269 / 687
8章
381.記憶
しおりを挟む
【じゃあシルバそばで見てて!今からあの人形触るからね!】
ミヅキが人形の方に向かうとシルバがピッタリとくっついてきた…
【何かされたら直ぐにでも叩き落とすからな!】
ミヅキはそっと人形を拾うと
「さっき喋ったのは…君?」
優しく話しかけて見ると
[ご主人…様?]
人形のつぶらな瞳がミヅキを見つめた…
「ごめんね…私は多分君のご主人様じゃないと思うんだよ…ご主人様の名前はわかる?」
[雄一郎様]
「やっぱり…この子雄一郎さんのだよ!」
ミヅキが人形を見つめると
「なんで私と雄一郎さん間違えたんだろ?」
[ご主人様と同じ魔力を感じた]
「魔力?錬金術の事かな?雄一郎さんからもらったのってそれだもんね…」
ミヅキは人形をじっくりと見ると…
(石…と何を錬成してあるのかな?)
「ちょっと、君の体を見てもいいかな?」
ミヅキが聞くと
[どうぞ]
人形が答えると体の真ん中に模様が浮き上がってきた…
【シルバ!これなに?】
ミヅキが聞くと
【知らん!なんでこいつは動いてるのかもわからん】
[ご主人様に似た人…この紋章に魔力を流して下さい]
「魔力?…こうかな?」
ミヅキが浮き出た紋章に手を触れ魔力を注ぎ込んだ…
[やっぱり…ご主人様と同じです]
人形が答えると…ミヅキは一瞬人形が微笑んだ気がした…。
[これからご主人様が残した記憶を見せます]
そう言うとミヅキの頭に見たことも無い光景が流れ込んできた…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あー…また上手く行かなかった…」
雄一郎は石の人形を見つめていた。
(なにこれ?あれって…ちょっと歳とってるけど雄一郎さん?あの時はもっと若かったよね)
「雄一郎さん!」
ミヅキが声をかけてみるが雄一郎さんは反応しない…まるでミヅキが見えていないようだった。
「雄一郎さん!」
ミヅキが思い切って雄一郎さんを叩こうとすると…
スカッ!
雄一郎さんをすり抜けてしまった…
「えっ…」
な、なんだこれ…
ミヅキは自分の手を見ると透けていた…
「ちょ、ちょっと待って…えーと…なんて言ってたっけ…記憶を見せる…って言ってたな…これは雄一郎さんの記憶…って事?」
ミヅキは考え混んでいる雄一郎さんを見つめた…
(うーん…錬金術っていったらやっぱりゴーレムだよな…なんで上手く行かないんだ)
雄一郎は石のゴーレムを見つめる。
「なにこれ!雄一郎さんが考えてる事まで聞こえてくる!」
雄一郎はもう一度魔力を集め出した…
「何してるの…」
ミヅキは近づいて雄一郎の手元をみた…
雄一郎は魔力を集めて結晶化していた…そしてそれをゴーレムに取り込もうとしていた…
しかしゴーレムに取り込まれる前に魔力の結晶は弾けとんだ!
「うわっ!」
ミヅキに当たる事はないがミヅキは思わず仰け反った…
「また駄目だ…なんで結晶を受け付けないんだ!くそっ!」
雄一郎はゴーレムを地面に叩きつけた!
「あー…ゴーレム可哀想…」
ミヅキがボソッと呟くと…
「これじゃあせっかくエヴァの為に残す物を守れない…」
雄一郎は叩きつけたゴーレムを拾うと土をはたいた。
「今…エヴァさんって言った!」
すると…周りがテレビの砂嵐の様に乱れだした!
「えっ…今度は何?」
ミヅキが固まっていると、周りの光景が変わっていく…するとまた雄一郎さんが現れた。
しかしその姿は先程よりも歳をとっていた…
「今日こそは…」
雄一郎はゴーレムを置くと前に座り魔力を集めだした…前の時よりもスムーズに結晶化させると…ゴーレムの胸元に結晶を近づける。
「どうにか…俺が生きてる間に…」
雄一郎がゴーレムに結晶を埋め込むと…
ピシッ…
結晶にヒビが入った…
「また駄目か…」
雄一郎が肩を落とすと
「やはり…こんな事をしても無駄なのかな…エヴァはとうに違う相手と幸せになっているかもしれない…」
雄一郎の顔が曇ると更に結晶のヒビが広がった…
「諦めないで!雄一郎さん!エヴァさんが待ってるよ!」
聞こえないとわかっていてもミヅキは雄一郎のそばに行き声をかけた!
「エヴァさんはずっと…ずうっと雄一郎さんの事を思ってたよ!また逃げるなんて許さないんだから!」
ミヅキが声を荒らげると…
「いや…もしエヴァが幸せになっていたとしても…いつかエヴァの元にたどりつくように…」
雄一郎がゴーレムの結晶に手を添えた…ミヅキもその上から手を乗せると…
「また二人がいつか会えますように…」
ミヅキが笑いかけると…
「はは…なんか石なのにお前は温かいな…」
雄一郎の手が淡く光出した!
「あっ!この反応は…やった!成功だ!」
雄一郎はゴーレムを抱き上げると
[………ピーーー]
ゴーレムから電子音が響いた…
雄一郎は結晶に魔力を込めると…
[魔力感知…登録完了]
ゴーレムの結晶が胸のあたりで紋章の様にゴーレム広がった…するとゆっくりと目の様な物が開くと雄一郎を見た。
[ご主人様]
「よし!やっと成功した…この調子でもう一体…」
雄一郎はその後何度か違うゴーレムを作ろうとしたが…成功したのはこの一回きりだった。
雄一郎はゴーレム作りを諦めたようだ…。
成功した唯一のゴーレムにある物を見せると
「お前にこれを守って欲しい、エヴァに会えるまで…」
雄一郎が小瓶に入った液体を取り出した。
「なんだろ?」
ミヅキが近づいてジロジロと見てみるがただの琥珀色の液体だった…
「鑑定…できるかな?」
鑑定!
しかし、何も起こらない。
「やっぱり駄目か…でも雄一郎さんが渡したかった物があれだね。そしてそれをゴーレムが持ってると…」
雄一郎がゴーレムに小瓶を近づけると…ゴーレムの身体がブロックの固まりに別れ分解されるように開き出した。
「すごっ…」
ミヅキが唖然としていると…ゴーレムは小瓶を取り込むとそのからだを閉じた。
「うっそ…ゴーレムの中にあるって事か…」
ミヅキはゴーレムをじっと見つめる
「えっ…でもどうやって出すんだ?」
ミヅキが首を傾げていると…
「よし…開放するには…そうだな。やっぱり開けるとなったら…〝開けゴマ〟だな」
雄一郎が得意げに頷くと
「ブッ!」
思わず吹き出してしまう!
「開けゴマって…古っ…」
お腹を抱えて笑っていると…
「なんだ…今凄く馬鹿にされている気がするぞ…」
雄一郎が急にキョロキョロと周りを確認しだした…
「ゴーレム…周りに誰かいるか?」
雄一郎がゴーレムに確認すると…
[ご主人様の周りに見えてる人はいません]
「そうか…そうだな」
雄一郎は納得すると…
「ゴーレム、さっきお前に渡した物を取り出す時は先程の合言葉でのみ開くんだ…エヴァにはわかるように何か記録を残しておこう…」
[合言葉…開けゴマ…登録]
ゴーレムの言葉に雄一郎は嬉しそうに頷き、ゴーレムの頭を撫でていた…。
その後の記憶は…少し寂しそうにしながらも雄一郎はゴーレムと穏やかな日々を過ごしていた。
その様子を早回しの様に見ていたミヅキは…
「雄一郎さん…本当に片時もエヴァさんの事を忘れて無かったんだな…」
エヴァさんと雄一郎さんの思いは一緒だった…ただお互いを思いやり過ぎて…離れてしまったのがよくわかった…
「寂しいな…」
ミヅキは無性にシルバ達やベイカー達に会いたくなってきた…
「帰りたいけど…どうやって帰ればいいんだろ…」
ミヅキが寂しそうに雄一郎とゴーレムを見ていると…ゴーレムが不意に後ろを振り向いた。
ミヅキはゴーレムに見られたような気がした…
「見えて…ないよね?」
ミヅキがゴーレムが何を見たのかと振り返るが後ろには何もない…
「ゴーレム…ちゃん?」
ミヅキは思わず話しかけて見ると…
[記憶の再生を終わります]
頭の中にゴーレムの声が響くとまた砂嵐が視界を遮る…気がつくと里の家に戻っていた。
「あっ!戻った!」
ミヅキが横を見るとシルバが何事も無かったかの様に座っていた。
ミヅキが人形の方に向かうとシルバがピッタリとくっついてきた…
【何かされたら直ぐにでも叩き落とすからな!】
ミヅキはそっと人形を拾うと
「さっき喋ったのは…君?」
優しく話しかけて見ると
[ご主人…様?]
人形のつぶらな瞳がミヅキを見つめた…
「ごめんね…私は多分君のご主人様じゃないと思うんだよ…ご主人様の名前はわかる?」
[雄一郎様]
「やっぱり…この子雄一郎さんのだよ!」
ミヅキが人形を見つめると
「なんで私と雄一郎さん間違えたんだろ?」
[ご主人様と同じ魔力を感じた]
「魔力?錬金術の事かな?雄一郎さんからもらったのってそれだもんね…」
ミヅキは人形をじっくりと見ると…
(石…と何を錬成してあるのかな?)
「ちょっと、君の体を見てもいいかな?」
ミヅキが聞くと
[どうぞ]
人形が答えると体の真ん中に模様が浮き上がってきた…
【シルバ!これなに?】
ミヅキが聞くと
【知らん!なんでこいつは動いてるのかもわからん】
[ご主人様に似た人…この紋章に魔力を流して下さい]
「魔力?…こうかな?」
ミヅキが浮き出た紋章に手を触れ魔力を注ぎ込んだ…
[やっぱり…ご主人様と同じです]
人形が答えると…ミヅキは一瞬人形が微笑んだ気がした…。
[これからご主人様が残した記憶を見せます]
そう言うとミヅキの頭に見たことも無い光景が流れ込んできた…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あー…また上手く行かなかった…」
雄一郎は石の人形を見つめていた。
(なにこれ?あれって…ちょっと歳とってるけど雄一郎さん?あの時はもっと若かったよね)
「雄一郎さん!」
ミヅキが声をかけてみるが雄一郎さんは反応しない…まるでミヅキが見えていないようだった。
「雄一郎さん!」
ミヅキが思い切って雄一郎さんを叩こうとすると…
スカッ!
雄一郎さんをすり抜けてしまった…
「えっ…」
な、なんだこれ…
ミヅキは自分の手を見ると透けていた…
「ちょ、ちょっと待って…えーと…なんて言ってたっけ…記憶を見せる…って言ってたな…これは雄一郎さんの記憶…って事?」
ミヅキは考え混んでいる雄一郎さんを見つめた…
(うーん…錬金術っていったらやっぱりゴーレムだよな…なんで上手く行かないんだ)
雄一郎は石のゴーレムを見つめる。
「なにこれ!雄一郎さんが考えてる事まで聞こえてくる!」
雄一郎はもう一度魔力を集め出した…
「何してるの…」
ミヅキは近づいて雄一郎の手元をみた…
雄一郎は魔力を集めて結晶化していた…そしてそれをゴーレムに取り込もうとしていた…
しかしゴーレムに取り込まれる前に魔力の結晶は弾けとんだ!
「うわっ!」
ミヅキに当たる事はないがミヅキは思わず仰け反った…
「また駄目だ…なんで結晶を受け付けないんだ!くそっ!」
雄一郎はゴーレムを地面に叩きつけた!
「あー…ゴーレム可哀想…」
ミヅキがボソッと呟くと…
「これじゃあせっかくエヴァの為に残す物を守れない…」
雄一郎は叩きつけたゴーレムを拾うと土をはたいた。
「今…エヴァさんって言った!」
すると…周りがテレビの砂嵐の様に乱れだした!
「えっ…今度は何?」
ミヅキが固まっていると、周りの光景が変わっていく…するとまた雄一郎さんが現れた。
しかしその姿は先程よりも歳をとっていた…
「今日こそは…」
雄一郎はゴーレムを置くと前に座り魔力を集めだした…前の時よりもスムーズに結晶化させると…ゴーレムの胸元に結晶を近づける。
「どうにか…俺が生きてる間に…」
雄一郎がゴーレムに結晶を埋め込むと…
ピシッ…
結晶にヒビが入った…
「また駄目か…」
雄一郎が肩を落とすと
「やはり…こんな事をしても無駄なのかな…エヴァはとうに違う相手と幸せになっているかもしれない…」
雄一郎の顔が曇ると更に結晶のヒビが広がった…
「諦めないで!雄一郎さん!エヴァさんが待ってるよ!」
聞こえないとわかっていてもミヅキは雄一郎のそばに行き声をかけた!
「エヴァさんはずっと…ずうっと雄一郎さんの事を思ってたよ!また逃げるなんて許さないんだから!」
ミヅキが声を荒らげると…
「いや…もしエヴァが幸せになっていたとしても…いつかエヴァの元にたどりつくように…」
雄一郎がゴーレムの結晶に手を添えた…ミヅキもその上から手を乗せると…
「また二人がいつか会えますように…」
ミヅキが笑いかけると…
「はは…なんか石なのにお前は温かいな…」
雄一郎の手が淡く光出した!
「あっ!この反応は…やった!成功だ!」
雄一郎はゴーレムを抱き上げると
[………ピーーー]
ゴーレムから電子音が響いた…
雄一郎は結晶に魔力を込めると…
[魔力感知…登録完了]
ゴーレムの結晶が胸のあたりで紋章の様にゴーレム広がった…するとゆっくりと目の様な物が開くと雄一郎を見た。
[ご主人様]
「よし!やっと成功した…この調子でもう一体…」
雄一郎はその後何度か違うゴーレムを作ろうとしたが…成功したのはこの一回きりだった。
雄一郎はゴーレム作りを諦めたようだ…。
成功した唯一のゴーレムにある物を見せると
「お前にこれを守って欲しい、エヴァに会えるまで…」
雄一郎が小瓶に入った液体を取り出した。
「なんだろ?」
ミヅキが近づいてジロジロと見てみるがただの琥珀色の液体だった…
「鑑定…できるかな?」
鑑定!
しかし、何も起こらない。
「やっぱり駄目か…でも雄一郎さんが渡したかった物があれだね。そしてそれをゴーレムが持ってると…」
雄一郎がゴーレムに小瓶を近づけると…ゴーレムの身体がブロックの固まりに別れ分解されるように開き出した。
「すごっ…」
ミヅキが唖然としていると…ゴーレムは小瓶を取り込むとそのからだを閉じた。
「うっそ…ゴーレムの中にあるって事か…」
ミヅキはゴーレムをじっと見つめる
「えっ…でもどうやって出すんだ?」
ミヅキが首を傾げていると…
「よし…開放するには…そうだな。やっぱり開けるとなったら…〝開けゴマ〟だな」
雄一郎が得意げに頷くと
「ブッ!」
思わず吹き出してしまう!
「開けゴマって…古っ…」
お腹を抱えて笑っていると…
「なんだ…今凄く馬鹿にされている気がするぞ…」
雄一郎が急にキョロキョロと周りを確認しだした…
「ゴーレム…周りに誰かいるか?」
雄一郎がゴーレムに確認すると…
[ご主人様の周りに見えてる人はいません]
「そうか…そうだな」
雄一郎は納得すると…
「ゴーレム、さっきお前に渡した物を取り出す時は先程の合言葉でのみ開くんだ…エヴァにはわかるように何か記録を残しておこう…」
[合言葉…開けゴマ…登録]
ゴーレムの言葉に雄一郎は嬉しそうに頷き、ゴーレムの頭を撫でていた…。
その後の記憶は…少し寂しそうにしながらも雄一郎はゴーレムと穏やかな日々を過ごしていた。
その様子を早回しの様に見ていたミヅキは…
「雄一郎さん…本当に片時もエヴァさんの事を忘れて無かったんだな…」
エヴァさんと雄一郎さんの思いは一緒だった…ただお互いを思いやり過ぎて…離れてしまったのがよくわかった…
「寂しいな…」
ミヅキは無性にシルバ達やベイカー達に会いたくなってきた…
「帰りたいけど…どうやって帰ればいいんだろ…」
ミヅキが寂しそうに雄一郎とゴーレムを見ていると…ゴーレムが不意に後ろを振り向いた。
ミヅキはゴーレムに見られたような気がした…
「見えて…ないよね?」
ミヅキがゴーレムが何を見たのかと振り返るが後ろには何もない…
「ゴーレム…ちゃん?」
ミヅキは思わず話しかけて見ると…
[記憶の再生を終わります]
頭の中にゴーレムの声が響くとまた砂嵐が視界を遮る…気がつくと里の家に戻っていた。
「あっ!戻った!」
ミヅキが横を見るとシルバが何事も無かったかの様に座っていた。
288
お気に入りに追加
22,870
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
収容所生まれの転生幼女は、囚人達と楽しく暮らしたい
三園 七詩
ファンタジー
旧題:収容所生まれの転生幼女は囚人達に溺愛されてますので幸せです
無実の罪で幽閉されたメアリーから生まれた子供は不幸な生い立ちにも関わらず囚人達に溺愛されて幸せに過ごしていた…そんなある時ふとした拍子に前世の記憶を思い出す!
無実の罪で不幸な最後を迎えた母の為!優しくしてくれた囚人達の為に自分頑張ります!
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
天才になるはずだった幼女は最強パパに溺愛される
雪野ゆきの
ファンタジー
記憶を失った少女は森に倒れていたところをを拾われ、特殊部隊の隊長ブレイクの娘になった。
スペックは高いけどポンコツ気味の幼女と、娘を溺愛するチートパパの話。
※誤字報告、感想などありがとうございます!
書籍はレジーナブックス様より2021年12月1日に発売されました!
電子書籍も出ました。
文庫版が2024年7月5日に発売されました!
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。