14 / 25
偽りの姫は神秘を目の当たりにする 2
しおりを挟む
「アーディレイ、報告しろ」
リリーシャがぺたんと座り込む傍らで、静かに歩み寄ってきたアーディレイの手がレイデーアの頬に触れた。
なめらかな白い肌に付いた血をぬぐうその仕種に、レイデーアはふふと小さく笑って側近の手に頬を寄せる。
「痛いくせに、痛くないふりをするなよ。……こんなに血まみれになって」
「うん、痛みはある。でも大丈夫だ。女神が私を守ってくださっている」
ほらと促されたアーディレイはため息して、口早に報告する。
「指示通り、ちゃんと不死身のアーデンフロシアの世継ぎの姿を見た一人を逃がした。これで、しばらくの間リーデンバーグは手を出してはこないだろう。どうやら、あちらは神秘の力が理解できないようでお前の存在に恐れを抱きはじめているようだしな。
魔術師に命じて、解いていた守りも戻した。念の為狩りをさせるが、既に入り込んでいた者達は一通り捕らえている。手引きをした者がいるらしいが、それもいずれ拘束できるだろう」
「うん、後は任せた。私は寝る」
相槌を打っていたレイデーアは、ほっそりとした腕をアーディレイの首に回した。
くたりと力の抜けた身体をそっと抱き上げたアーディレイは、青ざめたままのリリーシャを静かに見下ろした。
「今度は気を失わなかったな。リリーシャ、俺はこいつを抱えるので手一杯だ。色々聞きたいことがあるだろうが、まずは自分の足で立って歩いてくれるか」
リリーシャは頷いて、よろめきながらも立ち上がった。
アーディレイはえらいぞと頷いて、リリーシャに着いてくるようにと促したのだった。
レイデーアを抱きかかえたアーディレイが姿を現すと、王城の人々は静かに道を空けて心配そうにまなざしを注いだ。皆心配そうではあるが、リリーシャのように驚いたり、衝撃を受けたりはしていなかった。むしろ、レイデーアの無事は承知の上で、ただその無事を確認しに来ているようだった。
やがてたどり着いたのは、王族の居住区の一室だった。
アーディレイの到着を待つように開け放たれた扉の向こうには、医師らしき人物と袖の長いお仕着せを纏った神官が待っていた。彼らはリリーシャを一瞥したが、すぐにアーディレイの腕の中に目を向けた。
「殿下はご無事なのですか。……拝見します」
「眠っているだけだ。目に見える限りだが、傷も治っている」
「……そうですね。まだ殿下の体内にある神力も、以前と変わりはないようです」
アーディレイはしばし彼らにレイデーアを診せた後、問題ないとわかると寝室の扉を抜けた。
そうしてたどり着いた清潔な寝台の上に、そっとレイデーアを下ろした。それは、見ているこちらの胸が痛んでしまいそうに優しい仕種だった。
アーディレイは静かに歩み寄ってきた女官たちが寝室の扉を閉ざしたのに頷いて、リリーシャに椅子を取ってくれないかと頼んだ。リリーシャが寝台の傍に置かれていた椅子を移動させると、アーディレイは寝台とは反対のほうを向いて腰を下ろした。その上衣の裾を、白い手がぎゅっと掴んでいる。
女官たちが寝台に乗り上げ、鋏でレイデーアの纏った布――もはや布きれといったほうが相応しい有様の血まみれのそれを裁ち、肌の汚れをぬぐいとっていく。そして両脇をリボンで留める寝衣を着付け終えると、女官たちは寝台を降りた。
「アーディレイ様。お食事はお二人分お持ちしますか?」
「食事はいつも通りでいい。まずは、鎮静効果のある薬草茶と何か甘いものをくれ」
はいと頷いた女官が下がり、それから暫くしてワゴンを運んで来た。女官は何も言わずお茶の支度を調えると、静かに辞した。
「リリーシャ、ひと息つこう。ひどい顔だ」
何度も促されて、リリーシャはまだ震えの残る手でティーカップを持ち、そっと口を付ける。そのまま半分ほどを飲み干して、勧められるままにケーキを食べた。どっしりとという表現が似合う濃厚なチョコレートケーキだ。初めてレイデーアの執務室で出されたとき、なんて疲れが取れる食べ物なのだろうと驚いたものだった。
強ばった身体が甘さによってほどけていく心地がして、リリーシャは静かに息をつく。
「うん、少し落ち着いたな。こうなったレイデーアはどんなに声を出しても目覚めないから、ここで少し話をしよう。リリーシャはアーデンフロシアに来て、ガネージュやリーデンバーグが神秘と呼ぶものをどのように認識するようになった?」
レイデーアの庇護下にあるものの、ガネージュ出身のリリーシャには書類の閲覧は許されても意図的に伏せられている情報は多い。また、リリーシャは仕事に支障がなければ自分から問うことはしなかった。知りたがりの人質ほど危ういものはないからだ。
そのせいもあって、アーデンフロシアには女神の恩恵を授かっているという神官と魔術師がいるが、その違いはリリーシャにはよく分からないままだ。
レイデーアは女神とその伴侶の玄孫にあたるそうで、彼女がどうやら天からアーデンフロシアを見守っているらしき「大祖母上」と会話をしている様子を度々目にするが、どういう仕組みでそうなっているのかを考えるのはとうにやめてしまった。リリーシャがどのように考えても、もうここでは当たり前にそうなのだ。なら、そのまま受け容れるしかない。
ただ、内側にいると見えてくるものはある。
おそらく、リーデンバーグが恐れているほどには、女神も神秘も絶対的なものではないはずだ。
きっと、魔術も神官が使う神力も、全てを叶えてしまうほどには自由度が高くないのだろう。アーデンフロシアの人々が好戦的ではないのも理由の一つだろうが、もし神秘が絶対的なものであったなら、レイデーアの兄は命を落とさなかっただろうし、とうにリーデンバーグは滅ぼされていただろう。
静かにそう答えたリリーシャに、アーディレイは頷いた。概ね合っているということだろう。
「リーデンバーグとアーデンフロシアの戦の最中、花の寝台が編まれた噂は聞いたか?」
「え……あ、はい」
でも、そんなのは吟遊詩人が神秘の国に合わせて編んだ創作だと思っていた。
そう思った一瞬のちに、リリーシャは自分の考えを否定する。創作の出来事ではないのだと。
もうこの神秘の国で半年過ごしていたから、リリーシャはきちんと神秘のなせる業を知っていた。
――それは、レイデーアがリーデンバーグの王太子を守る隊列に迫るまであと数刻ばかりとなったときのことだったという。
先陣を切るレイデーアは、リーデンバーグが誇る弓の名手が射た矢を受けて馬上から落ちた。
慌てて主の愛馬の手綱を引いたアーディレイの目の前で、レイデーアの身体は地に叩きつけられるはずだった。だが、そうはならなかった。
何処とも知れぬ場所から現れ出でた花が次々に咲き乱れ、互いに絡み合うようにして寝台のような形をなすと、レイデーアの身体を受け止めたのだ。そうして、レイデーアに深く突き立っていた矢に蔦が巻き付いたかと思うと、みるみるうちに矢を溶かしてしまった。
馬を降りたアーディレイが膝を付いて花の寝台を覗き込むと、長い金の睫毛が震えて瞼が開かれた。
「あれ……どうした、泣きそうな顔をして。喜べ、女神が助けてくださったぞ。はやく追いついて、あの大うつけを捕らえよう」
そう言って、レイデーアは笑ったのだそうだ。
再び馬上の人となったレイデーアは、いつになく光を纏って輝きを放っていたという。それこそ、天駆ける星のように。
そしてレイデーアは見事リーデンバーグ軍に追いついて、文字通りその輝きで以て敵を蹴散らしてしまったそうだ。
誰よりも近いところでその様子を見ていたというアーディレイは、物語るようにそう教えてくれた。
リリーシャがぺたんと座り込む傍らで、静かに歩み寄ってきたアーディレイの手がレイデーアの頬に触れた。
なめらかな白い肌に付いた血をぬぐうその仕種に、レイデーアはふふと小さく笑って側近の手に頬を寄せる。
「痛いくせに、痛くないふりをするなよ。……こんなに血まみれになって」
「うん、痛みはある。でも大丈夫だ。女神が私を守ってくださっている」
ほらと促されたアーディレイはため息して、口早に報告する。
「指示通り、ちゃんと不死身のアーデンフロシアの世継ぎの姿を見た一人を逃がした。これで、しばらくの間リーデンバーグは手を出してはこないだろう。どうやら、あちらは神秘の力が理解できないようでお前の存在に恐れを抱きはじめているようだしな。
魔術師に命じて、解いていた守りも戻した。念の為狩りをさせるが、既に入り込んでいた者達は一通り捕らえている。手引きをした者がいるらしいが、それもいずれ拘束できるだろう」
「うん、後は任せた。私は寝る」
相槌を打っていたレイデーアは、ほっそりとした腕をアーディレイの首に回した。
くたりと力の抜けた身体をそっと抱き上げたアーディレイは、青ざめたままのリリーシャを静かに見下ろした。
「今度は気を失わなかったな。リリーシャ、俺はこいつを抱えるので手一杯だ。色々聞きたいことがあるだろうが、まずは自分の足で立って歩いてくれるか」
リリーシャは頷いて、よろめきながらも立ち上がった。
アーディレイはえらいぞと頷いて、リリーシャに着いてくるようにと促したのだった。
レイデーアを抱きかかえたアーディレイが姿を現すと、王城の人々は静かに道を空けて心配そうにまなざしを注いだ。皆心配そうではあるが、リリーシャのように驚いたり、衝撃を受けたりはしていなかった。むしろ、レイデーアの無事は承知の上で、ただその無事を確認しに来ているようだった。
やがてたどり着いたのは、王族の居住区の一室だった。
アーディレイの到着を待つように開け放たれた扉の向こうには、医師らしき人物と袖の長いお仕着せを纏った神官が待っていた。彼らはリリーシャを一瞥したが、すぐにアーディレイの腕の中に目を向けた。
「殿下はご無事なのですか。……拝見します」
「眠っているだけだ。目に見える限りだが、傷も治っている」
「……そうですね。まだ殿下の体内にある神力も、以前と変わりはないようです」
アーディレイはしばし彼らにレイデーアを診せた後、問題ないとわかると寝室の扉を抜けた。
そうしてたどり着いた清潔な寝台の上に、そっとレイデーアを下ろした。それは、見ているこちらの胸が痛んでしまいそうに優しい仕種だった。
アーディレイは静かに歩み寄ってきた女官たちが寝室の扉を閉ざしたのに頷いて、リリーシャに椅子を取ってくれないかと頼んだ。リリーシャが寝台の傍に置かれていた椅子を移動させると、アーディレイは寝台とは反対のほうを向いて腰を下ろした。その上衣の裾を、白い手がぎゅっと掴んでいる。
女官たちが寝台に乗り上げ、鋏でレイデーアの纏った布――もはや布きれといったほうが相応しい有様の血まみれのそれを裁ち、肌の汚れをぬぐいとっていく。そして両脇をリボンで留める寝衣を着付け終えると、女官たちは寝台を降りた。
「アーディレイ様。お食事はお二人分お持ちしますか?」
「食事はいつも通りでいい。まずは、鎮静効果のある薬草茶と何か甘いものをくれ」
はいと頷いた女官が下がり、それから暫くしてワゴンを運んで来た。女官は何も言わずお茶の支度を調えると、静かに辞した。
「リリーシャ、ひと息つこう。ひどい顔だ」
何度も促されて、リリーシャはまだ震えの残る手でティーカップを持ち、そっと口を付ける。そのまま半分ほどを飲み干して、勧められるままにケーキを食べた。どっしりとという表現が似合う濃厚なチョコレートケーキだ。初めてレイデーアの執務室で出されたとき、なんて疲れが取れる食べ物なのだろうと驚いたものだった。
強ばった身体が甘さによってほどけていく心地がして、リリーシャは静かに息をつく。
「うん、少し落ち着いたな。こうなったレイデーアはどんなに声を出しても目覚めないから、ここで少し話をしよう。リリーシャはアーデンフロシアに来て、ガネージュやリーデンバーグが神秘と呼ぶものをどのように認識するようになった?」
レイデーアの庇護下にあるものの、ガネージュ出身のリリーシャには書類の閲覧は許されても意図的に伏せられている情報は多い。また、リリーシャは仕事に支障がなければ自分から問うことはしなかった。知りたがりの人質ほど危ういものはないからだ。
そのせいもあって、アーデンフロシアには女神の恩恵を授かっているという神官と魔術師がいるが、その違いはリリーシャにはよく分からないままだ。
レイデーアは女神とその伴侶の玄孫にあたるそうで、彼女がどうやら天からアーデンフロシアを見守っているらしき「大祖母上」と会話をしている様子を度々目にするが、どういう仕組みでそうなっているのかを考えるのはとうにやめてしまった。リリーシャがどのように考えても、もうここでは当たり前にそうなのだ。なら、そのまま受け容れるしかない。
ただ、内側にいると見えてくるものはある。
おそらく、リーデンバーグが恐れているほどには、女神も神秘も絶対的なものではないはずだ。
きっと、魔術も神官が使う神力も、全てを叶えてしまうほどには自由度が高くないのだろう。アーデンフロシアの人々が好戦的ではないのも理由の一つだろうが、もし神秘が絶対的なものであったなら、レイデーアの兄は命を落とさなかっただろうし、とうにリーデンバーグは滅ぼされていただろう。
静かにそう答えたリリーシャに、アーディレイは頷いた。概ね合っているということだろう。
「リーデンバーグとアーデンフロシアの戦の最中、花の寝台が編まれた噂は聞いたか?」
「え……あ、はい」
でも、そんなのは吟遊詩人が神秘の国に合わせて編んだ創作だと思っていた。
そう思った一瞬のちに、リリーシャは自分の考えを否定する。創作の出来事ではないのだと。
もうこの神秘の国で半年過ごしていたから、リリーシャはきちんと神秘のなせる業を知っていた。
――それは、レイデーアがリーデンバーグの王太子を守る隊列に迫るまであと数刻ばかりとなったときのことだったという。
先陣を切るレイデーアは、リーデンバーグが誇る弓の名手が射た矢を受けて馬上から落ちた。
慌てて主の愛馬の手綱を引いたアーディレイの目の前で、レイデーアの身体は地に叩きつけられるはずだった。だが、そうはならなかった。
何処とも知れぬ場所から現れ出でた花が次々に咲き乱れ、互いに絡み合うようにして寝台のような形をなすと、レイデーアの身体を受け止めたのだ。そうして、レイデーアに深く突き立っていた矢に蔦が巻き付いたかと思うと、みるみるうちに矢を溶かしてしまった。
馬を降りたアーディレイが膝を付いて花の寝台を覗き込むと、長い金の睫毛が震えて瞼が開かれた。
「あれ……どうした、泣きそうな顔をして。喜べ、女神が助けてくださったぞ。はやく追いついて、あの大うつけを捕らえよう」
そう言って、レイデーアは笑ったのだそうだ。
再び馬上の人となったレイデーアは、いつになく光を纏って輝きを放っていたという。それこそ、天駆ける星のように。
そしてレイデーアは見事リーデンバーグ軍に追いついて、文字通りその輝きで以て敵を蹴散らしてしまったそうだ。
誰よりも近いところでその様子を見ていたというアーディレイは、物語るようにそう教えてくれた。
1
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
お飾り王妃の死後~王の後悔~
ましゅぺちーの
恋愛
ウィルベルト王国の王レオンと王妃フランチェスカは白い結婚である。
王が愛するのは愛妾であるフレイアただ一人。
ウィルベルト王国では周知の事実だった。
しかしある日王妃フランチェスカが自ら命を絶ってしまう。
最後に王宛てに残された手紙を読み王は後悔に苛まれる。
小説家になろう様にも投稿しています。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる