63 / 148
第四章 仲間
63 エルナの試練
しおりを挟む
翌朝、ミハエルと合流した後、フィーネたちを迎えに行った。
「おはよう、ルカ、ミハエル」
「おはようございます、ミハエルさん、ルカさん!」
「ああ、おはよう。二人とも」
「おう、おはよう」
挨拶を終えた俺は、二人にブレスレットを渡した。
「これ、アイテムボックスつきの腕輪。使い方は昨日説明した通りだけど、分からなかったらまた聞いて」
「まぁ、可愛いわね。ありがとう、ルカ」
ブレスレットは細い銀の輪っかだけど、戦闘中邪魔にならないようにはしてある。
かといって女の子がつけるものだし、武骨にならないように、装飾も施してあるのだ。
最初は指輪にする予定だったが、作ってる最中に、指輪を贈るという行為に急に差恥心が湧いてしまい、急遽ブレスレットに変更したのだ。
「あれ? 指輪じゃなくて腕輪にしたのか」
だまらっしゃい! ミハエル君!
俺が何も言わないでいると、ミハエルは、なるほどという顔をして薄く笑った。
ぐぬぬ。
「んじゃ、朝飯食いに行こうぜ。俺腹減った」
ミハエルの言葉に、話題が移ったことを安堵しつつも、それをしたのがミハエルということにぐぬぬとなりつつ、俺たちは朝食をとるために移動を開始した。
朝食をとったあと、昨日と同じく南門から出て暫く歩いてから街道をそれて森にはいった。
「今回はどうする? もう抱き上げなくても平気か?」
ミハエルの言葉に、なんだか少し残念そうにエルナが頷いている。
「は、はい」
「そうね、いつまでも甘えていられないから、でも一人で飛ぶのは無理かもしれないわ……」
「ああ、ミハエルの時も暫くは手を繋いで飛んでたから、同じようになれるまでは手を繋いで飛ぼうか」
「そ、そうなのね。じゃあ……いいかしら? ルカ」
「あ、うん」
だからその上目遣いをやめてください。俺の心臓が。可愛すぎる。
「あ、あの、ミハエルさん、私もいい、ですか?」
「ん? 俺でいいのか? ルカと繋いでもいいぞ?」
「いえ、あの、ミハエルさん、お願いします……」
「おう、俺でいいならいいんだけどよ」
「じゃあ魔法をかけるぞ」
「おう」
俺はフィーネと手を繋ぐと光学迷彩と飛行魔法をかけた。
「あら? 今回はあの姿を隠す魔法かけないのしら?」
「ああ、かけてるよ。でも、改造してお互い見えるようにしてあるんだ。見えないと飛んでる時にぶつかるからね。でも俺たち以外からは見えないから大丈夫」
「そうなのね」
「ああ。じゃあフィーネ、ゆっくり上がるから落ち着いてね」
「え、ええ。緊張するわね。ルカ、手、離さないでね?」
そう不安そうに聞いてくるフィーネに俺は安心させるように言った。
「ああ。大丈夫。絶対に離さないから」
そうして俺たちはゆっくりと空へ上がっていった。
暫くの間、フィーネは俺の手を強く握っていたが、段々と手の力は抜けてきたようだった。
そんなフィーネを見ると、何とも言えない遠くを見ているような、そんな笑みを浮かべていた。
「本当にすごいわ……あの時、こんな風に空を飛べて逃げれていれば、今も兄さんと一緒にいれたのかしら……」
「フィーネ……」
俺の声に、フィーネはハッとしてから苦笑を浮かべた。
「あ、ごめんなさい。言っても仕方のないことなのに」
「いいや、そう思ってしまっても仕方ないさ。きっとフィーネのお兄さんも今そうやって笑ってるフィーネを見ればきっと笑顔になってくれるよ」
「そう、ね……。うん。きっと兄さん羨ましがっているわ。こうして空を飛んでいるんだもの。ふふ」
「ああ、きっとね」
そうして俺たちは手をしっかりと繋いだまま、空の旅をしばし楽しんだ。
「ミハエル。そこの空き地に下りよう」
「おう、分かった」
「フィーネ、ゆっくり下りるよ」
「ええ、分かったわ」
少し開けた場所に俺たちは下りた。
「すぐ近くにゴブリンがいるから、ちょっと行ってくる」
「えっ 一人で行くの?」
フィーネが心配した顔をしたので俺は笑みを浮かべて安心させるように告げた。
「はは。大丈夫だよ、フィーネ。もう慣れてるから」
「あ、そうよね……。でも気を付けてね」
「ああ、ありがとう。ゴブリンの動き止めたら呼ぶよ」
そうしてミハエルにアイコンタクトで護衛だけ頼んで俺はすぐ近くにいる三匹のゴブリンのもとへ向かった。
少し歩くとゴブリンの集団の姿が見えた。
俺に気づいたゴブリンが棍棒を振り上げようとしたところで、俺の闇魔法によってピタリと動きを止めた。
それを確認したところで俺はミハエルたちがいる場所に向かって声をかけた。
「ミハエル! 動きを止めたから二人と来てくれ!」
「おう!」
そうしてフィーネを先頭に、エルナ、ミハエルと続いてやってきた。
エルナはさすがに緊張を隠せないようだ。
「さて、それじゃあ冒険者として今後やっていけるかどうか。エルナ、あそこの三匹を君の手で殺すんだ」
俺は敢えて、『倒す』ではなく、『殺す』という言葉でエルナに告げた。
エルナはゴクリと唾を飲み込んだ。
顔は少し青ざめ、震えている。
やはり、エルナには無理だろうか。
フィーネ自身は、後がなくてやらないと妹が死ぬから、必死だったから出来たと言っていたが、エルナはずっとそんなフィーネに守られて生きてきた魔力暴走を起こしかけて常に死の隣にはいたが、それ以外は普通の女の子だ。
そうして見守っていると、ふとミハエルがエルナに近づき、彼女の頭にぽんと手をのせた。
「落ち着け、エルナ。大丈夫、時間はかかってもいい。お前ならできる」
「は、はい!」
ミハエルの声かけで若干エルナの緊張がほぐれたようだ。
エルナは何度か深呼吸した後、少し時間を下さいと言って目を瞑った。
俺たちは何も言わず、黙って彼女の動向を見守る。
ミハエルも最初に声をかけたきり、今は黙って眺めている。
一時間ほど経ったころ、エルナが目を開き、深く長い息を吐いた。
「……殺します」
それだけを言うと手のひらに水を作り出した。
彼女が操る魔法の中で一番得意な魔法だ。
手のひらに浮かぶ水は彼女の意思に従うように姿を変えていく。
薄く、刃のように。
そうして、その水の刃――アクアカッター――は放たれた。
エルナの手から放たれたアクアカッターはゴブリンへと真っ直ぐに向かうと、ゴブリンの一体の首を撥ね飛ばした。
血を噴き上げて倒れるゴブリンを見てエルナはビクリとしたが、すぐに次のアクアカッターを作り出し、残りのゴブリンに向けて放った。
二体目も見事首を飛ばしたが、三体目は体にあたり、腹から内臓がこぼれおちた。
それでもゴブリンは血を吐きながらもまだ生きている。
動揺しているエルナだったが、俺たちはそれでも何も言わずに最後まで彼女に任せた。
動揺しつつだったが、最後には二発アクアカッターを放ち、最後の一匹のとどめをさしていた。
ただ、殺したあと、エルナは緊張から解放され、その場で吐いてしまった。
フィーネは姉だからこそ優しくするわけにはいかなくて、側に行きたいのをぐっと我慢していた。
それでもやはり可愛い妹なのだ、ミハエルに視線を向けエルナをお願いしていた。
ミハエルは軽く肩をすくめつつ、エルナのそばへと歩いていった。
ミハエルがエルナのそばへと行き、背中をさすりながら声をかけているのを見たフィーネがぽつりと声を零した。
「ありがとう、ルカ」
お礼をされる意味がわからなくて首を傾げると、フィーネが笑みを浮かべて言った。
「あなたのおかげで私たちは救われたわ。私は妹を失う恐怖から、エルナは死の恐怖から。こんな風にエルナと冒険者として一緒に行動できるなんて思いもしなかった。ずっと怖かった。あの子を失うのが」
俺は黙ってその言葉を聞いていた。
「兄さんを失ったと知ったあの日、もう妹しか私の家族はいないと強く思ったわ。なのに、そんな妹は常に死を背負っていた。妹を失いたくなくて、ずっと必死だった。……もし、あの子が死んでいたら、私も死ぬつもりだったわ。でも、ルカが救ってくれた。エルナだけじゃないわ。あの時、私の心もあなたに救われたの。だから――ありがとう、ルカ」
涙を浮かべたフィーネが俺を真っ直ぐに見つめて微笑んだ。
その笑顔は、とても美しくて、少しでも触れれば壊れてしまいそうだと感じてしまった。
彼女の言葉に俺は何を返すことも出来ず、ただ、彼女の零れ落ちる涙を見ることしか出来なかった。
「おはよう、ルカ、ミハエル」
「おはようございます、ミハエルさん、ルカさん!」
「ああ、おはよう。二人とも」
「おう、おはよう」
挨拶を終えた俺は、二人にブレスレットを渡した。
「これ、アイテムボックスつきの腕輪。使い方は昨日説明した通りだけど、分からなかったらまた聞いて」
「まぁ、可愛いわね。ありがとう、ルカ」
ブレスレットは細い銀の輪っかだけど、戦闘中邪魔にならないようにはしてある。
かといって女の子がつけるものだし、武骨にならないように、装飾も施してあるのだ。
最初は指輪にする予定だったが、作ってる最中に、指輪を贈るという行為に急に差恥心が湧いてしまい、急遽ブレスレットに変更したのだ。
「あれ? 指輪じゃなくて腕輪にしたのか」
だまらっしゃい! ミハエル君!
俺が何も言わないでいると、ミハエルは、なるほどという顔をして薄く笑った。
ぐぬぬ。
「んじゃ、朝飯食いに行こうぜ。俺腹減った」
ミハエルの言葉に、話題が移ったことを安堵しつつも、それをしたのがミハエルということにぐぬぬとなりつつ、俺たちは朝食をとるために移動を開始した。
朝食をとったあと、昨日と同じく南門から出て暫く歩いてから街道をそれて森にはいった。
「今回はどうする? もう抱き上げなくても平気か?」
ミハエルの言葉に、なんだか少し残念そうにエルナが頷いている。
「は、はい」
「そうね、いつまでも甘えていられないから、でも一人で飛ぶのは無理かもしれないわ……」
「ああ、ミハエルの時も暫くは手を繋いで飛んでたから、同じようになれるまでは手を繋いで飛ぼうか」
「そ、そうなのね。じゃあ……いいかしら? ルカ」
「あ、うん」
だからその上目遣いをやめてください。俺の心臓が。可愛すぎる。
「あ、あの、ミハエルさん、私もいい、ですか?」
「ん? 俺でいいのか? ルカと繋いでもいいぞ?」
「いえ、あの、ミハエルさん、お願いします……」
「おう、俺でいいならいいんだけどよ」
「じゃあ魔法をかけるぞ」
「おう」
俺はフィーネと手を繋ぐと光学迷彩と飛行魔法をかけた。
「あら? 今回はあの姿を隠す魔法かけないのしら?」
「ああ、かけてるよ。でも、改造してお互い見えるようにしてあるんだ。見えないと飛んでる時にぶつかるからね。でも俺たち以外からは見えないから大丈夫」
「そうなのね」
「ああ。じゃあフィーネ、ゆっくり上がるから落ち着いてね」
「え、ええ。緊張するわね。ルカ、手、離さないでね?」
そう不安そうに聞いてくるフィーネに俺は安心させるように言った。
「ああ。大丈夫。絶対に離さないから」
そうして俺たちはゆっくりと空へ上がっていった。
暫くの間、フィーネは俺の手を強く握っていたが、段々と手の力は抜けてきたようだった。
そんなフィーネを見ると、何とも言えない遠くを見ているような、そんな笑みを浮かべていた。
「本当にすごいわ……あの時、こんな風に空を飛べて逃げれていれば、今も兄さんと一緒にいれたのかしら……」
「フィーネ……」
俺の声に、フィーネはハッとしてから苦笑を浮かべた。
「あ、ごめんなさい。言っても仕方のないことなのに」
「いいや、そう思ってしまっても仕方ないさ。きっとフィーネのお兄さんも今そうやって笑ってるフィーネを見ればきっと笑顔になってくれるよ」
「そう、ね……。うん。きっと兄さん羨ましがっているわ。こうして空を飛んでいるんだもの。ふふ」
「ああ、きっとね」
そうして俺たちは手をしっかりと繋いだまま、空の旅をしばし楽しんだ。
「ミハエル。そこの空き地に下りよう」
「おう、分かった」
「フィーネ、ゆっくり下りるよ」
「ええ、分かったわ」
少し開けた場所に俺たちは下りた。
「すぐ近くにゴブリンがいるから、ちょっと行ってくる」
「えっ 一人で行くの?」
フィーネが心配した顔をしたので俺は笑みを浮かべて安心させるように告げた。
「はは。大丈夫だよ、フィーネ。もう慣れてるから」
「あ、そうよね……。でも気を付けてね」
「ああ、ありがとう。ゴブリンの動き止めたら呼ぶよ」
そうしてミハエルにアイコンタクトで護衛だけ頼んで俺はすぐ近くにいる三匹のゴブリンのもとへ向かった。
少し歩くとゴブリンの集団の姿が見えた。
俺に気づいたゴブリンが棍棒を振り上げようとしたところで、俺の闇魔法によってピタリと動きを止めた。
それを確認したところで俺はミハエルたちがいる場所に向かって声をかけた。
「ミハエル! 動きを止めたから二人と来てくれ!」
「おう!」
そうしてフィーネを先頭に、エルナ、ミハエルと続いてやってきた。
エルナはさすがに緊張を隠せないようだ。
「さて、それじゃあ冒険者として今後やっていけるかどうか。エルナ、あそこの三匹を君の手で殺すんだ」
俺は敢えて、『倒す』ではなく、『殺す』という言葉でエルナに告げた。
エルナはゴクリと唾を飲み込んだ。
顔は少し青ざめ、震えている。
やはり、エルナには無理だろうか。
フィーネ自身は、後がなくてやらないと妹が死ぬから、必死だったから出来たと言っていたが、エルナはずっとそんなフィーネに守られて生きてきた魔力暴走を起こしかけて常に死の隣にはいたが、それ以外は普通の女の子だ。
そうして見守っていると、ふとミハエルがエルナに近づき、彼女の頭にぽんと手をのせた。
「落ち着け、エルナ。大丈夫、時間はかかってもいい。お前ならできる」
「は、はい!」
ミハエルの声かけで若干エルナの緊張がほぐれたようだ。
エルナは何度か深呼吸した後、少し時間を下さいと言って目を瞑った。
俺たちは何も言わず、黙って彼女の動向を見守る。
ミハエルも最初に声をかけたきり、今は黙って眺めている。
一時間ほど経ったころ、エルナが目を開き、深く長い息を吐いた。
「……殺します」
それだけを言うと手のひらに水を作り出した。
彼女が操る魔法の中で一番得意な魔法だ。
手のひらに浮かぶ水は彼女の意思に従うように姿を変えていく。
薄く、刃のように。
そうして、その水の刃――アクアカッター――は放たれた。
エルナの手から放たれたアクアカッターはゴブリンへと真っ直ぐに向かうと、ゴブリンの一体の首を撥ね飛ばした。
血を噴き上げて倒れるゴブリンを見てエルナはビクリとしたが、すぐに次のアクアカッターを作り出し、残りのゴブリンに向けて放った。
二体目も見事首を飛ばしたが、三体目は体にあたり、腹から内臓がこぼれおちた。
それでもゴブリンは血を吐きながらもまだ生きている。
動揺しているエルナだったが、俺たちはそれでも何も言わずに最後まで彼女に任せた。
動揺しつつだったが、最後には二発アクアカッターを放ち、最後の一匹のとどめをさしていた。
ただ、殺したあと、エルナは緊張から解放され、その場で吐いてしまった。
フィーネは姉だからこそ優しくするわけにはいかなくて、側に行きたいのをぐっと我慢していた。
それでもやはり可愛い妹なのだ、ミハエルに視線を向けエルナをお願いしていた。
ミハエルは軽く肩をすくめつつ、エルナのそばへと歩いていった。
ミハエルがエルナのそばへと行き、背中をさすりながら声をかけているのを見たフィーネがぽつりと声を零した。
「ありがとう、ルカ」
お礼をされる意味がわからなくて首を傾げると、フィーネが笑みを浮かべて言った。
「あなたのおかげで私たちは救われたわ。私は妹を失う恐怖から、エルナは死の恐怖から。こんな風にエルナと冒険者として一緒に行動できるなんて思いもしなかった。ずっと怖かった。あの子を失うのが」
俺は黙ってその言葉を聞いていた。
「兄さんを失ったと知ったあの日、もう妹しか私の家族はいないと強く思ったわ。なのに、そんな妹は常に死を背負っていた。妹を失いたくなくて、ずっと必死だった。……もし、あの子が死んでいたら、私も死ぬつもりだったわ。でも、ルカが救ってくれた。エルナだけじゃないわ。あの時、私の心もあなたに救われたの。だから――ありがとう、ルカ」
涙を浮かべたフィーネが俺を真っ直ぐに見つめて微笑んだ。
その笑顔は、とても美しくて、少しでも触れれば壊れてしまいそうだと感じてしまった。
彼女の言葉に俺は何を返すことも出来ず、ただ、彼女の零れ落ちる涙を見ることしか出来なかった。
6
お気に入りに追加
2,718
あなたにおすすめの小説
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
異世界へ全てを持っていく少年- 快適なモンスターハントのはずが、いつの間にか勇者に取り込まれそうな感じです。この先どうなるの?
初老の妄想
ファンタジー
17歳で死んだ俺は、神と名乗るものから「なんでも願いを一つかなえてやる」そして「望む世界に行かせてやる」と言われた。
俺の願いはシンプルだった『現世の全てを入れたストレージをくれ』、タダそれだけだ。
神は喜んで(?)俺の願いをかなえてくれた。
希望した世界は魔法があるモンスターだらけの異世界だ。
そう、俺の夢は銃でモンスターを狩ることだったから。
俺の旅は始まったところだが、この異世界には希望通り魔法とモンスターが溢れていた。
予定通り、バンバン撃ちまくっている・・・
だが、俺の希望とは違って勇者もいるらしい、それに魔竜というやつも・・・
いつの間にか、おれは魔竜退治と言うものに取り込まれているようだ。
神にそんな事を頼んだ覚えは無いが、勇者は要らないと言っていなかった俺のミスだろう。
それでも、一緒に居るちっこい美少女や、美人エルフとの旅は楽しくなって来ていた。
この先も何が起こるかはわからないのだが、楽しくやれそうな気もしている。
なんと言っても、おれはこの世の全てを持って来たのだからな。
きっと、楽しくなるだろう。
※異世界で物語が展開します。現世の常識は適用されません。
※残酷なシーンが普通に出てきます。
※魔法はありますが、主人公以外にスキル(?)は出てきません。
※ステータス画面とLvも出てきません。
※現代兵器なども妄想で書いていますのでスペックは想像です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる