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14章
610.ドラゴン急便
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外に出ると…
【ミヅキ!】
待っていたシルバとコハクがミヅキに駆け寄ってきた!
【二人ともお留守番ありがとう…でもギルドの職員の人に吠えちゃダメでしょ】
めっ!と怒ると
「クゥゥン…」
二人が耳を伏せた…
その様子をハミルは信じられない気持ちで見つめる。
「あんなに怖い顔で唸ってたのに…」
ミヅキの前だとただの犬のように甘えていた…
「あれが見せたいものか?確かにヤバいやつだな…」
さすがのギルマスも顔が引き攣る。
「あれは違う、あっちはほっといて大丈夫だ。ミヅキに何も無ければ暴れないからな」
「あの子に何かあったらどうするんだ…」
ギルマスが聞くと
「その時は…人間が滅ぶかもな」
ベイカーが苦笑する。
「それ…冗談だよな?」
ギルマスが聞くがベイカーは笑って何も答えなかった。
「お、来たぞ」
ベイカーは話は終わりだと上を指さすと…
「ド、ドラゴン…」
青龍が凄い速さでこちらに向かってくる。
「あれは不味い…お前達!C級以下の奴は建物に隠れてろ!」
ギルマスが指示を出すと…
「あれも大丈夫だ」
ベイカーが問題無いと止める。
すると青龍はスピードを落とすと、徐々にその体を縮めた…
すると足元に何かを掴んでいるのが見えた…
「何か持ってるぞ…」
それをポイッと放り投げると…
ズドーン!
それは地面に落ちてきた。
「いたたた…」
「あっ!じいちゃん!」
腰に手を当てて顔を顰めながら起き上がってくるとそれはディムロスじいちゃんだった。
ミヅキは駆け寄るとじいちゃんの胸に飛び込む!
「おお!ミヅキ!元気だったか!?」
ディムロスは腰の痛みも忘れてミヅキを抱き上げるとプルシアがディムロスの頭に着地した。
【プルシア!ありがとう】
じいちゃんの腕の中から手を伸ばすとプルシアはそのままミヅキに抱かれる。
【でもこれも付いてきてしまった…すまん】
プルシアが地面を見ると…
「えっ?何?」
ミヅキが下を見るとそこにはじいちゃんに踏まれて地面にめり込むアランさんがいた…
「ア、アランさん!」
「お!親の下敷きになるとは感心だな」
ディムロスじいちゃんが笑ってそこから降りると
「ぶっは!」
地面から顔を出した!
「好きで下敷きになったんじゃねぇ!勝手にじじいが俺の上に落ちてきたんだろうが!」
アランさんがディムロスじいちゃんに噛み付くと…
「アランさん!大丈夫?」
ミヅキが心配そうに聞くと
「あれ?ミヅキ?ここ…何処なんだ?」
アランが周りをキョロキョロと確認すると…
「ディムロス!」
じいちゃんを呼ぶ声に振り返った。
じいちゃんが顔を向けると…
「お、お前…ロブか?」
獣人の国のギルマスを見て懐かしそうに笑うと
「久しぶりだな!なんだその頭!ますます毛が亡くなってるなぁ!」
「うっさいわ!しかし本当に久しぶりだ…空から降ってきたように見えたがなんなんだ?」
ロブが聞くと
「いや…俺にもさっぱりだ?」
ディムロスは自分を呼び出したと思われるミヅキを見ると
「じいちゃん大変なの!だから助けて?」
ミヅキがお願いと手を合わせるとディムロスの顔はへにゃっと崩れた。
「なんだ?じいちゃんになんでも言ってみな」
ディムロスの変わりようにロブが言葉を失う。
ミヅキはその間にサッと話を伝える!
「それでね、こっちのロブさんがギルマス辞めちゃうって言うから…じいちゃんからも説得してあげて!」
「なるほど…わかった」
じいちゃんは説明を聞き終わりロブを見ると
「まずはお前が全て悪い」
「えっ!」
じいちゃんの言葉にミヅキが驚くと
「ああ、わかってる」
ロブも納得するように頷く。
「こんな状態になるまでなんで放置してたんだ!」
「そ、それは…」
ロブさんが言いにくそうにすると…
「ギルマスはこの国の王を助けようとしていたんです!」
たまらずにハミルが口を挟んだ。
「王を?どういう事だ…もうわしらも後戻りできん!全て話せ!」
ディムロスがロブを睨むと
「わかった…ここの奴らをとりあえず運ぼう…それからゆっくりと話す」
ロブは自称A級冒険者達と副ギルを運ぶようにギルドの人達に指示を出した。
下で伸びていた冒険者達をはこぶとディムロス達は応接室へと通された。
「お、俺もいいのか?」
ついてきていたロバートが入るのを躊躇していると
「入ってくれ、獣人にもこの際だから聞いて欲しい」
ロブさんはみんなを座らせると
「前国王のアトラスが幽閉されているのは知っているか?」
ロブさんがみんなに聞くと
「はい!ロバートさんに聞きました!」
ミヅキが手を上げる。
「なんかレオンハルト王子を暗殺しようとした罪だとか…」
「レインハルト様を?なんか失礼な事でも言ったのか?」
ディムロスじいちゃんが顔を顰めた。
「い、いや…そんな事はない!アトラスはレオンハルト王子の事を気に入っていた」
「なんでそんな事お前が知っとるんだ」
「俺は…アトラスとは長い付き合いなんだ。あいつが王になる前から知っとる」
ロブの言葉にロバートが驚いた!
「獣人の王がギルマスと?」
「獣人達と人がどうやったらもっとよく共存出来るか共に考えていたんだ…そんな時にレオンハルト王子の奴隷解放の話があり二人で喜んでいたのに…そんなあいつがレオンハルト王子を暗殺なんてするわけないんだ!」
「うむ…ロブの言うことが本当なら確かに怪しいの…」
「絶対怪しいよ!そもそも獣人と人が仲悪い事がいけないんだ!」
ミヅキが一人プンプンと怒っていると…
「こいつは無視して先に進んでいいぞ…」
ベイカーが先を促すと
「ま、まぁそれでアトラスに話を聞こうとその幽閉されてるところに忍び込もうとして…」
「お前そんな事しようとしとったんか!」
ディムロスが怒鳴ると
「しょうがないだろ…俺たちの関係を知ってるのはいないからな」
「まぁいい、それで会えたのか?」
「それが…幽閉されてる場所が問題なんだ…」
ロブさんは顔を顰めた。
あんなに強いロブさんが困る場所なんて…一体どんなところに捕まっているんだろう…
ミヅキ達はロブさんの顔を見つめて次の言葉を待った。
【ミヅキ!】
待っていたシルバとコハクがミヅキに駆け寄ってきた!
【二人ともお留守番ありがとう…でもギルドの職員の人に吠えちゃダメでしょ】
めっ!と怒ると
「クゥゥン…」
二人が耳を伏せた…
その様子をハミルは信じられない気持ちで見つめる。
「あんなに怖い顔で唸ってたのに…」
ミヅキの前だとただの犬のように甘えていた…
「あれが見せたいものか?確かにヤバいやつだな…」
さすがのギルマスも顔が引き攣る。
「あれは違う、あっちはほっといて大丈夫だ。ミヅキに何も無ければ暴れないからな」
「あの子に何かあったらどうするんだ…」
ギルマスが聞くと
「その時は…人間が滅ぶかもな」
ベイカーが苦笑する。
「それ…冗談だよな?」
ギルマスが聞くがベイカーは笑って何も答えなかった。
「お、来たぞ」
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「ド、ドラゴン…」
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「あれは不味い…お前達!C級以下の奴は建物に隠れてろ!」
ギルマスが指示を出すと…
「あれも大丈夫だ」
ベイカーが問題無いと止める。
すると青龍はスピードを落とすと、徐々にその体を縮めた…
すると足元に何かを掴んでいるのが見えた…
「何か持ってるぞ…」
それをポイッと放り投げると…
ズドーン!
それは地面に落ちてきた。
「いたたた…」
「あっ!じいちゃん!」
腰に手を当てて顔を顰めながら起き上がってくるとそれはディムロスじいちゃんだった。
ミヅキは駆け寄るとじいちゃんの胸に飛び込む!
「おお!ミヅキ!元気だったか!?」
ディムロスは腰の痛みも忘れてミヅキを抱き上げるとプルシアがディムロスの頭に着地した。
【プルシア!ありがとう】
じいちゃんの腕の中から手を伸ばすとプルシアはそのままミヅキに抱かれる。
【でもこれも付いてきてしまった…すまん】
プルシアが地面を見ると…
「えっ?何?」
ミヅキが下を見るとそこにはじいちゃんに踏まれて地面にめり込むアランさんがいた…
「ア、アランさん!」
「お!親の下敷きになるとは感心だな」
ディムロスじいちゃんが笑ってそこから降りると
「ぶっは!」
地面から顔を出した!
「好きで下敷きになったんじゃねぇ!勝手にじじいが俺の上に落ちてきたんだろうが!」
アランさんがディムロスじいちゃんに噛み付くと…
「アランさん!大丈夫?」
ミヅキが心配そうに聞くと
「あれ?ミヅキ?ここ…何処なんだ?」
アランが周りをキョロキョロと確認すると…
「ディムロス!」
じいちゃんを呼ぶ声に振り返った。
じいちゃんが顔を向けると…
「お、お前…ロブか?」
獣人の国のギルマスを見て懐かしそうに笑うと
「久しぶりだな!なんだその頭!ますます毛が亡くなってるなぁ!」
「うっさいわ!しかし本当に久しぶりだ…空から降ってきたように見えたがなんなんだ?」
ロブが聞くと
「いや…俺にもさっぱりだ?」
ディムロスは自分を呼び出したと思われるミヅキを見ると
「じいちゃん大変なの!だから助けて?」
ミヅキがお願いと手を合わせるとディムロスの顔はへにゃっと崩れた。
「なんだ?じいちゃんになんでも言ってみな」
ディムロスの変わりようにロブが言葉を失う。
ミヅキはその間にサッと話を伝える!
「それでね、こっちのロブさんがギルマス辞めちゃうって言うから…じいちゃんからも説得してあげて!」
「なるほど…わかった」
じいちゃんは説明を聞き終わりロブを見ると
「まずはお前が全て悪い」
「えっ!」
じいちゃんの言葉にミヅキが驚くと
「ああ、わかってる」
ロブも納得するように頷く。
「こんな状態になるまでなんで放置してたんだ!」
「そ、それは…」
ロブさんが言いにくそうにすると…
「ギルマスはこの国の王を助けようとしていたんです!」
たまらずにハミルが口を挟んだ。
「王を?どういう事だ…もうわしらも後戻りできん!全て話せ!」
ディムロスがロブを睨むと
「わかった…ここの奴らをとりあえず運ぼう…それからゆっくりと話す」
ロブは自称A級冒険者達と副ギルを運ぶようにギルドの人達に指示を出した。
下で伸びていた冒険者達をはこぶとディムロス達は応接室へと通された。
「お、俺もいいのか?」
ついてきていたロバートが入るのを躊躇していると
「入ってくれ、獣人にもこの際だから聞いて欲しい」
ロブさんはみんなを座らせると
「前国王のアトラスが幽閉されているのは知っているか?」
ロブさんがみんなに聞くと
「はい!ロバートさんに聞きました!」
ミヅキが手を上げる。
「なんかレオンハルト王子を暗殺しようとした罪だとか…」
「レインハルト様を?なんか失礼な事でも言ったのか?」
ディムロスじいちゃんが顔を顰めた。
「い、いや…そんな事はない!アトラスはレオンハルト王子の事を気に入っていた」
「なんでそんな事お前が知っとるんだ」
「俺は…アトラスとは長い付き合いなんだ。あいつが王になる前から知っとる」
ロブの言葉にロバートが驚いた!
「獣人の王がギルマスと?」
「獣人達と人がどうやったらもっとよく共存出来るか共に考えていたんだ…そんな時にレオンハルト王子の奴隷解放の話があり二人で喜んでいたのに…そんなあいつがレオンハルト王子を暗殺なんてするわけないんだ!」
「うむ…ロブの言うことが本当なら確かに怪しいの…」
「絶対怪しいよ!そもそも獣人と人が仲悪い事がいけないんだ!」
ミヅキが一人プンプンと怒っていると…
「こいつは無視して先に進んでいいぞ…」
ベイカーが先を促すと
「ま、まぁそれでアトラスに話を聞こうとその幽閉されてるところに忍び込もうとして…」
「お前そんな事しようとしとったんか!」
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「しょうがないだろ…俺たちの関係を知ってるのはいないからな」
「まぁいい、それで会えたのか?」
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