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13章
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【やっぱりあの時の白蛇ちゃんなの?】
白蛇はコクコクと何度も頷いた。
【よかった、あの時の子は無事かなーって思ってたから】
体を撫でてやると気持ちよさそうに目を細め、あの時の事を話してくれた。
【あの時僕は聖獣の白蛇様に言われてあの辺を調査しに行ってたの……でもしくじってミノタウロスに襲われてしまって……】
そこをちょうど私達がギルドの依頼で通りかかったようだ。
【あの時ミヅキに会わなかったら僕は死んでたかも、それに今回も……本当にありがとう】
白蛇ちゃんはキュルンと目をうるませてお礼を言う。
その可愛らしい姿に胸が締め付けられた。
【い、いいんだよ。白蛇ちゃんを助けられてよかった】
私が再度白蛇ちゃんの頭を撫でようとするとシルバがその手をふわふわな手で止めてきた。
【ん?シルバなに?】
【ミヅキ、今この蛇を可愛い、撫でたいとか思ってるだろ?】
【え!なんでわかったの】
私が驚くとシルバはため息をついた。
【ミヅキはいつもそれでこいつらを従魔にしてるだろ!】
た、確かに……
私は一度手を引っ込めた。
しかし白蛇ちゃんのうるうると見つめてくる。
その姿に悶絶してから息を整えた。
【えっとね白蛇ちゃん私ってテイマーなんだよ。だから白蛇ちゃんの事可愛いって思ってしまうと従魔にしちゃうことがあるんだ……だから撫でられないの……ごめんね】
白蛇ちゃんに謝ると首をコテンと傾けた。
【なんで従魔にしちゃダメなの?】
【だってそれは……ていうか白蛇ちゃん、従魔になりたいの?】
【ミヅキならいいかなって思ってる】
【ダメだ!こいつは聖獣としてここに残るんだろ?それなら従魔にならん方がいい】
シルバが首を振る。
【聖獣……確かに聖獣様に次は僕が引き継ぐように言われて頑張っていたけど、聖獣様を裏切ったこの国に守るべきものはないよ】
白蛇ちゃんが淡々と言った。
【白蛇ちゃん……そんな悲しいこと言わないで。聖獣様だって守るべきものがあったからあんなに頑張っていたんでしょ?】
【……】
白蛇ちゃんはぷいっと横を向いてしまった。
【白蛇ちゃん、私はこの国の人達をあの男から助けたいと思ってるのその為に一緒に頑張ってみない?この国を聖獣様が守っていた国に戻そうよ】
優しく白蛇ちゃんに話しかけると顔を背けながらもこくっと頷いてくれる。
【いい子だね、国が戻ってそれでも守るべきものじゃないって思ったらその時は白蛇ちゃんの好きにしていいんじゃないかな?】
【本当に?じゃあその時ミヅキの従魔になりたかったらなってもいいの?】
【そんなの大歓迎だよ!ね、みんな】
私がシルバ達を見ると渋い顔をする。
【ただでさえ聖獣が三匹もいるのに……】
シルバが渋い顔をする。
【元ね、まぁ三匹も四匹も変わらないよ】
シンクはこうなると思ったのか仕方なさそうにしていた。
【私達が従魔なのにその子だけダメとも言いずらいな】
プルシアも苦笑する。
【ぼくはいいよー】
コハクは下ができるのが嬉しいのかふわふわの胸を張っていた。
【ふふ、先輩達もいいって】
【ありがとう……ございます。僕もちゃんと考えてみるよ】
白蛇ちゃんがシルバ達にペコッと頭を下げた。
【まぁまだお前は聖獣になってないしな……それになるにはもうしばらく修行が必要そうだな……】
小さな白蛇をみるシルバの鼻息があたり白蛇ちゃんはビビっていた。
【でも名前がないのは不便だよね、なんて呼べばいいかな?】
【名前?特にないけど……】
【じゃあつけてもいいかな?それともつけたら従魔になっちゃう?】
シルバに確認をしてみる。
【一緒に行動するなら連携を取りやすく一短従魔にした方が楽だろう。いつでも切れるからな】
シルバが脅すように怖いことをいう。
【もうシルバ、何をそんなに怒ってるの?】
シルバを撫でるとすりすりと頭を擦り付けて甘えてきた。
【シルバはこれ以上ミヅキを取られたくないんでしょ】
【ええ!まさか……ヤキモチ?】
【だって……俺のミヅキなのに……】
シルバは耳を垂らして顔を背けてしまった。
【シルバ、馬鹿だなぁ……私にとってシルバは特別だよ】
シルバの首元に抱きついてそっと耳打ちする。
この世界に来てからずっと一緒にいてくれる私のナイト、シルバがいなかったらきっと生きてはいなかった。
それにシルバは……前世からの……
シルバを見つめると銀の面影にギュッと胸が締め付けられた。
【何があってもずっと一緒だよ……これからも】
【あぁ】
私の気持ちがシルバに届いたのか、シルバは穏やかに笑って私の鼻先にチュッとキスをした。
白蛇はコクコクと何度も頷いた。
【よかった、あの時の子は無事かなーって思ってたから】
体を撫でてやると気持ちよさそうに目を細め、あの時の事を話してくれた。
【あの時僕は聖獣の白蛇様に言われてあの辺を調査しに行ってたの……でもしくじってミノタウロスに襲われてしまって……】
そこをちょうど私達がギルドの依頼で通りかかったようだ。
【あの時ミヅキに会わなかったら僕は死んでたかも、それに今回も……本当にありがとう】
白蛇ちゃんはキュルンと目をうるませてお礼を言う。
その可愛らしい姿に胸が締め付けられた。
【い、いいんだよ。白蛇ちゃんを助けられてよかった】
私が再度白蛇ちゃんの頭を撫でようとするとシルバがその手をふわふわな手で止めてきた。
【ん?シルバなに?】
【ミヅキ、今この蛇を可愛い、撫でたいとか思ってるだろ?】
【え!なんでわかったの】
私が驚くとシルバはため息をついた。
【ミヅキはいつもそれでこいつらを従魔にしてるだろ!】
た、確かに……
私は一度手を引っ込めた。
しかし白蛇ちゃんのうるうると見つめてくる。
その姿に悶絶してから息を整えた。
【えっとね白蛇ちゃん私ってテイマーなんだよ。だから白蛇ちゃんの事可愛いって思ってしまうと従魔にしちゃうことがあるんだ……だから撫でられないの……ごめんね】
白蛇ちゃんに謝ると首をコテンと傾けた。
【なんで従魔にしちゃダメなの?】
【だってそれは……ていうか白蛇ちゃん、従魔になりたいの?】
【ミヅキならいいかなって思ってる】
【ダメだ!こいつは聖獣としてここに残るんだろ?それなら従魔にならん方がいい】
シルバが首を振る。
【聖獣……確かに聖獣様に次は僕が引き継ぐように言われて頑張っていたけど、聖獣様を裏切ったこの国に守るべきものはないよ】
白蛇ちゃんが淡々と言った。
【白蛇ちゃん……そんな悲しいこと言わないで。聖獣様だって守るべきものがあったからあんなに頑張っていたんでしょ?】
【……】
白蛇ちゃんはぷいっと横を向いてしまった。
【白蛇ちゃん、私はこの国の人達をあの男から助けたいと思ってるのその為に一緒に頑張ってみない?この国を聖獣様が守っていた国に戻そうよ】
優しく白蛇ちゃんに話しかけると顔を背けながらもこくっと頷いてくれる。
【いい子だね、国が戻ってそれでも守るべきものじゃないって思ったらその時は白蛇ちゃんの好きにしていいんじゃないかな?】
【本当に?じゃあその時ミヅキの従魔になりたかったらなってもいいの?】
【そんなの大歓迎だよ!ね、みんな】
私がシルバ達を見ると渋い顔をする。
【ただでさえ聖獣が三匹もいるのに……】
シルバが渋い顔をする。
【元ね、まぁ三匹も四匹も変わらないよ】
シンクはこうなると思ったのか仕方なさそうにしていた。
【私達が従魔なのにその子だけダメとも言いずらいな】
プルシアも苦笑する。
【ぼくはいいよー】
コハクは下ができるのが嬉しいのかふわふわの胸を張っていた。
【ふふ、先輩達もいいって】
【ありがとう……ございます。僕もちゃんと考えてみるよ】
白蛇ちゃんがシルバ達にペコッと頭を下げた。
【まぁまだお前は聖獣になってないしな……それになるにはもうしばらく修行が必要そうだな……】
小さな白蛇をみるシルバの鼻息があたり白蛇ちゃんはビビっていた。
【でも名前がないのは不便だよね、なんて呼べばいいかな?】
【名前?特にないけど……】
【じゃあつけてもいいかな?それともつけたら従魔になっちゃう?】
シルバに確認をしてみる。
【一緒に行動するなら連携を取りやすく一短従魔にした方が楽だろう。いつでも切れるからな】
シルバが脅すように怖いことをいう。
【もうシルバ、何をそんなに怒ってるの?】
シルバを撫でるとすりすりと頭を擦り付けて甘えてきた。
【シルバはこれ以上ミヅキを取られたくないんでしょ】
【ええ!まさか……ヤキモチ?】
【だって……俺のミヅキなのに……】
シルバは耳を垂らして顔を背けてしまった。
【シルバ、馬鹿だなぁ……私にとってシルバは特別だよ】
シルバの首元に抱きついてそっと耳打ちする。
この世界に来てからずっと一緒にいてくれる私のナイト、シルバがいなかったらきっと生きてはいなかった。
それにシルバは……前世からの……
シルバを見つめると銀の面影にギュッと胸が締め付けられた。
【何があってもずっと一緒だよ……これからも】
【あぁ】
私の気持ちがシルバに届いたのか、シルバは穏やかに笑って私の鼻先にチュッとキスをした。
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