつかんでいるのとは反対側の腕をつかみ、ウィルを追い出そうと力をこめた。
いつの間にかイーサンがドアを大きくあけていた。
「お見舞いにわざわざ来ていただきありがとうございました。何のおもてなしも出来ずすみません。お気をつけてお帰りください」
ウィルはイーサンをにらんだが何もいわず外にでた。
ウィルを家から少しはなれた場所まで連れていくと、兄がウィルに「なに考えてるんだ! 非常識だろう」吐き捨てるようにいった。
「いったいどういうつもりなの、ウィル。けが人に喧嘩うって何がしたいの? 私にここまで嫌がらせをしないと気が済まないの?」
リンダはウィルに怒りをぶつけた。
ウィルの遠慮のない態度になれているがこれまでになくひどかった。
リンダはウィルがイーサンに無礼なことをするとは思っていなかった。昔からずけずけ物を言うウィルだが、家族や親戚以外にはそれなりに礼儀をまもっていた。
ウィルは何もいわずリンダをじっと見たあと、「俺がいったことよく考えろ」とだけいい去って行った。
リンダが兄と家にもどるとイーサンが家の外で待っていた。
「大丈夫か?」
イーサンがリンダを抱きしめ何度もすまないとつぶやいた。
三人で家の中にもどり、冷たくなった茶をいれなおしたあと、みな疲れた顔で温かい茶を口にした。
「イーサン、ウィルがすまなかった。普段はあんな人じゃないんだが――
ウィルは口は悪いけど情に厚くて面倒見がいい人なんだ。けが人に向かってあの態度はないと思うけど、リンダのことを心配してのことだから許してやってほしい」
兄がイーサンにあやまった。
「ウィルは私のことを心配してるんじゃなくて、昔から私のことが気にくわなくてきらいだからあんなこといったのよ」
「それは違う。俺は伯母さんの家に寄ってからここに来たから、伯母さんの家でウィルと話した。お前のことを心配してた。
伯母さんからの差し入れをウィルが持ってきたのはお前が大丈夫かどうか知りたかったからだ」
リンダは意外なことをいわれおどろいた。これまでウィルからリンダを心配しているような素振りはまったくみられなかった。
それどころか傷口に塩をぬりこむようなことしかいわれていない。
「ウィルに母さんや俺はリンダを可哀想だと思いすぎだといわれた。傷ついたリンダの気持ちに寄りそうのは大切だがそれだけじゃ駄目だと。
『困っている人に魚の釣り方を教えよ』のことわざを思い出せって。
食べる物がなくて飢えている人に魚をあげるのは大切だけど、それより大切なのは自分で魚を釣って食べられるようにすることだ。
自分の気持ちや考えを口にすることが人と意思疎通するための基本だとリンダに教えろといわれた。
それと我慢するだけでは幸せになれないことも教えてやれって。
生きていくのに我慢しないといけないことはたくさんあるけど、リンダのしている我慢は幸せになるための我慢ではなく、自分を不幸せにする我慢だって」
兄が大きく息をはいた。
「ごめん。ただでさえイーサンのけがで大変なときに無遠慮にいろいろ踏みこむようなこといって悪かった。こんな話をするつもりはなかったんだが。
本当に見舞いにちょっと寄っただけなんだ。帰るよ」
兄を見送ったあとリンダはイーサンに抱きしめられた。
「リンダ、少し話をしたい」
イーサンはリンダを椅子に座らせると、もう一脚の椅子をリンダと九十度の角度になる位置におき座った。
イーサンはリンダの両手をすくいあげるようにとると手の甲に口づけた。
「リンダ、俺、言葉が足りないから、リンダにぜんぜん伝わってないけど、リンダのことを本当に愛してる」
イーサンはリンダの目をみようとしなかったが、顔を真っ赤にし恥ずかしそうにしている姿は、リンダに真実を伝えていると思えた。
「これまで本当に何も考えてなかった。結婚記念日をないがしろにしているつもりはなかったけど、だからといってそれが二人にとってどれほど大切な意味を持つのかを分かってなかった。
二人で幸せになるために結婚したのに、俺はずっとリンダのことを苦しめてきた。リンダが苦しんでいることさえ気がついてなかった。
リンダと一緒に幸せになりたい。リンダが騎士の妻でいるのが苦痛なら違う仕事をしてもいいと思ってる。自分に何ができるかいろいろ考えてる」
リンダは反射的に「それは駄目!」大声をだしていた。
「イーサンが子供の頃からどれほど騎士になるためにがんばってきたか私は知ってるの。
駄目だよ。私のために騎士をやめるなんて駄目だよ」
リンダはイーサンのけがをしていない腕をつかんでいた。
イーサンはリンダの手を自分の腕からはずすと、再びリンダの両手を自分の手で包みこんだ。
「騎士になったのは父が騎士だったから自分も騎士になっただけなんだ。パン屋の息子がパン屋をつぐような感じだな。
たまたま騎士になる能力もあったから騎士として生きているけど、騎士でいることでリンダと夫婦でいられないなら騎士でなくてもいいんだよ」
イーサンがリンダの目をみつめた。
「この、この世で一番大切なのは、リン、リンダだから。だから、そのだから、一緒に生きていける道を二人で考えよう」
イーサンの顔がますます赤くなり、つっかえながらそのようにいった。
イーサンは何度か深呼吸をしたあと言葉をついだ。
「俺と離婚しようと考えていると思うけど、やり直す機会を一度だけでいいから与えてほしい。
いますぐに返事をしなくていいから、時間をかけて考えてくれればいいから、お願いだからチャンスを与えてくれないか」
イーサンが目をそらすことなくリンダを見つめた。
これまでイーサンから好意を伝えられても、どこか信じられずにいた。
しかし信じてもよいのではという声がする。
これまでイーサンは好きだと言うことさえほとんどなかったが、いまは一生懸命伝えようとしてくれている。
それはリンダに自分の気持ちを伝えたいと本当に思っているからのような気がした。
リンダはイーサンを抱きしめた。
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