ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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11章

383.結婚

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「「伴侶…」」

「それって…」

ミヅキがエヴァさんを見つめると…エヴァさんの顔が赤く染まる…

「何言ってんの…あの人…」

口では文句を言いながらも顔は嬉しそうに笑っていた…

エヴァさんが珍しくモジモジと恥ずかしそうに小瓶をいじくっていると…

「エヴァさん!それって!」

エヴァさんが持っていた小瓶の蓋をミヅキが凝視する!

「えっ…これか?さっきの薬の蓋だけど…開ける時に割れてしまったんだ」

エヴァさんが手のひらを開いて見せてくれると…そこにはちょうどエヴァさんの薬指にハマりそうなリングがあった…。

(これって…まさか…)

「ちょっと見ていい?」

ミヅキがエヴァに伺うと

「もちろん」

エヴァさんがミヅキにリングを渡す。

ミヅキはリングの内側を見てみると…

『雄一郎&エヴァ』

「やっぱり…」

ミヅキが内側に彫られた文字を見て苦笑する…

「エヴァさん…これって婚約指輪だと思う」

ミヅキがエヴァさんに指輪を返すと

「婚約指輪?」

「多分雄一郎さんがエヴァさんに結婚を誓おうと思って作っておいたんだよ…指輪の内側を見て」

「内側?…あっ!何か文字が…」

自分の名前が彫られているのを見つけると

「これは…ユウイチロウの名前と私の名前か?」

「確か…結婚をしたい相手に男性が女性に贈るんだよ…受け取るなら左の薬指にはめるの」

「結婚…」

エヴァさんが指輪を見つめる…

「エヴァさん!私が雄一郎さんの代わりにはめてあげるよ!」

ミヅキが指輪を受け取ろうと手を差し出すと…エヴァさんがおずおずと指輪を差し出す。

ミヅキはエヴァさんのすべすべの左手を掴むとゆっくりと薬指に指輪をはめていった。

「はい!これでエヴァさんは雄一郎さんの物です」

(ピースどんまい!)

ミヅキは心の中でピースにエールを送る。

「さて…レムちゃんはどうしようかな?エヴァさんはやっぱり伴侶でいたいよね~」

「えっ…いや…別に…いいけど」

エヴァは平気そうな顔をしているがどこか寂しそうだった…

「やっぱり雄一郎さんが設定したんだしそこは残しておこうよ、だから…ご主人様も雄一郎さんで…レムちゃんどうかな私とは友達になるってのは?」

[友達?]

「うん、雄一郎さんならきっとレムちゃんに好きに過ごして欲しいと思うよ」

[友達…とは何をすれば…]

「ただ一緒にいてくれればいいんだよ、好きな事をして好きなように過ごせば。そして友達が困ってたら助けてあげるの」

[好きに?助ける?]

「うん!レムちゃんが困ってたら友達の私が助けるよ!ご主人様と似た魔力があるならレムちゃんの助けになると思うんだ!」

[すみませんが了承しかねます]

レムちゃんが断ると

「えー駄目?」

[魔力が足りません…友達…を困らせる事になります]

レムは休眠に入ろうとすると…ミヅキが嬉しそうに笑う。

[何を笑っていますか?]

レムが聞くと

「だって…レムちゃん私を友達だって…」

[友達…と登録しましたから…困らせてはいけないと言われました]

「あっ!なら私が無理しない程度にレムちゃんに魔力の結晶はめ込めばいいのかな?」

ミヅキは記憶で見ていた通りに魔力を集めて結晶を作ってみると…

「凄い…」

エヴァさんが驚いてミヅキの結晶を見る。

「あれ?なんか雄一郎さんの結晶と色とか形が違うなぁ…」

ミヅキの結晶は雄一郎の結晶の倍の大きさがあった…

「これを胸の所に…レムちゃんいい?」

ミヅキの温かい魔力に思わずレムは頷いてしまった…

「ありがとう~」

ミヅキは結晶に願いを込めてレムにはめ込んだ…

(どうか…レムちゃんに自由を…楽しい事を一緒に沢山教えてあげられますように!)

結晶が光り出すとレムの身体にある雄一郎の付けた紋章と溶け込むように新たに上書きされた。

「レムちゃん?」

動きを止めてしまったレムを心配そうに見ていると…

[凄いです。この魔力…あと100年は活動出来そうです]

レムが驚いていると

「あれ?レムちゃんだよね…?」

[はい。第二のご主人様ありがとうございます]

「第二のご主人様?」

ミヅキが首を傾げると

[ご主人様ご命令を]

レムがミヅキの前に立ち見上げると

「ご主人様は雄一郎さんじゃないの?」

[雄一郎様もご主人様ですが新たに魔力を下さったご主人様も同様です。ご命令を]

「ご主人様になっちゃった…」

ミヅキがちらっとシルバ達を見ると

【今更だな…】

【そうだね】

【ミヅキ…おこられる】

【後で報告だな】

【……】プルプル

「よ、よし!レムちゃん命令じゃなくてお願いです!先ずは私をご主人様って呼ばないで欲しいな!ミヅキって呼んで、ね!」

[ミヅキ…登録しました]

「よし…あとは…自分の意思で動く事!少しずつでいいからね」

[自分の意思?]

「レムちゃんがしたいようにね、もし一人でここに居たいならそれもいいし、私達と一緒に行くのもレムちゃんの自由」

レムはミヅキ達を見ると…自分が今までいた寂しい地下を思い出す…

[一緒に…]

「ん?」

小さい声にミヅキが近づくと

[ご一緒したいです]

「おっけー!今日からレムちゃんも一緒だよ!」

ミヅキは笑顔でレムを受け入れた!


「はーい、じゃあレムちゃんに家族を紹介します」

[家族?]

【あっ…契約してないからこっちだと声が聞こえないかな?】

ミヅキがシルバ達を見ると

[問題ありません。理解出来ます]

【おお!優秀~。じゃあ先ずはこちらのかっこいいフェンリルが長男のシルバです】

【フェンリル…シルバ様】

【ああ、ミヅキに怪我でもさせてみろ…俺が壊してやるからな】

シルバが威嚇すると

【こら!何を脅してるの!】

ミヅキがコンとシルバを小突くと

【レムちゃんさっきのは気にしないでね】

ミヅキは気を取り直して

【はい次は次男の鳳凰のシンクです】

【よろしくーミヅキを守るなら歓迎するよ】

シンクがミヅキの肩に止まる。

【鳳凰…シンク様】

【次は三男のコハクです!この度進化して天狐になりました】

【レム!ちび!】

コハクが元気よくレムを見下ろした。

【天狐…コハク様】

【次は次質長男ぽいけど…四男のプルシアです。青龍でーす】

【よろしく】

プルシアが軽く目を下げる。

【青龍…プルシア様】

【そしてスライムのムーだよ!】

ミヅキがムーを抱っこすると…

【ムー様は会話は不可ですか?】

【そうなの、ムーも色々と事情があるみたい、だけど大切な子に代わりは無いからね】

ミヅキがムーをギュッと抱きしめていると、レムがそれをじっと見つめていた…

視線に気がついたミヅキはレムも抱き上げると

【後は今は居ないけどヒポグリフのヒポもいるんだよ!会えたら紹介するね】

【ヒポグリフ…ヒポ様】

【これからはレムも同じだよ】

ミヅキの小さい体がレムを包むと…

【ミヅキ…大変です…体が暖かく感じます】

【えっ!大変!レム大丈夫?】

ミヅキがレムの身体をじっくりと見るが…目に見える異常は無かった…

【レム…どこか痛い?】

【いいえ…むしろ…心地よいと感じます】

【そっか…】

ミヅキは優しく微笑むと

【じゃあもっとギュッとしてあげよう!】

ミヅキは更にレムを抱きしめた…。




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