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第七十二話 敵王都2箇所、討伐終了、、、
しおりを挟むゴンザールの北には2カ国在る。東の海沿いにゴーミ王国。海沿いの細長いさほどおおきくない国。
その内陸側にはゴーミの数倍の面積を持つゲスザンス帝国。ゴーミがゴンザールの半分以下なので、ゲスザンスはゴンザールの2-3倍程度だろう。その程度のちっさい国の癖に帝国を名乗るのはわけが在る。
ゲスザンスのある場所は、大昔、村や街くらいでもう国を名乗っていた地帯だった。その国々?を統一したのが、今のザンス王家。この地はそれまでゲースと呼ばれていた。ゲースを統一したザンス王家の国で、ゲスザンス。
村を国とか言っていた時点でその人間性がよく判るというものである。
ゴーミはゲスザンスの下っ端扱い。なんでもゲスザンスのいうことを聞いている。
んじゃないと川の上流をせき止めると脅されたり、兵隊が田畑を荒らしに来たり、村人ひとつるまんま燃やされたり、と嫌がらせろさんざんされてきたのだ。
でも、同じことをゴンザールやって来たりしていた。いじめっ子がもっと弱いのを同じいじめ方でいじめる図そのものw
と、いうことを、国境に行く途中で王宮に寄り、王様が中間の街の離宮に行っているので留守番のあの領主様がいたので聞いた。
「んじゃそれらの王家滅亡させてきていいよな?」ドーラ
「いいですけど、、残ったのも結構ろくでもない奴等なので内紛になりますね」領主
「いいことだな!こっちに手を出せなくなるし!あっはっはっは!!」
「あはっはっは!!」ユータ
「あっはっはっは!何がおかしんだ?」ミノ
「ま、潰せばインだよ!」ドーラ
だな!!とミノとユータ。
じゃんけんぽい、、、
あ、、、
しかたねーなー、、
ドーラ、ちっさいゴーミに決まり。
「はっはっは!ありがたく!、んじゃここでユータがドーラに補充?」
「ああ、そうしてくれ、それほどでかくなくて、さっき見た敵の砦を1踏で潰せりゃいいや」ドーラ
んーーーーーーー、、、むむむむ、、ままままま、、ももももも、、といつの間にか口から言っているユータ
ドーラはそこそこな大きさになった。
「うわ、、なんかすっげーちっさい気ぶん、、、」ドーラ
「いつもの1/10くらいかねー」ユーラ
「あー、そんくらいかなー、、」
・・・これで、、かよ、、、(ミノ)
「んじゃ、ミノ、ユータをヨロシクな、傷一つつけさせるなよ!」
「わかってるって、、んじゃ俺らはあっちいくか、、、」
シュン、とミノはユータと手下たちを連れてゲスザンスの首都に跳んだ。
ゲスザンス上空。
「んじゃ、ユータ、いいか?」ミノ
「うん、、手下の皆さんぼく力なくなっちゃうので落ちちゃうから、ささえてくださいね、あとミノさん、ものすごくでかくするのがいいんですよね?なりたいとか言ってたでしょ?」
「ああ、できりゃ頼むわ、最大で!」
「まかして、、」
んーーーー・・・・・・・・
ユータがすっと意識を失ったときには、ミノは頭を幾重も雲の上にだしていた。
ゲスザンスの王都が小指の先程であった。
ぷちっ
ついでに、と数歩歩けばあの新しいでかい砦に付く。そこはもう鼻くそほどの大きさしか無く、、プチの音すらなかった。
「すっげー、、、、、吠えたら、どーかな?、、西にならいんじゃないかな?」
と、幾つか国が在り、その先には元ユータや銀月満月の皆が居た国がある方向。
「うをぉおおおおおおお!!!」
緩やかに、おちゃらけ込めて少し試しに吠えた積りだったミノ。
森はだいじょぶ、柔軟だから。でも、人が作った建物達は、ほぼ破壊されすっ飛んで行ってた。特に城、教会やギルドなど背の高いのの半分上からが被害甚大。大風と違う被害の出し方だった。地上数メートル以上を狙った、ような?音波での破壊攻撃とでもいうのだろか?
なので、影響距離は伸び、、余裕でユータ達の居た国をヒットした。
ぽこん!
「いて!」
「あにあそんでんだぁあ?」ドーラ
「あ、、、いや、、少し実験を、、、」ミノ
山より高いミノに雀が絡んでいる様に見えるが、でっかくなったドーラだ。
「実験って、ダンマスかよ、、」
「「あっはっはっはっは!!」」
ユータ頼むー!!(ドーラ)
ミノの手下がユータを揺り起こし、ユータが朦朧としながらミノからドレインしていく。そしてドーラ。
「俺もついでだからあの砦も1踏みしてきた。ゴンザールにたかってきたら不味いからな」
「おもしろかったな!またあったらすぐ来るから!絶対呼べよ!!」
あっはっはっはおもしろかったろ!!
と得意げなドーラ。
ミノは、アレだけでも出てきた甲斐があった!とまで言ったw
ダンマスはそーゆー系の面白いのはやらないのだ。
一旦帰ることにして、「帰りは船に乗るか?」とドーラ。
「いいね!」と応ずるユータ。結構疲れていた。
船旅もはじめてである。
この間は途中転移されちゃったんで、まともに船旅していなかったから。
ゴンザール側地下ダンジョンの入り口を降りると、人が溢れかえっていた。
うえぇ、、すげーなぁ、、これみんな乗れるの?とドーラと話していると
「ええ、乗れますよ、もう大型船にしましたから」
と、いつの間にか横にモモンガ船長がいた。
「でも、これでも2割ほど飛ばしてるんですよ?ろくでもない奴等を」と言う。
「そんないたの?」ユータ
「ええ、ろくでもない奴等、多いですねぇ、、」モモンガ
くいーんえろざべす号?
「参考にしましたが、アレ2倍ですね。で中はその数倍に豪華にしています。魔導だし、音も煙も振動も無い快適船です」ももンガ船長!!
ユータとドーラは、船長室の隣の船員の部屋を与えてもらった。
「普段使わないからいいですよ」と。
「船は快適に過ごしてもらうためにあるので、カッコつけて着飾る必要ないので、冒険者の格好でどこに言っても大丈夫ですよ!」船長
「おう!ありがと!んじゃ見て回るわ!」ドーラ
「あれだな、向こうの世界の駅ビルなんかちっぽけに思えちゃうな!」ドーラ
「多分、これ、小さな街よりも規模大きいって聞いたことあったような、、」ユータ
あ?そんなあるのか?で、その倍って言ってたよな?
((何考えたんだろうモモンガ船長・・・・・・・・))
「まぁ、、モモンガだからな!」
「そうだね!」
で、
まず売店で、無料でアイスクリームくれたんで食べた。
あと、ドクターなコーラもあったんで、笑いながら飲んだ。
ドーラは、すげーな?全部ダンマスの趣味?ダンマスの趣味の船?
と、馬鹿笑いしていた。
いろいろ見ていくと、ボーリング場、ダーツ、ゲーセン?!、温泉??、大規模食券食堂(と言ってもスナックがほとんど。3食は船からでる)、売店、劇場(演劇らしい)、劇場(音楽らしい)、、、、甲板の最上階にはプール。
ここのダンジョンには、魔物がいないから空からの攻撃など警戒しなくていいので、甲板もゆとりで使える。
庭園もあるし、、小さな滝まであるんだが、、、、その淵に鯉、、、、食うのかな?
「だな、、でもあまり美味そうな魚じゃねーなぁ、、」
「うん、ボク美味しいと思ったこと無いよ、鯉は」
「オークのほうがいいな」
「うん絶対に!!」ボクはいい切った!
甲板のいたるところでごろごろしながら、小腹空いたらなんか食べ、少し遊んじゃごろごろだらだらしていたら、あっという間に到着してしまった。
「「あーあ、もう着いちゃったねー」」
「もうひと往復する?」といつの間にか側にきていたムササビ船長。こて、頸を肩までかしげてでかい黒目でみているのが可愛く、、
「だが断る!、、いや、早く帰っておうちでごろごろする、、、」ドーラ、ユータ
「んじゃありがとう!またねー」
と船長とわかれ、山ほどの果物を貰って邸に帰った。
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